今日は少し寒いですね。こんにちは。 私が30年以上絵を描いてきて、15年以上働いてきて、 絵を上達させるにあたってこうしたら早かったな、こうしたらよかったなあと思うことを書いてみます。 趣味追及というよりも、マーケティング面の考えが多いかも……。 優先度仮定、主にキャラクター作画についての内容です! ①色彩 今の時代の最重要と考えています。 非常に多くの若い世代の人が現在、スマホでエンタメコンテンツを見ています。 たとえば pixivの広告掲載用のページ(https://www.pixiv.net/ads/)で PVに関する資料PDFをDLできますが アクセスの実に7~8割程度がスマートフォンからになっています。 (ちなみに投稿者はPCを使うことが大半なのでPCのアクティブユーザーは絵や漫画や小説を制作する人である可能性が高いということ) 色彩は小さなサムネイル、小さなカード、小さな文庫であっても 大きな印象を観る人に与えます。 毎日大量のコンテンツがあふれる世の中で、 絵を手にとったりクリックしてもらえる可能性が高まるということです。 色彩学、色彩心理学の本や記事がたくさんあるので参考にしましょう! ②透明感 清潔感 二次元を趣味とするフィールドの場合、女性のSNS拡散率が多いため、 透明感や清潔感は女性に親和性を持ってもらうために必要と考えています。 多少衣装がエロくても 清潔感があると不思議とさわやかに見えていくものです…… 私は絵に清潔感がないことで長い間悩みました。 具体的には、絵に透明感をつける最も簡単な方法は、 モチーフパーツを本当に透明や半透明に描いてしまうことと、 色の明度を上げて彩度を下げることです。 ③キャラクター形状について 顔と手は 人間が人物を視認・個体認識するうえで最も重要なものです。 それは美術解剖学でも言われていて、 遺体の何の様子が人の心をえぐるのか というお話で真っ先に上がるのが顔と手です。 そこをまず重点的に訓練すると、人間の表現に色気や生っぽさ、質感や重心が加わってきます。 体の描き方については、量感(体積)を重視する訓練と、動きを重視する訓練とを、 バランスよく進めるのがよいかなと思います。 量感を重視しすぎると硬い絵になりがちかも。 顔の表情は魅力の大きな面を占めますので キャラクターデザインのたびに喜怒哀楽の顔を描き慣れていくのはよいことです。 ④衣類(ファッション) ファッションの基礎知識は早いうちに養っておくのがよいと思います。 架空の衣装をデザインするにあたっても、史実の衣類をもとにすることがほとんどです。 史実の衣類はもちろん人体工学的に優れています。 形状だけでなく、動いた時どういうしわがよるか、どうなびくか どういう順序で着用するかなど 知識を養うのに長い時間がかかります。 早くに勉強を始めるほど制作の自由度は上がると思います。 ⑤パース 現在イラストのブランディングは「世界観」で、と言われ始めています。 世界観というのはタッチやテーマも含みますが エンタメ製品であるなら背景設定も必要でしょう。 また、背景作画作家は競合が少なく有利であることも 作家さんたちがお話されていましたよ。 空間把握能力が大きく成長するのは25歳くらいまでという説を読みました。 早くから背景作画に慣れておくのはよいことです。 エンタメでの作画のお仕事を目指す方、 創作をする方のお役に立てる情報でしたら幸いです。