【酒屋で働く虎獣人:虎吉さんの番外編】
あれは、見間違いなどではないだろう。
目の前で気持ちよさそうに鼻歌を歌いながら魚を捌いている彼――虎吉さんが、何だか一段とデカく感じるのだ。元からかなり大柄だったのは覚えているが、こんなにも大きかっただろうか、いやむしろ僕が縮んでしまったのだろうか。
「んー? 何見てるんだぁ?」
「あ、いやなんでもないです!」
ならいいんだがと言った感じで再び機嫌良く包丁を手に取れば魚があっという間にバラバラに分解され、お皿に盛り付けられたのは照明でテカテカに光った新鮮なサーモンのお刺身。今日のお魚もおいしそうだ、ヨダレが止まらん。いやいやサーモンに気を取られてしまったけど、この問題は解決してないんですよ。虎吉さん、絶対デカくなったよな。間違いない。
「虎吉さんて……」
「んぐっ。んん! うまい! 今日のサーモンも中々のもんじゃな、へへへ……」
「太りました?」
言ってはいけないと思ったのだがつい言葉に出してみると、目の前の虎獣人は凍りついたように動かなくなる。サーモンのあまりのおいしさに体が固まってしまったのだろうか。……だが僕は確信している、虎吉さんは間違いなくさっきの僕が放った一言で岩のように動かなくなってしまったと。
ここ最近僕が毎週軽く飲みに来ているせいで気がつかなかったが、エプロンが変わった時点で察するべきだった。紺色のエプロンをしていたはずなのに、いつのまにか真っ黒のエプロンになっている、ここまではいいんだ。問題なのはそのサイズだ、明らかにお腹の部分に余裕が出来ているのだ。
後ろから見ればその差は一目瞭然で、前のは紐が全然余ってなくてギリギリ蝶結びされているのを見たことがある。それが今はどうだ、紐が有り余っていながらも大きな蝶結びが出来ているじゃないか。つまりは気分でエプロンを変えたのではなく、前のが入らなくなってしまったのだということが見てわかる。いや、こんな違いに気がつくのは僕ぐらいだろう。僕ぐらい虎吉さんを凝視していなければ気がつけないぐらいの些細な違いだ。
「はは、ははは。そんなわけないじゃろう! ワシはいつもとなーんも変わらんぞ」
「前のエプロン」
「……なんのことじゃ」
「……前のエプロンはどこへいったんです? お気に入りだったんですよね確か。あのお魚の絵が描いてあるやつ」
虎吉さんは依然としてニコニコ顔で見つめてくるが、僕には全部お見通しだ。その黄色と黒の毛皮の下にはたっぷり汗をかいているはずだ、それも冷や汗というやつを。ほら、いま右手で額を拭った。これは間違いなく虎吉さんが動揺しているという証拠だ。
「ああ、あれな。穴が空いてしまってな。泣く泣くタンスにしまったんじゃ」
「そうでしたか。で、なんで穴空いたんですか?」
あまりに質問責めしすぎたからか、虎吉さんは包丁をスッとまな板の傍に戻して僕を見つめる。さっきとは打って変わって何だか神妙な顔をする虎吉さん。ああ、やっぱり……。
「……すまん、本当は穴が空いたんじゃなくて、紐がちぎれちまってな」
「やっぱり虎吉さん太――」
「んなこたぁない‼︎ ワシは太ってないぞ! ちょっとだ、ちょっと大きくなっただけ! 誤差! 誤差じゃ!」
そんな大きな声で言わなくてもいいのにってぐらいビックリマークを付けている虎吉さんを、再びまじまじと上から下まで観察していく。うん、足の部分も随分と肉がついたように見えるな。これじゃあズボンも前のだと入らず新しいのにしたんじゃなかろうか。残念ながら下半身はあまり観察していなかったので何とも言えないが、可能性は十分にある。だって上半身があんなに太ったわけだし、下半身も太らないはずがないであろう。
「虎吉さんの家って確か……風呂入る前の脱衣所のとこに体重計ありましたよね。ちょっと後で乗りに行ってみましょうか?」
「あ? ええ⁉︎ なんでワシの家の家電事情を把握しとるんじゃ?」
そりゃもう一回遊びに行けば僕の頭にはしっかり地図がインプットされますよ、だって大好きなケモおっさんの家なんですから。これだけなら瞬間記憶能力を持っていると言っても良いんじゃなかろうかというぐらいに頭の記憶力が抜群なのである。しかもあれは獣人用の中々良い体重計だから、ちょっとやそっとじゃ壊れない代物のはず。確か象獣人が乗っても壊れないとかいう売り文句でCMをやっていた気がする。
「……とりあえずサーモン食べましょうか、せっかく切ってもらったのに勿体ないですし」
「それもそうじゃな。あーサーモンはやっぱ新鮮なモノに限るな、うめぇうめぇ……」
僕は皿に盛りつけられた一口サイズのサーモンの刺身を食しているのだが、それがどうだ、目の前の虎獣人は片腕で鮭を持ち上げて包丁で捌けなかったサーモンの残りを直接ムシャムシャと食べているではありませんか。しかもその骨付近に残った鮭の身、ワザと残しただろってぐらいデッカい塊があるし。それ、自分が食べたかっただけですよね?
