おこんばんは、おこんにちは、おはようございます、おなかがすいた、ぱぱを🐼🐾です。
全開予告したとおり、サンプル紹介はこれにて一旦おしまいとなります!そして今回投稿するサンプルはpixivにも投稿しませんので、支援者の方だけでお楽しみいただければ幸いです。
満員電車、イヤになりますよね。コロナが流行り始めた頃は朝の満員電車が急にガラガラになるみたいな事件ありましたけど、もうあんなことは絶対になさそう……。リモートワークが普及したとはいえ、結局出社しろと上の人がうるさかったりしますし。そこでしかできない業務もある人はあるしなぁ……。
そんな満員電車に乗り込んできた作業着虎おっさん(汗臭め)に絡まれる、皆さんも一度は妄想したことがあるでしょうといったネタで書かせていただきました。仕事終わりに汗ムンムンの作業着の虎おっさんが満員電車に乗ってきたらもうテロやんけ。ガテン系職業専用(獣人のみ)車両に突っ込まれて、山手線みたく延々とグルグル回っていたい。……マニアックすぎる??
ほんでは、いよいよこれがラスト!ムラッときていただければ幸いです🐅残り一作品と、それから会場限定オカズ券の内容は是非当日確かめていただければと思います。
……あと、それから、それから!
会場に来れない人の中で紙媒体のが絶対欲しい!という人は予約開始時間になりましたらポチッと予約してってね!
※手数料を含めますので、会場頒布価格より若干お高めです。ご了承ください。
※以下、サンプル本編。
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タイトル:ベストポジションは絶好の痴漢ポジション
全文字数:約1万6000
収録本:オカズ大全451
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都会は何かと物価が高い。それに人ごみが凄まじいし、友人曰く住むような場所ではないとか何とか。社会人になりたての頃は何かと懐が寒い思いをすると先輩たちからも教えを受けていたので、僕は都心から一時間ほどで通えるちょっとだけ田舎っぽい場所に住むことにした。築年数はそこそこいっているが広さは一人暮らしにしちゃ申し分ないほどに広く、家賃もかなり抑えられていて。問題があるとしたらそれは家の中ではなく……。
「えー、お荷物強くお引きください。ドア閉まります」
通勤に使う電車。それが僕にとって今、一番悩ましい問題であった。
今日も行きの電車は散々だ。男性だろうが女性だろうがタックルをかまして車内へと無理矢理体を入れてくるし、今日隣にいた女性はエラい香水の匂いがキツくて本当に吐きそうだった。まだ野郎の汗のニオイの方がマシだと思えるほどの甘ったるい匂い、それから人の足に風穴を開けるつもりかと言いたくなるような凶器――ハイヒール。女性は女性専用車両に乗ってくれればいいのに、なんで一般車両になんか来ちまったんだ。……あ、でも女性専用車両って同じように甘ったるい香水つけてる人がたくさんいるってことだよな。それはそれで確かにイヤかも……。いやいや、そう言う問題じゃあないぞ。
とにかく女性の近くは危険がいっぱいなんだ。腕を下ろしていたら少し触れただけで尻を触られたって騒ぎ立てられるケースもある。痴漢冤罪というものは男の人生を狂わせる恐ろしい罪だ、だから基本的に男性は女性に近寄りたがらない。もちろん本物の痴漢野郎もいるだろうが、時代が時代だからかここ最近そんな話は滅多に聞かなくなっていた。こんな人間やら獣人やらがひしめき合う車内で痴漢できるほどの余裕があるヤツはそういないだろうし。
会社の最寄り駅に着く頃には、僕のワイシャツはもうビッチョリと汗で濡れてしまう。今日も安物の扇子でパタパタ、まずは呼吸を整えて体温を下げることにした。改札口に列ができるほどたくさんの人が降りたようで、こりゃしばらくは出られなそうだ。あと数分はこのベンチで待機しよう。
こうして都会のサラリーマンたちは毎日サウナのように蒸し暑い電車に長時間乗りながら、飽きもせず労働に励むのである。
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大変なのは出勤だけではない、帰るまでが労働だ。幸い会社の最寄り駅では始発の電車が出ている為、並べば確実に座れ……ない。皆が皆同じような考えらしく、早朝の電車と一緒で待ち列が反対側のホームギリギリまで伸びている。次の始発電車を待つのも手だが、さっきも言ったようにこの手を思いつくのは自分だけじゃない。そんなこんなで結局座れなくとも、目の前の電車に乗る方が間違いなく良いと思った。
今日も当然のように座れなかったわけだが、そのおかげで僕は電車内のベストポジションというものがわかるようになっていた。十両編成、前から二番車両の四号車目。ここは他の車両と違い優先席が取っ払われていて、立ちスペースが広くなっている。ここの角辺りを陣取れば壁を背にして楽できる為、座るのと同じぐらい楽ちんなポジションだ。逆に壁に向かって立つのも悪くない。人という存在を視界に入れずに済むのは目に優しいからな。今日は特に人が多そうなので、壁に向かって立つスタイルにしておこう。
楽なのはそれだけではないぞ。この後停車する駅からまたとんでもない量の人が流れ込んでくるわけだが、その影響を受けにくいのがすみっこというわけ。出入りの激しいドア付近では降りる人の為に必ず毎回外へ出てから中へ入る必要があるので、この動きをせずにずっと止まっていられるのは大変素晴らしいと思う。あとはイヤホンか何かで周りの音をシャットダウンしながら動画でも見ていれば、自宅の最寄り駅まであっという間だ。乗り換えなしで一時間、都会はずれにあるあの町の賃貸を借りたのは正解と言えよう。
