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ギャランドゥ
ギャランドゥ

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冷徹な赤ずきんバレッタ、ドラゴンケンタウロスにあっさり敗北する

「さぁて、行きますかー」


ザワザワと風に騒ぐ森の中。その中で切り株に座った1人の人物が休憩を終え立ち上がった。


「お金はどこに落ちてるのかなー?」


明るいトーンで森の中で響くその声は、少女のものだ。もしこのような森の奥にまで来る運の悪い木こりか、もしくは相当な変わり者がいれば、この場所とあまりにかけ離れている少女の容姿を見ることができ、自分の目か正気を疑ったことだろう。


「出発進行ー!」


ワンッ!


少女の言葉に、近くで寝そべっていた犬「ハリー」が返事をする。赤い首輪をつけた、可愛らしい毛玉だ。そしてハリーの飼い主である少女と言えば、その見た目は一言で言えば「赤ずきん」だろうか。フワフワとしたボリュームのある金髪、クリクリとした瞳に、スラリと通った鼻筋。最も特徴的なのは、頭からすっぽり全身を包み込むフード付きの真っ赤なマントだ。その見た目はまさに童話「赤ずきん」に出てくる主人公の少女を思わせるものであり、その可憐な容姿に街を歩けば多少の視線を浴びることだろう。


ジャキン...


しかし、その見た目に騙されては行けない。彼女の本質は、見た目のような明るく可愛らしい少女などではない。ダークストーカーと呼ばれる夜の住人たち、すなわち多くの者が恐れる怪物を狩り金を稼ぐ冷徹な狩人なのだ。多くの銃火器を体に仕込んでおり、ナイフや火炎瓶、マシンガンに果ては小型ミサイルまで、歩く武器庫と言えるような重武装である。彼女が呼ぶ「落ちているお金」とは、すなわち狩りの対象である怪物達のことなのだ。


「じゃあハリー、さっさと終わらせちゃいましょ」


彼女は一発目をいつでも撃てる状態にして、相棒の犬に微笑みかける。彼女は「ベレッタ」。闇の住人ダークストーカーを狩る、彼らより恐ろしい存在だ。













「情報が確かなら、ここにいるはずだけど...」


ベレッタはくるくるとナイフを弄びながら、ひとつの洞窟の前に立つ。暗く奥が見えない洞窟は、普通の神経を持った人間が入ることを躊躇わせる不気味な雰囲気を醸し出していた。


「じゃ、行きますか」


しかし、バレッタはそのような繊細な感情など持ち合わせていない。スタスタと躊躇いなく、しかし奇襲を受けないように注意を払いながら洞窟の中へ進んでいく。


「うん、これは当たりっぽいかなぁ」


バレッタはキョロキョロと辺りを見渡しながら洞窟を進み、そんなことを呟いた。洞窟の中は誰かが何度も往復したのか、地面が均されて歩きやすい道になっている。また、ここの住人は綺麗好きなのか、このような湿気が多い洞窟では大量に生えているはずのコケやキノコといった植物があまり見られない。


フワァァァァン......❤


「ん?」


その時、バレッタの鼻が洞窟に似つかわしくない匂いを検知する。


クンクン...❤クンクン...❤


「なによ、この甘ったるい匂い...」


花や果実のような甘さとは違う、しかし人工物かと言われればそれもまた首を傾げてしまうような嗅ぎ慣れない不思議な甘い香り。バレッタは一瞬毒の類かと口元に布を当てるが、少し立ち止まって様子を見てみても特に体に異変は起こらない。


「なんかのお香でも焚いてるのかなぁ...」


バレッタはそう呟きながら、言葉とは裏腹に獰猛な笑みを浮かべた。狩りの対象が平和ボケした雑魚ならばそれに越したことはない。もしかすると今回の仕事は楽かもしれないとバレッタは歩みを進めていく。


ワフ...クゥゥゥ...ン...❤


その時、バレッタに従い洞窟の中に来ていた犬、ハリーが何やら鳴き声を漏らし始めた。


「あー、もしかして辛い?ハリー、ちょっと匂いがきついなら出てもいいよ」


バレッタは相棒のハリーを気遣い、自分一人で構わないと言う。人間である自分でも感じるほどの匂いなのだ。嗅覚が優れているハリーにとっては余計に辛いことだろう。


クゥゥゥン......❤


ハリーは1度バレッタのことを見上げたあと、クルリと後ろを振り返り、そのまま来た道を戻り出す。どうやらベレッタの言葉通り、自分は洞窟の外で待っていることにしたようだ。


