こんにちはこんばんは、ぱぱを🐼🐾です。
9月のご支援、ありがとうございます!
今月もオカズとオヤツをたくさん書きますので、読んでくださった皆様が元気になれるような、そんなモノをお届けいたします。めっちゃスケベなのが好きな人も、ほどよくスケベで甘々なのが好きな人も、どっちもお楽しみいただけるように頑張ります!
話が戻りますが、先月投稿したこちらのお話↓
fanbox post: creator/1452583/post/2563980
このお話に登場する牛おっさん兄弟の弟――漢吉さんと青年の初夜を書きました。本編で飛ばした部分を補足で書いたものです。約7000字とそこまで多くはないですが、このお話を読んで「あ〜〜弟くんと初めて交尾する時の様子が見たかった〜〜〜」となった人がお楽しみいただけるよう書かせていただきました。
エッチで甘々な作品です。お楽しみくださいませ🐂
ぱぱを🐼🐾
※以下、本編。
****
これは丑屋兄弟による大喧嘩が勃発した、次の日の話である。
結局弟の漢吉がいない間に、兄である大吾郎と青年が体を重ねたことに納得がいかないという理由で、兄が三日間家を空けるという条件を厳守することにより解決に至ったようだ。何でも兄の大吾郎はアルバイトの掛け持ちでフラフラしているのもあって、誰かとルームシェアしている住居が別にあるらしい。たまに弟の手伝いで丑屋に来た時は泊まっていくこともあり、まさに彼は自由奔放といったところ。
店の方は兄のいない三日間はお休みで、内一日はウナギの仕込みという内職がある。つまりは二日間という期間が、青年と漢吉が一緒になって自由に使える時間だ。手際のいい漢吉は既に半日ほどで仕込みを終わらせていて、今は久しぶりの初夜を過ごしている。
「いでっ、いだい……」
「兄弟喧嘩だからってあんな激しく喧嘩するだなんて、もう……。牛獣人にも色々事情があるのはわかりますけども、でも血だらけになるまで暴れないでくださいね」
「へへへ、まぁいつもこんなモンすよ。特に兄貴は血の気が盛んで――」
「いや、漢吉さんの方からめちゃくちゃ殴りかかってましたよね」
「…………そうでやしたか?」
「凄かった……という言葉だけじゃ伝わらないですけど。そりゃもう……ねぇ。だって大吾郎さんの方が背も体格もデカいのに、まったく動じずに強気で向かっていってたんですから」
縁側に座りながら、青年の日課である――といっても昨日から始まったガーゼの取り替えと消毒。血はようやく止まったようであるが、頬の切り傷はそう簡単に癒えはしないであろう。これでも“中程度の喧嘩”だと言い張る漢吉に、青年は呆れ顔でガーゼや絆創膏を取り替えていった。
手の人差し指に絆創膏を巻くと、漢吉はいつも顔を赤らめながら反対側の手の指でポリポリと鼻上を掻く。暗闇でわかりづらいが、若干頬も赤らめているようだった。青年はまったくそれに気づくことなく、ただ傷口だけに目線を向けながら手当てに集中する。自分の傷だらけになった体を青年がやさしく手当てしてくれる姿を見るのが、漢吉の楽しみのようだった。何ならまた怪我をして手当てをしてもらおうかと思っているぐらいである。
「……あっしの、その、指……」
「指? 指はもう大丈夫そうですね。むしろもう絆創膏を貼らなくてもいいぐらいですけど、まぁ今夜は念のため」
「えっ、え、いや、ダメす。指、痛ぇです。あと一週間ぐらいはしないと治らないっすよ」
「血は止まってカサブタになってるし、それにこの家でお借りした絆創膏もそろそろなくなりそうなので、もっと別の傷口に貼ったほうが」
「巻いてくだせぇ‼︎ しばらくの間、毎日朝夜欠かさず巻いてくだせぇお願いしやす‼︎」
