こんにちはこんばんは、ぱぱをです。昨日ぶりですねみなさん。なんと三日連続で更新していまいました。いかがお過ごしでしょうか。あ、サムネは本編と全く関わりがありません。スマホのフォルダに入っていた写真をテキトーに選んで貼り付けただけです。舌ぺろしている鹿さんですね。かわいい。
今日からちょくちょく新刊のサンプルを上げていきます。ちょこっとエロシーンも、切り抜きのような形で持ってきました。よろしければお楽しみいただければ幸いです。

こんにちはこんばんは〜〜〜。ぱぱを🐼🐾と申します。 まさかの2日連続投稿になってしまい申し訳ござらぬ!……ということで、今回は来月10月1日に開催されるけもケット12にて頒布されるオカズのご紹介に参りました。いや〜昨日の時点ではまだ表紙が出来上がってなかったのですが、今日サンプルが送られてきまして。昨日投...
↑新刊、どんな本を出すのかまだ見てない人はまずこちらの記事をどうぞ!
今回ご紹介するオカズはシロクマおっさんがメインですが、他にも色々脇役で出てきます。まぁここでご紹介するのも何ですから、実際にお読みいただければと思います!
※以下、サンプル本編。
*******
タイトル:エアコン大戦争
全文字数:約2万
収録本:オカズ大全451
*******
外を数分歩いた程度で肌にいい焦げ目がつきそうな猛暑日。こんな日には涼しい朝のうちに作業をするに限る。頭には麦わら帽を、肩にはタオルを、そして両手には軍手をはめた農業スタイル。僕は今、アパートの周りで好きなだけ伸び放題となった雑草を抜いては袋に詰めを繰り返している。もうここへ来て三ヶ月、か。こんな若いウチらまさか管理を任されることになるなんてなぁ……。自分がやりたかった仕事とは違うし管理なんてただ面倒なだけだろうと思っていたが、お給料は新人にしちゃいい方だし毎月遅延もなく振り込まれている。トラブルは多いが、住民の獣人たちは皆やさしく接してくれた。自分に合った仕事なんて正直一生見つからないような気がしていたが、このアパート管理という仕事はわりと楽しくこなせていると思う。
“……そうか。じゃあ四月からこのアパートを管理してくれ。引っ越しは今月中に済ませるように”
獣人専用アパート――毛茂野荘(けものそう)。元々は自分の父が管理していたアパート物件らしいが、僕が社会人になる直前に管理権限は僕へと渡されていて。有無を言わさず四月から管理人としてこの建物の一階に住む事となっていた。もちろん自分の管理すらもままならないヤツが管理業務なんてと、断りはしたさ。だが僕には断れない理由があって。……僕は就職活動がうまくいかず、春前になっても内定先をもらえなかったダメ人間。この状況で、親から親切心で与えられた仕事を拒否するわけにはいかなかったのだ。まぁ四月からどこかの会社へ入社しなくても、五月以降に中途入社する形で入れればいいじゃないかとお気楽に考えていた僕も僕なのだが。父は今すぐ僕にこのアパートの管理を引き継いで欲しそうにしていた。電話した時、なぜか焦ったような感じで会話してきたから。
「おぉ、管理人さん。今日も精が出ますなぁ」
「あっ……おはようございます犬巻さん。今日もお早いですね」
管理人として任命されたからには、やるっきゃない。管理アパートの住人の名前と顔は、もちろん完璧に覚えている。彼は一○二号室の犬巻さん――明るい茶色の毛並みをした、白い太眉の犬獣人おじさんだ。毎朝かなり早い時間から活動されていて、今日も上半身半裸になりながらアパート前の庭へとやってきた。元から鍛えるのが趣味だったらしく、歳のわりには筋肉量が多く腹筋も割れていてカッコいい。大型獣人種ではなく小型獣人種なのに、そうは思わせないムキムキボディに思わず惚れてしまいそう。日課のラジオ体操は欠かさず行っているらしい。それから近所に住む獣人のおじさんたちとの付き合いで出かけたり、遊んだり、とにかく自由に気ままな生活を送っているそうだ。定年退職を迎えたからこそ、今はストレスなんて何のそのといった感じ。……僕にとってはまだまだ先の話だけど、こうやって朝からのんびり生活できるのって羨ましいな。二十代の僕ですら既に仕事をやめてゴロゴロしていたい。アパート管理は別に苦ではないけど……正直家でゲームしながら金を稼げる職業の方が魅力的だとは思う。
