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江戸山乱理
江戸山乱理

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『親密な近所付き合い』(5)

七章 女子服で遊戯 44 再び着用1  翌日、学校から帰ってきた千夏は、一直線に自室に戻って、引き出しの中を確かめた。  その奥には、昨日しまったワンピースとパンツがまだそのままあったので、千夏はホッと胸を撫で下ろした。 (よかった。ママに見つかってない。ママは変にカンがいいからな)  昨日、水洗いしたパンツは部屋のエアコンで何とか乾かして、小さく畳んだワンピースと一緒に引き出しの奥に隠しておいたのだった。 (こうい厄介なシロモノは、さっさと佳奈に返してしまおう)  千夏は今日、この後早速、佳奈の家へ返しに行くつもりだった。引き出しからワンピースを取り出して、ベッドの上に広げて、しばらく眺めていると、昨日の記憶が蘇ってきた。 (昨日はこんなピチピチのワンピースを着て、公園で小学生女子と一緒に遊んだんだよな。自分でも信じられない)  恥ずかしくもあり、楽しくもあった昨日の出来事を思い出しているうちに、ある一つの考えが千夏の心に思い浮かんできた。 (佳奈に返す前に、もう一回だけ着てみる?)  千夏は良心の咎めは覚えたが、ここにはそれを止める者は誰もいなかった。千夏の手はワンピースに伸びて、裾を広げて、頭から被った。  スカートの裾を整えると、ワンピースは千夏の体の線をピッタリと覆った。一日振りに再度ワンピース姿に戻った千夏は、若干の背徳感とともに、不思議な心地良さがジワジワと湧いてくるのを覚えた。 (パンツも穿こう。どうせ今が最後の機会なんだし)  ブリーフを脱ぎ捨てて、洗ったばかりの女子用のパンツに足を通した。それはブリーフとは違って、股間をやわらかく包んだ。  千夏は軽く薄いワンピースと柔らかいパンツの感触をしばらく堪能した。そして、徐々に、部屋の中だけではなく、この服装で再び外に出て遊びたいという衝動が湧いてきた。  若干の迷いはあったが、 (返すのが一日ぐらい伸びても、どうってことないし……)  と思い返して、すぐにそれを実行に移した。  ただし、さすがにそのまま外出するというわけにはいかなかったので、ワンピースの上からはセーターを着て、スカートの裾を丸め込んだ。下半身は半ズボンを穿いて、外見だけは普段の格好を装った。千夏はそのような偽装をして、何食わぬ顔をして家の外に出た。  路上を歩いていると、二重に着こんだ服は暑苦しく窮屈で、千夏は早くあの軽快なワンピース姿になりたかった。行くあては特になかったので、とりあえず昨日の児童公園へ向かった。  公園に着いた。今日は人影はまばらだった。千夏は広場の隅の茂みに分け入って、そこで上着と半ズボンを脱いで、手近な木の枝に掛けておいた。ワンピース一枚の姿になると、昨日の軽快な感覚が蘇った。  千夏は足取りも軽く、その姿で公園内をグルリと一周した。さりげなく周囲に視線を配りながら歩いたが、千夏の女装に対して訝し気な顔をする人は誰もいなかった。 (女装はバレてないみたいだな)  それはそれで安心だったが、その一方で、注目を浴びないのは物足りないという気持ちもないではなかった。しかし、特に知り合いがいるわけでもなく、砂場などで遊んでいる子供達に、「私も、まぜて」と声をかける程の気概もなかったので、千夏はすぐに手持無沙汰になって、今日は一緒に佳奈がいないことが悔やまれた。 (年頃の少女がたった一人で、公園をブラブラしているのって、ちょっと不自然かな?)  千夏はそう思って、公園を出て、少し離れた駅前の繁華街へ足を伸ばした。 45 再び着用2  そこは逆に人が多すぎた。意識しすぎかも知れないが、買い物にきた主婦や、学校帰りの女学生などに、千夏は自分の姿をジロジロと見られている気がして、心臓はドキドキと高鳴った。公園ならともかく、そんな場所で、寸足らずのワンピースから長い手足を露出させているショートヘアの美少女という存在は、やはり人目を引いたようだった。  ただし、ちょっとばかり注目を浴びたというだけで、それ以上何をされたというわけではなかった。「君って、可愛いワンピース着てるけど、本当に女の子なの?」などと絡まれることは起こらなかった。千夏のワンピース姿が本物の女子のように見えたのだろう。 (もし、僕が女装している男子ってバレたら、どうなるんだろう……)  千夏は、自分が女子高校生の集団に囲まれて、「君って、ホントは男子なんだよね」と言われて、どこかに連れ込まれて……という妄想をした。そのような展開には、なってほしいような、なってほしくないような、複座な心境だった。  千夏は頭の中で、そのような不純な妄想をたくましくして、女子用のパンツの中でおちんちんを大きくさせてしまった。それがパンツの中でこすれる刺激を密かに堪能しながら、その辺りをでたらめにブラブラと歩き続けた。何も無ければ、いつまでもそういたかも知れないが、おしっこがしたくなって、その妄想は打ち切られた。  この付近にはお手洗いは何か所かあったが、千夏は女子トイレに入って済まそうとは思わなかった。バレる心配は無いにしても、やはり心理的な抵抗は強かった。かといって、ワンピース姿で男子用に入るわけにもいかないので、はたと困った。 (どうしようか。そうだな、公園に戻って、昨日みたいに、茂みに隠れてしたらいいか……)  そのように決めて、再び公園へ向かった。  千夏は公園への道を歩きながら、思ったよりも早く尿意は強くなってきたので、焦りつつ後悔した。 (うーむ、さっきの場所で、思い切って女子トイレに入って、済ました方がよかったな……)  しかし、今から引き返しても、公園に行くのと時間的に大差はないので、当初決めた通りに公園に向かって足を速めた。  尿意は強くなってきて、千夏は早歩きになって、ついには走り始めた。しかし、そのような激しい動作がかえって裏目に出たようだった。パンツの中でおしっこはジワッともれた。 「わっ」  千夏は路上で思わず声を上げて、立ち止まった。思ったよりも我慢がきかないことに、我ながら驚いた。 (うっ、ちょっとチビっちゃった。幼稚園児じゃあるまいし、二日も続けて、おもらしするわけにはいかない……)  今度は用心してゆっくり歩いたが、おしっこはチョビチョビもれて、もう止まらなくなった。薄い女子用のパンツはすぐにおしっこを支えきれなくなって、おしっこは太ももを伝わって流れ落ちた。 (んんっ、もう、ガマンできないっ)  千夏はあきらめてしまった。おしっこは一気呵成に大いに噴き出した。  幸い路上には通行人はいなかったので、おしっこの被害を最小限に抑えるため、地面に膝をついて、スカートの裾がおしっこで濡れないように持ち上げた。  そのような配慮をとった後は、盛大にもらした。千夏はお尻を突き出し、足をグネグネさせながら、「ああ~」とうめきながら、我慢していたおしっこを開放する快感に浸った。  すっかりおしっこを出し切った千夏はフゥッと溜息をつくと共に、 (ああ、やってしまった……)  と嘆いた。しかし、立ち上がってみると、不幸中の幸いで、濡れたのはパンツ一枚だけで済んだ。  千夏は目の前のおしっこの水溜まりをしばらく見つめていたが、誰か来たら困るので、早々にその場を立ち去った。  ビシャビシャに濡れたパンツを穿いたまま歩くのは、肌にグチャグチャとまとわりついて、気持ち悪かった。しかし、その中でおちんちんはピンと勃起していて、キュンと疼いて、無性に触りたくなった。それをなんとか我慢して、公園に戻って、さっきの茂みの場所まで帰ってきた。  依然として勃起しているおちんちんは、濡れたパンツの中で突っ張っていた。千夏は自宅まで我慢するつもりだったが、もう我慢できなかった。パンツ越しに触ると、そこはすごく敏感になっていて、ジーンと気持ち良かった。触る手の動きは止まらなくなった。  千夏は公園の茂みの中で女装して自慰しながら、 (誰かに見られたらどうしよう、いや、見られてもいい……)  と開き直って、スカートからパンツを露出させ、目を瞑って、大胆におちんちんを扱いた。おしっこで濡らしたパンツの中へ、さらに精液をもらした。 46 着せ替えごっこ1  その翌日、千夏は佳奈の家へ向かって歩きながら、昨日のことを思い出していた。  昨日、公園で自慰をした後は、おしっこと精液で濡れたパンツを穿いたまま、フラフラと自宅へ戻った。洗面所で、冷たくなったおもらしパンツを剥ぎとるようにして脱いで、二日連続で手洗いをした。千夏はパンツを揉み洗いしながら、せっかく女装で外出したのに、特に何事もなく、おもらししただけで終わってしまったことに、名状しがたい物足りなさを感じていた。  しかし、それから一日経過した今現在では、その気持ちも幾分か収まっていて、 (まあ、あれはあれで、なかなかの体験だったな)  という程度の心境に落ち着いてた。  千夏は手に紙袋を提げていた。その中にはワンピースとパンツが入っていた。この二日間、それらがカンの良いママに発見されなかったのは幸運だった。