みなさんこんにちはこんばんは、ぱぱをです🐼🐾
なんと今日から2021年4月です。つまりこの記事を読めている人は、2021年4月にご支援してくださった方々です。いつもいつもありがとうございます! そして初めましての人は初めまして! ぱぱぱんだ🐼🐾ぱぱをと言います。ぱぱぱんだでも、ぱぱをでも、呼びやすい方でどうぞ。今月もご支援してくださった方々へ充実したケモおっさんコンテンツをお届けいたしますので、一緒に楽しみましょー!
最近新規でご支援くださる方もちょこちょこいらっしゃるので、一応書いときますか。
基本的に私の書く「ご近所ケモおっさん」シリーズも、「読み切り短編」シリーズも、どちらも初見の人にやさしい作りとなっておりますので、初めての方でも安心してお楽しみいただけます。特にご近所ケモおっさんはシリーズみたいになってますが、どれも一話完結みたいな感じなので大丈夫です。どこから読んでくださっても全然OK。大学生人間が近所に住むケモおっさんといろんなことして遊ぶお話です。
pixivもFANBOXも、自分が気になるやつ・好きなやつだけ読んでくだされば全然オッケーですし、楽しめると思います。作者、大分他の人よりも書くスピードが早くて読むのが追いつけない方がほとんどだと思うので、ほんと自由に好きなものを好きなだけ読んでくださればいいのですよ!!
ちなみにご近所ケモおっさん番外編というヤツは元々本編に出てきたケモおっさんで新しく書いたお話という位置付けなので、初登場話を読んでくださるとより楽しめますという内容になっています。
というわけで、説明おわり🐼
それからですね、皆様に知ってもらわなければならないことがありますね。ええとなんだっけな……ああそうそう、2021年の4分の1が終わりました。
いいですか、もう一度言いますね。
……。
はーい、今月もはりきってまいりましょー! 過ぎ去っていく3月はもう追わなくていいんですよ。今は目の前のことに集中しましょう。そう、これからは4月の時代。2021年4月という時間は今、この時しかないわけです。
というわけで早速4月初日に投稿させていただきました。元々フリートに上げる用で書いてたのですが、思った以上に文字数が膨らんでしまったってやつですね。1万1000字ぐらいあります。近所に住む熊おっちゃんと、人間のお話です。いつもよりあたたたたたたたたたかめのお話、でもスケベでもあります。
たまにはこう、甘いやつが書きたくなりましたというやつです。ではでは、お楽しみに〜!
今月もこういった短編のお話を複数と、そしてメインのお話を一つ投稿したいと思います。……ああ、それと先月に予告してたご近所ケモおっさん番外編ですが、今月は投稿しないかもです。その代わり、読み切り短編で一本長めのお話を書くかもです。気分がいま、そんな感じなので。書きたい時が書き時だって、ケモおっさんに習ったので仕方がない。
ではでは、熊おっちゃんと人間が色んなことをする様子を、ニヤニヤムフフしながらお読みいただければ幸いです🐻
※以下、本文。
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今日もまた先生に怒られてしまった。同年代であるクラスの獣人に苦笑いされてしまった。ああ、僕がもっと勉強のできる子だったら。スポーツ万能な子だったら。もっといい子だったら――よかったのに。
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「ガハハハ! なんでぇ、センコーにちっと怒鳴られたぐらいで、別に命にゃ別状はねぇだろうに。んなもん気にするだけ無駄ってもんだぜ?」