「うわっ⁉︎ いきなり大声でビックリするじゃないですかもう!」
指に巻かれたのは、白黒模様の牛さんマークが描かれたホンワカする可愛らしい絆創膏。なぜこのような子供っぽいデザインの絆創膏が家にあったのか青年はとても謎に思っていたが、何となくこの絆創膏が漢吉に合っているなと納得はしていたようだった。爪か何かで斬りつけられた漢吉の指、親指と人差し指に絆創膏を巻く必要があったのだが、その指は青年の指とは違ってゴツゴツでかなり太ましい。自分との体の違いに驚き、彼はジッと眺めながら触ったり、握ったりを繰り返す。無言の沈黙がしばらく続いたあと、それから先に口を開いたのは――漢吉の方だった。
「あの……その、そんなに握られるとっすね……」
「…………」
「あっしもその、一匹のオスでやすから……」
漢吉の兄である大吾郎も羽織っていた甚平、その下は褌と足袋靴下という何とも男らしい格好で。布の下から押し上げられた逸物を見せつけるように股を開くと、青年は口をポカンと開けたままでそこをジッと見始める。すぐにそれが”興奮している“という意思表示をしているのがわかったのだろう、ふと牛の顔を見上げると――それが合図と言わんばかりに漢吉は青年の首筋を舐め始めた。青年も声を軽く上げながら驚いていたようだが、それが交尾前の挨拶のような役割を果たしていると知っていたのだろう。青年は拒絶する事なく漢吉のねっとりとした舐め上げを、接吻を受け止める。
肩を抱かれながら横からの接吻、逃げようと思えば逃げられるシチュエーション。それでも彼らは接吻を止めることはない。青年の方から腕を伸ばして褌に手を当てると、牛はビクンと震えながら布越しにじんわりと粘液を射出する。ヌルヌルの汁だく体質なのは以前から知っていたであろう、それでも青年は牛の性欲の強さに驚き体から冷や汗をかいていた。以前は軽くで済まされた行為が、今夜はそうはいかない。本番、と言われる漢吉との初めての営みに耐えきれるだろうか不安になっているのだろう。
「ぷはぁっ。……どうしやした。あっしの、欲しくなっちまいやしたか」
「……大吾郎さんのよりも、ヌルヌルの度合いがすごいですね」
「そりゃあ兄貴と比べたらあっしのは小ぶりなモンですが、量なら負けられねぇす。もっと握ってくだせぇ。そしたらすぐにこの人間の小さな手を濡らしてくれやすから」
一度で始めた我慢汁が止まることはない。青年は手のひらをヌルヌルさせながら牛の逸物を握りしめ、その濡れた指を今度は自分の秘部に当てがった。事前に湯浴みをして準備を済ませている、青年の穴。既に大吾郎が三日ほど仕込んで目一杯拡がってしまった、肉の穴。我慢汁で濡らし、いつでも挿れていいと牛にあいずを送る青年。漢吉は若干複雑な表情をしながらも、その具合を確かめるように指をねじ込んだ。
「……ぐっ」
「おお、こんなにも具合のいい穴になってやしたか。流石兄……んん? ……スン……」
「あれ、汗臭かったですか? すみません、一応念入りに洗っておいたんですが」
顔をしかめながらスンスンと青年の至る所を嗅ぎまわる漢吉。その口から出た言葉は汗臭いなんて言葉ではなくて――。
「……兄貴のニオイがする」
「へ?」
「一体あっしの居なかった三日間で、どんなやらしい事をされてニオイを付けられたんすか。……許せやせん。今日から三日間、兄貴はここに居やせんからね。しかとその口で洗いざらい吐いてもらいやす」
「えっ、えっ、あのぐぇっ⁉︎ 締まるっ、漢吉さんっ! 首がっ!」
「あっしの寝床に行きやしょう。大丈夫、兄貴との喧嘩みたいな事はしやせんから。その、ちょっと乱暴になっちまうかもしれやせんが、お許しくだせぇ」
