どうも、オレハイと申します。
オレハイの代表二次創作「にじさんじEND/LESS」の"前"のEND。
/LESSと始まり方が似ていながらも違うことから当初「次」だと思われていましたが実は「前」というトンデモ返し作品かつ、手向けにもならないナニカ。「夜に駆ける/演:出雲霞」では描けなかった「end.exodus」でも、「ウィーニーウォーカー/演:"出雲霞"」で描いた「end.enpty」でもない別の、いつまでも捏造の「end.elysian」。
ここは/LESSと同じ感じではありますが、エクス・アルビオ様はホットドッグを食べておらず、人々が逃げる流れに逆行して悠然と歩くものになり、
同一のセリフで、今度は拳でドラゴンを一撃で沈めることに。/LESSでも語ったとは思いますがそもそも彼は「剣はあんまり使わない」「拳の方が多い」というように取れる発言が多々あり、また/LESSでの演出はそもそも元を正せば「新衣装のアクセサリーがそういうこと出来そうだから」というだけのもので/LESSにも繋げる気は無かった、というものなんですよね。
eNDではそれが修正され、拳に。
そしてここでは盛大に異なり、集合場所にいるのは不破様のみ。予定が異なり、三枝様や加賀美様すらおらず、既にバーガンディ様もガール様も転移されたことを把握されていて、黛様に至っては一度来てから家に戻っている。
何よりここで分かるのは「バーガンディ様とガール様との連絡が転移後に取れている」という点。
かつアルビオ様は過去に急な転移をされた経緯があるため、急な転移に対しての反応が希薄。そして心当たりもあるため、
強制転移に。
ここでは/LESSとは異なり出雲様はスマホの中に入っており、卯月様と鈴木様がそのスマホを覗く感じに。
ただし/LESSと同じく鈴木様は気絶、出雲様に至ってはシステムエラーが発生。また/LESSとは違い卯月様はこの時点で卯月輝として動いておらず、状態を理解できていないようにもなっています。
そして/LESSでは描けなかった、久遠様が不死に戻る瞬間の演出。きちんと小屋の中で、愛用銃ことRemington M870も。ストッピングパワーも不死ゆえに超強制的なストッピングが可能!
因みに「不老不死(時間経過)で白髪になったなら不老不死じゃなくなった後に黒髪になるのはおかしくない?(長時間は経過した事実の前提は変わらないので生え変わっても白髪のままのはず)」感がありますがそこは実はオレハイ式ではこの「不老不死の呪い」の解釈が異なるからです。未だいつ投稿できるのかというか制作に取り掛かれるのか分かっていない「にじさんじ-EPILOGUE」で語れたらな~と思ってるんですけど、いやはやはてさて果たして。
そして自分が本当に不死に戻ったのかどうかを確認するために、動揺もありますが元々は死のうとしてたのですからこれで死ねればまあまだ、という意識から、
自殺しようとするも不可能。
唐突な不死への戻り方ともなり、何度も何度も撃ち、弾が無くなってもまだ引き金を引き続けるほどの憤怒と動揺。
こちらは/LESSとほぼ同じですが少しだけ夕陽様の発言が変わっていたりします。特に意味はありませんけど。
そして黛様の後ろには今度はバーガンディ様ではない、誰かの影。
いるは、夕陽リリ(終)。
先ほどまでのいつもの夕陽リリとは異なり冷静、冷淡、冷徹な雰囲気となった夕陽リリの声に違和感を抱いて黛様が振り返ってみればそこにいるのは先ほどとは姿も異なる夕陽リリとなるため、当人からすればなかなかまあまあ。
そして/LESSとは違い転移も通信も生きているという事実が明言。
また既に全員戻ってきており、鈴木様の気絶も一時的なものと判明、しかし卯月様はまた(またというか時系列としては/LESSの方がまたなんですけど)姿を眩ませ、出雲様も消滅。