フリフリ...❤フリフリ...❤


しかし遠ざかっていくハリーのしっぽは機嫌良く振られていた。まるでこの匂いを好んでいるかのように。


「...いや、そんなわけないか」


それならば自分をおいて戻る必要がないだろうと、ベレッタはハリーの様子がおかしい理由を"他に思いつくことが出来ず"、そのまま1人で洞窟を進んでしまう。












ヒュウゥゥゥゥ...


洞窟のさらに奥へ進んでいくと、バレッタの頬を風が撫でた。


「風?どこから入ってきてるんだろう...」


フワァァァァ...❤


「......っ」


そしてその風に乗って、先ほど感じた甘い香りがさらに濃度を増してバレッタの鼻の中へ入り込んでくる。しかしバレッタは特に気にすることなく歩みを進めた。


ドクン...❤ドクン...❤


スン...❤スンスン...❤


しかし彼女は気づいているだろうか。洞窟に入り、匂いを感じた瞬間からバレッタの鼓動が少し早くなっていることに。彼女の鼻が匂いを求めるように、ピクピク❤と動き始めていることに。










「......!なるほど、だから風が吹いてたってわけねぇ...」


ついに洞窟の最奥に辿り着いたバレッタは、見上げながら呟いた。奥は広い空間があり、その天井はこの大部屋の中心に行くにつれ高くなっている。そして30mほどの高さまで上がる天井は、中心部分に半径5mほどの穴が空いていた。穴の向こうにはどんよりとした曇り空が見える。


「それで、あなたがあたしのターゲット♪」


そして目の前で佇む人影に、ニンマリと笑みを浮かべた。


「えーと、あなた誰!?」


大きな声でバレッタに尋ねてきた人物は、赤いチャイナ服に身を包んだ女性だった。身長はバレッタよりは高く、ボサボサとした緑色の髪をショートカットにしている。瞳の色は黄色で、その顔立ちは整っている部類に入るだろう。チャイナドレスの上から見る限り、太っているという印象は抱かないが、太ももや胸が見るからにムチムチ...❤としており、触ると柔らかそうな肉つきの良さだ。ここまで見ると、洞窟の中に住む相当なもの好きな人間と言えなくもないかもしれない。


「あたしはドラゴンケンタウロス!」


しかし、彼女の頭部を見ればそのような発想は消えることだろう。彼女のこめかみ辺りから、ニョキリと2本の角が上に向かって飛び出ている。明らかに被り物ではないその角は、彼女ドラゴンケンタウロスが言う通りドラゴンの血が混ざっている証拠なのだろう。


「んんっ!?よく見たらあなた可愛らしい顔をしているわね!...ははーん?あなたの目的が分かったわ!」


ドラゴンケンタウロスはいきなりバレッタの容姿を褒め、彼女の目的が分かってしまったと納得の表情を浮かべる。


「へぇ...ならもうしょうがないか」


バレッタは凄みのある笑顔を浮かべ、体に仕込んだ武器に手を伸ばした。


「美少女コンテストね!?」


「...はぁ?」


しかし続くドラゴンケンタウロスの言葉に、思わず意味がわからないと声をあげてしまう。


「確かにあたしは超がつく美少女!あなたほど優れた容姿を持っているなら、あたしに挑む権利があると考えるのも納得よ!」


呆れるバレッタを他所に、ドラゴンケンタウロスは一人で勝手に盛り上がり始める。


(なんだこいつ)


バレッタは訳の分からないことをほざく目の前のバカを相手にするだけ無駄だと、自分の世界に入りこちらから視線すら外したドラゴンケンタウロスに、武器の照準を向けた。


「バイバイ、おバカさん」


カチ...


ブシュゥゥゥゥ......!


バレッタの体に仕込んだ小型ミサイルが、ドラゴンケンタウロスに向け飛んでいく。今も美少女コンテストという勝負のやり方、そしていかに自分が美少女であるかを語り続けるドラゴンケンタウロスは、そのミサイルに直撃してしまう。


ドガァァァン...!