ヘッドロックをかけるようにして青年を立たせたあと、彼らは家の中、いや暗闇の中へと消えて行った。寝室と呼ばれる箇所まで、真っ暗闇の廊下を歩かされながらも青年は内心ドキドキしていたであろう。漢吉の目には強い野望のようなモノが宿っているようで、これからどれだけ激しい事が行われるかを表したモノだと言っても過言ではない。ギラギラに燃えている漢吉の目、そしていきり勃ったままの下半身。それから青年のメスのような喘ぎ声が聞こえてきたのは数十分後の話。
*
「……ぶはっ、かっ漢吉さん、一回どい……あ゛っ」
一瞬青年の声が聞こえたであろう、だがしかしその姿はどこにもいない。牛が前屈みになりながらジッとただ動かずに止まっている。よくよく目を凝らして見ると牛の脇腹辺りに人間の小さな足裏が見えるのだが、肝心の本体はというと――。
「兄貴のニオイがしないように、あっしがもう一度上書きさせていただきやすから。そこでジッとしててくだせぇ」
「――っ、――っ‼︎」
声も荒げることができず、青年は漢吉の胸元で顔を押し当てながら酸素の薄い空間で必死に呼吸をしていた。胸元から香るオスの臭いは相当なモノであろう。何せ漢吉は湯浴みなどしていないのだから。ウナギの仕込みを汗水垂らしながら行っていた夜までの時間、そのまま蒸れたままで体を重ねているのだ。
「……あっしのちんぽの形、覚えてくれやしたか。もっと締め付けてくれねぇと、気持ちよくねぇすよ。このケツは兄貴のちんぽの形になってやすから。しっかりあっし用のちんぽサイズに矯正してもらわねぇと困りやす」
牛の下敷きになりながら、青年のケツにはあの剛直が根元まで挿し込まれていたようだ。だが漢吉は納得していない様子で、自分の体臭を擦り付けながらも青年のケツ穴の矯正は欠かさない。兄であるビッグサイズに拡げられたケツを締めろというのは中々に無茶な命令であろう。それでも漢吉は短く”締めろ“と声をかけ続ける。
「漢吉さ……あ゛っ、苦し……げぇっ」
「苦しいと言っている割に、あっしの腹には人間のいきり勃った逸物が当たっていやすが。これは嘘をついているということで?」
「ちがっ、あ゛っ‼︎」
「嘘つきにゃ、あっしが責任を持ってお仕置きしなきゃならねぇんす。すいやせんが、そこであっしのニオイを覚えるまで反省しててくだせぇ」
牛の体重によって胸板で顔を潰された青年は、ふげっと汚らしい声をあげて再び肉塊の空間へと閉じ込められる。こうなってからもう一時間ほどはこの状態だ。全身から汗が止まらずシーツに汗染みを形成し、何なら汗でヌルヌルになった体同士が密接に絡み合って気持ちが良いのだろう。青年は苦しいながらも顔を赤らめながら牛のニオイを嗅ぎ続けていた。鼻がウッとなるような男らしい臭い、だけでも爽やかさもあるような不思議な臭い。相性が良いモノ同士のニオイはどんなものでもいい匂いだと感じるという話もあるほどなのだから。青年と漢吉の体の相性は抜群だ。
全身がどちらの汗なのかもはや判別できないほどに濡れた頃、漢吉はようやく青年を肉檻から解放する。だが下半身は未だ繋がったままの状態。それから漢吉は青年を軽々と持ち上げ、両足指でシーツをギュッと掴みながら雄々しく立ち上がったのだった。
「がっ、あ゛ああっ、深いっ、ううっ‼︎」
「あの兄貴との激しい交尾に耐えられたんすから、あっしの駅弁なんざ軽い運動のようなモンでやしょう。さぁて、あっしの念願だった人間との駅弁、たっぷりやらせていただきやすよ。へへへ……」
「あ゛ああっ、あぎぃっ⁉︎」
青年は自分の体重でケツに逸物が突き挿さることの“気持ちよさ”を知っている。だからこそ漢吉の体へ必死にしがみつきながら、なるべく奥まで挿さらないようにコントロールしているのだ。
