本記事は、「ヴァルキリーに僕の太ももフェチがバレました(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。
その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。
今回の二次創作の題材は、「もんむす・くえすと!」という、負ければ妖女に犯されることがテーマなゲームです。モロにR18。
その中に出てくるヴァルキリーって天使キャラに着目していきます。
神聖にして純白、だけど体つきはエロい。そんな天使です。
公式サイトを検索すれば、「もんむす・くえすと!」の宣伝ページにヴァルキリーの画像が普通に見つかりますぞ。
詳しくは原作参照。
終章でヴァルキリーと交戦する所です。
経緯を軽く語りますと。
女神イリアスに導かれし勇者ルカは、最初は魔王討伐の旅に行ったはずが、なんやかんやあって魔王張本人と旅することになっちゃいました。
んで、なんやかんやあって魔王城にてルカは魔王と最終決戦して、ルカは魔王に勝ちます。
ところが。ここまでの旅路で魔王に情が湧いていたルカは魔王にとどめを刺すことはなく、それどころか魔王側に寝返っちゃいます。
もちろん女神イリアスは激おこぷんぷん丸。
イリアスが魔物の根絶を目指すのに対し、ルカは人と魔物の融和を目指しているので、立場も価値観も対立が決定的になっちゃいます。
んで、イリアスは勇者ルカに天罰を与えるべく、尖兵として配下の天使軍団を魔王城に派遣します。
天使の聖なる体に地上の穢れた攻撃なんて効かないぜヒャッハー! みたいな感じに、天使たちは無双ゲーでもするノリで勇者に襲いかかります。
が、勇者の剣・堕剣エンジェルハイロウに天使の攻撃耐性は通用せず、天使の雑兵ポジにあたるキューピットは粉砕・玉砕・大喝采!(※封印・無力化なので殺してません)
次は、キューピットより格上の生真面目天使、ヴァルキリーが相手です。
キューピットよりは強いものの、雑兵の立ち位置から抜け出せきれていないヴァルキリーの実力は、勇者ルカの足元にも及ばない。
これまた勇者の勝利で、粉砕・玉砕・大喝采!
と、なるはずが……?
(だめだ、勝機が見えない)
伸ばした手に空振りの虚しさを感じながら、ヴァルキリーは唇を噛んだ。
暗い城内を縦横無尽に駆け回る二人の戦士。
消えては現れる二人の残像が、空気の裂ける音を連続させる。
一方はもう一方を捕まえようと追いかけ、もう一方は逃げと攻撃を巧みに交えるヒット・アンド・アウェイの構図。
追いかける方は鎧を纏った美しい女天使、ヴァルキリーだ。
白い長髪が揺れ踊り、背中の白翼から羽根がはらりと落ちる。
純白で神聖。模範的な天使を具現化したような戦乙女は、しかし今は顔色に疲労を隠しきれない。鎧も傷だらけで破損が多い。
一方、追いかけられる方は外見上の特徴だけで語るなら、ただの少年だ。剣を持つだけの、年端もいかない少年。
しかしヴァルキリーは知っていた。その少年は勇者でありながら女神を裏切り、あろうことか魔王に与する大罪人であることを。
そして今は、現在進行系で思い知らされている。
無謀な挑戦を成すだけの力が彼には――勇者ルカには、あると。
「”瞬剣・疾風迅雷”!」
「――ッ!!」
紙一重の斬撃に皮膚の産毛が削られた。危ない。
今の技はギリギリで躱せたが、気を休める余裕はヴァルキリーには無い。
なにせ、少しでも気を緩めたら、ルカは心を読むかのごとく致命打を狙ってくる。一瞬の油断が命取りで、緊張を解くいとまが無い。
攻撃後の後隙も少なく、ルカの風の如き俊敏性を前にヴァルキリーは触れることもままらなかった。厄介だ。
長く続く緊張に、精神が拷問のごとく擦り減らされる。
ヴァルキリーの心は敗北に呑まれつつあった。
「伊達にイリアス様に歯向かっている訳じゃないということね……」
惰弱に呑まれる心を鞭打ち、ヴァルキリーは懸命に闘志を振り絞った。
単純な武力で勇者に挑むのはヴァルキリーでは力不足。
だからこそ唯一の勝ち筋として、ヴァルキリーはルカの弱点を早々に突いてしまいたかった。
勇者ルカの唯一の弱点――それは、女の色香。
彼を捕らえて、ヴァルキリーの素肌に溺れさせれば、勝てる。
言うが易し。行うは難し。
それができないから、今ヴァルキリーは苦しんでいる。
肌を重ねることもままならない以上、色仕掛けもクソも無い。
「”乱刃・気炎万丈”!」
「くっ……!」
また大技が来る。
今度は息もつかせぬ八連続の斬撃だ。
燃えさかる炎のようにルカが繰り出す怒涛の剣舞を、ヴァルキリーは薄皮一枚でひたすら避けまくり、