「あ、死体が残らなかったら証拠探すの面倒じゃん。どーしよっかなー♪」


バレッタはミサイルによる爆発が洞窟内部へ影響を及ぼしていないことを確認し、軽い口調でそう言いながらモクモクと煙が上がる場所へ向かう。彼女は今までこちらに言葉を投げかけていた生物を殺したことに、なんの罪悪感も抱いていない。まるで近所にお使いに行くような歩き方でドラゴンケンタウロスの死を確認しようとしていた。


「...いきなり何するのよっ!」


ボフンッ...!


「は...?」


その時、確実にミサイルを当てたはずの、聞こえるはずのない声が煙の中から聞こえてくる。同時にモウモウと漂っていた煙が吹き飛ばされ、中から無傷のドラゴンケンタウロスが現れた。


「なっ...なんで生きてんだよ!フザケんな!」


バレッタはありえない光景に、つい口調が乱れてしまう。しかし、何度視線を向け直しても、やはりドラゴンケンタウロスはピンピンしている状態だ。


「あなたねぇ...!あたしに美少女コンテストで勝てそうにもないからって、そうやって直接的な手段をとるのはどうなの!?」


ドラゴンケンタウロスは怒った口調でそう言う。バレッタからすれば、ミサイルを当てられ未だにそんなことを言うなど狂っているとしか言いようがない。


「全く...!せっかくあなたの可愛さを認めてたのに!」


いや、違う。目の前の怪物は狂っているのではない。バレッタの持ち得る最高火力をぶつけられても特に脅威を感じないほどに、2人の間には歴然とした力の差があるのだ。


「...クソが!ハチの巣になれぇ!」


ガバリ


ズガガガガガガ...


バレッタは額に汗を垂らしながらも赤いマントの下からマシンガンを取り出し、ドラゴンケンタウロスに対して弾丸の雨を降らせる。


ギンッ...!ギンッ...!キュイン...!キュイン...!


「きゃっ!?も、もうー!ちょっと、やめなさいって!」


しかしドラゴンケンタウロスはその弾に倒れるどころか、当たったそばから全ての弾丸が弾かれていく。


「どうなってんだぁ!この化け物!?」


ズガガガガガ...!


バレッタは絶望の表情を浮かべながらも全く効いていないマシンガンの引き金を引き続けるしかない。そもそもミサイルに対して無傷な相手に、マシンガンなどでダメージを食らわせられるはずもなかった。バレッタは自分の判断ミスを悔やみ、生物としてのスペックが違いすぎるドラゴンケンタウロスにただただ恐怖する。





「いい加減にしなさーい!」


しばらくの間バレッタの攻撃を受け続けていたドラゴンケンタウロスは、ついにバレッタに向け歩き始めた。


「ヒ、ヒィィィィ!?」


バレッタはそれを見て顔を歪め、情けない悲鳴をあげる。今まで幾多のダークストーカーを狩ってきた彼女は、今この瞬間狩られる側になってしまったのだ。


「そんな悪いことする子には、こうだからね!」


ボァァァァァ...!


ドラゴンケンタウロスの口が開いたと思うと、次の瞬間赤い閃光が洞窟の中に走る。名に含まれるドラゴンに相応しい真っ赤な炎を吐き出したのだ。


ゴォォォォ...!


洞窟内の気温を一瞬で数度上昇させるほどの業火は、ベレッタのはるか横を通り過ぎる。明らかに彼女には当たらないよう配慮がなされた軌道だったが、当たればたちまち自分を消し炭に変えられる威力を目の当たりにしたバレッタはその場に尻もちをついた。


ペタン...


ガクガク...ガクガク...


「あ、あわわわわ...!?」


(殺される...!?あんな奴に、勝てるわけがないだろうが...!)


ズリズリ...ズリズリ...


バレッタは腰が抜けてしまい、地面にへたりこんだまま少しでも逃げようと入ってきた通路に向かい這いずっていく。


「捕まえたっ!」


「っ!?!?」


ビクンッ!