むしゃぶりつくその姿はまるで近所の小汚いドラ猫のようで、もはや口の周りにたっぷり油がついても何のそのという感じで夢中になって鮭を食べ進めていらっしゃる。あら、鼻の部分もテカテカじゃないですか。身を全て食べ終われば、ベロンと鼻部分まで舌を伸ばして丁寧に顔の周りを舐めていく。本当に大柄の野良猫みたいで何とも愛らしいのだが、如何せん大きさが……これ普通の家じゃ飼えないっすよこんなの。
お店を閉店させて僕と二人きりの状況であったので、そのまま店をほったらかして奥の風呂場へと向かうことにした。獣人の体重事情は実際よくわかってないのだが、まぁ120kgぐらいはあるだろう。いや、130か? へへ、楽しみだなぁ。
肌の微弱な電流を察知して動くタイプの体重計なので、虎吉さんはソックスを脱いで体重計へと足を乗せていく。一瞬ミシッと言ったのはたぶん空耳だ。もう片方の足を乗せた時に何かイヤな音が聞こえた気がするが、それも気のせいであろう。左から右へ動く画面の表示をジッと見つめる僕と虎吉さん、まるで獲物を狙って待っているネコ科の生き物そのものである。まぁ虎吉さんはネコ科なんだけど。
「……うそ……えっ?」
「んん、まぁ男性虎獣人の平均体重……と同じぐらいじゃろ」
いやいや、それは有り得ないって。僕は急いでズボンのポッケにしまってあったスマホを取り出し、両指で即座に検索を開始する。「虎獣人 男 体重 平均」このワードで出た数字は130kgほど。そして目の前の体重計が叩き出したスコアは――
「何が平均体重と同じぐらいじゃろ、ですか‼︎ 60kgもオーバーしてますけど!」
「誤差じゃろ誤差! それにまだ200kgになってないだけマシだと思わんか?」
正確にいうと192kg。虎吉さん、これはあかんですよ。何が困るって、多分そこまで重たいと床が抜ける心配をしなきゃならないって事だ。それにもし今の状態で僕の家なんかに遊びに来てしまったら、あのボロアパートはあっという間に壊れてしまうだろう。僕が一階に住んでいて良かったものの、二階になんて上がってこられたらもう全員引っ越ししなきゃならん事態になっていたとこでしたよ。
「虎吉さん」
「おう」
「次の休み、僕と運動しに行きましょう」
「ワシ、短距離ダッシュするのは好きじゃが運動はちっと……気が乗らんなぁ」
尻尾が思い切りブンブン揺れているが、これはネコ科の尻尾であるからおそらく機嫌があまりよろしくないのであろう。これがユラユラとゆっくり揺れていると気分が良い証拠なのだが、こういうところがネコ科の難しい所だ。犬みたいに素直にはいかないのである。
「絶対楽しいですから! ね! 大人用のアスレチックコースってのがあるんですよ、一緒にやりましょうよ!」
ギュッと手を握り、僕は虎吉さんにグッと近く。するとブンブン振れていた尻尾はあっという間にピタッと止まり、そして僕の腕へと器用に巻きつける。こんなに器用に動かせたのかこの尻尾は……って感心していると、虎吉さんは満更でもなさそうに鼻をポリポリ掻きながら仕方ねぇなといった感じで頷いていた。やはり虎吉さんは押しに弱いという事が今ここで証明されましたね。皆さんも是非、グイグイ押してあげてください。
「ワシの体力のなさは、そこらのおっさんの比じゃねえぞ?」
「……それ、自信満々に言うセリフじゃないですよね」
こうして僕は虎吉さんと次の休みの日に遊びに行く約束をし、店を後にした。僕も最近運動不足だったし、こりゃ気合い入れて行かないとな。そして虎吉さんと汗だくになりながら気持ちよく運動するんだ、へへへ。……いかんいかん、決して不純な動機で誘ったのでなく、僕は虎吉さんの健康を心配して誘ったわけで……やめてっ、そんな目で見ないでください。
――――
そしてここは虎吉さんのお店から徒歩二十分ほどの公園。この辺りにしては最大級に広く充実した公園である。子供から大人まで楽しめるこちらの公園はアスレチックコースが四種類あって、こども、わかもの、おとな、しにあ、と分かれているのだ。なんでこんなコース名にしたのかはちょっとわからないんだけど、難易度的に一番キツイのはおとなコースだ。
