こんにちは
美和野らぐです。
今日は表題の通り、『透明感を追求してギャップを生んでみる』について掘り下げていきつつ『毒花吐きの狼少女』のメイキングしていこうと思います。
それではいきましょう~
今回は「花を吐く」というテーマのもとラフを作っていきます。
花を加え、手を添えることでより見た人の視線が最初に顔に集中することを狙っています。
「花を吐く」から「少し暗い雰囲気」「閉鎖的」など連想していって、しゃがむポーズでそれらの連想した点をクリアさせていきます。(逆に立っていると解放感が感じられるのでしゃがむことにさせました)
綺麗系で攻めるので、見た人に雑味を与えないようなるべく曲線のストロークを意識して描いていきます。
左の前髪だと固まってる感じがして爽快感を感じられなかったので、右のように毛束を増やして風になびくように修正。線画の時に「狼少女」というキーワードも思いついたので耳を加えていきます。(しっぽは後描き)
ここでテーマが確定しました。「狼少女」と「毒花吐き」です。
「狼少女」は「狼少年」の造語であり嘘つきを表し、「毒花を吐く」は「嘘をつく」というそろぞれに共通した意味を含ませたダークな設定です。
ダークな設定だと普通は暗い雰囲気であらわされることが多いので、見た人は直感的にそう認識されることが多いと思いますが、ここで敢えてダークなイメージに反する明るい透明感あるイラストをマッチさせることで脳にギャップを作ります。
(例でいうと「まどマギ」のような可愛い女の子たちとダークファンタジー)
ラフから線画に行くときに加えた修正ガイド
透明感ということで、やっぱり大好きな青で統一しながら描いていきます。
青髪ですが全体が青だと重い印象を受けたので、地面からの反射と左斜め上から光が差し込んでいることを想定して大胆に水色やピンクでスプレーをかけます。
その後、濃い青でメリハリをつけながら1枚のレイヤーのみで厚塗りして、もうちょっと透明感が欲しいのでピンクの通常レイヤーで肌に近い部分から広めスプレーをかけました。
肌塗りです。
今回は左上から光が差し込むことを想定して落ち影を塗っていきます。本来であれば、右手はもう少し影が落ちているかと思いますが手と花を目立たせたかったので敢えて影は落としませんでした。
(途中で題名を思いついたので忘れないように書いてます笑)
塗り方は以前紹介した内容から変わらず水色を多用していて、影が一番濃くなる部分に水色を置いて光と影の境界線めがけて伸ばしていきます。そうすることでより肌質が陶器のような冷たい雰囲気が出て透明感を生みます。
(暗くしたり濃くすることが影ではないんだなと思ったり...)
最近は目の線画をなくして、よりガラス玉に見えるような眼を目指して描いているため
鉛筆のデッサンなどでの光の反射を意識して中心の彩度をを高めて、上は髪の反射を含んだ色、下は肌色を混ぜて彩度低めで描いています。
また、線画がなくなったことで今までの塗り方だと目力が弱くなってしまうため、濃い色で目を大きく塗り囲むことでカバーします。(目の輪郭は不透明度を下げた消しゴムで削ることで柔らかい目の演出ができます)
一年くらい前の目。これもお気に入り。
昔と比べると、シンプルな描き方になったかも。
今回は珍しく2枚のレイヤーに分けて塗っていきます。
1枚目で細かく布質を意識して塗って、2枚目で落ち影を描きつつ、画面の全体的な青のトーンを強調してメリハリをつけていきます。
影のレイヤーの使い方は色々ありますが、私は細かい影一枚+全体影一枚が多いです。
というのも、細かい影を複数のレイヤーで作ると重なった部分が濃くなったり、はみ出ると薄い部分が出たりと荒くなってしまうし、気づいたらすごい暗い色になってしまうこともあるため一枚で厚塗り感覚で塗ることが多いです。
今回の(塗りの)演出の肝である麦わら帽子です。
上から順々に見てもらってわかる通り、3枚目でいっきに変わったなと思う方も多いと思います。
これは「麦わら帽子の隙間から差す光の粒による密度」と「光と肌のコントラスト差」が影響していて
最初のほうで説明した通り、顔周りが一番大事なので密度とコントラストを作ることでよりぱっと見で華やかに完成度高く感じてもらうことができます。
また、二枚目の麦わら帽子の下側に水色(透け感のため)を塗る以外あえて塗り込まないことで、絵のバランスをとって顔に自然と視線がいくようにしています。
ある程度塗り終わったので調整をしていきます。
肌の部分で説明していた全体影をここで多用していて、イラスト全体のカラーバランスと透け感を作っています。
左から二枚目は薄い青で全体を青系統に統一→三枚目で加算によるハイライトとコントラスト調整→四枚目で肌のみ青で全体影→オーバーレイで彩度を上げたい部分に色を乗せていきます。
全体影は左から二枚目のようにバケツでほぼ全部を塗りつぶすこともあれば、四枚目のように肌の影になっている部分に青を塗ることで奥行きと透明感を作ることもあります。
統一感を生むのに効果的です。
背景を描き込んでいき、真ん中のイラストで物足りないと思ったので左上から光を差し込ませます。このときにピンクよりの赤色を入れることで画面にアクセントがついて完成度が上がります。
最後に統合して色調整や色収差、ぼかしを入れて完成!
「毒花吐きの狼少女」
いかがでしょうか。
ギャップを生む為に、透明感に特化したイラスト制作をしてみました。
最近一枚絵は特にタイトルは大事だなと思っていて、今回の作品もタイトルがあるからこそ意味が生まれて奥が深い作品になっています。
おそらくこの絵をtwitter上で見てくださった方もいらっしゃると思うので
よければ第一印象で思ったことなどご意見いただけると嬉しいです。
それでは次回またお会いしましょう~~
2021/04/18
美和野らぐ
美和野らぐ
2021-04-22 05:25:25 +0000 UTCぼいど
2021-04-19 09:47:27 +0000 UTC美和野らぐ
2021-04-18 13:25:04 +0000 UTC美和野らぐ
2021-04-18 13:21:56 +0000 UTCからしくん
2021-04-18 12:19:53 +0000 UTCなみ
2021-04-18 11:23:51 +0000 UTC