しかし、そんな状態でドラゴンケンタウロスから逃げ切れるわけがない。あっという間に距離を詰められたバレッタは、腕を捕まれその場に立ち上がらされる。


フワァァァァァ...❤


距離が縮まると、洞窟の中で何度か嗅いだあの甘い匂いがバレッタの鼻をくすぐった。


「離せ!このっ...化け物が!」


バレッタはそう悪態をつきながら、往生際悪く体に忍ばせたナイフをドラゴンケンタウロスに振るう。


「まだ持ってたの!?おイタが過ぎるよ!もう全部没収!」


パシッ...


ドラゴンケンタウロスは軽々とバレッタの腕を受け止めると、あっという間にその手からナイフを奪った。


ガシ...


「なっ...!?なにす...」


ブンッ...!ブンッ...!ブンッ...!ブンッ...!


ドラゴンケンタウロスはバレッタの体を空中で回し、両足首を掴むと、そのまま下に向けブンブンと上下させる。


ガチャガチャ...ガチャガチャ...


バレッタの服の中に仕込まれていた火炎瓶や拳銃、いくつもの武器や弾薬が地面に音を立てながら落ちていってしまう。


「もう、こんなに沢山持って!これで全部?」


「クソが...」


ドラゴンケンタウロスの問いかけに、バレッタは悪態で返すことしか出来ない。


「まだ不貞腐れてるの?今回の美少女コンテストは、悪いけどあなたの反則負けって形になるよ?」


しかし、ドラゴンケンタウロスはバレッタの様子を見ても未だに美少女コンテストを開いていた前提で話を進めている。


「はっ...てめぇのどこが美少女だ...!」


バレッタはほとんど生存を諦めてしまっていた。半ば投げやりにドラゴンケンタウロスの言葉を鼻で笑う。


「そんなこと言って...いいわ!相手に潔く負けを認めさせることも美少女の嗜みだもの!あなたにあたしのことを美少女だって認めさせてあげる!」


ドラゴンケンタウロスはそう声高に宣言した。


「一体何を...」


するつもりだ、と尋ねようとしたバレッタ。しかしその言葉は、ドラゴンケンタウロスの胸に顔を押し付けられたことで中断されてしまう。


ギュウゥゥゥゥ...❤


「んむぅぅぅぅぅ!?❤」


ムニィィィィィン❤


いきなり顔全体が柔らかい感触に包まれてしまったバレッタ。ドラゴンケンタウロスに抱きしめられたのだと気づいたバレッタは、彼女の胸のあまりの柔らかさに驚く。


ムニムニ...❤モニュン...❤プニュ...❤


(こいつの胸っ...❤柔らかっ...!?❤)


ビクビクッ...❤ビクン...❤


そう、ドラゴンケンタウロスの胸やバレッタを抱きしめる二の腕には程よく肉がついており、ムチムチ❤と官能的な感触をバレッタに与えていた。先ほどバレッタの放った銃弾を全て弾いた皮膚と同じとは思えないほどのふわもち肌だ。


ムワァァァァァァ...❤


そして同時に、バレッタの鼻に濃度の高い甘い香りが入り込んでくる。


(甘ぁぁぁぁぁ...!?❤)


クンクン...❤クンクン...❤


バレッタはむせかえりそうなほどの甘い香りを嗅ぎながら、洞窟内で感じ取ったこの匂いの招待を理解した。あの時から感じていたこの香りは、ドラゴンケンタウロスの体臭だったのだ。


クンクン...❤クンクン...❤


フーッ...❤フーッ...❤


(クソッ...!?❤な、なんであたしはこいつの匂いを嗅いでっ...❤)


ビクビクッ...❤ビクンッ...❤ビクッ...❤


バレッタはそう思いながらも、体はドラゴンケンタウロスの匂いを求めるように鼻を鳴らして空気を吸い込んでしまう。今までの人生で経験したことのない、どこまでも甘く、そして脳を痺れさせるドラゴンケンタウロスのフェロモン臭に、バレッタの嗅覚は魅了されかけてしまっていた。


「どうー?あたしの体と匂いは?そろそろあたしのことを美少女と認めたくなってきたんじゃないー?」


ムニムニ...❤モニュ...❤


ドラゴンケンタウロスはバレッタの顔をさらに自分の胸に埋めさせながら尋ねる。


「んふぅぅぅぅぅ!?❤」


ムワァァァァ...❤


ビクビクッ❤ビクビクッ❤️


顔を包む胸の圧迫感と香りがさらに強まり、バレッタはビクビク❤と体を痙攣させてしまう。


(クソっ❤クソぉぉぉ...❤あたしにそっちの趣味はないんだよっ...❤)