「痛ッ!!」
ガギンッ!! と甲高い音が鳴った。
最後の一撃を避けきれなかったのだ。
致命打に至らなかったのは不幸中の幸いだが、もともとボロボロだったヴァルキリーの鎧は今ので完全に使い物にならなくなる。
すぐさま後隙を狙ってヴァルキリーはルカに腕を伸ばすが、変化に富む歩法で躱され、また距離を取られてしまう。
勘弁してくれと、ヴァルキリーは嘆きたくなった。
砕かれた鎧はもはや防具の体をなしていない。
残骸と化したそれをヴァルキリーは脱ぎ捨てた。
その身を覆う服はレオタード状のインナーのみとなり、この場でヴァルキリーの女性としての体の線が露わになる。
「うぅぅ……」
今の低い唸り声はヴァルキリーではない。ルカだ。
鎧を脱ぎ捨てたヴァルキリーの肢体に見惚れて、目をそらしたのだ。まぁそれも一瞬だけで、すぐに戦士の顔に戻ったが。
決してヴァルキリーの色香がルカに通用していないわけではない。
しなやかな指、白い雪肌、柔い太腿、豊満な胸。
男が抱けば最後、百人中百人が虜になる艶めかしさをヴァルキリーはその女体より発していた。絶世の美女と呼んで差し支えない。
ヴァルキリーにとって問題なのは、ヴァルキリーがルカを色香で堕とすより、ルカがヴァルキリーを武力で倒す方が速いということ。篭絡が間に合わないのだ。
今のままだと確実に負ける。
この不利を打開するべく、ヴァルキリーは最後の賭けに出た。
「これで駄目なら……もう……!」
願うように突き出されたヴァルキリーの掌から、三つの光の輪が放たれる。
今まで接近一辺倒だったヴァルキリーの、奇をてらった飛び道具にルカは目をみはった。
リング状の円方陣たちが滑らかな曲線軌道を描き、三つともルカめがけて殺到していく。
これも躱されたら次の攻め手は無く、攻撃を避ける余力も無く、致命傷から身を守る鎧もすでに無く。
背水の陣となったヴァルキリーの、事実上の最後の攻撃。
しかし無情にも、風の如き俊敏性を誇るルカには通用せず、素早い動きで躱され――
「――っ!? しまっ」
いや、当たった!
三つ放ったリングのうち一つが、置き技の要領で、走るルカの進路を塞いで脇腹を捉えた!
すぐに、リングに込められた二つの効果のうち一つが発動する。
リングの中心にルカを囲い込み、電光を放つ!
バチイッ!!
「ぐあっ!! ……ふ、服が!?」
リングがもたらす雷撃の加害は、ルカの衣服を吹き飛ばすのみに留まる。
ヴァルキリーの力量では、勇者ルカの頑強な体を傷つけることは叶わない。
しかし、リングのもうひとつの効果、敵の拘束。こちらの効き目はどうか?
「な、なにこれ。動けないっ……!?」
こちらは有効なようだ。
ルカは光の輪に取り巻かれ、裸身を晒した立ち姿のまま、もたもたとまごついていた。身動きを取れなくなっている。
「ッ!!!」
この機を逃したら、次は無い!!
好機に逸る心を内心のみに留め、ヴァルキリーは右脚を地に叩きつけた。
剣を拾い、ルカの真正面に迫ると、反転して背を向ける。
リングの拘束だけでは心もとない。まずは念入りに、ヴァルキリーは背中の白翼でルカを抱えるように覆いこむ。
「わぷっ!? はふ」
背中に聞こえたルカの間の抜けた声に構わず、次の行動に。
尻をルカの下腹部に押し付け、剣を杖代わりにして地に突き立てる。
そして、翼の中でモゴモゴともがいているルカの、肉棒を太股で挟み、ぎゅっと締め付ける!
むぎゅう~~ッ♡♡♡♡♡♡♡
「あうっ!?」
「もう離さないわ。このまま、果てるまで太股で締めてあげる」
腿の中に閉じ込めた肉棒の感触を強く意識しながら、ヴァルキリーは臀部をルカに密着させた。より強く、より濃密に。
無感情に振る舞ってこそいるが、ヴァルキリーに余裕は無い。この性技を抜けられたら、残り体力の少ないヴァルキリーは終わりなのだ。
(久しぶりだったけど、上手くできて良かった……)
ホッとしかけて、まだ終わっていないとヴァルキリーは自戒する。
あとは太股で肉棒を扱いて、ルカを射精まで追いやれば勝てる。
ぐずぐずしていると、ルカの正気が戻って、力尽くで絞め技から逃げられる。かといって慌てすぎても、翼とリングの拘束が緩まって、これまた逃げられる。
迅速かつ精密な動きが必要、とヴァルキリーが己の成すべき難題を呑み込んで腰振りを開始する、直前。
立ちバック素股の姿勢ゆえ、ヴァルキリーは今のルカの表情を目視できなかった。
翼から顔だけ出したルカの顔は。今まで凛々しく引き締まっていた勇者の顔は――
「ふああっ……♡♡♡♡♡♡♡」
今は蕩けるようにだらしなく歪んで、恍惚として、口から涎を垂らしてしまっていた。