「……ってちょっとちょっと、虎吉さんどこ行くんですか」
目の前を先行して歩いていた大柄な虎獣人は、何の迷いもなくこどもコースへと進みはじめる。いや、あなたを子供と呼ぶ人がどこにいるのでしょうか。虎吉さんは立派な大人なので、おとなコースですよ。
「んぎぎぎっ、は、入らない……じゃと……」
こどもコースのスタートラインではまずトンネルを潜るように作られているのだが、もちろん肥満体型192kgの獣人が入れるはずもなく。まるで自分の体の大きさなんて全く考えず隙間に入りたがるネコのようである。
「ふんっ、おじさんはっ、こっち、っです!」
勢いよく三回ほど引っ張ってやると、ようやくトンネルに入る事を諦めてくれたご様子。ってかこどもコースで大のオトナが運動しても全然痩せませんよ。
「はぁ……ワシ、この公園に来るまで歩きっぱなしでもう疲れたんじゃが、そろそろ休まんか?」
「えっこれだけで疲れたんですか⁉︎ ただの平坦な道でしたよね?」
すでにほんのり汗をかいている虎吉さん、本日の服装は半袖短パンというまさにこれから運動するぞというのがわかるような軽装です。黒い半袖Tシャツの胸元辺りには猫が丸くなって寝ている絵がプリントされていて、虎吉さんに中々似合った服装である。一時期変なTシャツ着てた事もあったから心配だったけど、こういう可愛らしいのも持っているのか、ちょっと安心した。
季節はもうすぐ春という事で、毛深い種族はこの季節だったら半袖でも何の問題もないらしい。僕はまだ二枚ほど服を着ていないと寒さを感じるレベルなのにな。そんな寒さに強い獣人をギュッと抱きしめたら僕も温かくなるだろうか。
「あー……老体にはキツいぞ……」
そんな虎吉さんが最初に挑戦するコースはこちら、丸太の上の平均台です。ネコ科の獣人ならこんなもの楽勝ですよね。……おやおや、随分フラフラしてますが大丈夫ですか虎吉さん。
「あの、虎吉さんが進んでくれないと後ろが詰まってます!」
公園で遊んでいるのは僕たちだけでないので、スタートでこんなにノロノロゆらゆら進んでいたらそりゃ後ろも人が詰まり始めます。がんばれ虎吉さん、いけいけ虎吉さん。僕には応援することしかできません。……って、えぇっ、そんなとこ掴んだら――
「うわあああっ!」
ボフッ。
僕のふた回りもさん回りも大きくて太い黄と黒の腕で僕はガッシリ捕まれ、いつの間にやら平均台の上から飛び降りてしまう事態に。そのまま顔面が地面にめり込むかと思えば、ほんのり芳しき匂いが香る大きなお山の上に到着しました。
「いだだだだ……。へへっ、ワシが先に落ちて良かったじゃろ」
顔を少し上に上げれば、痛そうに眉をハの字にしながらも笑顔を絶やさず白い牙を見せつけるカッコいいおじさんがいた。いや、平均台の上からみっともなく落下した時点で全然カッコよくはないんだけど。
「痛くなかったか? 頭とか打っとらんか?」
ポンッと手を頭部に乗せられガシガシと撫でられるものの、そっちの方が痛いのですが。でも虎吉さんの方が痛い思いをしているはずなのに、僕のことを真っ先に心配してくれるその優しさに僕の心も温かくなる。そのまま目を瞑れば夢の世界へと旅立てそうなのだが、思い出してほしい。ここは今、公衆の場である。つまり、周りに僕たちのことを見ている人がいるのだ。
「だ、大丈夫なんですけど……その、周りの人が見てるのであの……は、恥ずかし……」
「おお? 何照れとるんじゃ、別に誰が見てたって構わんじゃろ?」
「いや、僕もう子供じゃないので‼︎」
今僕の後ろに並んでた子供がジッと見てますから、ね? おじさんの腹の上で頭撫でられる大学生とかもう、普通の人には刺激が強すぎて見せられませんよほんと。
「しっかしまぁ……ワシも衰えたもんじゃな。こんな平均台ですらまともに渡れんとは」