クンクン❤クンクン❤


自分に同性愛者の気はないと、自身に言い聞かせるように心の中で言うバレッタだが、その間も鼻をクンクン❤と動かすことはやめられない。


ドキッ...❤ドキッ...❤ドキッ...❤ドキッ...❤


体の隅々にまでドラゴンケンタウロスの香りが染み渡り、まるでときめくかのようにバレッタの心臓がドクドク❤と跳ねる。彼女の脳は自身が手も足も出ない強者に対する恐怖と、その強さに違わない生物としての圧倒的な魅力の前に屈服し始めていた。すっかり表情は蕩け始め、ドラゴンケンタウロスを求めるメスの顔になってきている。


「だ、誰がお前のことにゃんかぁ...❤」


しかし、バレッタの口から出てきたのはドラゴンケンタウロスを否定する言葉だった。この状況で、未だにそのようなことが言える彼女の気の強さは筋金入りだろう。


「ふーん...♪気に入ったわっ❤なら、あたしも本気を出しちゃおうかなっ❤」


ドラゴンケンタウロスはバレッタの態度を見て、楽しそうに笑みを浮かべた。そして一旦彼女を自分の胸元から解放する。


スッ...❤


「あっ...❤」


バレッタの口から思わず呟きが漏れてしまう。その声に、悲しそうな響きが混ざっていることに彼女は気づいているだろうか。


(今度は何をしようとして......〜〜〜っ!?❤❤❤)


バレッタは視線を自然とドラゴンケンタウロスの方へ向けてしまう。そして、ドラゴンケンタウロスが着ている赤いチャイナドレスを視界に入れた瞬間絶句した。


「なっ...ななな...!?❤」


パクパク...❤パクパク...❤


バレッタはなにか言おうと口を開くが、肝心の言葉が出てこない。結果として餌を求める鯉のように口を開閉させていた。


「おー❤もうあたしの腋に釘付けだねー❤」


ドラゴンケンタウロスはバレッタの反応を見て、さらに笑みを深める。そう。彼女は腕を上げ頭の後ろで組み、バレッタに対して自身の腋を見せつけていたのだ。


テカテカ...❤


しっかりと手入れされたドラゴンケンタウロスの腋が、バレッタを誘惑するように汗を浮かべ輝いている。


ゴクリ...❤


キュンッ...❤キュンキュンッ...❤


いつの間にかバレッタの喉が鳴り、同時に子宮が敗北を叫ぶように激しく疼いていた。


モワァァァァァァ...❤


ドラゴンケンタウロスの腋からは、先程と同じ甘い匂いの他に、少しツンとした刺激も含まれていた。しかしそれは不快になるものではなく、バレッタの頭にガツンとハンマーで殴られた衝撃を与えるような、生き物の本能を揺さぶる魔性の香りになっている。


「あ...❤あぁっ...❤」


フラ...❤フラフラ...❤


バレッタは無意識のうちに歩き出す。その足取りは覚束ないもので、夢遊病者のようだった。そしてすぐ近くにあるドラゴンケンタウロスの腋に、自ら顔を埋めてしまう。


パフン...❤


「んほぉぉぉぉぉぉ!?❤」


ビクビクッ❤ビクンッ❤ビクンッ❤


その瞬間、バレッタの口から獣のような嬌声があがり、ビクビク❤と体を跳ねさせながら激しく絶頂した。


(こんなの知らないっ❤知らにゃいぃぃ!?❤)


モワァァァァァァ...❤


クンクン❤クンクン❤クンクン❤クンクン❤


ビクン...❤ビクッ...❤ビク...❤ビクッ...❤


バレッタはドラゴンケンタウロスの甘酸っぱい腋臭を吸い込み、鼻をピクピク❤と動かす度に絶頂を続けてしまう。既に彼女の中に残されていた僅かなプライドさえ消えてしまい、退治しに来た怪物の、しかも同じ女性である者の香りを嬉しそうに嗅ぎ続けてしまう。


