本記事は、「もしもぎゃる☆がんがR18だったら 後編(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。
その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。
今回の二次創作の題材は、「ぎゃる☆がん」という、ガンシューティングとギャルゲーが悪魔合体したみょーちきりんなゲームシリーズです。
特定のヒロインに着目するのではなく、ゲームのシチュエーションそのものを題材とする感じでいきます。
前回の続きからです。
まぁ今回は別シチュエーションゆえに直接的な前回との繋がりはありませんけどね。
青空の青天井が夕焼けの茜色に染まりはじめた頃。
女子たちの熱烈なアプローチから逃げ隠れする俺が学校の昇降口に着くと、俺を見つけてあわてて逃げる女の子の姿を見た。
すかさず俺は追いかけた。
明らかに怪しい。
獰猛な愛欲を向けてきた今までの女子たちと、あの女の子は明確に違う。
まず格好からして、あの女の子は背中に天使っぽい羽を生やしているし、頭には天使の輪っかみたいなものが浮いている。
なにより、俺を見てあわてて逃げるという行動自体が訳知りじみていて、これで不審に思わないのはよほどのお人好しでも無理だ。
数秒の鬼ごっこを経て、すぐに俺は天使の女の子を捕まえた。
えころと名乗るその少女は最初こそもがいて俺を振りほどこうとしたものの、やがて彼女はバツの悪そうな顔で事情を話してくれた。
案の定えころは、彼女は、俺に起こったモテモテ現象の関係者だった。
というか……元凶だった。
「つまり俺は、君の放った天使の矢とかいう代物のせいで、今日一日にモテ期が集約されたってことなんだね?」
「はい、そうです」
「んで、今日中に彼女ができないと生涯童貞ってこと?」
「品の無い言い方ですが、まぁそうなります」
「そうかそうか。……なんてことしてくれたんだ!!!」
「ご、ごめんなさ~~~い!」
えころは頭を下げまくって平謝りだ。
「申し訳ありません! このままでは、明日からあなたは異性だけでなく、同性、果ては動物からも一生恋愛感情を持たれることは無いでしょう」
「恐ろしいことを言うなぁ!」
「すべては私を邪魔してきたあの忌まわしき悪魔のせいでして」
「さらっと責任転嫁しようとすんな! どうするんだよ、もう夕方だぞ!?」
一生童貞が嫌なら、今日中に彼女を作らなければ。
だけど、今まで俺は獰猛な愛欲を向けてくる女子たちから逃げるだけで手一杯で、格好が全裸のままだ。着る服が見つかっていない。
全裸のまま意中の女の子に告白するのは嫌だ。振られるのが普通だし、そうでなくても初告白がモザイク付きだなんて。
俺がそんなことを考えてジタバタしていると、突如えころが慌てふためいて、空を飛んで逃げ出した。
「あ、こら! 卑怯だぞ! 責任とれ元凶!」
「そんなこと言っている場合じゃないです! 囲まれていますよ! 来ます!」
えころの警告に、俺が周りをきょろきょろすると。
それは来た。
ドドドと地鳴りじみた足音を踏み鳴らして、四方八方から。
一人、二人、四人、八人、……数え切れない。
それはまさに女の雪崩だった。
学生服を着た可愛い同級生が、いじらしく照れる後輩が、艶っぽく頬を赤らめる先輩が、大の大人である女教師までも。
瞳にハートを湛えて、逃げ場無く、隙間無く、抱きつきを狙って両手を突き出しながら、中心にいる俺に向かってきて――!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
「「「「きゃああ~~~~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」」」」
「ぎゃああああああああああああっ!!?」