「気持ちよくなるのがイヤなんですかい。大丈夫ですって、ちょっと頭がおかしくなっちまうかもしれやせんが、気持ちがいいモンすよ。そら、もうちょっと根元まで……」
「あ゛〜〜〜っ、あっあっ‼︎」
「んん? まだちょっとS状結腸のところを抉っただけで……あっしの腹がびしょびしょに濡れちまいやしたね。そんなに気持ちよかったんですかい。それならもっと激しくしたらどうなるか。あられもねぇ姿をもっともっと見せてくだせぇよ」
「あ゛っあ゛っあ゛っあああっ‼︎」
青年の抵抗も虚しく、無慈悲に始められた駅弁交尾。牛の首に両腕を巻き付け、牛の胴体に両脚の巻き付け、ぶら下がった状態での激しい交尾だ。漢吉は獣人という種族、さらには普段から肉体労働を行っているだけあって青年の体重を軽々と持ち上げることができる。それが故に出来ると言わざるを得ない体位、青年は湧き上がる快感を全身で感じながらガクガクと震えていた。
「あっしの逸物は中々のモンでしょう。そらっ、もっと激しく上下させやすからね」
「ぎっ、ぎいっ、い゛いっ、いいいっ、いぎっ‼︎」
部屋の中心で上を仰ぐようにし、漢吉は青年を犯し続ける。今まで兄貴に散々ヤられた分を取り返そうと必死なのだろう。青年はと言うと、一度兄貴によって“オスの味”を知ってしまったが為に、体は今まで以上の快感を感じているところである。気持ち良すぎて頭をぶんぶん横に振り何かを否定するも、漢吉にその声は届かない。やがて腰の振り方が早くなると、漢吉は最後の一言を青年の耳元で囁きながらアレを開始する。
交尾には欠かせないフィニッシュ、種付けだ。
「あっしとこうして体で繋がれば、子を孕ませるほどの種汁がいつでも出せるわけでやす。牛と人間の子供、一体どんな子が産まれるんすかねぇ。……あっしは、アンタと子を作りてぇ。そう思えるほどにあっしは好きっす。好きで……好きで好きでたまないすから、どうかっ、受け止めてくだせぇ。あっしの愛の種汁をっ、う゛っ、うううっ、ぐおおっ‼︎ しっかりケツ締めてくだせぇよっ、せっかくの愛汁が漏れちまいやすからっ‼︎ お゛おおおっおっ‼︎」
牛の膨れ上がった玉袋から迫り上がる、濃厚で量の多い種付け汁。下から上へと噴き上げる様子はさながら噴水のようである。だが外からはその様子を確認することができない。射出先である鈴口は、亀頭は、青年のケツの中へすっぽりと収まっているのだから。それも奥の奥、人間がどれだけ指で掻き出そうがひり出せない所への中出し。子作り確定の演出が今、寝室で発生した瞬間である。
「あ゛〜〜っ、あっあっ……ああ……あ……」
「ぐううっ、まだ出やすっ、お゛っおっ、締め付けがすげぇっすよ! ……うぐぅっ、これで孕んでいただきやしょう、あっしの子を孕んでくだせぇっ、うううっ!」
種を付けている間、人間であれば静止した状態で中出しをするであろう。それなのに漢吉は全くと言って良いほどに遠慮なく腰を振りつづけ、青年をよがらせる。駅弁の体勢で種付けをしながらも腰を振れるというのは、性欲的にも体力的にもタフであるからこそ出来る技であろう。あまりにも激しく休みのない交尾に青年は口元からヨダレをだらだら垂らし続けるが、それは牛の長い舌によって全て舐めとられて――今度は牛の唾液が青年の口へと注がれた。下の口から上の口から、牛の体液で満たしてやりたいのだろう。一度静止したままで青年の口を漢吉の唾液でいっぱいに満たすと、再び激しく腰振りが再開された。
「へへへ……まだまだこんなもんじゃないすからね。あっしは人間と駅弁がやりたくてやりたくて、愛し合いたくて生きてきたってなモンすから。絶対に寝かしやしねぇす。ぐっ……ぐおおっ、また出そうだ……ぐっ……」