虎吉さんの腹の上から脱出した僕は手を差し出して目の前の虎獣人を引っ張り上げようとしたのだが、その巨体はビクともせず地面に横たわったままであった。どうやら本人が起き上がる意思を見せなければいつまで経ってもこのままという状態。……やはりここはもっと心を鬼にして運動させなければならないようだ。
「んぐぐ……あーっもう! 自分で起きてください!」
「ガッハッハ! すまんなぁ。んよいしょっとぉ」
軽く砂埃を払ってもう一度平均台からやり直そうとする虎吉さんだったが、背面の砂埃が全然落とせてないじゃないか。……え? 届かない? 腕が? 僕は呆れながらも背中を払ってやれば、そこはいつも見慣れた黄と黒のキレイな縞模様が現れる。
こうして再び平均台から始まり、何度も挫折しそうになっている所を僕の応援で何とか持ち堪えさせ、立体迷路、タイヤ渡り、網地獄をクリアーしていく虎吉さん。あとはあそこを登ればゴールだ。
「ぜぇっぜぇっ……つ……次はなんじゃ……」
「虎吉さん聞いてください、次で最後ですよ! 木登りゾーンですね」
「き、木登り? そりゃワシの一番得意な分野じゃないか。どれどれ、さっさと終わらせ……ぜぇっぜぇっ」
ネコ科特有のザラザラした舌をマズルからはみ出させながら、黒いTシャツは全部が汗でしまって黒色が皿に濃く見える。自分にとってはそこそこの運動量だったけど、これを虎吉さんの体重視点で見てみればおそらくとってもしんどい運動量だったのだろう、ちょっとやりすぎたかしら。
「ここを終わらせたら僕が飲み物買ってあげますから、頑張ってください! 虎吉さんならいけます!」
「おお? 運動の後は勿論あれじゃな?」
左手を筒状にして、右手を上に乗せて人差指をクイッと……ってそれ絶対缶ビールでしょ! ビールってすごく太りやすいんですよ? ダメダメ、虎吉さんにはスポーツ飲料を飲んでもらいます。と言うときっとやる気がなくなってしまいそうなので、特に返答することなく虎吉さんを最後の試練に送り出す。グッドラック。
息が上がっていたのだが最後のアスレチックだと思ってやる気が出たのか、虎吉さんは四足歩行で全力疾走すると勢いよく木登りをしてい……ったのだが、登っているようで全然登れていない。僕の目と鼻の先で腕を高速に振り上げているのだが、その場で止まったまま――そしてそのまま自由落下する。あ、虎吉さんの尻がどんどん大きく見え……。
「ぐえええっ‼︎」
大きな虎吉さんの尻はそのまま僕の腹部へダイレクトにクリーンヒットし、朝ご飯が吐き出そうになる所をなんとかグッと堪える。というか192kgの重さってこんな感じなのか、まさに地獄。こんな巨体にのしかかられた日には死を覚悟する他ないであろう。
「おお。すまんすまん! 今どくからな!」
すぐに退いてくれたのは良かったのだが、尻がめり込んだ僕の腹部にはしっとりとした汗が染み込んでしまった為、僕のTシャツにまるで何かマークを描いたかのように汗染みが浮かび上がってしまった。こんな汗染み誰かに見られたら変な目で見られてしまうじゃないか……こりゃ僕も、もうひと運動してきて汗をかかねばならないようだ。
「げほっげほっ……あの、虎吉さん、これ一般人には絶対やらないでくださいね。多分死にますから」
「……本当にすまん。まさか木登りも出来なくなっているとは……」
この後何十回も木登りに挑戦した虎吉さんは、最後の一歩がどうしても足りなくて僕が上から引き上げる形でゴールを果たす。192kgの虎獣人を上に引き上げる事態になるとは思ってもいなかったので、僕の腕が悲鳴をあげてしまった。おかげで良い運動になったけどさ。
――――
最初は一日中いる予定だったが、あまりの過酷さに昼前に根を上げて帰宅を始める僕たち。お互いの運動不足さに笑いながらも、僕らはゆっくりゆっくり散歩をするかのように歩いていった。少し冷たい風が僕らの火照った体を冷やしてくれる度に思うのは、運動後のこの爽快感が堪らないなということだ。マラソンなんかもすごく疲れるけど、走り終わった後のあの感覚がわりと嫌いじゃない。だが疲れるから、僕はやらないけどな!