長期間保管すると見つけられる危険性が高いし、また、女装遊びに深入りしそうな自分が怖いということもあったので、さっさと返しておこうと思ったのだった。  佳奈の家に到着した。呼び鈴を押すと、佳奈本人が出てきた。千夏は玄関先で紙袋を渡したら、それだけで帰宅するつもりだったが、佳奈は家に上がるように誘った。 (一人でお留守番していて、さびしいのかな?じゃあ、付き合ってやるか)  千夏はそう思って、少しばかり一緒に遊んでやることにした。  二人は佳奈の部屋に入った。佳奈は早速その紙袋を開けて、中身を取り出した。そこにワンピースだけでなく、例のパンツも入っているのを見つけた。 「あれ?パンツも持ってきたの?これは別に返さなくても良かったんだけどね」 「だって、どうやって処分していいか、分からなかったから……」 「あら、そう。返してくれたのなら、それはそれでいんだけどね」  佳奈はわざわざそのパンツを広げて、しげしげと見つめた。特に、そのゴワゴワになった前の部分に注目しているようだった。 (そんなに見つめないでほしいな)  一応は洗ったとはいえ、簡単に手洗いしただけなので、千夏は昨日自分のしたことがバレるのではないか心配になった。 「返すってことは、好みに合わなかったってことかな?じゃあ、別のに取り替えてあげようか?ははは」  佳奈はまだそんなことを言って、千夏をからかった。千夏はもう話題を変えようとした。 「今日も、外に行って遊ぶ?」 「ううん、今日は部屋の中で遊ぼうよ」 「いいよ、じゃあ、何をしようか」 「それはね……。うふふ」 佳奈は謎めいた笑みを見せたので、千夏はハテと首をひねった。 「何なの……」 「いいものを見せてあげる。こっちに来て」  佳奈は部屋の隅のタンスの引き出しを開けて、次々に服を取り出して、ベッドの上に並べ始めた。それらは女子用らしく、色彩鮮やかで見映えが良かった。  まず目に付いたのは、派手なフリフリの飾りがついたピンクのワンピースで、ちょっとした式典にでも着て行けそうなドレスだった。また、薄紫色やクリーム色の無地で落ち着いた普段着もあった。他にも、赤いリボンのついた丸襟のブラウスやえんじ色のチェックのスカートなど、学校の制服のような服もあった。 (女子って、色々とたくさん服を持ってるんだなぁ)  千夏は感心しながら、視線をあちらこちらに忙しく動かした。 「何着か用意しておいたんだけど、千夏君はどれが好き?」 (佳奈が着る服を僕が選ぶってこと?うーん、いきなりそんなこと言われても悩むけど、どうだろう、この辺がオシャレかな?)  千夏は無難に地味な色合いの大人っぽい上着とスカートを選んだ。 「これかぁ。千夏君、結構いい趣味してるね。分かった。じゃあ、着てみて」 (今、佳奈は『着てみて』って言った?聞き間違いだよな……) 「この服が好きなんでしょ?着て」 「ええっ!?」 「この服はね、千夏君のために用意したんだよ。さあ、さっさと服を脱いで」 47 着せ替えごっこ2  佳奈は千夏の上着の裾を引っぱり上げて、脱がそうとした。 「な、何を……」 「着せ替えごっこだよ」 「着せ替え?」 「そう、今日は千夏君を着せ替えて遊ぶんだよ」  いきなりの展開に戸惑った千夏は、とっさに両腕で身を固めた。佳奈はそれ以上の無理強いはしなかったが、その代わり余裕ぶった様子で、 「ねえ、この前、あのツンツルテンのワンピース着た時って、どんな気持だった?」  と訊いた。すべてはお見通しだよと言わんばかりの顔をしていた。 (僕が女装を好き好んでしたのを、佳奈は知ってるのか……) 「あの時、結構楽しそうにしてたじゃない?それと、昨日はワンピースを返しに来なかったよね。昨日はどうしてたの?」 「どうもしてないよ……」 「そう?ふーん」  と佳奈は意味ありげな笑みを示した。千夏はその顔を見て、 (ああ、やっぱり全て見透かされているんだ……)  と確信した。まさか昨日の千夏の行動を実際に見られたわけではないだろうが、全てを知られているような気がした。 「ほら、脱がしちゃうよ」  佳奈は言って、怯んだ千夏の服を脱がそうとした。 「ダメェ……」  千夏はいやがる素振りを見せたが、もはやそれは形ばかりの抵抗だった。佳奈は笑みを見せながら、実に楽しそうに千夏の服を少しずつ剥いでいった。  まずは上着のボタンを外して頭からスポリと抜くと、次はベルトを緩めて半ズボンのファスナーを開けた。佳奈は無言で千夏の胸元をグッと押して、胴体をゴロンと後ろに押し倒すと、「腰を浮かせて」と言って、半ズボンをつかんで、足から引き抜いた。