そう豪快に笑うのは近所の、ニートの熊おっちゃんだった。ニートって言ったら聞こえが良くないが、どうやら早期退職とやらで自ら仕事を辞めたらしい。何の仕事をしていたのかと聞けば営業マンだったらしく、営業成績もトップを争うほどの優等生。体格も恵まれていて昔はラグビー部でもかなりの活躍だったとか。正直僕とは間反対の獣人だ。人間という力の弱い種族に産まれたことが、ほんの少しだけイヤになってしまう。そんなことをストレートにおっちゃんへ伝えてやると、僕では考えつかないような返答が返ってきたんだ。
「そうかぁ? ワシはそうは思わんがなぁ。小っけぇと何かと周りからちやほやされるし、そんでもってスベスベでもっちもちのやわっけぇ肌だし、食う量もワシの半分以下で済む。何かと便利な種族だと思うがなぁ。それにワシなんかよりも繊細な作業とか得意だろ、大型獣人だとスマホなんか指がぶっとくって文字も打ちづらくてな」
学校でなにか困りごとや辛いことがあった時には、家族を頼る前にいつも行く場所がある。同じマンション内のとある一室に住む彼――熊のおっちゃんの家へ行くんだ。この街に引っ越してきた数年前から、ずっと、毎日。
親の都合で転勤してきたわけだけれども、この地方の同学年は獣人の割合が多いらしい。どいつもこいつも僕より身体能力が優れていて、そのせいか獣人には簡単にこなせて僕にはできないなんてことがある度に一部のグループにあれこれ言われてしまうんだ。なんでそんなことも出来ねぇんだって。一応進学校の部類ではあるので暴力的な虐めなどはないのだけれども、それでも居心地が悪いことには変わりなかった。
「でも、僕は……」
「まだクヨクヨしてんのか。かぁーっ、ほれ、こっち来い」
「あっ……」
モノがほとんどない、熊おっちゃんの部屋のリビング。あるのは小さなちゃぶ台と、座布団が二つ。そこに座っていた僕はおっちゃんのされるがままに引きずりこまれて――。
「……」
「こういう時はな、ギュッて抱き合うのが一番だ。ま、本当は親にやってもらった方がいいんだろうが……坊主はワシの方が好みなようだし、まぁいいだろ」
「ん゛っ、んん……ゴホン」
「なんか間違ったこと言ったか?」
面と向かってそんなこと言われたら恥ずかしいに決まってるし、それに男二人が抱き合いながら言うセリフじゃないだろ。本当に困る、熊のおっちゃんに僕はいつも振り回されっぱなしだ。
「で、今日ものこのこやって来たのはこんな独り身の熊オヤジに慰められたかったから、だけじゃねぇだろうよ」
人間とは違って縦にも横にもデカい熊のおっちゃん、両腕を回しても決して背中で交わることはない。もっともっと僕が大きくなってオトナというヤツになったとしても、それは変わらないだろう。これが産まれながらの差というやつだ。決して縮められない差がそこにはあると、そう言われているようでまた心の中の闇が広がっていったような、そんな気がした。
「おいおい、ワシが聞いとるんだから返事ぐらいせぇ。どうすんだ、やってくんだろ?」
ニィッと笑いながら親指とその他の指で筒を作り、上下に動かすジェスチャーで僕を誘ってくる。……そうだ、僕がおっちゃんと知り合ったのは、引っ越してから間もない頃だった。
*
その日も学校でヘマをして先生に叱られて、しょぼくれていたんだよな。それから下を向きながら歩いていたせいもあるかもしれないけど、まさか自分の部屋の番号を間違えるだなんて、そんな失態を犯してしまうほどにボケッとしていたらしい。鍵のかかっていない扉を開け、いつものようにトボトボとリビングへ歩いて行くとそこには――全裸でゲイビデオを見ながらシコっている熊のおっちゃんがいたのだ。
お互いに口を、マズルをあんぐり開けたまま一分ぐらい静止していたかもしれない。最初に口を開いたのは僕の方だった。
「あっあの‼︎ 僕も! 見てもいいですか!」