「うんうん❤さっきまでの生意気な感じも可愛かったけど、今の素直になった方があたしは好きかなー❤」


「......っ!?❤」


ピクッ...❤


ドラゴンケンタウロスの好きという言葉に、バレッタの体がピクリ❤と反応してしまう。彼女からそう言われたことに、喜びを覚えている自分がいるのだ。


「もうこんなものでズルしようなんてしちゃダメだよ?」


そう言うドラゴンケンタウロスの手には、いつの間に拾っていたのかバレッタの所持していた拳銃が握られていた。


グリグリ...❤グリグリ...❤


そしてそれをバレッタの股へ、さらに詳しく言うのであれば女性器の部分を押し付けてくる。


「んひぃぃぃぃ!?❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


バレッタの顔は快楽に歪み、自身の武器を秘部に押し付けられ甘い悲鳴を漏らす。


「あたしは平気だけど、普通の人間には充分危ないものなんだからっ!分かった?」


ビクビクッ❤ビクンッ...❤


ドラゴンケンタウロスの言葉も、今のバレッタにはほとんど届いていない。


グリグリ...❤グリグリ...❤


(ク、クリトリス潰されてっ...❤そこっ...!?❤気持ちいいぃぃ❤)


彼女はドラゴンケンタウロスから押し付けられる拳銃でオナニーするのに夢中だったからだ。


「あ、聞いてないなー?」


ドラゴンケンタウロスはバレッタに反省を促すため、ひと手間加えることにしたようだ。


スッ...❤


彼女の顔がバレッタの耳元に近づけられ、自然とバレッタの体は耳に神経を集中させてしまう。


グリグリ...❤グリグリ...❤


そして一際強く拳銃をバレッタの股に押し付けながら、ドラゴンケンタウロスは少し大きめの声で囁いた。


「ばんっ❤」


拳銃を発射する音を真似た、子供の遊びで出てくるような意味もない祇園。


「〜〜〜っ!?❤」


しかし今のバレッタにはそれすらも強烈過ぎた。


ズキューンッ...❤


「おっ...❤おほぉぉぉぉぉぉ!?❤」


一瞬遅れて、バレッタはガクガクと腰を震わせながら叫ぶように喘ぐ。引き金が引かれずとも、バレッタはナニカが自分の子宮を撃ち抜いたような感覚を味わった。


「あ...❤あへ...❤」


チョロ...❤チョロロ...❤ジョボボボボ❤


全身の力が抜けたバレッタの股から、勢いよくお漏らしが噴き出してくる。


「あひっ...❤あぁ...❤」


バレッタは愛銃が汚れてしまうのも構わず、絶頂を伴う失禁をして意識を失うのだった。
















パタパタ...パタパタ...


「ん...?」


バレッタが意識を取り戻した時、彼女の頬を冷たい風が撫でた。ぼんやりとした意識のままうっすらと目を開けたバレッタが見たのは、真下に広がる木々。


「は...?」


「あ、起きた❤」


理解が追いつかないバレッタの耳元から、ドラゴンケンタウロスの声が聞こえてくる。曰く、お漏らしさせてしまったお詫びに空の散歩を味合わせてあげようと思ったのだと。


「...キャァァァァァァ!?」


バレッタは自分のいる高さをようやく理解し、命の危険を感じて悲鳴をあげる。そして本能に従い、少しでも安全を確保しようと体を反転させ、自分を抱えるドラゴンケンタウロスに抱きついた。


ムチムチ...❤ムチムチ...❤


ムワァァァァァ...❤


途端に襲ってくるのは、ドラゴンケンタウロスのふわふわもちもちの柔肌と彼女の甘い体臭。


「あへぇぇぇぇ...!?❤」


フッ...❤


いきなりの快楽に、バレッタの体の力が一瞬抜けてしまう。


ギュウゥゥゥゥ❤


しかし命を失う恐怖が再び強く抱きつくよう司令を出し、バレッタはドラゴンケンタウロスの体の魅力にズブズブ❤と溺れ続けることになった。








「あっ...❤あっ...❤」


ピク...❤ピク...❤


人生初の飛行体験から戻ってきたバレッタは、ただ喘ぐだけの存在になってしまっていた。表情は恍惚に染まり、上空で絶頂し続けた彼女の女性器は愛液でビショビショだ。


「ねぇ、あなたの名前なんて言うの?❤」


そんなバレッタに対し、ドラゴンケンタウロスが名前を尋ねる。


(あ...❤なにか聞かれた...❤答えなきゃ...❤)