しかし久遠様は不死に戻っており、加賀美様もインダストリアルを乗っ取られている状況。またここで「久遠様の呪いを解いたのがソシエール様」というのが暗に言われていたりもします。じゃあかけたのも? となりますがそこはまた別のお話にて。
そして乗っ取った場所で行っているのは人造人間。ここは割と持論混じりですが基礎的な話は某シネマティック・ユニバースの某人工知能のあのクレードルの話です。
またこの話では「生命体製造に成功したドラゴン」はいますが「人間製造に失敗した結果のゾンビ」「その結果余ったもので製造した機械兵隊」がおらず、そのことも示唆になっていたりします。「人間製造に失敗した結果」の2つが無いということは、成功した、ということ。
そして映るは出雲様のシルエットに、卯月様、ではなく卯月輝の後ろ姿。
またここも/LESSとは違い動力を切られていないエレベーター。ここでも少しsystem融合体の話が出ていますが基本的にはsystem単体では機能せず、元となる人間を支配するのが正答。
先のシルエットと「中身」という発言で分かっているでしょうが消滅した出雲様はそこに使われていて、また出雲様が肉体を手に入れる流れ自体は「終わった世界が終わる前」でも語られたりしていますね。
因みにここで久遠様の花が回っているのは公式準拠で、あの花が危険察知センサーだから。童田様と会ったときもぎゅんぎゅん回っていたとかいないとか。
しかし唐突に吹き飛ばされてくる卯月輝。
それも勢いよく、血を流し、吐き、垂らし、顔をひび割れさせながら。このひび割れも「終わりの終わり」で存在している演出であり、また/LESSではあからさまに物語の大どんでん返し装置ことデウス・エクス・マキナだった"修正者"卯月輝がこうなっているのですから絶望率が非常に高い。
あと何気に鍋ラップ組。割と偶然なんですけど。
連続絶望。あの卯月輝が世界を捨てます。捨てた先が、/LESS。
また実は卯月様は出雲様のことを「出雲」呼びしているのですが、/LESSでの「霞」呼びはミスです。が、ミスを応用して卯月輝は「霞」呼びであることにしたため、eNDではミスではありません。
またここで「system融合体同士は同じ力であるため勝敗はつかない」といった発言も。実際はそうではなかったりするのですが、まあ気の持ちよう。
ここでも「また」と言っているため、卯月輝が今までに何度も実質世界(電子世界)を放棄し、またそれを夕陽リリ(終)が見ている事実も発覚。
そして「終わりの終わり」と同様の世界のひび割れ。このひび割れはしっかり既に久遠様、加賀美様にも入っており、救いようが既にないことを示唆しています。
尚「良くて目を盗んで何か細工を出来る程度」というのは/LESSでの--の行動の示唆。当世界線は/LESSの前であるため/LESSの存在である彼とは何ら関係ありませんが、何でアイツはあんな妨害出来たの? の答え。
しかし、夕陽リリ(終)もこの世界を放棄すると回答。当然、もう終わるしかない、救えない世界ですから。
そして原質世界(現実世界)。原質世界の出雲様はストーリー通りではなく(eND開始時点の本来の時系列では既に目覚めているため、eNDは「出雲霞」がend.fを迎えていない)昏睡したままであり、そこにいる卯月輝。さりげなく手も握ってお前! お前お前お前! というのは置いておいて、何気に卯月輝と夕陽リリ(終)が実質世界と原質世界を移動できることも判明。
また「夕陽リリ(終)がcase:01を"使う"ことができる」ということも明言、加え夕陽リリ(終)の外れ方が卯月輝とは異なり、複数の世界のcase:01に干渉できることも。
しかし彼女は「終わりの終わり」での事象を知っているが故に、となるも卯月輝はそれを真っ向から否定。そう、case:01は"お兄ちゃん"さえ生きていれば、世界を破壊する理由が無い。