「……お、おう、そ、その、茶、茶でも、飲むか、おう。まずはうん、それからだな、よし」
僕よりもおっちゃんの方が慌てていたような、そんな記憶がある。いきなり見知らぬ人間が入り込んで、それも全裸でセンズリしている所を見られて、挙げ句の果てにはそのAVを見せてくださいと面と向かって言われるとは思っていなかったのだろう。今思い返してみればなぜあんなにもどストレートに言ってしまったのか非常に疑問だ。……でも何となく覚えている、そうだ、あの時はクラスの友人の中でも男同士がエッチするタイプのAVとかエロ本を持っている人がいなくて、それに同性愛者はあまりいい目で見られないから声に出して“僕は男が好きだ”と言うこともできなくて。いつかもっと大きくなったら自分の金でゲイ雑誌を買うぞと、そう意気込んでいた時に見つけてしまったんだ。自分が追い求めていた、オカズというモノがすぐそこに。熊のおっちゃんが、僕が欲しがっていたオカズを所持していたのだ。
*
「あん時はえれぇ驚いたもんだが、ワシも人間には興味があったからな。ついつい流されちまって、一緒にセンズリしたよなぁ。それがまさか三年も続くとは思っとらんかったがな。ガハハハ!」
恥ずかしい思い出エピソードはよしてくれと、そう言いながら僕はおっちゃんの胸に顔を埋めてギュッと腕にしがみつく。ほんのり汗が染み込んでいるのか、手のひらがジメッと湿ってしまった。それでも僕はその手を離さない。今の僕には、この温もりが必要なのだから。
僕の心をいつもポカポカにしてくれる、熊のぬくもりが必要なんだ。
「おっちゃん……その、僕……そろそろここに挿れてほしくて」
「だーめだっての。それはもっと坊主が一人前になってからの話だってこの前も言ったろうが」
あの日からおっちゃんの家で一緒にセンズリを掻く毎日が始まったのだが、いつしか僕はおっちゃんのぶっとい逸物が気になってしまって。ゲイビでもよくちんちんをケツ穴に挿入して、お互い汗だくになりながら体を重ね合わす場面をよく見る。だから僕もおっちゃんと繋がってみたいと、もっと気持ちよくなってみたいと、そう思うのに。三年前からそうだったのだけれど、おっちゃんは一度たりとも僕と交尾をしてくれようとはしなかった。一人前ってなんなんだ、僕はいつ一人前になるのだろう。わからない。三年経った今でもわからない。
「どうしてもダメ……ですか?」
「ったりめぇだ。こんなぶってぇのが入ったらお前……これからの私生活にも支障が出るぞ。わかるか? 人間と獣人の体は違ぇんだ、もっと自分の体を大事にしてやれ」
でも何となくおっちゃんの言い分もわかる気がする。だって、あんな太いものがケツに入るとは到底思えないし……いや、ちょっとだけ拡げてみたことはあるんだ。その時は激痛が走ってすぐに止めてしまったのだけど、アレを受け入れるのには相当の努力と、覚悟が必要らしい。でも、おっちゃんと一つになれたらその、もっともっと気持ちよくなりそうだから。ああ、このままだと勉強よりも尻穴の拡張に熱心になってしまいそうだ……。
「いいか、坊主はまだまだこれからでっかくなってくんだ。学生ぐらいの年代は体の土台となる部分がじっくりと積み上がって形成されていく、一番大事な時期ってやつだぞ。こういう時に羽目を外すなんて事は一番やっちゃならねぇ。……ワシがそうだったようにな」
何かの拍子に聞いたことがあるのだけど、おっちゃんは昔、僕と同じ学生だった頃、自分のせいで大切な何かを失ってしまったことがあるんだって。詳細を聞いても全然答えてくれなかったけど、でもそういう経験があって僕を叱ってくれるし、注意してくれる。はぁ、ダメかなぁ……おっちゃんのちんちんを、僕の中に挿入することがそんなにダメなのか。