家の近くまでくれば、見慣れた自販機が白い光をビカビカ発光させながらこちらを誘惑してきた。そこにお金を入れてやれば、ボタンが一斉に光り始めて歓迎ムードを出してくれる。
「虎吉さん、どれが飲みたいですか?」
「ぜぇっぜぇっ……」
まさか帰りも歩きだとは思っていなかったようで、すでに虎吉さんは天に旅立つ直前のような顔をしていらっしゃる。公園まで歩きで行って、帰りにタクシー使う人なんていないでしょうに。何かすごく睨まれた気がするけど、僕は見なかったふりをした。
「これだーーっ‼︎」
「ああっそれ炭酸飲料じゃないですか! また太っちゃいますよダメです!」
そんな警告も虎吉さんの性能が良さそうな耳には一切入ってこないようで、茶色くて甘い炭酸飲料を目にも留まらぬ早さで下から取り出すと一気に半分ほど飲み干していく。上を向きながら飲むその姿、喉仏がグイングインと波打つその様子を見ると何かすごくエッチだ。……って今僕は何を考えているんだろうか。
すると何かを思いついたと言わんばかりの顔で、僕にそのペットボトルを差し出す。中にはまだ全容量の三分の一ほどの炭酸飲料が残っているようだ。
「あんちゃんの分だ、飲め飲め。うまいぞ? 甘くてしゅわしゅわで、クセになるぞ? どうだ、運動後のコイツは格別だぞ?」
軽くユラユラ揺らすと泡がシュワッと出て、そこからこの茶色い炭酸飲料独特の匂いが立ち込める。この飲み物のカロリーは結構高いと知っているはずなのに、運動後の僕は今コイツをとてつもなく欲しているのだ。ああっ……でも虎吉さんにわざわざ残してもらったこの飲料を、僕が断るわけには……そう思った時には僕は虎吉さんの腕からペットボトルを奪い取り、中の物を一気飲みしていた。自分で言うのも何だが、気持ちのいいほど飲みっぷりだった。
「へっへっへ、飲んだな? カロリーの高いものはダメだとか言ってた割には随分とうまそうに飲んどったな。なぁ?」
「……おいしかった……です。でもこれっきりですよ、もう飲みません」
「そうだ、うちにおいしいオレンジのジュースがあるぞ?」
「の……飲まない……」
「確かお隣さんからもらったお土産のお菓子もあったなぁ」
「……」
「な? 一緒に食べるじゃろ?」
――負けた。僕は虎吉さんとお菓子の誘惑に勝てなかった。
この後虎吉さんの家にお邪魔した僕は大量のオレンジジュースとカステラと煎餅とスナック菓子を食べ、朝の運動量を遥かに超えるカロリーを摂取してしまいました。ダイエットってやっぱり難しいなと身を以て実感せざるを得なかったというわけだ、とほほ……。
お隣で座っている虎さんは満足気に腹をポンポン叩きながら、口周りを丁寧に舌で舐めてキレイにしているようだった。うん、虎吉さんが幸せそうなら僕はもう何でもいいや。あまり過度なダイエットも良くないって言うしね。
「さて、食った分はちゃんと運動しねぇとな。そう思うじゃろ?」
いつの間にやら腰に手を回してきた虎吉さんに妙な違和感を覚え、立ち上がろうとした時には既に遅し。
「えっ、な、何し」
「知っとるかあんちゃん。交尾ってのは以外とカロリーを消費するらしいぞ」
何だろう、いつもより凄まじいオーラを感じる。あのいつも豪快に笑い飛ばす虎吉さんとは打って変わって……ってちょっと怒ってる? 僕何かしたっけ、そう考えから一秒も経たずに思い当たることがありました。そうだ、さっきそこそこ心を鬼にしてスパルタで運動させましたね。いやぁ、あれは虎吉さんの為を思ってですね……え? ダメ?
「僕もその、ちょっと疲れたなぁと思ってたのでそろそろ帰ろうかと……」
腰に回していた手を瞬時に肩に回して僕の頬にピッタリとすり寄せるようにマズルを近づける虎吉さんは、完全に僕を獲物として見ているに違いない。体が、動かない。
「まぁまぁ、あんちゃんもワシにたくさん運動するよう教えてくれたじゃろう。だからな、これからちっと運動しようや。残念ながら一人ではできんのじゃが、手伝ってくれるよな?」
半ズボンからわかるその股間の膨らみで、僕は全てを察してしまう。完全にやる気だ。虎吉さんの交尾はかなり激しいから一発や二発で終わらないし、正直今やり始めるのは非常によろしくない。獣人の交尾はとても気持ちよくて最高なのだが、それだけ体への負担も大きいのだ。……と言いつつ、大体他の人と色々やる時も断れないのだけど。
「んっ……」
ザリザリと僕の唇を軽く舐めて早く開くよう命を受けると、僕の口は自動で半開きとなる。そこを逃さず舌をねじ込む虎吉さんは、歯茎から歯列、そして僕の舌をやさしくネットリと舐め上げた。トゲのついた舌は人間には狂気ともなり得るのだが、虎吉さんは痛くない程度に優しく優しく舌を扱ってくれる。
