こんにちは。
しばらくの間、摂取したコンテンツの感想を書けていなかったので、まとめて書いてみようと思います。
この半年くらいはあまり数を摂取できませんでしたが、良い作品にはいくつか出会えたな~と思っています。
ネタバレ全開なので、タイトルを見て都度自衛をお願いします。
今回書いたのは下記の作品についてです。
『Dead Space』(リメイク)
『インターステラー』
『オッペンハイマー』
『ドラゴンクエストⅢ HD-2D』
『ロマンシング・サガ2 リベンジオブセブン』
『モンスターハンターワールド アイスボーン』
『パーフェクトデイズ』
『老人と海』
ではいきま~す
(画像はすべて、ゲームの場合はSteamストアページ、映画の場合は公式ホームページから引用)
名作ホラーTPS、名前は聞いたことあるけど、ゴア表現が原因で日本に上陸できなかったこの作品。リメイク版が最近発売となりましたが、今はsteamがあるので、無事日本でも買えるようになりました。ローカライズもされてて嬉しい!
総プレイ時間は12時間程度。でも、50時間かかったドラクエ3リメイクより疲れました。
そもそも僕、ホラーゲーム無理なんですよね。怖がりなので。でも心霊系じゃなくて、撃って倒せるなら平気なので始めたのですが……やっぱりステージの暗さや環境音など、プレイヤーを怖がらせる要素が満載でとっても疲れました。
1時間プレイして「ふん……今日はここまでにしといてやるか……」となってやめる、というのを繰り返してたので、クリアまでには結構日数がかかりました。もちろん怖いところも含めて面白かったけどね!
ゲーム内容については、僕の勝手な表現で言うと、「めっちゃ海外のガンシューティングぽい」という感じです。
ボス戦がギミック戦になりがちなとことか、ちゃんと弱点を狙わないと倒せないとか。日本の「ゲームらしさ」がマリオとかドラクエみたいなものだとしたら、海外のゲームらしさってこういうとこにあるイメージです。DOOMとかギアーズオブウォーみたいなね。(クソ偏見)
このゲームの特筆すべき点は、雑魚戦でも弱点を狙わないと敵を倒せないところですね。ちゃんと落ち着いて、腕やら足を狙えば簡単に倒せるんだけど、敵が出てくるときは大抵プレイヤーを驚かせて来るので、パニックになって弾を打ち尽くしちゃうとかね。パニック映画で雑魚死する奴みたいなムーブしちゃうよね。
画面に常駐するUIがほぼほぼ無く、体力も主人公アイザックの背中のチューブみたいなやつに表示されているというオシャレさもあります。でも僕は結構、UIのかっこよさとかよりも見やすさとかを重視するので何とも……この作品は見やすいからいいけどね。ホラーゲームとのシナジーももちろんあるし。
でも見やすさを犠牲にしてUIを減らしたり小さくしてる作品とかはね。ちょっとね。
ただ、このゲームが発売した当時としては結構革新的な表現だったのかもしれない。
バリバリSFでパニックホラー要素も満載なストーリーと、まんべんなく出来のいいゲーム部分が合わさり、面白いゲームだったな~という感想です。
ちなみに全然関係ないんですが、星野源はリメイク前のDeadSpaceをプレイしてたみたいですね。海外版しか無かったので、入手するのもプレイするのも大変だったはず。めっちゃコアなオタクやん……となって勝手に好感度上がりました。
有名な映画ですね。ノーランの映画は『ダークナイト』『インセプション』を見たことがあります。インセプション結構好きですね。
観た感想。めちゃくちゃ面白い。面白すぎる。
でも、クリストファー・ノーランってあんまり説教臭くない、なんというか作劇の出来の良さに特化したようなものって作れるんだーと思いました。(上から目線)
この作品はめちゃくちゃ面白いですが、『ダークナイト』のようなテーマ性は感じず、エンタメに特化してるなーという感じがありました。
それは良さでもあり欠点にもなりうると思うけど。でも面白いからええんや!
泥臭い人間模様、飽きさせない劇的な展開、SFらしい表現や会話(科学的な考証もしっかりしてるらしい)、どれをとっても素晴らしい。
この教科書のような出来の良さは、自分の作品作りにも大いに影響を及ぼすだろうな~と感じています。
連続ノーラン。見た時期は数か月離れてます。
感想。正直あんまりでした。
インターステラーはエンタメに振り切ってたけど、こっちは結構ノーラン作品のわかりにくさが如実に表れていたぞ!
時間軸がコロコロ変わる!主題が分かりにくい!人物の会話もなんかフクザツ!終わり方もよくわからん!
ごめんなさい。(ノーランにごめんなさい。この作品が好きな人にもごめんなさい。)
クリストファー・ノーランの思想も組み込まれていた作品だと思いますが、やっぱりそうなるとわかりにくくなるなぁという印象。『インターステラー』は『インセプション』っぽいエンタメ作品って感じでしたが、『オッペンハイマー』は『ダークナイト』っぽい感じかな。
ドラクエ3はSFC版とGB版をやったことがあります。人生で一番好きな作品と言っても過言でもないです。
まっさらな感想……出来がいいね!グラフィックもきれい!85点!