ただその否定は間接的には「夕陽リリ(終)の判断ミスで出雲霞の自我をsystemに完全に喰わせ世界を破壊させた」とも取れるもの。彼女が持つのは紅い彼岸花。
無論そこまで言うつもりは無く、「もっと平和な物語を見てから次に行きたかった」はそれこそ/LESSに繋がる発言。
これを経験しているからこそ卯月輝は/LESSで真っ先にsystem核の場所に行っており、夕陽リリ(終)はより冷淡になっていた、というもの。
続いて目を覚ます、頬がこけていることや右のもみあげが後ろにいっていることで分かりますが原質世界の出雲様の目覚め。「目覚めて、いない」、「end.e ゆめのおわり」。
この後のこの原質世界はそのまま、例の2025年へ。
そして映るは例の虹輪。「人間の枠を超えた融合存在」であり「世界の破壊者」なため当然、この状態でも"外れ者"としての判定を持っており、そのまま原質世界へも向かおうとしますが、響く桃色の音。
というわけで満を持して登場、公式で世界から外れてるトンデモ例外存在と化したcase:01。また「破片じゃなくて」という発言から「終わりの終わり」の記憶すらも保持していることが判明、加えこのまま原質世界へと赴き兄と仲良くしてくることを宣言。そして姿を変え、
原質世界の出雲様の見た目を再現。そう、奇しくもこの「end.e」は、あの「end.b」の再演となってしまったわけです。「ゆめのおわり」でありながら、「すべてを1に」する物語。
この後の彼女は消息不明、どうやって兄と共に暮らしたのか、どう暮らしたのかすらも不明。ですが、「世界と世界と、世界と世界と。」に登場している青と桃混じりの例の彼女の姿から分かるように、そしてBOOTH版のeNDでの追加ページで明言しておりますがcase:01はcase:05(eND世界線ではedn.fを迎えていないためcase:05がコピーを作っていない)にその肉体を返却します。
さてここで全然別の話をしますが実はこのeND、節々からめっちゃくちゃに/02の示唆もしております。何故かというと「本来は/02となるプロットを改造してeNDにしたから」。
そう、この話は本当は本当に「次」の話で、「前」の話になる予定はなかったんです。
--- 以下、eNDで変更されたプロット1 ---
自宅のソファの上に、上から落ちて来たかのような態勢で目の前の少年と相対する探偵。
「えっ…………とですね、どちら様でしょうか?」
「いや~次元の揺らぎが起きたから来てみたんだけど」
しかしその口から出るは日本語でも英語でもない言語。
「英語でお願いできますか?」
咄嗟に、そう問う。
「ああ、ごめんごめん。僕はライ、ライ・ガリレイ。そっちは探偵のシェリン・バーガンディさんで合ってるよね? 警察と探偵で近いから会ってみたかったんだ!」
「だああ畜生! 言ってる途中で転移されたな! 早く戻って黛に────」
未来にて、夕陽リリが叫びつつも手元の装置のスイッチを押すも、かちり、かちり、かちかちかちかち、と空振る音が鳴り響くのみ。
「クソッこんなときに故障か?! 開発科の奴等に」
「TSFD(Time-Space Fuctuation Device:時空変動装置)の異常ではありませんよ」
その言葉に対し、ばっと勢いよく振り返る。
「……うちのはSWD(Spatiotemporal Warp Device:時空間移送装置)だ、そっちのトラベラーデバイスとはまた別でしてね。何用ですか、"旅人"ライラ・アルストロエメリア」
「そう攻撃的にならないで欲しいものだけれど。ええ、簡単なことよ、タイムスタンプを見てみなさいな」
無言のまま、別の装置を取り出し、宙に図を映す。と。
2020年に、反応があった。
「何で……」