「しかし暑いですなぁ……ふぅ……」
「……」
体を右へ左へ、上へ下へと動かした犬巻さんの全身の毛皮からは、汗がたっぷりと滲み出ていた。ポタポタと汗が土へ垂れ落ちるほどに濡れていて、触っていなくともわかるこの濡れ具合。今年の夏は異常だ、こんなに暑いと獣人は特に生活が大変だろうに。今度アイスの差し入れでもしてやるかな……。幸いにもここの住人が家賃を滞りなく支払ってくれているおかげで僕も生かされているようなものだし。
「ところで管理人さん。今度一杯、どうかね」
「へ? い、一杯、ですか。う、うーん」
「キミぐらいの歳だとうまい酒なんて飲んだことないだろう。どうだ、何事も経験だとは思わないか」
「あっ、あの」
「こうして住人と仲良くしておくと、管理も楽になると思うんだがなぁ。何かと長い間世話になるだろうし。管理人さん、いい人だからきっとみんなも喜んでいるよ。前の人は全然顔を出さない人だったし」
「はは……ははは」
前の人……きっと父のことだろう。聞かなかったことにしておこうか。僕の肩に回された犬の腕は、元々の筋肉量が多いせいもあるが大量の熱を含んでいるようだ。……しっとりしてる。密着した肌と毛皮で更に体温が急上昇し、汗まみれのままでくっつき合いながら彼は牙を見せつけてニィッと笑った。そう、犬巻さんは大の酒好きで飲みたがりなんだよな。ことあるごとに僕も誘われるのだが、正直お酒よりもジュースの方が美味しいと思う年頃なので何とも。ただ犬巻さんと飲みたいっていうのはあって……たぶん今、僕はものすごく複雑な顔をしているだろう。
「でも犬巻さん、酒癖がめっちゃ悪いの知ってるので……」
「あっ、あれは、ほら。大丈夫、キミと一緒なら我慢するから! な? だからさ、前向きに考えといてよ」
酒癖が悪いと聞くと、ダル絡みしたり、怒鳴ったり、急に泣いたり、様々な事象が思い浮かぶだろう。犬巻さんの場合はちょっと特殊で、飲めば飲むほど遠吠えをやりたくてたまらなくなるらしい。おかげで夜中に僕の隣部屋からとんでもない声量で思い切り叫ばれたことがあって、事件の後処理が大変だったことがある。こういう仕事も管理の内だと父が言っていたが、トラブルはやめて欲しいものだ。イヌ科の遠吠えトラブルは、大人になればなるほど面倒な案件と聞く。二十代の頃はまだ理性で抑え込めるが、歳を取るとどうしても昔を思い出して叫びたくなるのだとか。人間の僕にはそんな気持ち、全然わからないけど。
雑談をしながらもいつの間にか日課のラジオ体操は終わったらしく、犬巻さんは短く挨拶をすると自室へと戻っていった。尻尾をブンブン振り回す後ろ姿を見ると、何だかホッコリする。このあときっとシャワーを浴びるのだろうが、ふぅ……さっきは危ないところだった。あんな汗にまみれた獣人に触られたりなんてしたら、そりゃもう僕の下半身は……。最初父親から管理の話をされた際に独身の獣人しかいないと聞かされた時、僕の心臓は今までに感じたことのないような強い鼓動を打っていたっけ。僕の性癖を知ってるからこのような意地悪をしてきたのかと、最初は驚いた。親にもナイショでコソコソ集めていた獣人のエロ本、それも雄獣人同士が激しく盛り合うヤツを見られたのではないかとヒヤヒヤしたものだ。
そう、つまるところ、ここの住人は……僕にとって……。正直どの人でさえも、恋愛対象としてなり得る。今の犬巻さんだってそうだ、気を抜いたら僕はきっと告白しているだろう。管理人である以上、そんなこと絶対あっちゃならないのに。
「……あっ」