「もしも、もしもだ。坊主がもっとデカくなって、一人で稼げるようになって、色んな経験積んで、外のもっとだだっ広い世界ってのをその目で見て、やりたいこと全力でやりまっくって、そんで……そんでもってまだワシの事が忘れられねぇってんなら、ちったぁ考えてやってもいい」
「ホントに⁉︎」
「おう、男に二言はねぇ。ただし――」
そこから放たれたおっちゃんの言葉に、僕は酔いが冷めたかのように頭をガツンとやられたような、そんな衝撃が走った。目先のことばかり考えていて想定もしていなかった事実、そうだ、お付き合いするってこういうことなんだ。ああ、どうして今までそんな大事なことに気がつかなかったのだろう。ただ同性好きな男二人でセンズリして、気持ちよくなって、他愛もない話をする、それだけで終わるはずがない事は誰が見てもわかっていたというのに。
「ワシはもう六十になるおっちゃん、坊主とは三回りほど長く生きとるわけだ。獣人は人間より多少長生きはするようだが、それでも先に逝くのはワシが先になるだろう。……ま、この太鼓腹を見てわかるとおり、あんまし健康体とは言えねぇな」
この前も医者に酒とタバコは控えろと怒鳴られたと言っていたが、おっちゃんは何も気にしてないといった様子で今もビールとタバコを嗜んでいるらしい。そこは……さすがにお医者さんの言うことを聞いた方がいい気がするのだけど。いや、タバコを吸うおっちゃんを見るのは好きだし、ちょっと酔っ払っていつもよりスケベになってるおっちゃんと絡むのも好きなんだけど、ね、その。
「一緒に暮らして、一緒の時間を過ごすっつぅことは、そういう先のことも考えとかなきゃならねぇ。ただ目の前の欲望に目がくらんじまって……ってのはガキのやることだ。いいな」
おっちゃんには敵わないなと思わされるのは、彼の言葉の一つ一つが僕の胸に響くからであろう。今日もまた、おっちゃんの授業を受けて成長してしまった。圧倒的成長、これで僕も社会人になったらおっちゃんみたいな立派な熊になれるだろうか。……いや、熊にはなれないな。じゃあおっちゃんの意思を継いだ、社会人になれるかな。
「……どうだ、惚れたか?」
自信満々に笑顔でそう問いかけてくるのが、また憎らしいんだこれが。恥ずかしくてプイッとそっぽを向いてしまったが、ふぅんと素っ気なく言いながら僕の顔を覗き込んでくる。やめ……やめてくれ、顔が赤いのがバレる、たぶん真っ赤なリンゴみたいになってるから、見ないでくれ。
「ガハハハ! 本当にからかい甲斐のある人間でおもしれぇなぁ坊主は。んじゃ、今日も一発やっとくかぁ」
「……ばか」
「そうだな、ワシが先にイッたら坊主が好きそうなエロ本かAVを一つ買ってやろうか。どうだ、やる気になっただろ。一番性欲が強い学生の時期は、喉から手が出るほどオカズを欲しがるエロ猿ばっかりだって知っとるからな」
なんやかんやで色々あったものの、そんな真面目な話を全てを水に流すかのようにして行われるのはセンズリだ。イヤなことも、おっちゃんにからかわれたことも、全部忘れられる。センズリは偉大だ。それに一人でやってた時よりも遥かに気持ちよくて、体がポカポカする。おっちゃんは僕のちんちんを、僕はおっちゃんのちんちんを掴みながら上下にシコシコやるんだ。片手で握りきれないのがまた癪だが、でもオトナのちんちんを握る機会なんてそうないだろうから、このセンズリの機会を設けてくれたおっちゃんには感謝している。それに一発抜きあって自分の家に帰ったあとも、この手のひらに残ったおっちゃんの臭いで再度センズリを掻いて……コイツがまた堪らない。例えるならば、お鍋を食べたあとの雑炊って感じだ。
「……おお、どうした。まだ握ってもないのに、こんなにパンツをビショビショにして……お漏らしをする年齢はとうの昔に過ぎたはずだが、コイツはどういう事か説明してもらおうか」
