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行方をくらませた下着泥棒はどこへ?

こんばんは。こんな夜中に起きている人は早く寝ましょうね! 睡眠不足はダメですよ絶対。



……ですが、そんなあなたに朗報です。ちょっとしたオカズが書けたので、もの好きな方はお召し上がりください。夜食というやつです。ええ。おいしいですよ。ちょっと体臭の濃い牛おっさんが出るんですって!🐃



今回は全体公開です。文量も3000字以下なので、サクッとお読みいただけます。ではでは、おやすみなさい!



ぱぱを🐼🐾




※以下、本編。

**********


 ケモおっさんをターゲットにした下着泥棒がここ一ヶ月ほど、猛威を奮っていたらしい。だがその泥棒は突如として姿を消す事となる。警察に捕まったわけでもなく、テレビでも報道されていない。彼は一体どこへ行ったのだろうか?


 ここで、我がテレビ局に一通の手紙が届く。送り主はどうやら、ケモおっさん専門の下着泥棒だった人間の行方を知っているらしい。我々は是非取材させて欲しいと彼――武道家の牛おっさんに連絡をとり、実際に話を聞いてみた。



 丁度一週間前ぐらいだったか、ベランダに干していた下着が全部盗まれてしまったのは。自分の褌が盗まれていると気がついた彼は当時かなり慌てふためいたそうだ。風に飛ばされたのではないかとも疑っていたらしいが、その考えはすぐに間違いだと気がついたらしい。牛のおっさん曰く、決定的な証拠がそこにはあったと言う。


 そう、犯人は「体臭が酷くこびり付いた使い回しの下着を好むこと」に気がついたのだ。先日おろしたばかりの褌、まだ黄ばみのひとつも付いていないその褌だけは無事だった。その事実が犯人の性癖を如実に表している、ここまで来ればあとは――と牛おっさんはとある作戦を練って実行に移したそうだ。



 次の日、今度はわざと洗っていない脱ぎたて褌を物干し竿に引っ掛けた。それだけではない、先日までに洗濯し忘れていた饐えた臭いを放つ靴下、日々の鍛錬で全身を吹き回している汗ふきタオル、彼はこの毒物とも呼べるような濃厚なフェロモンがこびり付いた下着やタオルも一緒に干してやったらしい。


 それからは簡単だったと、牛おっさんは腕組みをしながらうんうん頷いていた。下着泥棒が物干し竿いっぱいに干してあった古下着を物色している間に、外側から回り込んで拘束に成功したそうだ。中々マニアックなフェチを持つ泥棒もいるのだなぁと、我々も勉強になったわけで。それで、例の下着泥棒はどこへ?と問いただしてみれば――。




「あ゛っあ……あ、たす……たすけ……」


牛のおっさんが住むボロアパートの中へと足を踏み入れると、いかにも敷きっぱなしのままで一度も干したことなんて無いのだろうと言わんばかりのぺたんこ敷布団が視界に入る。その上でミイラのようなものが仰向けになったまま、なにか言葉を発しているではないか。そこには、全身を褌でぐるぐる巻きにされた例の下着泥棒が、僅かに隙間から見える目元から涙を流しながらこちらを見つめていた。



「……おい、おめぇは一生オレのオモチャだと言っただろうが。なに他人に助けなんか求めてんだ。……仕置きだ、嗅げ」


「あ゛っや、やだっ、ごめんなさっ、あああっ 、ああっ!!」



牛のおっさんが右足の黒靴下を脱ぎ捨てた瞬間、その一瞬で部屋の空気にオスのフェロモンがぶわっと広がっていった。蒸らされ続けた足指からは湯気が立ち込めていて、熱と汗を帯びたその足を容赦なく下着泥棒の鼻に押し付けグリグリと踏みにじる。イヤだと拒絶していながらも両手足は勿論黄ばみの濃い褌によって身動きを封じられていて、彼は逃げ場もなくダイレクトに雄牛の熟成フェロモンを嗅がされ続けた。牛の足指が彼の小さな人間鼻を摘んだ瞬間だっただろうか、股座の褌がじんわりと変色を始め、ドクドクと白い体液を出し始めたのは。それはまるで湧き水のようにゆっくりと、そしてたっぷりと出続ける。下着泥棒であった彼は牛おっさんの足指を嗅いだだけでメスイキできる体に調教されていたのだ。