ネバネバとした虎吉さんの唾液が口いっぱいに広げられると、完全に内部まで支配された奴隷のような気分になって目がとろんとしてきた。少しでも気を抜けばあっという間に虎吉さんの虜にされてしまいそうで、それがちょっと怖くてグッと虎吉さんの体を握ると、それ以上に力強く僕の背中を抱きしめてくれた。
「これからまた汗だくになるんじゃ、風呂は後でいいな? それに……こういうのも好きなんじゃろ」
「ふぐぅっ!」
半パンを軽く手で半開きにすると、そこから今日たっぷり運動してかいた汗とチンポの臭気がムワッと鼻につく。ちゃんと毎日風呂に入っているはずなのに股間部分のオス臭さは相変わらずで、僕の鼻はその臭いに敏感に反応してヒクヒクと鼻穴を広げてしまった。
「今日は誰かさんのせいでたっぷり汗かいちまったからなぁ。こんな汚いものをケツに突っ込むわけにはいかんじゃろ? ……あんちゃんのお口でしっかり舐めるんじゃ。いいな」
肩に回していた腕はいつのまにか虎吉さんの胸元で腕組みをされていて、それから何もされることなくただ僕は見つめられていた。まるで僕が自分から行動するのを待っているかのように。その視線に耐えられなかった僕は汗で濡れた半ズボンをズリッと下ろしてやり、中からブルンと顔を出したチンポに顔を近づける。
中でしっかりと蒸らされたチンポは白い湯気が立ち込めそうなほどに熱を発していて、軽く握ってみるとそこからジワッと汗が手に付いてしまうほどだ。先端からは既に透明でネバついた液体がたっぷり付着しているのを見たあたり、ずっとスケベな事を考えていたのだろう。まずはその汁がたっぷり出ている部分から舐めとってやろうかと口を近づけると、いきなり僕の頭を鷲掴みにして位置をズラされた。
ズラされた先は僕の鼻の下で、透明でオス臭い液体を出すチンポの先端がピトッと密着させられる。鈴口が鼻穴の真下に来るようにチンポを添えられると、一気に汗とオスの臭いが強くなって鼻が痛くなる。普通の人なら不快だと思うような股間の臭いが、僕の鼻と脳を的確に犯してくる。はぁっはぁっと、息切れが激しくなってきた。
「もっと嗅ぎたいじゃろ、ちゃんと鼻の下に我慢汁付けてやるからな。動くんじゃないぞ」
「ンンッ、んあっ‼︎」
「そんなにイヤがる素振りを見せてもムダじゃぞ。おっさんの履き古した褌なんぞでマス掻きしてるようなあんちゃんだ、ワシの蒸れ蒸れチンポも大好きじゃろう。せっかくこんなに蒸れたんじゃ、鼻下にたっぷり塗りつけてやろう」
ヌチュッヌチュッと我慢汁が塗り込まれれば、鼻が使い物にならないぐらいの臭気が僕を襲う。チンポから鼻を離した所でその臭いは取れることはなく、洗ってもしばらくは落ちないほどの濃厚さだろう。何度咥えようとしても虎吉さんは僕に決して咥えさせることなく、鼻を重点的にいじめてくるのだった。
「どうじゃ、ワシのチンポの臭いは。こんなに蒸れて臭くなったのも全部あんちゃんのせいじゃからな」
「ゲホッゲホッ!」
「どれどれ、口の中はどんなもんじゃろうか。……おお、あったかくて気持ちいいぞ。もっと奥まで咥えてみろ、一等臭いの濃い部分を嗅がせてやろう」
虎吉さんが指指すのはチンポの根元にビッシリと生えていた剛毛で、遠くから見ても明らかに通気性の悪いその部分の臭いなんて想像しただけでも恐ろしい。だが虎吉さんの臭いならそんな部分だって嗅ぎたくなってしまう。まず先端を口に含めば塩分過多になりそうな程にしょっぱい液体がたっぷり舌に塗られ、唾液と一緒に飲み込んでいく。だが次から次へと鈴口から溢れ出るその我慢汁は僕の口の唾液よりも多くなり、まるでとろろをすすっているような気分だ。
粘度の高いネバネバの我慢汁をなんとか飲み込みながら口にチンポを押し込んでいくものの、半分ほどで口の容量がいっぱいになる。獣人のチンポはどれも規格外すぎて全部飲み込める人なんてそういないであろう。だが僕はまだ本気を出していない、そう、喉奥という上限のないチンポのしまい所があるのだ。
「ぐううっ……いい喉してやがる。もう少しでワシのフェロモンムンムンのジャングルに鼻が届きそうじゃな。どれ、ワシがねじ込んでやろう」
「んぶっ! んんっ、んふっ……」
「しばらくこのままそこに鼻を埋めとるといい。ワシは残りのお菓子でも食べてるからな。ガッハッハ! しかし本当に嬉しそうじゃな、そんなにワシの臭いが好きなのか?」
「ハスッハスッ……ふぐぅっ……」