「え゛っ、んー……なんででしょう、さぁ……っておっちゃんのパンツもヤバいじゃないですか! 大洪水!」
「ガハハハ! 最近は坊主が家に来る度にこう、体が反応しちまってなぁ。性欲も落ちる一方だと思ってたが、ワシもまだまだ現役ってこった」
最初はドキドキしながらおっちゃんのパンツの中に手を突っ込んだものだが、今では何の躊躇もなくパンツの中をまさぐれるようになった。おっちゃんは最初の一回だけビクビク怯えながら僕のパンツをまさぐっていたが、二回目に会った時には既に股間をまさぐるのが挨拶と言わんばかりにパンツの中に手ぇ突っ込んでくるようになったのだけど。
彼は僕が思った以上にスケベなおっちゃんだったようで、僕が学校で何かイヤなことがあって駆け込んできた時意外は大体エロ話で盛り上がる事の方が多い。お付き合いする時は体の相性よりも、まずは気が合うかどうか、話題が合うかどうかを重要視した方がいいだの、それからタチウケ関係なく仲良くできる人がいいだの、多少ガサツな人の方がお互い気楽に出来るだの、経験豊富だからか色んな知識を教えてくれる。あとはちんちんが小さくったって別に気にしなくていいとか、そんなことを……ってそれは僕が気にしてたから言ってくれたのかもしれない。だってそりゃ、おっちゃんのちんちんはもう人間ではあり得ないサイズだし、毎日握ってればイヤでも劣等感を感じてしまう。
「で、今日はどのAVにするんだ。ん? こっちは先週買ったばかりでワシもまだ見とらんヤツ、あっちは……へへ、ワシのお気に入り。んでこいつはちょっとマニアックで――」
「あっ、あの、おっちゃん」
「んー? 決まったか?」
「……おっちゃん、その、今日は……なくても、いい、かな」
「お? そうかそうか。AVの見過ぎで疲れちまったか。たまには無心で抜くのもいいかもしれねぇな」
「えっと……で、あの……」
すごく言いづらい、だけど今どうしても欲しいものがある。こんな事を言ってしまえばドン引きされるかもしれない、だけど言わざるを得ない。欲しいものは、欲しいタイミングで買うべきだと誰かが言っていた。じゃあ僕が今欲しいものは――。
「おっちゃんの、パンツ、貸してください‼︎」
「……あ゛ぁっ⁉︎」
そして時は止まったままとなる。僕が頭を下げてお願いしたこと、それはおっちゃんが脱ぎ捨てたトランクスを貸してほしいということ。前々から手のひらに残ったおっちゃんの股座の臭いでセンズリを掻いていたこともあり、どうしてもちんちんを何度も擦り付けられたおっちゃんのトランクスを嗅ぎたくなってしまったんだ。こんな事を言ったらど変態だと言われる可能性は高かったけど、でも貸してくれそうな人はおっちゃんしかいない。そう、言うタイミングは今しかなかったのだ。それに対しておっちゃんの返答はというと――。
「……ガハハハ! おいおい、いつからそんなワシみたいなスケベな事言うようになったんだ? かぁーっ、ガキは見てねぇうちに勝手に成長するもんなんだなぁ」
どうやら僕のお願いを聞き入れてくれるらしい。スッと目の前に差し出されたゴムのよれたトランクス、我慢汁でびしょ濡れになって清潔感のカケラも感じられないおっちゃんの下着を、僕は喜んで受け取った。
「そんじゃあ、坊主のパンツもいただくとしようか」
「……はぁっ⁉︎ えっ」
「そりゃそうだろ、ワシのパンツを貸してやったんだから、ワシが坊主のパンツを借りても何もおかしくはないだろ」
当然のようにヒョイッと僕のトランクスを奪い取ると、それをマズルに押し当てながらおっちゃんはにへぇと下品な笑いを浮かべる。……ああ、この顔だ、僕が見たかったおっちゃんの顔はこのスケベ顔なんだ。
「スンスン……ん……汗がたっぷり染み込んでるな。体育の授業でもあったか?」