「おそらく別の貴女でしょうね。私のTSFDであれば同一存在も同じ時空軸に存在できるのだけど、そちらのSWDではソレは不可能だったはず」
「……規約ですからね。時空犯罪に流用されやす過ぎる」
「何にせよ、貴女と入れ替わりで、狙って転移した貴女がいるから、貴女はタイムワープが出来なくなったのよ」
「…………"狙って"?」
その、不可思議な物言いに、疑問符を呼び起こす。
「ええ。」
それに対し、嫌な微笑み方を返して。
「その貴女は"この世界の存在じゃない"。」
--- 以上、eNDで変更されたプロット1 ---
この時点でもう分かり切っていらっしゃるでしょうが、当時のプロットの時点で海外勢が出る「次」だったんですよコレ。しかも/02への反映もほぼほぼ同じで、eNDのプロットを/02に流用していたことにもなります。
--- 以下、eNDで変更されたプロット2 ---
「はっ」
ぱち、とうたた寝から目を覚ますは███。
「え、█ちゃん今寝てましたよね? 話聞いてました?」
「授業中ならまだしも██さんの話の途中で█さんが寝るなんて珍しい」
無言のまま、████を眺める███。そのまま彼女の頬を伸ばす。
「痛いんですけど」
「あ、ああ、悪い、寝ぼけてたわ……頭痛おてな、ちょっと……調子悪いわ今日」
「さっきまでめちゃめちゃ元気じゃ」
「早退するわ! 担任には███は女の子の日と下痢と腹痛と胃潰瘍併発した言うといて!」
だ、とそのまま嵐の如く去っていく。
「赤痢とかじゃないんですねえ」「ツッコむとこそこですか?」
--- 以上、eNDで変更されたプロット2 ---
こちらは少し/02のネタバレを含むので伏せていますが、多分話口調で誰が誰か分かる方は多そうですかね。/02を既に購入して読んでる方には分かると思いますが色々変えてはいれど本当にかなりこの流れをそのまま使ってるんですよね。
--- 以下、eNDで変更されたプロット3 ---
「だから次元警察! 知らない? そっちの……ユーヒリリって人とか知ってると思うんだけど」
「ああいえ、いえ、信じてないわけじゃないんですよ別に。ただあの、僕にはちょーっと話が難しいと言いますか……理解出来そうな知り合いに通話かけるのでそちらで……」
「ああ、マユズミさん? うん、この後そっちにも行くつもりだったし丁度良いや」
「え、もしかして僕ついでですか?」
「? うん、ついで」
しばし、無言。通話をかける音が響く。
「黛さんですか? 今ちょっと、次元警察の人がこっちにいるんですけど……」
『シェリンか。こっちもリリさんがいる──多分、話が数段進むタイプの』
「……え?」 その不思議な言葉に呆気に取られ、ライ・ガリレイと顔を合わせるシェリン・バーガンディ。
「勝は一瞬昏倒しただけで今は無事だけど……」
「異世界や魔界、神の人達は基本的に問題無くもう戻って来てる…………?」
卯月コウ、黛灰、
「次元の揺らぎも一瞬だけだったからね。断絶も特に感じられない」
ライ・ガリレイ。
「それで…………」
「僕はとにかくsystemが人ならめちゃくちゃ殴りたいんだけど」
「語部は逆にもう肉体とか重た過ぎてすごい死にたいです」
「もしかして僕喧嘩売られてる?」
「ま、まあまあ、二人とも落ち着いてください……」
三人の男の近くにいるは、白髪なままの久遠千歳、肉体を持った語部紡、同じく肉体を持っている花伏しほ。プラス黒井しば。
「前に解呪してくれた魔女が戻って来れたからまだ良いけどさ。戻って来れなかったとかだったら僕また小夜ちゃんに迷惑かけるとこだったんだけど。systemの根源どこ? ぶっ壊す」
「……探すとしても、一体どこにいるかなんて俺には皆目……」
はあ、と夕陽リリの口から溜息が一つ。
「ニュースすらまだ調べてないんですね、この黛さんは」
「ニュース?」