鼻を突っ込んだジャングル地帯は年中湿気の高くて蒸し暑い場所のようで、染み込んでいたオスの臭いがドッと鼻穴に流れてくる。虎吉さんの体の他の匂いを嗅いでも、こんなにオスの臭いが強い部分なんて中々ないだろう。ここでしか嗅げないこの臭いが堪らなく好きで、咳き込みながらもつい何度も嗅いでしまう。中毒性のある臭いと喉奥に突っ込まれたチンポにクラクラしながらも、堕ちるものかと必死に意識を覚醒させることに集中する。
喉奥にねじ込まれたチンポからは依然として我慢汁がたっぷりと吐き出されていて、食道までもが虎吉さんの発する強い雄の臭いでマーキングされていく。すると一直線に繋がっている口や鼻までそのオスフェロモンが立ち昇り、外からも中からも虎吉さんの体臭でいっぱいにされていった。
「いい嗅ぎっぷりだったなぁ、ガッハッハ! そろそろ食後の運動をせんとなぁ。ケツはもう洗ってあるんじゃろ? 匂いでわかるぞ。いつもワシに会いに来てくれる時、必ずケツを洗ってくれているということは、つまりはこういう展開を望んでたんじゃろ?」
口から勢いよくチンポを引き抜くと、そのまま僕を仰向けに押し倒してケツにチンポを当てがう。既に我慢汁と唾液で濡らされたチンポはいつでも挿入可能だと言いたいのか、軽く先端をねじ込んでからすぐに腰を引いて引き抜く動きを繰り返してきた。
「あっ……あああっ‼︎」
「そんじゃ、ワシとたっぷり運動しような。今日は特にムラムラが収まらんから、覚悟しとくんじゃ……ぞっ!」
パンッパンッと軽快な音が鳴り始め、いきなり根元まで打ち込みからの限界まで腰を引いて抜く動きの激しさに、既に僕は息を切らしていた。目の前の虎おっさんはまだまだ余裕だと言いたげな顔をしていて、チンポを奥まで挿入する度にお゛っお゛っ……と低い野獣の唸り声のようなものを口から発する。汗もヨダレも止めどなく溢れ出て、それらの体液は全て僕にぶっかけるようにわざと体を揺すってきた。
「このままでもいいんじゃが、今日はワシが運動しなきゃならんしなぁ。じゃから、あんちゃんはそのままヨガっててくれてええからな」
「んあっ、あああっ‼︎」
「せっかくだからスクワットでもしてみるか。ほおれっほれっ」
「やっ、あっ、んんっ‼︎」
「しっかり掴まっとらんと、振り落とされるぞ。へへっ、堪らんなぁ、あんちゃんのケツは」
駅弁のような体勢で僕はしっかりと抱きかかえられ、虎吉さんの首元に顔を埋めながら必死に快楽の波を耐えていた。それでも鼻に入るのは虎吉さんの汗の臭い、そして元々毛に染み付いた体臭だ。鼻にツンとくるようなオスの臭いがさらに僕の体を火照らせ、手足に込める力がより強くなってしまう。ギュッと虎吉さんに抱きつくと、それに応えるようにケツからすごい勢いのピストンをお見舞いされた。
「こうやって汗だくになりながら運動するのは楽しいなぁ。どうだ、もうイキそうじゃろ。そんな我慢せんでも、いっぱい出していいんだぞ」
「ああっ、あっ、あっ‼︎」
もう虎吉さんが何を言っているのか理解できない程に理性が乱れているようで、僕は舌を出しながらヨダレを垂らす他なかった。そして気がついてしまったのだ、首元よりももっと虎吉さんの臭いが濃い部分を。
「ここもたっぷり蒸れたからな、あんちゃんに掃除してもらおう」
「ンンンンッ‼︎」
「おお……あんちゃんの鼻息が当たってこそばゆいぞ、ガッハッハ! そんなに嬉しいか、ならしっかり挟んでやろう。今日はたっぷり世話になったからな、あんちゃんにちゃんとお返ししとかんとバチがあたっちまうじゃろう」
顔をしっかりと腋で挟み込まれ、下からは極太のチンポを挿入され、逃げ場なんてどこにもない。僕はただ、虎吉さんの一番匂いの濃い体臭を嗅ぎながら、ただ喘ぐ以外のことなんて出来ないのだ。
腋の下は酸素が薄く必然的に呼吸が荒くなり、その度に目にくるほどの強いオスのフェロモンを何度も何度も嗅ぎ続ける。僕が生き続けるためにはこの蒸されて湿度の高い空気を吸う他なく、しっかりと鼻に匂いを覚えさせながら何度も肺へと取り込んでいった。
そんな強いオスの臭いを嗅いだチンポが無事で済むはずもなく、何度も何度も虎吉さんの腹の上に射精し続けた。その間も虎吉さんのピストンも止まるはずがなく、前立腺をゴリゴリと潰されながら行う射精はとんでもなく気持ち良いものだという事を身をもって学ぶ。止まらない、止まらないのだ。次から次へと、白濁液が。
「ワシもまずは一発種付けしてやるからな、ちゃんとワシの子を孕むように一番奥で出してやる。ガッハッハ! 安心せい、子ができなくてもワシが孕むまで付き合ってやるからなぁ」