「……」
「恥ずかしがらんでもいい、熊は犬より鼻がいいって言うしな。ガハハハ! ワシに隠し事はできんぞ、それに……スン……ちっと小便臭いな。ちゃんと立ちションした時に振ってんのか?」
「ししし失礼なっ、ちゃんと振ってます‼︎ 一滴残らず‼︎」
「ガハハハ! ならいいんだがなぁ。……あ、ワシはあんま振らねぇタチだかんな、ちっと臭うかもしれねぇが許してくれ」
……なんだと、あまり振らないだと? それはいい、かえって好都合というものだ。いつもセンズリする時におっちゃんのちょっと小便臭いちんちんを必死にシコシコ抜きあげて、帰ってからも洗わずにその臭いを嗅ぎながらシコシコする僕にとっては極上のオカズそのもの。スウッと思いきり吸うと咽せてしまいそうなほどに濃くて、それでも嗅ぎ続けてしまうのは僕の体と相性がいいからなのだろうか。
「……へぇ、営業連中の中でも鼻にくるって話題になったこともあるワシのパンツを、まるでいい匂いだって感じで嗅ぐヤツがいるたぁなぁ……」
「そんなっ、そんなんじゃない……です」
「ふぅん、まぁどっちでもいいや。ワシもこういうのはキライじゃねぇ、あー……コイツはちんちんギンギンにならぁ。坊主はいいニオイがすんな、羨ましいぜ」
本当にそう思ってくれているのなら願ってもみないことだが、僕はその……おっちゃんの方がいいニオイだと思うんだけど。感性の違いというものなのかな。それにしても今日はヌメリが強い、おっちゃんのちんちんからとんでもない量の粘液が溢れ出ている。僕のパンツを嗅ぎながら興奮してくれているのだろうか、嬉しさもあるがちょっとだけ恥ずかしくなるな。
「おぉ……今日は坊主のちんちんもえれぇ興奮してんじゃんか、もう手のひらがぐしょ濡れだぁ、へへっ」
おっちゃんも僕と同じことを思っていたらしい。いや、だってそりゃあこんなにフェロモンが濃いやつは嗅いだことがなかったし、夢にまで見たおっちゃんのパンツだし、興奮しないわけがないだろう。右手のヌルヌルもまたおっちゃんの存在感を感じることができるし、何より汗の臭いがより一層濃くなった。男同士が全裸で激しくセンズリをこき合うことによって、運動部の部室のようなフェロモンムンムンのサウナとなっていたらしい。鼻をつく臭いを感じる度に、体が発情して手の滑りが良くなっていった。
「そろそろイッたらどうだ、気持ちいいだろ。手のひらの肉球は歳のせいで潰れてガサツいちまってるが、坊主よりは何千回も多くセンズリしているこの手はそこらのオナホよかツボを心得てるはずだぜ。ほぉれ、キンタマがもう限界だって泣いてんぞ? ん?」
強がって何かを言っているようだが、実際おっちゃんのちんちんから出ている我慢汁量がハンパないことは僕の手がよくわかっている。僕が先にイかせることによって、欲しいAVが手に入る。いくらおっちゃんの手淫が気持ちよくったって、今日は先にイくわけにはいかない。だから僕はここで必殺技をお見舞いしてやるんだ。
「あ゛っ、あ゛っ、ぐううっ、おまっどこ握って……お゛っ、お゛っ‼︎」
「普段皮を被ってるから、もしかしたらと思って。これは勝負の世界ですから、負けませんよ」
さっきまで強気で挑発をしていたのに、明らかに余裕がなくなった表情をすると僕の逸物をガシガシと擦る速度が、力が強まっていく。ふふん、今更本気を出したところでもう遅いんだ。あとは毛のない滑らかな僕の指でゴリゴリと亀頭のカリのところを刺激してやれば――。
「がああああっ、あ゛あああっ! あっ!」
ほらこのとおり、熊の濃厚ザーメンスプリンクラーの完成である。ふふん、毎日こうやって抜き合いっこしてるんだ、これぐらいの弱点は僕だって知っているさ。
「んお゛っ、このっ、おまっ、覚悟しとけよっ」
「あっ、ああっ、ちょ、おっちゃんっ、やばっ、やばいっ!」