あっという間に千夏はブリーフ一と靴下だけの姿にされて、恥ずかし気にうつむいた。  絨毯の上でブリーフ一枚の姿で心細そうに体を丸めている千夏を、佳奈はニヤニヤと見下ろしながら、脱がした服をゆっくり畳んだ。そして、ベッドの上に並べられた服の中から、薄紫色の服を手に取った。 「千夏君が選んだのは、これだったよね。私が着せてあげるよ」  しかし、それは千夏自身が着たい服ではなかった。密かにピンクのワンピースの方が気になっていた。千夏がそちらをジッと物欲し気に見ていると、佳奈はそれに気付いて、千夏の本心を察した。 「あれ?あんまりうれしそうじゃないね。あっ、分かった。ホントはこっちの方が好きなんでしょ」  佳奈はピンクのワンピースを掲げて見せた。 (女子の服って可愛いなぁ)  レースの裾がヒラヒラと揺れるのを千夏は見とれた。 「どうなの?こっちの方がいいんでしょ」 「……うん」 「ふふ、千夏君て素直な子だね。いいよ、好きなの、着せてあげる」  佳奈はそのワンピースを千夏の上半身にスポリと被せた。頭を出して、両腕を袖に通して、裾を引っぱって、千夏の体はピンクのワンピースに覆われた。最初のツンツルテンのワンピースと比べると、このワンピースの作りは全体的に大きくて、裾も太ももの中間ぐらいまであって、ゆったりと着れたので、千夏はうれしいような恥ずかしいような気持ちになった。 「よく似合ってるじゃない。可愛いよ。ホントの女の子みたい」  佳奈は千夏の周囲をグルリと回って、その姿を褒めた。 「そ、そうかな」  千夏は照れて赤くなった。 48 着せ替えごっこ3 「ワンピースを着て可愛くなったんだから、せっかくだからこれも穿こうよ」  佳奈はタンスの引き出しの奥から、数枚の小さい布を取り出した。 (それは……?あっ、パンツだ) 「どれがいい?」  佳奈は数枚のパンツをベッドの上に横一列に並べた。それらは多様なデザインで、白地に赤リボンの定番のパンツから、水玉模様や縞々のものや、全体にプリントが入ったデザインなど、おしゃれだったり、派手だったり、落ち着いていたりと、色とりどりだった。  男子用のブリーフは、派手なものと言っても、精々青色とか水色で、ちょっとしたワンポイントが入っているぐらいなので、千夏は佳奈のパンツを眺めながら、女子をうらやむような気持ちになった。  千夏の視線は右端のパンツに惹きつけられていた。それは中でも一番派手で、全体は黄緑色で、ポップ調の柄がプリントされていた。デザインも良かったが、分厚そうな布地も穿いたら気持ちよさそうに思えた。しかし、そんな幼稚っぽいパンツを穿きたいとは言い出せなかった。 「どれがいい?」  と佳奈は訊いた。しかし、千夏は、 「……」  とベッドの上を見つめたままだった。 「どれがいいか分かんない?じゃあ、私が選んであげる。じゃあ、これはどうかな?」  何かが通じたのか、佳奈はまさしくそのパンツを選んだ。 「うん、それでいい」 「ふーん、千夏君って、こんな幼稚っぽいのが好きなんだ」 「でも、それって、佳奈ちゃんが普段穿いてるやつなんじゃないの?」 「一応言っとくけど、私はもうこんな幼稚なの穿いてないよ。これはずっと前から置いてあったやつだからね」 「……」 「そういえば、千夏君、今どんなのブリーフ穿いてたっけ?ちょっと見せてくれる?」 「う、うん……」  千夏はおずおずとワンピースのスカートの裾を上げて、自分の穿いている下着を見せた。それはワンポイントのついた白ブリーフだった。 「ふーん、地味なパンツ穿いてるね。そんなんじゃあ、そのワンピースには似合わないでしょ。この可愛いパンツを穿こうね」  佳奈は千夏の前にしゃがむと、千夏の穿いているスカートの中に両腕を突っ込んで、ブリーフをズルリと下ろした。 「ひっ」  千夏は驚いて悲鳴を上げた。それと同時に、勃起していたおちんちんもピョコンと跳ね上がった。新しいワンピースを着て興奮しているのがバレてしまい、千夏は慌てた。 「あれれ、おちんちん、大きくなってるじゃん。さっき嫌がってたのは何だったのよ。ふふ」  佳奈はそんなものでは大して驚かず、慣れた手付きでブリーフを千夏の両足から抜き取った。  千夏は下半身をスッポンポンにされて、スカートの裾の下から、勃起させたおちんちんを佳奈の目の前に晒した。その姿態は、スカートを穿いた男子なのか、それともおちんちんの生えた女子なのか、知らない人が見れば混乱したに違いなかった。 