二階から重量級の足音が聞こえてきた。そうか、もうこんな時間か。僕は雑草をむしり取る手を止め、上り階段の前へと視線を固定する。……来るぞ、今日も僕の性癖を刺してくる存在の雄獣人が。
「ひぃっ、ふぅっ……はーっ……はぁっ……」
「おはようございます亥野本さん」
「お、おう……はー……。おはようさん。もー重たいわぁコレ、一体何が入っとんのやろか……」
汗だくになりながら運んできた四つのゴミ袋を指定の場所へと投げ入れると、スーツのズボンに入れたハンカチで顔面を拭き回す。メガネが曇っていて僕の姿が見えているのかは疑問だが、鼻がフゴフゴ鳴っている所を見るとニオイで僕のことを判別したのかな。もちろん声でも覚えられているとは思うのだけども。
彼は亥野本さん――僕の真上である二○一号室に住む、猪獣人のおっさん。高校の先生をやっているらしくて、担当科目は確か……保健体育。全然運動しなさそうなこのむちむちボディで体育かと、最初聞いた時は思わずクスッときた。もちろんムスッとされたので、その場で謝り倒しておきましたけども。そんでもって保健の授業か、ふぅん……どんな授業……なんだろ。確か高校の保健って獣人と人間の生活や習性について学ぶ分野があったと思うのだけど、すげぇエッチな単元があったはず。あそこの授業、亥野本さんにもっかい補習で受けさせてくれないかなぁ……。
「最近はちゃんとティッシュに出してくれてるんですね。ありがとうございます」
「な゛っ、あっ当たり前やろ! ワイみたいな猪が、好き放題排水口に出してまったらすぐ詰まってまうで!」
すっげぇスケベそうに見えて、実はシモの話をされると顔が真っ赤になってしまう亥野本さん。かわいい。毛に隠れているから肌が赤くなっているかはわからないが、明らかに動揺している。ゴミ袋へパンパンに詰め込まれた白いティッシュの塊、それも大量に。そんなものを見てしまった以上、お盛んなんだなぁといった感想しか出てこないじゃないか。……あれ、もしかしてこれってセクハラ案件? だってゴミ袋の僅かな隙間から雄臭いニオイもするし……。
「今日はジャージじゃないんですね」
「ん。今夜は他の学校の先生と懇親会みたいなのがあんねん。ホンマはジャージの方が楽でええんやけどな……はぁ……スーツ苦手やわぁ」
その割にはネクタイもキマってるし、教師っぽくてカッコいいなと思う。ジャージ姿もたまらなく好きだけども、うん。とにかく亥野本さんの全てが好き。どんな格好でも愛せる猪だと思う。
「去年まで普通に着とったワイシャツが、なんでこんなにパツパツなんやろ……」
「……ぶふっ」
「ん? 今笑ったやんな。なぁ、ワイのこと見て笑っとらんかった?」
「あ、いや! 今のはクシャミです!」
「……せやろか。まぁええわ。ほな、またな」
危うくバレそうになったが、彼は本当に太った原因を理解していないのだろうか。何かと僕と会話をするタイミングで昨日はあそこのラーメンを三杯食べたとか、飲み屋街でしこたまビールを飲んだとか、そんな話ばかりしているというのに。そんな肥満体猪おっさんの後ろ姿を見届け、僕は首にかけたタオルで汗をひと拭いする。……だいぶ暑くなってきたな、早いところ終わらせてしまわないと。今日雑草を抜いておけばしばらくは楽できるだろう。汗ばんでしっとりとした軍手に少し嫌悪感を感じながら、僕はせっせと草を引きちぎっていって――。
「……管理人さん」
「わっ‼︎ ……あ、あぁ。おはようございます、えっと……」
しゃがみ込む僕の後ろでいきなりボソッと声をかけてきたのは白熊獣人のおっさんであった。で……誰だっけ、この人。ええと、くそっ名前が出てこない……。一ヶ月前ぐらいに引っ越してきたばかりの人だから、それに最近見かけてなかったし……んーと……あの……。
「……緊急事態だ、すぐ来てくれ」
「へ? あ、あのっ」
