本記事は、「こうして俺は追う恋より追われる恋に陥落した(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。
その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。
はじめて、ヒロインの台詞も含めた完全な形での二次創作小説に挑戦しています。
題材は「彼女、お借りします」の更科瑠夏。
前回の続きからとなります。
柔らかくてしっとりとした吸い付きが、唇に密着する。
今までで一番近い距離に、瑠夏ちゃんの存在を感じる。
口での呼吸ができない。互いの唇が唇で密閉される、心地いい息苦しさがしばらくの間続いて。
「――ぷぁっ♡」
やっと俺から口を離れた瑠夏ちゃんは、いまだ俺の首に手を回したまま、蕩けた表情で艶めかしく俺を見つめ続けていた。
ヤバすぎる……めちゃくちゃ、エロい。可愛い。
いや、そんなこと考えている場合じゃない! 駄目だ! 俺は水原が好きなのに――
「和也君も、我慢できないんですか?」
「――あ」
瑠夏ちゃんが、俺の内心の図星を、これ以上ないほど的確に刺した。
今の俺にとって、間近で見る瑠夏ちゃんは、彼女のまなざしは、潤んだ唇は、あまりにも艶めかしすぎた。
ああ、また来る。
瑠夏ちゃんが目をつむって、唇をすぼめて、俺の顔を引き寄せてくる――!
「ん~っ……♡♡♡」
んちゅううううううううっっ♡♡♡
「「んむん~~~~~~っ♡♡♡♡♡」」
唇が重なる。柔らかい感触が嬉しすぎる。
俺は抗えなかった。いや、抗わなかった。
瑠夏ちゃんを床に押し倒した状態から、彼女にされるがままに顔を引き寄せられ、吸い込まれるように唇と唇を重ねられる。
首の後ろから背中に瑠夏ちゃんの両腕が移動して、キスしながらギュッと抱きつかれ、唇だけでなく全身も瑠夏ちゃんに密着される。
柔らかい! 瑠夏ちゃんの躰、気持ちいい!
理性が消える! 抑えられない! 自分から溺れたい~!!
「ぷはっ♡♡♡♡♡ 和也くん♡♡♡♡♡ もっと、もっとっ♡♡♡♡♡」
「瑠夏ちゃん♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃん~~~~っ!♡♡♡♡♡」
三度目のキスで、とうとう俺は自分からも堕ちてしまった。
んむっちゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡
ぎゅぎゅぎゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡
「「んんんんんん~~~~~~っ♡♡♡♡♡」」
互いに腕を背に回して、密着抱擁しながらキス。
言い訳の余地なく、俺は瑠夏ちゃんに溺れてしまう。
瑠夏ちゃんは腕のみならず脚も俺に巻きつけてきて、自分の柔らかい躰をふんだんに押し付けてきていて、それが嬉しい。
華奢な体格に見合わず豊かな乳房が俺の胸板に密着して潰れる。生足が俺の腰に巻き付いて、太もものモチ肌にゾクゾクする。
この上、口内で濡れそぼった柔らかい何かが俺の舌に絡みついて、それが瑠夏ちゃんの舌だとすぐに気づいて、興奮が止まらなくなる!
ただでさえ擦れるだけでも悩ましかった瑠夏ちゃんの躰が、ここに来て密着を重ねがけしてきて、もう幸せすぎて天国で……!
チュッ♡♡♡♡♡ チュッ♡♡♡♡♡ チュッ♡♡♡♡♡ チュッ♡♡♡♡♡
ぎゅ~~~~っ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~~っ♡♡♡♡♡
「和也くん♡♡♡♡♡ 好きっ♡♡♡♡♡ すきぃんっ♡♡♡♡♡」
「瑠夏ちゃん♡♡♡♡♡ 可愛すぎっ♡♡♡♡♡ 我慢、無理ぃっ……♡♡♡♡♡」
何度も何度も、無我夢中で唇を重ね合う。
恋人同士でないとできない、抱き合いながらの貪欲キス。瑠夏ちゃんの愛欲が、俺の心を快楽で塗りつぶしていく。
途中、俺の脳は何度も危険信号を出していた。『水原への想いを捨てる気か』と、ひっきりなしに警鐘を鳴らしていた。
だけど、目の前の瑠夏ちゃんという天使はエロ可愛すぎて、気持ち良すぎて、嬉しすぎて、後先を考える余力など俺には無くて。
ドスンバタンと、彼女との絡みで床に物音を立ててしまう。
競い合うように抱き合って、何度も唇を重ね合う。
やがて、俺は瑠夏ちゃんに床に押し倒されると、下腹部に跨った体勢から瑠夏ちゃんが目を閉じて覆いかぶさってきて――
んぶちゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡
「「んんんんん~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡」」
れるれる、れるれるっ♡♡♡♡♡♡♡
ぎゅぎゅぎゅぎゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡
瑠夏ちゃんに上にのしかかられながら、ハグとディープキス。
トドメを刺して篭絡してくる、今までで一番深い密着と官能。
水原千鶴への想いを貫くなら拒むべきその抱擁に、俺は喜々として抱き返し、口腔で自分からも舌を絡め返してしまう。
ぎゅう♡と鳴る密着の音、チュウ♡と鳴るキスの音、そして胸と太ももの柔らかさに溺れ続けること、数十秒。
ぷはっ、と瑠夏ちゃんは艶めかしい透明な糸を舞わせて俺から唇を離し、そして目を細めて、涙ぐみながら微笑んだ。
「やっと、やっと千鶴さんに勝てた……う、うあああん……!」
涙が一気に瑠夏ちゃんの目元から溢れる。
大粒の雫を喜びと悲しみでしわくちゃになった顔からしたたらせる瑠夏ちゃんを見て、ぼんやりと俺は自覚する。
たった今、瑠夏ちゃんが勝った。
俺は水原ではなく、瑠夏ちゃんを選んだんだ――と。
◆To Be Continued