「そんなに見つめないで……」  千夏は懇願したが、佳奈はニヤニヤしながら、そこへジロジロと刺すような視線を向けたので、おちんちんは触られたわけでもないのに、もっと大きくなってしまい、上を向いてそそり立った。先端の包皮は突っ張って痛いぐらいだった。  千夏は思わず、スカートの裾を下ろそうとした。しかし、佳奈はすかさず、 「ダメだよ、スカートはちゃんと持ち上げておいて」 と叱って、元通り、おちんちん丸出しの格好にさせ、しばらくの間、その光景を堪能した。 「僕、恥ずかしいよ……」 「千夏君、おちんちんをそんなに大きくしたら、このパンツ穿けないかもよ。このパンツ、ホントは小さい女の子向けなんだからね」 「……」  何も言えなくなった千夏だったが、おちんちんの方はビクンと小刻みに震えた。 「早くパンツ穿かせてよ」  千夏は懇願するように、泣き声混じりの声で訴えた。 「ふふ、じゃあ、そろそろ穿かせてあげようかな」  佳奈は千夏の足元にしゃがんで、パンツを穿かせてあげようとした。しかし、その前に千夏を上目遣いで見上げて、 「千夏君、一つ訊いてもいい?昨日、私のパンツを穿いて、何かした?」  と今思い出したように訊いた。 「えっ」 「何かしたんでしょ?」 「……」 「何よ、黙っちゃって。言えないようなことをしたの?」 「あうっ」  佳奈は指先がおちんちんを弾いたので、思わず千夏はうめいた。さらにおちんちんをつかんで揺すった。 「こうすれば、ホントのことを言う気になる?」 「わわっ、あ、あの、ゴ、ゴメンなさい。だって……」  自慰をして佳奈のパンツを精液でベッタリと汚したのがバレたと悟って、千夏は慌てて謝った。 「まったく、いけないおちんちんね。まあ、でも、ここは後でゆっくり可愛がってあげるよ。とりあえず、パンツを穿こうね。はい、足首を上げて」  千夏は足首を宙に浮かしながら、今の佳奈の言葉を心の中で繰り返して、興奮と恐ろしさでドキドキした。 (『後でゆっくり可愛がってあげる』って、何をするんだ……?)  佳奈は千夏の両足首にパンツを通して、一気に引き上げた。千夏の下腹部は可愛らしい女子用のパンツで覆われた。千夏は、おちんちんとお尻を柔らかい布地でスッポリと包まれる感触の心地良さに、思わず「おお」と声を上げそうになった。 「あの立て鏡で、自分の姿を見てごらん」  佳奈は部屋の隅の鏡を指した。千夏は言われ通り、その鏡の前に立って、自分の姿を見た。 (これが僕か……)  それは紛うことなき美少女の姿だった。しばらく千夏は戸惑いながらも、凝視していたが、千夏は今どんなパンツを穿かされたのか気になって、自らスカートをめくり上げた。スカートの裾からパンツをのぞかせている鏡の中の少女の姿を、千夏は胸をドキドキさせながら見とれていた。 49 痴漢ごっこ1  千夏は鏡の前で自分の女装姿に見とれていると、その背後から佳奈が忍び寄り、ガバと背中からのしかかるように抱きついた。 「うわ」 「千夏君、そのワンピース姿、可愛いね。もっと可愛い姿を見せてよ」  佳奈は千夏のスカートの裾をグイと胸元まで引っぱったので、パンツは丸見えなって、素肌のお腹まで見えた。 「やめて」  千夏は女の子のように声を出したが、スカートと女子用のパンツという装いのため、そんな黄色い声を出しても違和感は無かった。佳奈は、嫌がって逃げようとする千夏を、逃がさないように後ろからしがみついた。千夏の方が少し背が高いので、佳奈はちょっと背伸びしながら、顔を近付けて、 「こんどは痴漢ごっこをしようよ」  と耳に息を吹き込むように言った。 「痴漢ごっこ?どういうこと?」 「私が痴漢になって襲うから、千夏君は襲われる女の子の役をするのよ」 「な、何だよ、それは……」 「まずは、こうかな?」  佳奈は背後から両手を伸ばして、千夏の胴体に絡みつかせた。一方の手はワンピースの上から千夏の薄い胸に当てて、もう一方の手は素肌の太ももにピタリと触れた。 「あっ、いやっ」 「ふふふ、千夏君は電車の中で無抵抗に痴漢される女学生の役割だよ」  佳奈は背後からそう言いつつ、千夏の体をまさぐり出した。千夏はワンピースの布地越しに乳首を刺激され、そのむず痒さに体がゾクゾクと震えた。また太ももを触っていた手は徐々にスカートの中へ侵入し、お尻の辺りの柔らかい肌を撫でたりつねったり、好き勝手な動きをした。 (痴漢されるって、こんな感じなのか……)  相手が佳奈だと知っていても、やはり一抹の不愉快さと腹立たしさ覚えたので、千夏は痴漢される女子の気落ちをちょっとは分かった気がした。  お尻を触っていた佳奈の右手は股の間へ差し込まれ、胸を触っていた左手も下に降りてきて、スカートの裾をめくって、その内部へ入っていた。