ドラクエ3信者としての感想……0点。いや、-100点。
この作品の問題点については、steamストアページの低評価レビューを参照ください!(丸投げ)
SFC版もGB版も素晴らしいリメイクだっただけに、こんなにボロボロな中身になるとは思いませんでした。かなしい。
常に新しい挑戦をしてきたFFとは違い、ドラクエは変わらないこと自体が魅力としてある作品だと思います。いつやっても「あの頃のドラクエ」が進化した形で楽しめる。そうやって何十年も親しまれてきたわけです。
でもそれだけでは、流石にいつかは時代に取り残されてしまう。だからこそ、開発側が様々な改良を施しているのは分かります。
でもね。
・状態異常攻撃を連発するボス。その対策としてアクセサリーの装備を強要するのは「今どきのRPG」じゃなくて「理不尽」だよ!!!しかも効きにくくなるだけで運ゲーなのは変わらんし!!!
・小さなメダルと魔物集めの収集場所とかは、流石に地図にマークされるようになれよ!しかも「やりたきゃやればいい」じゃなくて普通に収集を強要してくるし!!!
・魔物使い強すぎだろ!!!原作でも職業格差はあるけど、もう魔物使いがいるかどうかで難易度が変わっちまってるじゃねーか!!!!
・レベルアップでHPMP全回復はやりすぎだろ!!!!宿屋行く必要ねえよ!!!!
というのは言いたいですね。前時代的なシステムに無理やり今っぽい(と開発が思っている)要素を付け加えただけで、ぬるすぎる要素と理不尽すぎる要素が混在する出来になっちゃってるのは残念です。
サガシリーズ初経験。
感想。めちゃくちゃ面白かったし、出来の良さに感動した。
まずBGMが素晴らしい。七英雄戦は言わずもがな、通常戦闘も通常ボス戦も素晴らしい。
ひらめき時の「ピコーン!」というSEも気持ちいい。ボス戦でマジでキツイときに見切りが発動して間一髪しのげた時の感動よ。
今となっては珍しくはないシンボルエンカウント方式は、適度に無視もできるいい塩梅。結局戦わないと強くなれなかったり、エネミーの近くにはアイテムが落ちてたりもするから、戦闘をする気にもなるしね。
そもそも、RPGにおいて消化試合になりがちなザコ戦を、LP(キャラごとに戦闘不能になってもいい回数が決まっている)という方式でヒリつかせてるのは上手いなぁと思いました。戦闘後にHPは回復するけどBPは回復しないという方式も、ほどよくリソース管理をさせてくれて良い……。
ひらめきという要素があるから、適度に舐めプ的なこともしたくなって、そんなことしてるうちに紙装甲の魔術師がワンパンされて……なんてこともあったり。
そして一番の驚きは、
上にあげた項目はすべて、リメイクで追加されたものではなく、原作に元々あったものであるということ。
もはや感動を通り越して、自分の浅学を恥じる思いです。なぜはやくこの作品をやらなかった!?
僕は昔、ドラクエ(およびそれに倣ったようなRPG作品)ばっかりやってたんですが、常々「日本のRPGって画一的な感じやなぁ……こんなんばっかで飽きる……」とか思っていて、ゼノブレイドを初プレイした時には「こういうのだよ!これこれ!」と感動したものです。(今はどっちの作品の良さもわかるし好きだよ!)