パシンッとケツを大きく叩くと、今までのスピードは何だったのかという程に小刻みに振動して僕のケツ穴を奥深くまで犯し続ける。その間も僕の射精は全くと言っていいほど止まらず、そして腋ロックからも解放されることはなかった。
「イクぞっ! ワシの強いオス遺伝子、あんちゃんの奥の奥まで塗り込んでやるからな。お゛おおおっ、ぐああああっ‼︎ 全部中にっ、出すぞおおおっ‼︎ があああっ!」
ピストン運動がピタリと止まれば、玉から、竿から、そして先端から濃くてネバネバした液体がたっぷりと放出される。ビュルルルッと腸壁を打ち付けるその液体は僕の腸内にたっぷりと植え付けられ、僕が後から指で掻き出させないように奥の方へと塗りたくる。チンポを中でかき回し、満遍なく子種が腸壁に付着するまで丁寧に、丁寧に。
中に出された量は相当なもののはずなのに、栓の役割としていたはずのチンポが引き抜かれても中から一滴も漏れ出ることはなかった。一体どれだけ奥深くに種を植え付けたのか、想像しただけで虎吉さんの嫁になってしまいそうな気分だ。
「ふぅっふぅっ……あんちゃん、もう無理……とか言うんじゃないだろうな。ワシにあれだけ厳しく指導しとったぐらいだ、体力自信はあるんじゃろ?」
「ゲホッゲホッ‼︎ ……あ……ちょ、ちょっと休憩を……」
「そうはいかんからな。その衰えた体力、ワシの指導で鍛え直してやろう。なあに、あんちゃんはまだ若いから大丈夫じゃろ。な? そうじゃろ?」
「いや、だから休憩を……ぐあああっ‼︎」
「ん? よく聞こえんかったなぁ。次は騎乗位にしてやるから、ちゃんと自分で腰を振るんじゃぞ。いいな、もし止めたらその乳首を捻り潰してやろう」
「はは……ははは……」
このあと虎吉さんにたっぷりと指導されたおかげか、二人の体重はそこそこ落ちたとか何とか。交尾はダイエットに良いと勘違いした虎吉さんはちょくちょく僕の事を誘ってくるようになり、その度に体重が減るほど激しい交尾が行われるため、逆に僕の食べる量が増えてしまった。何せ交尾には体力が必要だからだ。
するといつの間にか虎吉さんは軽肥満と言えるほどに減量に成功していて、僕は交尾のカロリー消費よりも食べ物の摂取カロリーが多すぎて逆に太ってしまうという現象に陥る。どうしてこうなった。
「おお、その腹の出具合……もしやワシの子供でも孕んだか? なんてな、ガッハッハ!」
「笑い事じゃないです! どうしてくれるんですか!」
「そんなの簡単じゃろ?」
――もっと激しい交尾にすりゃ、あんちゃんの体も元どおりだ。そう耳で囁かれた僕は、再び夜通しで種付けされるのだった。
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☆FANBOX支援者限定おまけ☆
升田 虎吉(ますだ とらきち)
種族:虎
主人公の呼び方:あんちゃん
好きなもの:魚、変わったデザインのTシャツ
テーマ:天然っぽいおっさん
昼間は酒屋、夜は居酒屋を営む虎おっさん。大の魚好きなので、お店のメニューは魚料理ばかり。肉はほとんど食べず、肉料理が目の前に出されたら大体他の人に食べさせている。
昔人間と色々あって距離を置いていたが、主人公のおかげで人間と一緒に居る楽しさを思い出したようだ。
野生的な血が濃いので、急に塀の上を歩きたがったり、四足歩行で走り出したり、色々危ない。
Tシャツのセンスが微妙で、人を怖がらせるようなデザインが好きらしい。だが最近ちょっと落ちついて可愛らしいデザインのも好むようになった。
文太さんと仲が良く、自分の家の居酒屋で閉店後に飲むこともしばしば。でも最近二人の間で話題に上がるのは主人公のことばかりらしい。
実は運転があまり上手ではなく、文太さんに怒られた経験がある。それをまだ主人公は知らないらしいが……?
リクエストしてくれた支援者に一言:
「はいはい、ワシが虎吉です。……何? ワシを指名してくれたじゃと? ほあああっ、こんなおじさんにも人間のファンができてワシはワシは……くぅ。ささっ、まずはこっちに来て座るんじゃ。テキトーにツマミを作ってやるからな。……え? 酒代として支援してくれた? まぁまぁそれは置いといて。ほら、今日入ったサーモンはうまいぞ。新鮮なうちに食べなさい。ワシ? ワシはなぁ、もう既に二匹ほど食べたから全然気にせんでいいぞ! ほれ、この通りビールも三杯目……あっまた肥えちまう。でも大丈夫じゃ、ダイエットはいつでも始められるんじゃ。じゃから、明日からまた頑張ればええってことよ。ガッハッハ! キミもそんな難しいこと考えず、今日は酒でも飲んで楽しくしてりゃええ。ワシが話相手になってやるから、いつでも来なさい」