ご無沙汰しております、Zトンです。掲載できる絵や告知がない時の代理コーナー「家をつくる」シリーズです。
前回は「急に家を建てたくなったので土地を買った」
というところまででしたが、今回は「どんな間取りを考え、決めていったのか」というお話です。
■立地条件×自分の習性→最適解
家は土地の上に建つので、当然周辺環境の影響を強く受けます。
今回は幸いにして敷地南東を広く使えそうだったので、
1FのLD(リビングダイニング)、その上の2F寝室は南東向きを確保。
居室は可能な限り南に、水回りその他は可能な限り北にというのがセオリーですので
それにならうだけでおのずと最大公約数的な間取りが出来上がります。
幸いにもたまたま建築士免許をもっていたので、忘却しかけの知識で
プランニングしたエスキスがこちら。
テーマは「家は快適の為の道具」です。
■案A(南西リビング 屋上テラスあり)4LLDK
最初に考えた西リビング案。流行りのリビング階段を採用することで
とにかくLDを広く取れるのが利点でしたが、この土地は西面に制約があり
これはセルフボツに。
2Fセカンドリビングに謎のジムがありますね。
屋上テラスは用途地域の高さ制限で不可能だった為、不採用になりましたが
この頃は夢に満ち溢れていたのです。
■案B(南東リビング 屋上テラスあり)4LLDK
リビングと仕事部屋を左右入れ替えた案です。ほぼ決定案そのままですね。
いわゆる一階完結型の間取りです。自分も家事をするので家事同線は最短にし、
廊下と言われる部分は極力排しています。
キッチンは造作袖壁を立ち上げて手元が隠れるタイプ(アイランドは性格的にムリ)
絵を描く仕事場は6畳あればいいかなということでこのサイズ感。
当方は在宅仕事なので、特に重視したのが一階のレイアウトです。
・仕事中の宅配物にも即応でき
・トイレにもすぐ行ける上に
・集中力が切れたら即リビングでゴロゴロできる
自分の習性を最大限考慮した間取りになってますね…!
■リビングと高さと空調問題
現賃貸のリビングは珍しく3500mmも天井高がある物件で
この絶妙な高さが大変気に入っており、ぜひこれを取り入れたかったのですが
これに関しても用途地域の高さ制約があり…
ただ本案、リビング西側のソファ位置に座って上を見上げると
セカンドリビングとつながるような吹き抜けを計画しており、
これは最終的にも採用となりました。
ソファでゴロゴロしている間だけは高い天井を味わえるというシステムですね。
ZEH基準で気密をとり、
「大きいエアコン1台で家の温度管理のほぼすべてをまかないたい!」
という目論みもこの吹き抜けにはあります。
・2Fセカンドリビング付近にエアコンを配し、家全体を調温調質したい。
・各居室にエアコンを配置し、それらを寿命ごとに買い替えたくない
・家の外を室外機だらけにしたくない
というのが最大の理由。
うまくいくかどうかは今後のお愉しみですね。
こんな感じで出来た案Bですが、これを実現するためには当然ハウスメーカーの手を
借りなければいけないわけです(プランをハウスメーカーに提案してもらう気はゼロ)
取り急ぎ居住地の「〇〇で建てる」的な雑誌を買い、唯一刺さったのが
「ラグジュアリーな住まい」を掲げている某ハウスメーカーでした。
■モデルハウス見学は一社即決
電車で一時間の距離にあるモデルルームに到着。
そのとき最初についた営業さんがそのまま現担当さんとなり、結果最後まで
対応してくれることになりました。
ハウスメーカーには「標準仕様」というものがあり、ウチはこれを使います
というのがあるものなのですが、こちらはラグジュアリーを標榜するだけあり
標準仕様もやや男性的なセンスでまとめられており、一発で
「ここでいいんじゃね…?」となった次第です。
担当さんにモデルハウスが好感触である旨を伝え、持ち込んだ図面を提出すると
自社設計士で清書&検討してくれる流れになり、後日できあがったのがこちら。
うーん、今見ると…。
この時点では建ぺい率の緩和の話が出ていなかったので、一回り小さめの面積で
計画されています。
リビング階段とダイニングまわりが完全に干渉しておりヤベ…どうしよとなったのを
覚えています。
何よりショックだったのが一階リビング天井高ですね。
夢の3500mmがとれそうもないことが判明し
(上の寝室分を足すと用途地域上、建物自体の高さオーバーとなり建築不可)
結構ヘコみました。低層住居専用地域だとこういったところで制約が出てきます。
でもリビングの天井高だけは譲りたくない…!ハッ!
高いのがダメなら、下に掘ればいいじゃない!
そして諸々調整したものが次回になります。
そうそう、今月はコトブキヤさまの
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ではまた!