「まもなくドア閉まります、ご注意くださいー」
始発駅だというのに、今日は立ちスペースもみっちり人や獣人で埋まっている。奥にグイグイと押されるのは非常に辛いが、それでも中でおしくらまんじゅうしている人たちよりは幾分かマシな方だ。
「……キャッ!」
女性が小さく悲鳴を上げたような気がする。そう思って出入り口の方へ振り返ってみると、何やら頭ひとつ抜けた体格のいい獣人が無理矢理押しのけて入ってきたらしい。縞模様の黄色と橙色が混ざったような体毛、あれは虎獣人だろうか。まったく、大型獣人は体格がデカい分腕力も強くて厄介なことこの上ない。しかもこっちに向かって来ているような……。目を合わせないでおいた方が良さそうだ。ああいう輩は何かあるとすぐ上から睨みつけるような感じで圧をかけてくるし、力勝負では敵う相手ではないのだから。人間として生まれた僕は、細々と暮らせばいい。さて、イヤホンをして……っと。
今日はゲーム実況でも見ながら帰るとするか。ちょうどこの前いいところで寝落ちしちゃったから、どこまで見たか忘れちゃったな。昔は通信制限に気をつけながらスマホを弄りまくっていたものだが、そんな煩わしさから逃れるために僕は通信料無制限のプランに入っている。ふふん、おかげで電車の中で暇をしたことがない。……もちろん、その分お金は飛んでいってるのだけども。
「…………」
この実況者はプロゲーマーらしく、正直見ているだけではどんな風に指を動かしているのかわからない。気づけば相手側の体力がゼロになっているし、目で追うのがやっとなほどに素早く的確な連続攻撃を相手へ喰らわせている。うーん……難しいな、もう一回巻き戻して再生してみようか。ええと、上、下、それから丸ボタンを三回……か。で、次は……。あ、またわからなくなった。くそっ、もっかい巻き戻し……。
「四角を一回、そっから左一回の丸連打」
あぁなるほど、確かにここから四角ボタン一回の左キーを一回、丸ボタン連打しているように見える。格ゲーはやっぱり難しいなぁ、それにしてもガイト付きの動画を投稿してくれるだなんてこの人もやるじゃないか。初心者の僕にとっては大変ありがたい。
「だーからよぉ、何回も巻き戻すんじゃねぇって。そのコマンドは説明書にも書いてる基本動作だろうが」
「……えっ」
何か雑音みたいなガイド音声が聞こえると思ったら、動画内から出ている音声ではなかったらしい。その声は、僕の真後ろから聞こえてくる。それも気持ち小声で。イヤホンをしているのになぜ……と思えば、いつの間にか片側だけ外されていて。先っぽは見た瞬間にわかる特徴的な縞模様の手のひらで握られているようだった。体の真ん前に腕を回すようにして抱かれ、コードの先っぽがゴツそうな手の中に入っているのが見える。
「おっちゃんにも見せてみろよ。そいつ、最近プロゲーマーになったあの人間の動画だろ。オレも毎週欠かさず見てっからさ」
「えと……どちらさまで?」
他人に話しかけられるような想定をしておらず、僕は心臓をバクバクにしながら斜め後ろに視線を向けた。まず初めに目についたのは、人の肉なんて簡単にぶっ刺せそうな鋭い牙。肉食獣は特に歯が強いらしく、人間でも噛みきれないようなものさえ一発で粉々になるほどだとテレビで見たことがあった。野生に生きる四足歩行の虎とは違って僕をそのまま食い殺すことはしないだろうが、それでもギラつくその牙を直視していられるほど僕の度胸は据わっちゃいない。
「オレ、電車ん中で暇してっからさ」
「ちょちょ、そんな乱暴にイヤホンコードを引っ張らないでください! 切れちゃいますって!」
「それにしても……イヤホンちっさ。まあいいや」
何か文句を言う声が聞こえてきたような気がしたぞ。そりゃ人間用のイヤホンなんだから虎獣人の耳に合うわけがないだろう。というかこのおっちゃん、さっき無理矢理人を押しのけて入ってきたヤベェやつじゃんか。名前も顔も知らない虎のおっちゃんに話しかけられるなんて、今日はなんてついてない日なんだ。早いところ最寄り駅に着かないだろうか。
「えー、車内大変混雑しております、少しでも奥に詰めていただきますようご協力お願いいたします」
次に停車した駅でも同じように長蛇の列が待ち構えていた。背後の虎おっちゃんからもっと奥へ行けと命令されるが、無茶を言うのはやめてほしい。
「なぁ、エロ動画とかねぇのかよ」
「……は?」
「帰ってシコるまでの間にこうさ、体をムラつかせときゃ上澄み液がすぐぶっ放せるだろ?」
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ほんのりエロシーンサンプル
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「しゃぶれねぇなら嗅げ。発情フェロモンたっぷりの虎褌、肺ん中いっぱいになるまで吸えや。頭ん中が蕩けちまうようなニオイだ、おらもっと嗅げ‼︎」
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「仕事柄汗かきっぱなしだかんなぁ、クセェだろ。お前がしゃぶって掃除すんだよ」
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……作業着の虎おっさんというワードに反応する支援者の人が、数人はいると私は信じています🐅🐅いつもどおりの雄臭さ全開ですので、マニアな人はお楽しみいただけます!