「加賀美さん──加賀美インダストリアル。もう乗っ取られてるんですよ。」
ぱ、と手元を拡げると宙に加賀美インダストリアル本社乗っ取りのニュースがでかでかと一面に表示されている。
--- 以上、eNDで変更されたプロット3 ---
そしてeNDであった集合も海外勢などを少し交えており、久遠様以外の肉体を手に入れた死人たちも登場、挙句の果てに卯月輝ではなく卯月コウ様がいたりします。
--- 以下、eNDで変更されたプロット4 ---
「卯月さん!」
ばん、と扉を盛大に開けるは白衣を着た、髪の短い出雲霞。
休憩室にて、ふうと一息ついて食事を摂っていた同じく白衣を着用した卯月コウは動きが静止する。
「ど、どうした出雲……あいや、出雲さん」
「あの子達が! あの子達──AIの! 私が! 消えたんです!!」
食事を置いたところで、はたと、その言葉で再び静止。
「"霞"、今すぐ勝の姉さんのところに行こう」
「え、いや、何で」
すっと立ち上がり、出雲霞の手を取る。
「systemの開発者だ。今も監視自体はしてる」
--- 以上、eNDで変更されたプロット4 ---
これはeNDには入らず、/02でも出てきていない、何と原質世界を交えたもの。eNDは元々の予定では原質世界も交えた話になる予定だったのですが、「前」となった故に出雲様が昏睡したままとなり、この話は無かったことに。
--- 以下、eNDで変更されたプロット5 ---
「人工眼、人工毛、総部置換人工骨にナイロン人工筋繊維、人工皮膚細胞再生装置と来て筋電技術──────」
『え? ま、黛さん? 私、そんな難しい言葉で説明したつもりは……』
「今ハヤトさんが言った、systemに乗っ取られて工場で製造されてるのがソレなんだ」
「……なあ黛、それってつまりどういうことなんだ?」
そこで思い詰めたような表情をして、眼をして、通話端末から耳を離して卯月コウの方を見やる。
「中身さえあれば人間が創られる。」
「……中身って、まさか…………!」
「そのまさかだろうな」
「だとしたら非人道的にも程があると俺は思うけど」
出雲霞、卯月コウに続き鈴木勝も発言する。
「projectが終わったせいでセキュリティに隙が生じて、ってのが姉ちゃんの見解らしい。自律成長式の周囲環境を凄まじい速度で吸収・学習して自身による使用を可とする超高度人工知能システム……改めて考えると、バケモンだな」
「加えて電子世界内であれば回線接続の流用での多岐に渡る異世界接続機能付き。お前らの恢復のためとはいえ、俺自身も参加してたとはいえ、本当とんでもない"兵器"だよコレは。それが成長しきった結果、自我を持ち、同位体であるAIを利用して"ヒト"になろうとしてる」
その発言らに、出雲霞は違和感を持つ。
「……何、で……鈴木さんも、卯月さんも……そんな、冷静……なの?」
ふと、間抜けた顔をしてしまう。
「流石に演じるのは難しいか」
「そっちは自分自身なんだから演じれて欲しいもんだけどね」
ふ、と微笑みに切り替わる右目が虹と化した卯月輝、気付けば鈴木勝ではなく右目が虹、左目が歪と化した黛灰がそこにいた。
「……黛、さん…………?」
「勝の実験自体はもう終わってるようなもんだからな。"現実の"アイツが今ここにいる理由は無い」
「で、でも! 電子世界の危機なんじゃ……!」
「大丈夫。"お前らから見える限りじゃあ終わらない"。」
--- 以上、eNDで変更されたプロット5 ---
卯月輝がいなかった理由はコレ。そして本来であれば「次」であったため、--も登場し、そして既に目覚めている原質世界の鈴木勝様はこの話には関係しなくていいという配慮から、実は登場しない。
--- 以下、eNDで変更されたプロット6 ---
「ああもう! 僕が壊してえのはバリケードじゃなくてsystemなんだよなあ!」