「...バ、バレッタでしゅ...❤」


放心状態にあるバレッタは、ドラゴンケンタウロスの問いかけに正直に答えてしまう。既に彼女の頭の中に、目の前の美女には逆らわないという思考回路が形成されてしまっているのだ。


「そっか❤バレッタ、あたしのモノにならない?❤」


「へ...?❤」


そんなバレッタに対し、ドラゴンケンタウロスはそのような提案をし始めた。


「バレッタ、あたしのタイプだし、ちょっとそそかっしい所があるから他の娘にもイタズラしてお仕置されないか心配だから❤あたしと一緒にいれば、ずっと守ってあげられるし❤」


「うっ...❤あひぃ...❤」


バレッタはドラゴンケンタウロスの言葉を聞き、まるで母のお腹の中にいるかのような安心感を抱いた。自分がこれまで出会った者の中で最強のドラゴンケンタウロスの庇護下に入れるという提案は、非力な人間であるバレッタにとって魅力的過ぎたのだ。


「...お願いしますぅ❤」


結果としてバレッタはドラゴンケンタウロスの提案を受け入れた。彼女にとる態度は、あの冷徹なハンターとは思えないほどしおらしいものになっている。


「やったー❤これからよろしくね、バレッタ❤」


コクリ...❤


こうして1人の女ハンターは、ドラゴンケンタウロスの戦利品として彼女のものになることを誓った。













「こ、これ全部...!?」


余談ながら、自身の美少女っぷり以外無頓着なドラゴンケンタウロスが適当に集めていた金銀財宝を目の前にし、目を輝かせながら喜びの声をあげる赤ずきんがいたという。



※いただいていたリクエスト


今回も魔導物語・ぷよぷよキャラ攻めのクロスオーバーレズとして、対戦格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズよりかわいい見た目の危険なダークハンター・バレッタが、ドラコケンタウロスに身も心も屈服させられて幸せにされてしまうお話をお願いします。


あらすじ

・今日もダークストーカーを狩るバレッタは、意図せずドラコケンタウロスの縄張りに侵入。

・ドラコは赤ずきん姿のバレッタを見て「自分を意識した(※赤色だから)美少女コンテストの挑戦者」と勘違いし、対抗心を燃やす。

・嘲笑しつつ不意打ちで狩ろうとしたバレッタだが、相手は最強種ドラゴンの混血。すべての攻撃は傷一つ付けられない。

・「美少女コンテストで勝てそうにないから実力行使に出た」と勘違いするドラコは、バレッタの性根を叩き直すべく、美少女ぶり(と驚異的なスペック)を見せつけていく。


ドラコケンタウロス(ドラコ)

・ダークストーカー。ドラゴンと人間のハーフ。

・思い込みの激しい性格で、自分を美少女と信じてやまない。

・ぷよぷよを介さないガチの戦闘では、脅威的なスペックを誇る。

・内心ではバレッタを「(一目ぼれするほど)美少女」と思っており、そんな彼女が妨害行為(※誤解)をしてきたことに怒りつつ「これを名目に仲良くできるかも」と下心も抱く。

・体がもちふわで、凄くいい匂いする。


プレイ案

・攻撃が効かない上に、当たらないよう強力な炎を吐かれて戦意喪失&腰砕け。

・美少女ぶり&強さを見せつける為、胸に顔を埋める、腋で顔をホールドするなどして、クソ甘い匂いともちふわボディで魅了。

・「こういうの使っちゃダメ!」と教え込む為、バレッタの銃を“女の子の大切なところ”にぐりぐりと押し当て「ばんっ!」と口で言って、失禁させる。

・お詫びとして空の景色を見せようとドラコは飛び上がるが、落下したら即死の高度にバレッタは怯え切って抱き着く→匂いともちふわで魅了されるの無限コンボで完堕ち。

・甘えてくるバレッタに実は一目惚れなのを明かして、ラブラブ婚姻。


最後は、美少女コンテストにしか興味のないドラコは大量に金銀財宝を貯め込んでおり、ダークハンターやるよりも遥かに大金持ちになり、ドラコの体に顔を埋めつつバレッタ大勝利なオチでお願いします!

凶悪な女の子が圧倒的実力差&匂い責めで完堕ちする姿をぜひ…!


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