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田村サブロウ@小説書き
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[R18]冒色の性夢-03 途中執筆過程2

本記事は、「冒色の性夢-03」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。


その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。

ちなみに前作はこちらからどうぞ。








「うわあっ!?」


 目の前の女の、あまりに突然な出現に僕は飛び上がった。


 スーツ男の混雑であふれていて、女など影も形も無かったのに、この女は前触れなく僕の真後ろにいたのだ。


 これがもし即死系のホラーゲームで、現れたのがゾンビだったら、間違いなく僕はデッドエンドになってたことだろう。




 だけどここはホラーゲームではなく、クイーンサキュバスが生んだ淫夢の世界。


 現れる敵は常に、僕の籠絡するための美女だ。


 目の前のこの女も、例外ではなかった。




「――――」




 大人の雰囲気をまとった修道女、という感じだ。


 僕より頭半分ほど高く位置する頭に、まさしく修道女がかぶる白いかぶり物をかぶっている。首元のネックレス、身にまとう白布、腰に巻き付けた金具、すべての装飾が彼女を聖なる存在たらしめていた。


 そして修道女の目元は、なぜか黒い帯で覆い隠されていた。聖なるイメージには唯一そぐわない、黒の目隠し。


 この特長に、僕は見覚えがあった。例によって名前は思い出せないが、彼女もまた僕が読んだライトノベルのキャラの一人だ。




 サキュバスがおりなす淫夢の世界に、なぜ聖なるイメージを持つ彼女が僕の目の前に現れたのか? その理由は――




「ッ、いけない!」




 危うく修道女の肉体に意識が向きそうになり、僕は上を向く。これ以上は彼女のことについて深堀りしないほうがいい!


 だけど立ち位置がまずい。


 そもそも僕は鍵のかかったドアを、すなわち壁を背にした状態で修道女のド真ん前にいるのだ。


 逃げ場のない壁を背に、修道女が至近距離にいる。こんな状態で彼女の豊満な身体を意識しないようにしても――




「……ん?」




 修道女が、右手になにか持っていた。


 僕に見せつけるように、親指と人差し指で銀色の小さいものをつまんでいて――




「あっ! 鍵!」




 修道女は、まさしく鍵を持っていた。


 彼女は鍵を豊満な胸の谷間にさし込むと、僕に背を向けた。


 そのままスーツ男の混雑をかき分けて、僕からゆっくりと歩き去っていく。




「ま、待て!」




 すぐに僕は追いかけた。


 あれは間違いなく、この8号車の扉の鍵だ。直感的に浮かんだ考えだが、間違いないと僕は判断した。


 そう考えれば、修道女が鍵を僕に見せつけた理由に説明がつくのだ。




 修道女は僕に身体検査をさせる気だ。


 今までのアクシデントじみた形ではなく、僕自身の意思で彼女の豊満な身体に触らせる気なのだ。




「ッ……!」




 意識、してしまった。


 優美さすら感じさせる、修道女の後ろ姿。その白衣に覆われた肢体を想像し、僕はどうしようもなく欲情した。




 頭の被り物からこぼれる、美しい金の長髪。乳房の丸みは背中からわかるほど大きく、それでいて細い腰つきに、やわらかい曲線を描くお尻とふともも。


 修道女の白衣はよく見るととんでもなく薄い生地のようで、豊満な彼女のボディラインがはっきりと強調されていた。




 これが、聖職者でありながら彼女がサキュバスの淫夢に生み出された理由。


 彼女の体は、扇情的すぎるのだ。


 修道女なのに――いや、修道女だからこそと言うべきか。聖衣の内側に隠された豊満な肉体は、男の理性を奪うのに十分な破壊力を持っていた。


 サキュバス側からしたら僕を誘惑するのに、彼女はまたとない絶好のカードなのだ。




「……ごくり」




 混雑をかき分けながら、僕は生唾を飲む。


 僕はあの蠱惑的な修道女をつかまえて、彼女から鍵を手に入れなければならない。


 8号車の扉を開ける鍵を、彼女がさし込んだ乳房の谷間から奪わなければならないのだ。


 誘惑に堕ちるにせよ、誘惑に屈せず先に進むにせよ、僕が彼女の豊満な肉体に触れることは避けられない。




 ……誘惑に堕ちるにせよ、ってなんだ!


 爆乳エルフに、赤髪ツインテール。もうすでに2人もの誘惑を乗り切ったんだぞ!


 大丈夫だ、自信を持て! 僕は、修道女の誘惑などには屈しない!




「いくぞ!」




 スーツ男の混雑の中を歩いていって、ついに僕は修道女の真後ろに追いついた。


 そして背後から――




A. 彼女の胸をつかんだ!


B. 彼女の二の腕をつかんだ!


[R18]冒色の性夢-03 途中執筆過程2

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