盛大にがしゃりと、力の限り木の板なり鉄板なりで無様に塞がれた扉を蹴り壊し、脚から流血しながらもそうやって叫ぶ少女と、その後をおずおずと付いていく少年。
「なあ……黛が行かないのは分かるんだけどさ、リリちゃんとか……ライくんとかじゃ駄目だったの? 俺じゃなくて良くない?」
『あー無理無理! 僕は話すことは禁じられてないけど物理的な干渉をするのは犯罪になっちゃうからね!』
『私はそもそも世界が終わらなければそれで良いので。』
『……だってさ。ああ、久遠さん、そこの右が階段だよ』
「エレベーターだったらもっと良かったんですけど!」
右手で殴り抜き、拳や腕に木片を刺しながらも破壊する。
「不死のままだからって暴れてるなー…………」
「そういえばさ。systemがやらかそうとしてる人工肉体……ってさ。あれ、中身さえあれば……って黛は言ってたけど。中身ってsystemのことなのか? systemって自我あったのか」
『無くはない。無かったらこんなことしてないからね。でも中身はsystemじゃなくて、中身が入って"人間になってから"、systemを取り込んで融合するのが正解なんだ』
「……? systemは中身にならないってことか? じゃあ中身ってのは……」
『そこに関しては、君にとって辛い事象だろうね』
「────────お前、まさか」
『そう』
階段を登り続け、最上階の扉を久遠千歳がどつき壊して勢い良く入ると、そこには。
『出雲霞だ。』
ぼうっとした目の、出雲霞。
「卯月……?」
「出雲────────」
顔だけこちらに向けて、質素な布一枚を服として、ぺたぺたと裸足で最上階の中心部、正八面体をした虹色の物体に向かって歩いて行く出雲霞。
『力づくでも良い、霞を止めて!』
「へっえ? な、いやどうしろって」
「いっ…………」
が、と力強く出雲霞の右肩を掴む久遠千歳。
「……霞さん…………」
先程までとは打って変わって、焦った表情で。
「流石に僕でも分かるから、それ、手放してくんない?」
「え?」
時は既に遅く、出雲霞の左手は、そのsystemの核に触れていた。
途端、ばちりと弾き飛ばされる白髪の少女。
「……え?」
そこには、自分のしたことを理解出来ずにその場に突き出された自身の右手と、弾き飛ばした少女を見る黒髪の少女。金髪の少年も、呆気に取られている。
『systemの核は体内に取り込まなくても一部の機能は使える。コウ、何が何でも霞にソレを喰わせるな』
夕陽リリからのその発言の最中、既に卯月コウは走り出していた。
「出雲お前……っ! 目の前でどっか消えたと思ったら……体手に入れたからって…………拾い食いは駄目だろ!」
「なっ何言ってんの?! てか何してんの?! 近い近い近い! 離れろ馬鹿!」
彼女の左手首を掴んで、右肩を揺さぶって、そんな風に咎める彼に対して、ただただ恥ずかしさ一辺倒でそんな風に彼女がちょっと怒ると。
ど、と壁まで吹き飛ばされる少年の姿。
「…………は………………え? 何、何これ? 何が、どうなって……?」
『霞、聞こえてるならどうにかその物体を手から離して。間違っても呑み込もうなんて思わないで』
「ま、黛?! いや、私だってこんなの呑みたくなんか……無い……けど……っ!」
弾みで卯月コウから外れた通信機から漏れ出す黛灰の声と出雲霞が対応するが、その彼女の意志に反して、左手はぐぐぐ、とその虹色を口元へと近付けていく。
そこで再び、がしりと掴む腕が一本。
「あ゛~効いた……電撃とか久々に浴びたよ んなモン。で、僕正直これ手加減せずに腕捩じ切りたいんだけど、痛いよね駄目だよね」
「やめて、くれ」
出雲霞ではなく、壁に打ち付けられ、頭を強く打ったのか、後頭部から首筋にかけて流血している卯月コウが弱弱しくそう言う。
「俺が、見たくない」
無言のまま、出雲霞は、微笑む。
