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田村サブロウ@小説書き
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[R18]かのかり二次創作_水原千鶴_途中執筆過程2

 本記事は「ずるい女(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。


 その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。


 今回の二次創作の題材は、漫画「彼女、お借りします」のメインヒロイン・水原千鶴です。2023年の夏アニメに出ていますね。


 前回書いたやつがとびっきり重くてドロドロな話だったので、今回は私の脳を休めるべく、「細かいことを考えずエロいことをしまくる話」にする予定です。


 ちなみに執筆するにあたって、この絵をモチーフにしています。

 この絵の格好をした水原が和也に迫ってくる、と考えていただければ幸い。


 それでは、お楽しみください。




 前回の続きからです。








 結局、俺が就寝するまでの間、水原は帰ってこなかった。


 歯磨きやシャワーといった寝支度を終えてから、念のため俺は夜十時近くまで起きていたものの、玄関が開く音は鳴らず。


 一瞬、なにか事故でも起きたんじゃないかと俺は不安になって、水原に電話したけれど繋がらず、チャットしても既読はつかず。


 残念ながらこれ以上できることはもう無いと、俺は心配を押し殺して布団の中に入ったのだった。




 短い夢を見る。


 深い闇の中から、水原がこっちに向かって走ってくる。




 ――助けて! 和也くん、助けてっ……!!




「水原っ!?」




 飛び起きた。


 呼吸を荒くしながら、心臓が底冷えするような悪寒を全身に自覚する。


 服の裏で、汗が滝のように流れていた。




 なんだったんだ、今の夢は。予知夢? 虫の知らせ?


 答えのわからない悪寒を心臓に抱きながら、俺は周囲に目を向けた。


 暗い。真夜中だ。




 窓から聞こえる雨の音は、一番ひどいときに比べたら多少マシになっているが、依然として土砂降りのまま。


 就寝中だったから当然だが、照明はついていない。


 闇に目が慣れるまで、俺は、自室の変化に気づくのに数秒かかった。




「――え?」


 自分の部屋の、ドアが開いている。




 いや待った、厳密には俺の部屋じゃない。ここはあくまで水原の家だ。俺はあくまで水原の家の一室を間借りしているだけだ。


 だから、今こうして。


 水原千鶴が、寝ている俺の部屋のドアを開けて、室内に入ってきていることなんて、なにも問題ない。


 水原が寝ている俺に歩き寄ってきて、四つん這いになって濡れた躰を迫らせていることなんて、彼女は家主なんだから大した問題じゃ――




「――待った待った待った!?」




 湧き上がる淫らな欲望を抑えつけながら、俺は手を伸ばした。


 水原の肩を掴んで、これ以上の接近を阻止する。


 ……夢じゃない! 感触がある!


 水原が、現実で、寝ている俺に迫ってきている!




「ただいま、ぁ」


「お、おかえり……? 水原、どうした?」




 ただならぬ水原の様子に慄きながら、間近にある湿っぽい色香に俺は防戦する。


 こんな時に欲情している場合じゃないのに、げに恐ろしきは、圧倒的な水原の美貌。対男性理性破壊兵器!




 潤んだ瞳は吸い込まれるように綺麗で、濡れそぼった唇は甘そうで、雪のように白い柔肌は眺めも肉付きも極上で。服の隙間から谷間が覗く豊満な胸も、柔らかいカーブを描く腰つきと太ももも、俺の理知を罅割れさせてきて。


 ……いや、待った。


 濡れそぼった唇? いくらなんでも濡れ過ぎだ。艶のある長髪も、白い柔肌も、いつも以上に瑞々しい――違和感を感じるほどに。


 嫌な予感に促され、俺は「ごめん」と軽く断りを入れて水原の腕に触れた。


 恐ろしく冷たかった。




「水原、風呂入ってないのか!?」




 声を上げながら、水原の現状に俺は目を剥いた。


 水原は、着替えていなかった。台風でずぶ濡れになったであろう服のままで、俺の部屋に来ていたのだ。


 どおりで水気に溢れてるわけだ、実際に肌が水で濡れてるんだから。白を基調とした服が下着ともども透けて、中の体が見えてしまっている。


 一番問題なのは、服が透けて肌が見えてしまっている事態を、水原がまったく気にしていないことだ。流し目で、しっとりしている。


 扇状的だが、それ以上に危うい。 




「風邪ひくぞ水原! お風呂、入らないと! いや、シャワーでもいいから、とにかく体を温めないと――」




 柔肌から目を背け、水原に自愛を促す。


 こういう風にトラブルが起きた時、昔は俺が駄々をこねる側で、水原が「仕方がないわね」だの「ダメ」だのと世話を焼く側だったのに。


 立場が真逆なことに違和感を抱きながら、ああでも、迫ってくる豊満な胸が、唇が、潤んだ瞳が、とても艶めかしくて――


 って、ちょっと待て――!!




「ふふ、和也くん。生きてた頃のおじいちゃんみたい」


「み、みずは、んっ――!?」




 唇を奪われた。


◆To Be Continued

[R18]かのかり二次創作_水原千鶴_途中執筆過程2

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