黒いタンクトップ姿の白熊おっさんに、僕は手首を捕まれ連れられていく。向かう先は二○三号室、僕の住んでいる一○一号室から一番遠い場所。わぁ……白熊獣人の手のひらって、へぇ……肉球、こんな感じなのかぁ……。獣人にボディタッチされるとすごくドキドキするし、心が躍る。このまま部屋に連れ込んで、何をしようっていうんですかね。ふぅ……。あ、なるほど、この人の名前は白山さんか。表札にそう書いてくれているじゃないか。賃貸だと表札に名前をつけない人が多いが、今回は運が良かったということだろう。引っ越ししてきてからまだ一度も立ち入ったことのない禁断の部屋へ、僕は足を踏み入れて――。
「あっっっっついなにこれ‼︎ うえぇっ‼︎」
「……エアコンから、温風しか出ねぇんだ」
なんとびっくり仰天、玄関に入っただけで全身から汗が止まらなくなるほどに部屋が蒸されている。サウナと遜色ないこの状況で隣にいる白熊を見つめていると、彼は黒い太眉をハの字にさせながら僕の目へと訴えかけてきた。
「……死んじまう、助けてくれ」
「いっ今から業者に連絡しますから! そ……そうですね、ウチでちょっと避難しててください」
ピンク色の舌をマズルから垂らしながらゼェゼェと呼吸を荒くしていた白熊を、僕の自室で保護してやることにした。こんなに蒸した空間で、一体どのぐらいの時間過ごしていたのだろう。肉球から滲み出る汗の量がすごいなと思っていたけど、かなりヤバい状況だったのかもしれない。汗ビッショリの彼のゴツい手を引っ張りながら僕の部屋へと連れ込む瞬間はドキドキだった。緊急事態だったからこの時僕は早く何とかしなきゃとしか思わなかったけど、後々このワンシーンを思い出したら勃起してしまうであろう。自室の冷蔵庫には確かスポーツドリンクが数本あったはず、白熊獣人ならこれを全部飲めるだろうか。人間の僕だと一本飲むのにも相当時間がかかりそうだけど。そう思って一本ずつ手渡してやると、白山さんは目を細めながらゴクゴクと喉仏をうねらせながら液体を飲み干していった。
「んぐっ、うぐっ……んっ……」
何ともいい飲みっぷりだ。次から次へとペットボトルが空になっていく。それでも身体中からブワッと湧き出た汗は引かなそうだったので、僕はタンスから一番綺麗そうな白タオルを白山さんへと手渡してやった。ああ、少し濡らして氷水に浸してからの方が良かったかな。そんな気遣いをする暇もなく白山さんは顔を、首を、そして腋やら胸元辺りを丁寧にガシガシ擦っている。……ふぅん。ちょっといけない思想が頭をよぎったけれども、まずは業者に電話だ電話。
「……はい、はい。……えっ、なんでそんな……ええっ……何とかならないんですか…………はい、はい。……そうですか……では」
隣で心配そうに見てくる白熊おっさんを前に、真実を告げるのはとても苦しい。だがここで言わねば彼はもっと苦しむことになるだろう。言うのであれば早いウチがいい。僕はひと呼吸を置いて、それからゆっくりと話始めた。
「修理できるの、一週間後……らしいです」
----ここから先は新刊でお楽しみいただけます----
****
ほんのりエロシーンサンプル
****
「おぉ……管理人さん、そういうの好きなのか。そうか……ならもう抑える必要はねぇか。んじゃあよ、シコッてオレを気持ちよくしてくれたら好きなだけ嗅いでくれて……いいぜ。だから頼む、激しくヤッてくれ」
*
「…………あー、なるほど。じゃあよ、管理人さん。そんなに雄の体に興味があんなら、体貸してくれよ」
*
「……るせぇ。さっきオレに近所迷惑だって言ったよなぁ管理人さん。口が塞げねぇのなら、オレが手伝ってやろうか」
「……ん゛んんっ‼︎」
鼻から肺まで一気に流れ込んできた、雄のキツいニオイ。先ほど風呂場の前で嗅いだものとはレベルが違う。ようやく目が慣れてきた暗闇の中で見えた赤黒い布の塊、そこから汗とアンモニアのニオイが立ち込め僕の顔面を覆い始めた。
****
エアコンが壊れてしまったシロクマおっさんはどうなるのか。そして管理人である人間となぜこんなエッチな目に遭っているのか。色々気になるところがあると思いますが、さてはて。いかがでしたでしょうか。
……次回の予告もお楽しみに🐼