「はひ……ひっ……ひぐっ……う……んぐっ!?」


「休んでんじゃねぇ、嗅げや。オレは止めろなんて一言も言ってねぇぞ」


ほれほれと指の間の皮脂をこびり付けるような牛おっさんの拷問に、取材班として派遣された僕は見てはいけないものを見てしまったかのような、そんな気持ちになってしまう。最初はウチの独占取材だと喜んでいたのに、だが実態はあまりにも世間には発表出来なそうなほどに酷い有様だった。武道家の牛おっさんが下着泥棒を引っ捕らえ、自らの手で犯人の体に、鼻にマーキングをする。そして出来上がったのは年中牛おっさんの体臭に発情する、少しイカれた人間のオモチャであった。




「……あ? なんだ、おめぇもこういうの、興味あるのか」


「えっ、それはどういう……」


「へへへ、まぁそう怯えなくてもいいだろうよ。オレのフェロモン嗅いで、ムラムラきたんだろ」


下着泥棒をオモチャのように扱いグリグリと足指を鼻の前に押し付けて笑っていた牛おっさんは、いつの間にか僕の目の前に立ちながらニヤニヤと笑っている。……あ、ダメだ、この人には敵わない。この一瞬だけで、僕は弱肉強食の世界を目の当たりにしたような、そんな気になったのだった。



「鼻ヒクヒクさせてよぉ、やっぱ人間ってのは強いオス獣人の前じゃ無力も同然だな。ガハハハ! ……どうだ、今ならオレの蒸れキンタマが嗅ぎ放題だぞ。もし素直に嗅ぎてぇってんなら、聞かせてみろ。な? ここはオレとオモチャしかいねぇ、他のヤツらなんて気にする必要は全くねぇぞ。嗅ぎてぇなら今のうちだ」


トレーニング用の長ズボンを脱ぎ捨て、一体どのぐらい履き回してるのかわからないほどに黄ばんだ褌が熱気を放ちながら、脇の僅かな隙間からズッシリとしたキンタマを出してぶらんぶらん揺れている。ああ、こんなでっけぇキンタマ持ってやがるのか、獣人のはやっぱすげぇや。ああ、くそ、なんであんなもの……いや、どうしてあんなものを触りたくなってしまったのだろう、ああ、ダメだ、手が勝手に――。



「ああわりぃ、オレ、年中発情期なんだわ。こんなの人間が嗅いじまったら、そりゃ中毒になっちまうわなぁ。ガハハハ!」


「あっ、ああ……ん……スンッ……うっ、ん゛んっ……」


「おいおいくすぐってぇって、へへへ……いい子だ。おめぇも、オレ好みに調教して飼ってやる。オモチャは多ければ多いほどいいってな、腕がなるぜぇ、へへ……」



 その日、僕はテレビ局に帰ることはなかった。その日も、次の日も、その次の日も。



 牛おっさんの住むアパートには、新たなオモチャがまたひとつ増えた。そう、人間である僕だ。僕は、牛おっさんのオモチャとして毎日獣人のオスフェロモンを嗅ぎながら気持ちよくなっている。今ではこのニオイを嗅いでいないと手足が震えるほどに、中毒になってしまったらしい。


「体臭が濃すぎるってのは困ったモンだと思ってたが、人生何が起こるかわかんねぇなほんと。よしよし、今日はうまくしゃぶれた方にこの褌をくれてやろう」



牛の股ぐらに集まってきた二人の人間は、幸せそうな顔をしながらちんぽをしゃぶっていた。


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