「……千歳さん、殺してください。」
流石の久遠千歳も、その言葉には目を丸める。
「それは僕もやる気ないんだけど」
「だったら、黛────私を、壊して」
『残念ながら、俺は人智を越える超高度システム下で製作されたAIをリモートで破壊できるほど類稀じゃあ、ないんだ。ごめんね、霞』
「なら……! それ以外の! 解決方法が今ここにんぐ」
ゆっくり、ゆっくり、じわじわと抑えられながらも口元への進行に予断を許さなかった左手は、ついぞ、関係なく、出雲霞にその虹色を呑み込ませる。
「ん、ぐ、う……ぅ……ん…………っぁ! はぁ……はぁ…………な、に、これ……」
左目が虹になりゆく出雲霞を見て、全員が、ヤバい、と感じる。
も。
--- 以上、eNDで変更されたプロット6 ---
というわけで今度はまたエレベーターが止まっているインダストリアル。久遠様についていくのも加賀美様ではなく卯月様。しかし人間製造は成功しているため機械兵隊はおらず、ゾンビもいない伏線はそのまま。というか「前」であるeNDで成功してるのがおかしいんですけど、そこはまああの方が話の流れが分かりやすかったし/LESSとの違いが出るので。
結果として/02が基本的には焼き増しのお祭りになったんですけど、あちらはどちらかというとそのお祭りが目的で話の肝は有料部分にまとめられてるのでまあまあまあというところ。
またeNDとは違い、こちらの出雲様のsystem融合体は何と出雲様の自我を保持したまま。保持したまま周囲を傷付けているので、実際のところeNDより地獄キメてるんですよねコレ。
--- 以下、eNDで変更されたプロット7 ---
轟音が、鳴る。
「げ、お。ぁ──────────」
███が、金属バットを、容赦なく出雲霞の腹に叩き込んでいた。
しかし胃液が出るだけで、例の物体は吐き出されない。
「████さん?!」
「██████さん……!」
直後、盛大な舌打ち。
「クソが、間に合わんかったか。これでも学校ふかして走って来たったのに」
『██さん……? 何でここが……』
「勘や勘。虫の知らせ。そういうのあるやろ、第六感だの何だの。何か嫌な夢見たなとは思うたらコレや。存外、信用なるもんやで。まあ」
パキ、と空間から音を鳴らし立ち上がる出雲霞を一瞥し。
「間に合ってないんやけどな」
--- 以上、eNDで変更されたプロット7 ---
再び登場、伏字さん。/02読んでれば分かりますがって何度も言いますが/02でもマジで割とこんな感じの流れなんすよ。本当に。まあ、鉄バットを叩き込んでる位置が異なるので/02の方がまだ優しいんじゃないっすかね……。
--- 以下、eNDで変更されたプロット8 ---
「…………結局、こうなるか」
夕陽リリがぼそりと呟く。
「……リリさん? 何か────」
「あの子に頼る羽目にはなりたくなかった。それだけですよ、何も知らない黛さん。」
音は鳴り止み、動きも止まり、周囲の人間達は全員その一点を見つめるだけとなる。
「……何や……?」
「ぅ」
と、
「うぇっ。」
でろりと、物体を吐き出す。
「けほ。あーもう、私なんだから拾い食いとかしないでよホント。お兄ちゃんにも怒られちゃう」
その瞳は、桃色だった。
「case:01……?! な、何であの子が!?」
「安心しろって。別にもう悪さするとかじゃねえよ、あの状態はアイツも本望じゃないだろうしな」
「本望じゃないって…………」
「ああなったsystemは自身の限界を試し始めるからね。結果として世界の崩壊を招いて、彼女の大好きな兄の存在するこの現実世界も崩壊させられるのは彼女にとって望ましくない」
「……お兄ちゃん…………」
『ちょっと、聞こえてるんだケド。何? 現実サマはお兄ちゃん大好きな私のこと嫌い?』
「……ちゃっかりsystemの破片は吸収してるのな……」