両手はパンツ越しにおちんちんに触れようとした。 「ダメェ……」  千夏は勃起しているのがバレないように、本当の痴漢の被害者のように嫌がった。しかし、その嫌がる声を聞いて、佳奈の方も興奮したようで、その手の動きを強めた。 「千夏君みたいに可愛い女の子は、油断していると、こういう目にあっちゃうんだよ」 「あっ……」 「あれ、パンツの中で何かが膨らんでいるね。女の子なのに、おかしいね。これは何かな?ふふふ」  佳奈はパンツ越しに勃起したおちんちんを刺激し始めた。千夏はそれ押されたり揉まれたりと愛撫され、膝をガクガクと震わせた。 50 痴漢ごっこ2 「千夏君、こういう場合って、もっと本気になって抵抗しなきゃだめなんだよ。だって、こういうヤラシイことをする人って、相手が大人しいって分かると、もっと図に乗ってくるからね」  佳奈は自分で言う通り、その手にはグッと力がこもって、千夏の穿いている女子用のパンツをずらそうとした。 「そこはやめてっ」  千夏は佳奈の手をつかんで、体をよじりながら、パンツだけは守ろうとした。 「そうそう、そんな風に抵抗しなきゃね。それに、あんまり無抵抗っていうのも、こちらとしても遣り甲斐がないからね。ふふふ。じゃあ、私もちょっと本気を出しますか」  背後の佳奈はさらに両手に力を込めて、二人は相撲でもとっているかのように揉み合った。とうとう千夏の膝は崩れて、二人は一緒に絨毯の上にゴロンと転がった。 「わわっ」 「じゃあ、次は、道で暴漢に襲われた時の練習をしようか。逃げなきゃひどい目に遭っちゃうよ」  佳奈は、倒れて仰向けになっている千夏の体の上に、向かい合って抱きつくように覆いかぶさって、千夏の耳に自分の唇を近付けて、フウフウと息を吹き込んだ。 「ふあ……」 「もし、こんな風に襲われたらどうする?千夏君は可愛いから、ホントに女の子と思われて、色々されちゃうかもね」  佳奈はすぐに体勢を変えて、寝転がっている千夏の胴体に馬乗りに跨って、千夏の手首をつかんで絨毯に押し付けた。一旦そうやって抑えつけられたら、千夏は下からいくら暴れても、逃れられなくなっていた。 「ほら、捕まえた。それで本気出しているの?もっと力を入れてごらんよ」 「うぐぐ……」  千夏は手足をジタバタさせてもがいたが、お腹の上には佳奈がズシリと体重をかけて乗っていて、さらに手首をしっかりつかまれていたので、どうにも抜け出せなかった。その時、千夏はふと気付いた。 (あれ、もしかして、佳奈のパンツが直に当たってる……?)  佳奈はスカートを穿いていたので、馬乗りになれば、そうなるのは当然だった。乗られている方の千夏のスカートは、あばら骨が見えるぐらいまでめくれていたので、二人の下着は直に触れ合っていた。  それに気づいた途端、千夏のおちんちんは再び勃起し始めた。千夏がもがいて暴れるたびに、佳奈の体も揺れ、そのお尻の下に敷かれたおちんちんもパンツ越しにグイグイと圧迫された。 (あ、これ、すごい気持ちいい……)  千夏はその心地良い感触を密かに堪能していたが、やがて、自分から動くともっと気持ちよくなることに気付いた。 「そ、そこをどけよ……」  千夏は口だけは威勢のいいこと言って、暴れる振りをして、腰を下から跳ね上げるように突き上げて、自分のおちんちんを佳奈の股間にグリグリと押し付けた。 (あぁ……、僕のおちんちんで佳奈のお股を突き上げてる……)  そう思うと堪らない気分になって、何度も何度も同じ動作を繰り返した。しかし、佳奈その動作の不自然さにすぐに気付いたようだった。 「千夏君、何か私の下で変なことしてない?」 (うっ)  千夏はギクリとして、固まった。 51 痴漢ごっこ3  佳奈は馬乗りになって、しばらくの間、千夏の顔を見下ろしていたが、何を思ったか、上体を倒して、お互いの胸と胸をくっ付けるようにもたれかかって、千夏の体の上に寝そべるような姿勢で抱きついた。二人の顔は、お互いの息が掛かる位に近付いて、唇が接しそうになったので、千夏は慌ててアゴをひっこめた。 「千夏君、セックスって分かるよね。こうやって向かい合ってセックスするのって何て呼ぶか知ってる?」 「えっと……、確か、なんとか位……」 「正常位ね。今の私たちがしている格好が正常位だよ。その練習をちょっとしてみようか。もうちょっと足を開いて」  佳奈はそう言って、千夏の膝裏に手を差し入れて、ガバッと両足を開かせた。スカートの裾は露わに乱れ、開いた股の間からはパンツが丸出しにされた。 