夜通し行われた漢吉と青年の激しい駅弁交尾。もはや下に敷かれていたシーツは雨に濡れたかのように体液でまみれていて。日が昇るまでの間休みなく行われていたまぐわいの後で、彼らは軽く湯浴みをして汗や汁を流すことにしたようだった。
*
「ほらっ早く、早く出してくだせぇ。でないと腸壁にこびり付いて取れなくなっちまいやす」
「えっでも……」
「いいから早く。それともあっしに腹パンをしてもらいたいとか、まさかそんな性癖をお持ちでやすか?」
「いやいやいやそんなことがあるわけ……わかりましたって、んんっ……」
風呂場でただ汗を流す、そんなイベントであったはずなのに。青年はなぜか洗い場で仰向けになりながらケツに指を突っ込んでいた。
「種汁は腸内に残っていると下痢しやすいっすからね。早いところ出してしまった方が楽すよ」
「……」
子作りセックスと、そう言いながら何度も何度もS状結腸の奥で中出ししたのはどこのどいつだと言いたげな青年。せっかくの申し出もあるのだが、ひり出すのは少々勿体無いのではなかろうかと漢吉に訴えかけるも、牛は青年の言うことに耳をぺたんと寝かせて無視をする。
「あっしのタネ、こんなに中に入って……たくさん搾りとってくれやしたね。シシッ!」
湯で流される自分の種汁量に驚いていた牛は、あまりの量の多さに笑いが止まらないようだ。それもそうだろう、出張中は禁欲。いや、それ以前に青年がまた店へと来てくれるのを心待ちにしてずっと抜いていなかったのだから。
「まだ出やすかね? ちと失礼しやす。んっ……」
親指を使ってグッと腹を押し込むと、ぷぴぃと何とも下品で力が抜けそうな音が。さらにケツから黄ばみの濃い種汁がドクドクと溢れ出すと、漢吉はニヤニヤしながらその様子を眺め続ける。
「……見せものじゃないんですけど」
「あっその、し、失礼いたしやした。つい、芸術的だと思いやして」
排水溝に流れていくドロドロのザーメンを見て芸術的だと思える獣人がこの世に何人いるのだろうか。やはり獣人の気持ちはよくわからないといった様子の青年は、ここで仕返しをしてやろうと手をワキワキさせていた。その手は蛇が獲物を狙うかのように性格に、すばやく、漢吉の手に絡みつく。
「あ゛っ⁉︎」
「漢吉さんってこういうのは慣れてないんですね。交尾の時はまるで熟練かと思えるほどに積極的で、上手だったのに」
あたふたとしながら首をブンブン左右に振り続ける牛、そのゴツい手には――人間の小さな指が絡み付いていた。それも恋人が繋ぐ時のような、交互に噛み合わせるようにして握られる手。漢吉は鼻穴を大きく拡げて、あ……あ……と声にならない言葉を発している。
「じゃあ今度は手繋ぎセックスですね」
青年のその言葉を最後に、漢吉はぽけーっとしながらまるで上の空と言った様子で全く動かなくなったそうな。
*
「明日の朝ごはん。何にしやしょうか」
「……」
「これを聞かずに寝れやせんぜ。さぁ、何にいたしやしょう」
「……たぶんお腹空かないんじゃないかなぁ。その、疲れた次の日ってあんま食欲ないので」
「食べないのは体によくありやせん。性欲も衰えて体調も悪くなりやすし。それにせっかくあっしと二人きりなんすから、元気でいてもらわねぇと困ります」
「……じゃ、食べやすい優しいもので」
「承知いたしやした。それじゃあ明日を楽しみにしててくだせぇ。シシシ……」
そして出てきたのが余りのウナギを焼いたものと、ソーセージやらサラダやら、挙げ句の果てには一体何人前作ったんだと言わんばかりの卵焼き、それも極太のを三本。切れてない状態で三本もの卵焼きが出てくる家庭を初めて見たと目を丸くした青年、だがその味は絶品中の絶品で。最終的にはまるまる一本の卵焼きを平げた青年、それを漢吉はふふんと鼻息を荒くしながら得意気に腕組みをしていたのであった。