「オトナのセンズリってやつをな、坊主にたっぷり味合わせちゃる。ぐっ、うう゛っ! くっそ、まだワシのちんぽっおさまんねぇっ、お前もキンタマ空になるまでシコシコしてやっからな、潮吹いたって離すもんか、オトナを怒らせることがどういうことか思い知らせてやるっ」
自分自身のちんちんから未だにドクドクとザーメンを吐き出す熊のおっちゃんは、やけくそと言わんばかりにガシガシとちんちんを扱きながら僕を虐めてくるんだ。その間もスーッスーッと力強く僕のパンツを嗅ぎながら、どことなく顔が赤らんでいる。変態の顔だ、それは僕も同じで――。
「うっ、うううっ、あっ、離してっ、おねがいしまっ、あっ」
「だぁれが離すもんかよ、ここまでせりあがっちまったらもう戻れねぇなぁ、さぁてお待ちかねの一発目だ、派手にぶちまけてみろっ、おらっイケぇ‼︎」
「ああああっ、ああっ‼︎」
イく直前にちんちんが何度も当てがわれていたであろう小便用の穴に鼻を埋め、スゥーッと肺の空気をいっぱいにするかのようにして呼吸をする。荒くなった呼吸によって凄まじい早さで僕の体内を駆け巡るおっちゃんのニオイは、内部からマーキングするかのようにフェロモンがこびり付いていった。タバコのニオイのように一度こびり付いたらどんどん量が増えていって、そして一生取れなくなる。だけど僕を構成する要素の中に“おっちゃん”がいるという事実が、僕の心をポカポカにしてくれた。
「へへっ……オトナをからかうとこういう事になるって、よぉく覚えとくんだな」
「あ゛っ、あっ、も、もう出ないですから、一回離しません? ね?」
「やぁなこった。まさか先にイカされるとは思っとらんかったから、坊主をこらしめてやらんと気が済まねぇなぁ」
「うそっ、あっ、やっ、あああっ、またぐるっ、う゛ううっ‼︎」
いつしかおっちゃんのちんちんを握る余裕もなくなった僕は、胡座の上に座らされて延々とちんちんを扱かれた。もういいと言っても、いやだと言っても、この日だけは許してくれなかった。
だけど今日のセンズリは、今までで一番気持ちが良かった。
*
陽が沈んで、もうすぐ夕飯の時間。僕もそろそろ元の、本当の家へと帰らねばならない時間だ。ほぼほぼ毎日顔を合わせているのに、どうしてかこの瞬間の寂しさだけは未だ慣れることはない。
「……おっちゃん」
「おいおい、いつまでもガキみてぇにひっつきやがって。今日はどうした、随分甘えん坊だなぁ。ほれもう時間だ。あとはまた明日、な」
「……やだ」
「かぁーっ、ったく聞き分けの悪いガキは苦手だぜ。ったくよぉ」
あれからどれだけセンズリをかいていただろうか。全てが終わった後に残ったのは気怠さと、周囲の床に飛び散った粘液から発せられた栗の花の臭い、それからおっちゃんの汗臭いニオイが……。
「おいおい、坊主も人のこと言えねぇだろ。汗くせぇのはワシだけのせいじゃないぞ、お前もだ」
「あれ、そうですか……? スン……いや、僕の体臭はそんなにキツくないから、たぶんこのニオイはおっちゃんの……」
「あ゛ん?」
「い、イエ、ナンデモゴザイマセン」
「……わかりゃいい」
おっちゃんの股座の上で向かい合いながら抱き合ってから早三十分ほど経っただろうか。股座の逸物は既に力なく下を向いてしまうほどにはおっちゃんに抜かれてしまったが、体はなぜかおっちゃんのぬくもりを感じたがっていて。結局こうやって抱き合ったまま無駄に時間が過ぎていったというわけだ。
「な? ワシは明日もここにいるし、そろそろ親御さんも心配しとるだろう。さ、そろそろ帰ろうじゃあないか」
「……」
僕ってこんなに反抗期だったっけと、そう思えるほどにおっちゃんの言うことを全く聞く気になれなかった。家に帰ったらあったかいご飯と、家族が待っているのに。僕にとってはそんなことよりも、おっちゃんと一緒に居た方がよっぽど有意義だということを体がしっかりと理解しているらしい。
