青(Blue)=咲 紫(purple)=テイ 1p ━ 2p 咲: …ここ…は テイ: あっ起きた? テイ:『おはよう』…と言っても、ここはまだ夢の中だけどね 3p テイ: 覚えてる?この格好。僕があの時キミに聞いたこと 咲: 貴方…今度は私に何をしようと 4p テイ:せめて僕の質問に答えてから聞いて欲しかったな…? 咲:あっ…ごめんなさい テイ:まあいいけどね。僕の目的は確認だよ。 咲: 確認…? テイ: 何かはまだ秘密。さぁ、僕が答えてあげたんだから次はキミの番だよ? 5p 咲: …この姿は私が読んでいた物語の人物が来てた服。…貴方が言ったことなんて私は覚えてない。大体、そんなことを聞いてどうす… 咲:…!その本 テイ:そう。これはキミが見ていた物語《ゆめ》の世界 6p テイ:この物語の途中で少年と少女は駆け落ちをする。…ねぇ今のキミならどうする? 咲:え? テイ:前は拒絶されちゃったけど、僕は今のキミなら違う答えが聞けると思うんだ。それじゃあ、改めて聞くね。 7p テイ:『今ここで、僕と一緒に堕ちてみない?キミにもそういう夢《ロマン》あるだろ?』 咲:なんで…私にそんなこと、私は貴方となんて テイ:フフッ、何を拒んでるの?大丈夫だよ。安心して。 8p テイ:これは夢だよ?どんな答えでも現実のキミには影響はない。善悪なんて考えないで、自分の気持ちに素直になればいいんだ。 テイ:キミが望むようにすればいい 咲:あ、 テイ:キミがしたいようにすればいい。 咲:あ… テイ:僕は今のキミの答えを確認したい。 咲:私…の… 9p 咲:考えたことはあった。もし私が彼の手を自分から取ってしまったら、その先があるのなら、一体どうなるんだろうって。 咲:本当に現実に影響がないのなら、今だけ彼に全てを委ねてみても━━━ 咲:あれ?私何を考えて… テイ:そうだよ。それでいい。 10p 咲:…これでいい?そっかこれは夢。夢だ、夢だもん。夢だから、少しくらいきっと大丈夫…… 11p テイ:やっぱりキミは僕に委ねると思った。本当に単純だね。あの時僕が言った通りになっちゃってさ。 咲:えっ テイ:あぁ、キミが僕に言ったこと覚えてないんだっけ?気になる?仕方ないなぁ教えてあげる。キミに拒絶された時に僕は 12p テイ:『人の気持ちなんてすぐ変わる』って言ったんだよ。ふふっあははっ、あんなに僕を拒絶してたキミの心は、もう変わってしまったんだよ。もちろん現実に影響なんてない。だって 13p テイ:キミの心自体、もうとっくに変わってたんだから 咲:違う。私はただ、ただ貴方に委ねただけで…… テイ:あははっキミは僕に委ねていいって思えたんだ。自覚ないんだねぇ 14p テイ:そんなことを考える時点、キミは僕を受け入れてるってなんでわからないの? 咲:っ! テイ:大丈夫。人は変わるものだから、僕はそれでいいと思うよ。じゃあ堕ちてみようか。キミがそうしたいなら仕方ないよね? おしまい。