本記事は、「冒色の性夢-03」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。
その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。
ちなみに前作はこちらからどうぞ。
...B. 彼女の二の腕をつかんだ!
この淫夢の世界に現れる美女たちは、会話をしない。
彼女らが僕と行う唯一のコミュニケーションは、体の接触による誘惑だけだ。
だから言葉づくで修道女から鍵をゆずってもらうのは不可能といっていい。僕はプロの交渉人でもスーパーリア充でもない、ただの普通の男子高校生だから。
修道女が胸の谷間にしまいこんだ鍵を僕が手に入れる手段は、あえて彼女の誘いに乗って体をさわることだけだ。
だけど、欲に負けて修道女に自分から密着しにいくことは避けないといけない。
できるだけ修道女の女体にくっつかないようにしながら、スキを見て彼女の鍵を奪えればベストだ。
修道女の真後ろに立った僕は、まず右手で彼女の右の二の腕をつかんだ。
「あの、すいません! あなたの鍵を譲っていただけませんか!?」
無駄だと思いつつも、僕は交渉をこころみた。
一瞬だけ彼女は止まって僕に横顔を見せたが、そこまで。
すぐに正面に向き直って僕から離れようとする。
僕は修道女を離すまいと右腕をつかむ力を強め、こんどは左手で彼女の左肩をつかんだ。
「待ってください! 僕が欲しいのは、あなたの銀色の鍵だけなんです! それさえいただければ、僕の用は――」
修道女と話すためというより、自分の理性をもたせるために僕は語りかける。
その言葉の途中で。
――ガタンッ。
突如として車両内に強い揺れが訪れると、
「うわっ――」
周囲のスーツ男たちの混雑に僕と修道女は押されて、
――むにゅうううっ!
「!!!」
僕は後ろから修道女と密着し、彼女のお尻に腰を思いっきり押しつけてしまった!
「あううぅぅぅぅぅッ!!」
下半身を包むムッチリした性感に、思わず悲鳴を上げる。
ただでさえ今までの誘惑が蓄積されているペニスに、修道女の肉感的なお尻を押しつけらるのはまずい。
今すぐにでも彼女を背後から抱いて、腰を前後させたい欲求が膨らんでいく。
「ぐぐぐうぅぅぅぅぅッ!」
僕は唇を噛みしめて、痛みで自分の邪心を抑えつけた。
最初に彼女の二の腕を掴んで修道女の動きを止めたのは悪くなかった。もし欲に負けて胸でも揉んでいたら、今の尻肉との密着で終わっていたかもしれない。
とりあえず瞬殺は免れたとはいえ、依然ピンチだ。なんとか彼女のムチムチな尻から腰をどけないと。
だけど背後から混雑に押されている現状、まだ僕は身動きが取れない。
そんな中で、修道女は動きを見せてきた。
――スリッ、スリッ。
「あ、ああッ! ふああッ!!」
修道女がゆっくりと腰を動かしてきたのだ。黒板に尻文字でも描くように彼女は僕の腰に尻を擦ってきた。
僕のペニスは修道女のお尻に扱き抜かれてしまう。ムチムチした圧力が僕のペニスを弄んでくる。
「き、気持ちいい……けど……うぅ……!」
絶頂には足りない、もどかしい快感だった。
僕の射精できないラインを修道女はギリギリで守っていた。
僕がみずから動かないかぎり、修道女はけして僕を射精させないのだろう。
男の情欲に火をつける、生殺しの甘い罠。
「も、もう……!」
限界だ!! 自分から腰を動かして、気持ちよくなりたい!!
おっぱいを揉みしだきながら女体を抱いて、お尻でペニスをしごいて出したい!!
「ああぁぁぁぁぁっ!!」
とうとう僕は腰を修道女のお尻に預けてしまう。
そして背後からおっぱいを揉みしだこうと、彼女の豊満な乳房を両手で握りしめた――
まさに、そのときだった。
「あっ」
乳房の柔らかい肉感の中に、金属質な硬い手ざわりを感じた。
反射的に、僕はその硬いなにかを修道女の谷間から抜き取る。
鍵だ。僕は、鍵を手に入れた。
「――ッ!!」
同極の磁石が反発するように、僕は修道女の身体から離れた。
そのまま彼女に背を向けて、いつの間にか混雑がやわらいでいる車内のすき間を通り抜ける。
一刻も速く修道女の豊満な肉体から離れなければ! そんな使命感を自分に言い聞かせながら前に進む。
そうして8号車最奥の白いドアにふたたびたどり着くと、すぐに僕は鍵でドアのロックを解除した。
そのまま大急ぎで僕はドアを開けて中に入り、この車両から脱出したのだった。