「……ひいいっ⁉︎」
首筋にねっとりとした何かが這いずり回る、今までに感じたことのないような感触。何事かとおっちゃんの顔を見上げてみると、そこにはイタズラ顔をして満足気にニヤニヤしている熊がいた。
「なぁに、ちゅーは出来ねぇからな。今日はそれでおあずけだ」
あ、やばい、また顔が熱い、熱が出そう。生まれて初めておっちゃんに舐められた、それがとてつもなく嬉しくて。ああ、くっそ、僕もお返しにちゅーしたいのに。
「もっとやってほしけりゃ、一人前になってからワシんとこまで会いに来いってな。ガハハハ!」
「……ズルい、ですよ。もう……」
僕は早くオトナになりたい。でもただ背丈が大きくなっただけじゃオトナにはなれないんだ。独り立ちをして、色んな経験を積んで、もっと視野を広げて、この世に生き続けることの意味を見出して、そんでもって好きな人と一緒の時間を過ごしたいという気持ちが強くなった頃――おっちゃんに告白しに行こうと思う。だからその日まで、今はガムシャラに勉強を続けるんだ。将来どうなってもいいように、ただひたすらに頑張るんだ。周りにどう思われようが、僕は僕だ。
ほんのり体に染み付いたおっちゃんの汗とタバコの臭い、それを噛み締めるようにして嗅ぎながら一人暮らしの熊おっちゃんの部屋を後にした。
マンションから見える夕焼け、徐々に橙色から紺色へと変わっていくその様子は、今の僕の心の中を表しているようだった。
*
【おまけ】
センズリ勝負に勝ってから次の日の話。
「そんで、もう決まっとるんか? 坊主の欲しいオカズってのは」
「はい、これです! これ! このAVがいいです!」
「……」
「どうしたんですか?」
「いや、お、おま……本当にこれでいいのか? 他にもまだ色々あるぞ、もっとよく考えてみてからでも……」
「これがいいです‼︎」
「お、おう……そ、そか。うん。わかった。あとで買っとくからな」
「わーい! おっちゃんありがとう!」
この勝負をする前から僕が欲しいオカズは決まっていた。だから自信満々に答えてやったんだ。だけどおっちゃんはどうにも解せないといった様子で、何度か僕に考え直すように言ってきたのだけれども。もう僕だってオトナの一歩手前みたいなものなのだ。これぐらい自分で決められるってんだ。
「……にしてもなぁ、坊主がこんなものを……」
おっちゃんがネットで決済をしたAVのタイトル、そこには“絶倫雄熊の日常 -現役ラグビー部の子作り勝負-”というなんとも雄臭そうな表題が記載されていた。どんなAVなのかとおっちゃんが興味を示したので一緒にサイトの説明文を見てみると、“大学生ラグビー部の雄熊が、社会人ラグビー部所属の熊オヤジと子作り勝負をすることに。もしも雄熊が勝てば某大手のラグビー商品を販売している会社に無条件で内定決定、だが負ければ社会人ラグビー部の獣人全員に輪姦されてしまうぞ! 雄熊は子作り経験歴二十年の熊オヤジに勝てるのか? 120分の超大作、そして子作り勝負の要となる肉壺は――イキのいいオスの人間だ。彼の運命やいかに、そして勝者は……どっちだ⁉︎ “という、なんともムラムラしそうな内容が書いてあった。
「なぁ、もっとその、だな。昔は心温まるような、二人きりでイチャイチャちゅっちゅするやつとか見てたろ? ワシはああいうのがいいと思うんだがなぁ……」
「ちょっと刺激が欲しいんですよね。ね、お願いしますから! ね? 僕が勝ったのだから、僕が選択する権利があるんですよね? ね?」
「ううむ……」
結局おっちゃんは諦めたようで購入してくれたわけだが、後日届いたそのAVにおっちゃんがどハマりしたのはまた別のお話。