「わっ、こんな格好、恥ずかしいよ」 「練習だから、我慢して」  無知な千夏は、仰向けで両足を開脚して股を晒すという格好をとらされて、セックスというよりも、おむつ替えを連想した  佳奈は千夏の開脚している膝を抑えて、今から責める場所を眺めて、そこをパンツ越しに撫でた。 「ん……」 「じゃあ、いくよ」 「うん」  千夏は内気な少女のようにコクリとうなずいた。それを見て、佳奈は満足そうに微笑んだ。  佳奈は自らも威勢よくスカートをめくって、自分のパンツをも丸出しにした。そして、千夏の両太ももの間に、自身の腰をねじ込んで、上体を千夏の胸の上にもたせかけた。さらに腕を千夏の背中に回して、ググッと抱き寄せたので、お互いの股間の前部分が触れ合った。 (佳奈の前の所と僕のおちんちんがくっ付いてる……)  さらに佳奈は腰をグネグネと振って、自分の下腹部をグイグイと押し付けたので、二枚のパンツの布越しに恥丘とおちんちんがぶつかり合った。千夏のおちんちんは女子用パンツの中でギュッと圧迫されたり、前後にこねくり回すようにこすられた。包皮に包まれた敏感な亀頭は、自分でするのとは一味散った刺激をパンツ越しに受けて、ジーンと心地良さを感じた。 「ん……」 「あら、どうしたの?千夏君」 「あ、ああっ」 「ふふ、おちんちんをグリグリされたら、そんなに気持ちよくなっちゃった?男の子のよがり顔って可愛い。おっと、今は女の子なんだったね」  佳奈は千夏の頭を優しく撫でてやりながらも、腰の律動的な動きは止めず、自分の下腹部の下でグリグリとおちんちんを圧迫し続けた。  パンツの中では、おちんちんは先走り汁をジュクジュクもらしていた。それによって剥けかけた亀頭の先がパンツの中でもまれて、千夏はそのむず痒い快感に顔をしかめた。 「佳奈ちゃん、そんなにされたら、僕、もう……」 「どうなるの?」 「僕、もう我慢できなくなるよぉ……」 「あら、我慢しなくてもいいじゃない。私の体の下で、おちんちんが気持ちよくなってるんでしょ?」 「……ん」 「もっと気持ちよくしてあげる。、ほらほら」 「ああっ、もう、ダメ、いっちゃう……」 「いいよ、いって」 「だめ、パンツを汚しちゃう」 「いいよって言ってるじゃない。いきなさい」  佳奈はそう言うと共に、両肘を床について、両手で千夏の顔を挟んで、ジッと見下ろした。 「な、何?」 「こうやって、千夏君がいく時の顔を見といてあげる」  佳奈は腰の動きを強めた。千夏は、佳奈の体の下で、おちんちんを押しつぶされるような刺激を受けて、体の奥がキュンとなって、何かが込み上げてきた。心の中でウッと叫んで、歯を食いしばって、アゴをのけ反らせた。  次の瞬間、おちんちんはパンツの中でビクンと痙攣し、穿かせてもらったばかりのパンツの中にビュクビュクと精液がもらした。 「んんっ、ああっ……」 「ふふ、いったね」  佳奈は千夏を見下ろして、満足気に言った。  千夏はいき顔を見られながら、女子用パンツの中で射精してしまったという情けなさに、思わず泣きそうになった。佳奈はそれを慰めるかのように、千夏の汗ばんだおデコを優しく撫でた。 52 二回目の射精  千夏は射精後の心地良い倦怠感に浸って、ハァハァと息を切らして横たわっていた。佳奈もその横から見て、 「なんだか変な気分。私、女なのに、女の子を襲ったみたい……」  と、自分が攻めていかせた千夏の頭をヨシヨシとなでてやった。そうされて、千夏も、自分が本当に女の子になって襲われたような気分だった  二人は疲労感で、しばらくグッタリしていたが、やがて思い出したように、佳奈は視線を千夏の下半身に向けた。スカートの裾はあられもなく乱れていて、パンツは丸出しになっていた。 「中はどんな感じになった?ちょっと見せて」  佳奈はパンツを脱がそうとした。しかし、千夏は、 「ダメェ……」  と言って嫌がった。 「見せなさいって」  佳奈は強引に、千夏のパンツの前をガバリとズリ下げた。 「いやぁっ」  パンツは厚ぼったい布地だったので、表面までは染み通っていなかったが、内側にはネバネバの白濁液がたっぷりと絡みついていた。 「おお、いっぱい出てるね。中はドロドロになってるじゃん。これじゃあ、せっかくのパンツが台無しだよ。ふふふ」 「ご、ごめなさい……」 「謝らなくてもいいんだよ。だって、私に責められて気持ちよかったから、いっぱい出したんでしょ?」 「……うん」 「いつまでも、このままで放っておくわけにはいかないから、綺麗にしなきゃね。ちょっと、そこで待ってて」  佳奈は千夏を横に寝かせたまま、自分は立ち上がって、ドタドタと足音を残して、部屋から出て行った。一分も経たず、すぐに戻ってきた。