「き、嫌いでは、ないけど……」
--- 以上、eNDで変更されたプロット8 ---
そしてこちらでも満を持して登場、case:01。夕陽リリ(終)はeNDでは「頼れば世界を破壊するから頼れない」でしたがそれとは異なりただ純粋に「頼りたくない」意思に。
尚当然system融合体となった出雲様を一時的に上書きしているのでこのcase:01もsystem融合体として原質世界との交信が可能。何気にここも本来は有り得なかった原質世界の出雲様とcase:01の対話が実現していたり。
--- 以下、eNDで変更されたプロット9 ---
「なら良ーんですけど。ほら、今のうちにシステムの核、処理して」
「処理って言ったって……えーと、リリ先輩? それとも黛さん? 良い対処法とかあるんですか、この、何かヤバいの」
『無い。壊せませんよ、ソレは。人間に溶け込むことは出来ても』
「……じゃあ、もしかして、出雲以外の誰かが呑むしかない……?」
『そうなる……んだろうね。リリさんの言う通りなら』
全員、無言。
「なら私が呑むか。」
さらりと、そのまま、静寂を破って。
███が、呑み込んだ。
--- 以上、eNDで変更されたプロット9 ---
ということで、まんま/02と同じ展開に。いや経緯はかなり違うんですけど。
とまあこんな感じですね。当時のプロットここまでしかやってなかったのか分かりませんが引き摺り出せたのはここまででした、まあこれ以上引き摺り出しても後は本当に/02と大体同じだと思うので良いかというところでもあります。
/LESSでも本来登場させる予定の無かった一般人勢、元ネットワーク勢、チャイカアーマー、ヘルエスタアーマーをプロットをリアルタイムで改変してぶち込んでたりしてましたがeND、出雲様の卒業を受けて改変し過ぎでは?
まあ/02でもリアルタイムでOBSYDIAやEden組を改変してぶち込んでるのでお家芸となりつつありますが……正直精神への負担がえげつないのでやんない方が良いです。あれは人間のやることじゃない、やるべきじゃない、やらなくていい、やらないべき過ぎる。二度としたくない。何だ総勢180名以上って。
いやでも本当、本来であればeNDは原質世界と実質世界を入り混じり合わせたsystem周りのストーリーをばちぼこに使っていくえげつない作品になる予定だったんですよ。気付けばね、なんかね、「前」になったことでというか、出雲様が卒業する、となって「じゃあend.eやるか」ってなっちゃったんですよ。やっちゃいました。マジで自分が自分で意味分からん。
その影響なんですが実はこの作品、時系列バグってんすよね。
"出雲霞"は確か2019年6月時点で目覚めているので黛様がデビュー(2019/07/28)してる時点で…………という話。ま、まあ、世界線が違うから……そのため急遽「出雲霞」がend.fを迎えていない、ということにしているんですが……。
というくらいですか(私の中で過去例を見ないクソ長記事)。
そもそもがページ数が他に比べて多いですし、入れてる内容もそれなりに多くまたプロットとの違いがエグいというのもあってとんでもない量になった気がします。因みに/02のネタバレが含まれるわけですがまあ別にいいやと全体公開にしていたり。分かる人は分かるし、分からん人は分からん。
あとま、ちょっとした個人的な話、無課金無通知で私の作品を楽しんでいるのであれば公開時に読んでおくとちょっとその後の投稿作品でウワ~、となるかも。
お次は「にじさんじ:EGO TOURNAMENT SEEDs2-1-1」とその「after」、続けて「人の外」。前回も前回で次回となる今回の重い続きだなとか言った気がしますが今回も今回で次回の話重いな。三連続で量も話も重いぞココ……。
それでは。