でも、MOTHERシリーズやロマサガ2リメイクをやって、SFC時代で既にRPGの新たな境地を切り開いてきた作品がたくさんあったことに気が付きました。
もちろんまだまだ触れられてない名作RPGがたくさんあるので、それらについても触れていきたいなーと思いました。
と、ここまでロマサガ2に関する感動を語ってきましたが、僕は原作をプレイしたわけではないので、リメイクによってどういう改良が施されたのかはわかりません。しかし、レビューなどを見る限り、原作の良さは極力変えず、利便性と透明性をとことん上げた名リメイクのようですね。
ひさびさにやりこんだモンハン。
総評は、
ゴミすぎる要素があまりに多すぎてマイナス5万点
しかしゲーム部分があまりに面白すぎるのでプラス5万92点
計92点という感じです。
まず問題点から。いろいろありますが一部だけ……
このゲーム、やるべき義務が多すぎる。
義務傷つけ、義務吹っ飛ばし、義務起爆竜杭(ガンランスだけ)、義務じゃないけどほぼ必須な装衣、ほぼ必須な体力増強スキル……
お目当てのモンスターを狩るために必要な痕跡集め、ゴミ要素の塊である導きの地……
とにかく、リアリティや戦略性という言い訳のもと作られた、固定化された作業と時間稼ぎのような要素が多すぎる。
導きの地からは、開発陣の「こういうモンハンが作りたい」という思いは感じましたが、あまりに不便すぎてキツかったですね……(一回それが原因で引退した)
でも、戦闘面は本当に面白い。
新旧さまざまなモンスターたちが多彩なモーションで襲い掛かってくるので、飽きずに狩りを続けられました。
そしてなにより、今どき珍しいくらいの高難易度。(特にアイスボーン終盤)
臨界ブラキ、激昂ラージャン、アルバトリオン、歴戦王イヴェルカーナ、そしてミラボレアス。
何回負けたか数え切れません。開発陣の頭が狂ってるとしか思えない高難易度は、クリアした時の達成感も増幅してくれました。
特にミラボレアス戦は、ギミックや演出も含めて、モンスターハンター史上一番楽しい戦闘だったと感じました。英雄の証をあそこまで取っておけるのは天才すぎる。
今作からグラフィックもシステムも大幅に現代化したモンハンですが、シリーズトップクラスのボリューム、難易度、やりこみ要素で、とても楽しめました。
役所広司主演の、日本を舞台にした、ドイツ人監督の映画。
主人公の平山は、風呂なしボロアパートに住み、公衆トイレ清掃の仕事をしている。仕事の後には銭湯に行き、行きつけの居酒屋ですこし飲んで、夜は好きな本を読む。そんな風に、つつましく幸せな生活を送り続けるという感じの話。
話的には大きな事件などは起きず、小さな出来事の積み重ねが、平山の感情を揺さぶってくる。
この映画に明確なテーマは多分ないです。その上で僕がこの映画を見て感じたのは、「いつまでも変わらない平穏な日常など無い」ということです。
平山は、職業差別的な扱いを受けても、都合よく利用されても、空気のような存在として扱われても、いつも黙ってにこやかにしています。
しかしそれはあくまで、平穏な日常と平穏な精神を保ちたいという平山の願望によって成り立っているものであって、平山自身は傷つき、動揺し、喜ぶという普通の感情を持っています。
平山が解脱した仙人のような存在ではなく、普通の人間であるということは、物語の終盤、感情を露わにするシーンが多くみられることでも分かります。
そして、平山が関わってきた人々は、平山の意思と関係なく、様々な困難にぶち当たっていきます。
突然仕事をドタキャンして退職する同僚、その同僚と仲良くしていたはずの近所の子供は、どこへともなく走り去ってしまいます。
母親とうまくいっていないであろう姪っ子は、家出して平山の家に転がり込むも、結局は母親のもとに帰されます。
密かに想いを寄せていた行きつけのスナックのママには、実は今も思いの繋がっている(かもしれない)元夫がいて、その男はガンで余命間もないと聞かされます。
そういった登場人物たちの行く末については、一切語られません。何もわからないままです。
行きつけの古書店の店員のおばさん、カメラ屋のおじさん、忙しく働く居酒屋の店主。彼ら彼女らについては、特にいつもと異なるような描写はありませんが、もしかしたら次の日にはいなくなっているかもしれない。そんな気持ちにさせられます。
人間関係を断ち、社会から切り離され、自分の世界を生きていても、必ず誰かとつながり、影響し合っている。だからこそ、変わらない日常など無いし、悲しいことも嬉しいことも起こってしまう。
これは完璧な日常を描いた物語ではなく、完璧な日常を作ろうとして、出来なくて、それでもなんとか取り繕おうとしている男の物語だと感じます。そう考えると、『パーフェクトデイズ』というタイトルは少し皮肉めいたもののようにも捉えられますね。
主演である役所広司の演技も、映画としての演出も、テーマ性も、全てが素晴らしい映画でした。
画像はamazonから。
ヘミングウェイの名作小説。
感想。
なんか思ってたんと違う!!
この本の正しいタイトルは『達人頑固漁師 VS 巨大化け物カジキ VS 人食いザメ』です。
なんか穏やかな老後を描いた作品だと思ってたんですが、全然違いました。エネルギッシュすぎる老人の、孤独で命がけな漁を描いた作品。
まあ本当のことを言うと、タイトルは「老人と海」でいいです。老人が長い経験を経てたどり着いた境地。海のことを感じ取り、海と戦うという物語を、繊細に描写した作品です。
ヘミングウェイはこの物語にテーマ性や比喩的な要素は無い、と言っていたそうですが、そうだとしても、様々なことに当てはまるような、深い人生観を描写している作品だと感じます。
自分と相手の人生をかけた戦い。勝ち取る喜びと、負けさせる悲しみ。そして、勝利した後にも容赦なく訪れる悲しみ。そして自分の手には何も残らないむなしさ。
こんなにバンバン展開を変えながら、描いていることは一貫しているような、そんな印象を受けました。
タイトルの印象よりずっと読みやすい小説で、とても楽しめましたね。
おわりです。
エロゲや一般ゲームの製作進捗も近々上げます。
それでは!