手には濡らしたタオルなどを持っていた。 「じゃあ、綺麗にしようね。まずは脱がすね」  佳奈はそう言って、千夏のパンツを太ももへずり下ろして、ベトベトになった下腹部を露わにして、さっそく拭き始めた。 「あっ」  千夏は声を上げた。佳奈は手がおちんちんをつまんだからだった。 「大人しくして。手は退けておいて」  佳奈はそう言いつけて、おちんちんを拭き始めた。 「んんっ、そんな風にしないで。あんまり引っぱらないでよ……」 「拭いてるだけじゃない」  おちんちんはちょっと刺激されただけで、再びグンと勃起していた。佳奈もそれを面白がっていじっていた。 「変なこと、考えないで。私は綺麗にしてあげてるだけなんだよ?」 「うう、だって……」 「全く、しょうがないなぁ。もう一回してほしい?」 「……うん」  千夏は素直にコクンとうなずいた。佳奈はおちんちんを撫で始めた。左手でおちんちんを握って、右手の手の平で亀頭を包皮の上から転がすように刺激した。 「そんなに強くしないでっ。あっ」 「分かってるって。千夏君、あんまり剝けないんだもんね。これぐらいが限界かな。どう?」 「ん、大丈夫……」 「ちょっと剥いてみようか。これは気持ちいい?」  佳奈はおちんちんの包皮を引っぱって、亀頭を少し露出させた。その綺麗なピンク色の先端を指の腹でキュッキュッとこすってやった。それだけの刺激で、千夏は「おおぅ」とか「はわっ」などと滑稽な呻き声を上げて、快感に身をグネグネとよじらせて、アゴをのけ反らせた。  佳奈はそれを見下ろしながら、指一本で千夏の精神を支配しているような優越感を覚えて、ついつい調子に乗って指先に力が入った。 「あっ、あっ。僕、もう、いくっ」  千夏は叫んだ。もう絶頂を迎えたようだった。 「あら、もう?早いのね」  佳奈はもっと千夏のよがり声を聞いていたかったので、残念そうな声を出した。しかし、千夏は、 「んあああ」  と情けない呻き声をもらしながら、おちんちんから生暖かい精液をビュクビュクと放った。佳奈はそれを手の平で受けてやった。 「二回目だけど、いっぱい出たね。私の手の平、千夏君の精液でベトベトになっちゃたよ。私、綺麗にするつもりで拭いてあげたのに、どうしてこんなことになるのよ。ふふふ」  佳奈はおちんちんを手の平の中で包み込みながら言った。千夏は気持ちよさと恥ずかしさの中でジッと黙っていた。 53 次のデートの約束  佳奈は自分の手先を綺麗にすると、 「じゃあ、千夏君も綺麗にしてあげるからね。今度は変な気を起こさないでよ」  と言って、千夏の下腹部を拭き始めた。千夏は仰向けでジッと天井を見ながら、大人しく体を拭かれるに任せた。 「ちょっと足を開いて。それで膝はこうやって、自分で抑えといて」  佳奈は千夏に両足を開かせて、膝を胸の上で抱えさせるような姿勢を取らせた。 (これって、オムツ替えの格好と同じだな……) 「ふふ、いい眺めだなぁ。千夏君の恥ずかしい所が全部、丸見えになってるよ」  佳奈はそう言いながら、二つの睾丸を下から持ち上げたり、会陰部を指でなぞったりしながら、太ももの間も拭いてあげた。  千夏は体を一通り綺麗にしてもらいながら、 (佳奈とのお遊びも、これで終りか。なんか、名残り惜しいな……)  と思っていた。すると、それが聞こえたかのように、見下ろしている佳奈が、 「これで終りじゃないよ」  と言った。 「え?」 「また二人で一緒に遊ぼうよ。この週末の日曜日、もし都合よかったら、次はお外に行かない?」 (お外にか。それは女装してなのだろうか……?)  千夏はその点を訊きたかったが、さすがにグッと飲み込んだ。 「お外、行きたいでしょ?もちろん、可愛い格好して」  佳奈は千夏の心の中を読めるようだった。 (また可愛いワンピースを着て、お外に行ってみたい……)  千夏はそれはイヤではなかったし、それどころか楽しみにさえ思えた。しかし、あまりうれしそうな顔をするのは気が引けて、「うーん」と渋る素振りを見せた。 「何よ、照れちゃって。ホントは行きたいんでしょ。分かってるんだから」  佳奈にはそんな演技は通じなかった。 (ヘンに嫌がって見せたら、この話は流れてしまうかもな)  千夏もそう判断して、控え目にうなずいた。 「ふふ、その時は、私が可愛い服を選んであげるからね」  また佳奈は千夏の頭をナデナデしながら言った。千夏は、この週末の女装デートが楽しみで、早くも胸がドキドキした。


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