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①地元の名家の和風美少女に寝取られそうになったあなた──を寝取り返してくれる、愛人3P交尾許可してくれる余裕綽々の現役JDクーデレ系正妻彼女のお話

大学受験に失敗して、彼女を一人で都会の大学に送り出したあなた――を逆に寝取ろうとする、地元の名家の元いじめられっ子美少女後輩のお話

https://www.fanbox.cc/@wws2jsh7/posts/7498748


こちらの続編です


ーーーー


「なるほど……


 つまり私が不在中に、浮気をしたということだな?」


 大事な話がある――と恋人に言われたのは、数日前のことだ。

 大学は夏休みに入っていたが、実家に帰省をすることは考えていなかった。都会の大学に浮かれていた――と言われれば、まあ、そうかもしれない。偏差値の高い大学であり、私は成績に応じた奨学金を受けている立場であるのだ。普段は講義に集中をして、予習復習もこなし、空いた時間ではアルバイトをするという一日を何度も繰り返していたのだ。

 そんな折りに訪れた、二ヶ月近い夏休み。

”少しくらい観光をしたり、都会を満喫したい”と思ってしまう私を、一体誰が責められると言うのだろうか。

 だが――


 それが、雪沢藍という少女には多大なる”隙”であったのだろう。


 彼女が、私の恋人に並々ならぬ視線を向けていたのは気が付いていた。

 他人の悪趣味な噂話には興味がなく――どころか、反吐が出るので、可能な限り聞きたくないと思っていた。勿論、それは彼女達の趣味であるのだ。「悪趣味な噂話に興味がなく、それを止める人間こそが高尚である」という話ではない。単純に、私が嫌なだけ。上手に話を逸らせるほどの社交性は、私にはない。噂話が始まると露骨に不機嫌そうな態度を取り――時には、音を立てて椅子から立ち上がることもある。私は――恵まれた容姿と、女性らしからぬ175センチの高身長があるのだ。そうした態度ですら「浦上先輩って硬派でかっこいいよね~」という評価に繋がったのは幸いだったが――閑話休題。

 そんな私でも、雪沢藍の事情はなんとなく知っていた。

 地元から離れることの出来ない、後輩の彼女は、私とは段違いの不自由さであるのだ。

「彼女持ちの先輩」へと直接告白をしてくるならば、私は正統彼女として「おい、それは違うだろう」と否定をすることが出来るが――ベタベタと、「めっちゃ親しい女友達」みたいな距離感で接する限りでは文句を言うことも出来ない。大変な枷をハメられた雪沢藍が、人生において少しでも呼吸をしやすく出来るならば――まあ、別にいいかとも思っていたのだ。


 私の彼氏は、とても優しい人間だ。


 正統彼女としては「いや!俺には未央がいるから、勘違いさせるような真似をしたくない!」と突き放してほしいのだが――それは出来ない性質。まあ――私は、そういうところが気に入っているのだ。高校一年生のときに、彼に告白される前。私は、いくつもの告白を断ってきた。文化祭の準備を怠り、手を抜き、そのくせ本番当日になると熱意をムンムンにして「これぞオレ達の青春だ!」というノリの彼らは苦手であり――、一方で、周囲から雑用を押しつけられても文句を言わずに請け負い、「自分達が楽しみたいから」という理由で店番を押しつけられて、それでも文句一つ言わない彼は――

 はっきり言って、私の”ストライクゾーンど真ん中”であったのだ。

 最初は捨て犬や捨て猫への、同情や憐憫程度で彼の告白を受けたのかもしれない。

 だが――動機はどうであれ、自分に懐いてくる飼い犬には愛情を注いでいくのが人間という生き物だ。

 彼のことを恋人としていく内に、まあ、その――


 私も、徐々に情が移ってしまったのだ。


 告白を受けたきっかけからして、私は彼のことを好ましく思っていたのだ。付き合えば付き合うほどに、彼の良い面が見えてきてしまう。私は別に、色恋沙汰において深い信念を持っているわけではなかった。恋愛ドラマや少女漫画のような、様々な伏線や、付き合ったり別れたりの紆余曲折はあまりにも面倒。興味がない分野においては「まあ、これでいいか」と妥協をしてしまうのは私の癖であり――


”ぎし……ぎし……っ♡”


「ん……っ♡ああ、安心しろ……っ♡気持ち良く出来ているぞ……?」


”彼”に初体験を捧げてやったのも、それと同じだ。

 恋愛にはさほど興味はないが――同時に、特別にそれを嫌悪することもないのだ。

「適当に誰かと付き合って、適当に誰かと結婚して、適当に赤ちゃんを産んで」という人生を考えたときに、彼はあまりにも都合が良い存在。彼はしきりに、自分が”浦上未央”に釣り合っていないことを気にしていた。だが――私に言わせれば、私に都合が良すぎるのが彼という存在だ。女遊びに慣れているわけではなく、しかし、女性をしっかりと立てる上に、芯の強さも持っている男の子。「私と長期間会えない状況で、自慰行為を我慢させられて、理性がぐずぐずのどろどろに蕩けた状態で――私と同レベルの美女に色仕掛けをされて、言い訳を用意されれば、浮気をしてしまうかも」とは思っていたが――少なくとも、一年間、彼と離ればなれになることは妥協出来ていたのだ。


 そうして――


 私が不在中に、彼は浮気をしてしまったのだ。


「……ふむ、なるほど……


 性欲を我慢できずに、適当な女と関係を持ったのならな?怒る気はないんだぞ?


 ……私だって馬鹿じゃないからな。男の性欲というのは理解しているぞ?……愛する妻がいても、全てをかけて守りたい子供がいても――不倫をすることで、人生が台無しになるとわかっていても――手を出してしまうことがあるのが、人間という猿だ。そこは理解している。だから、性欲都合の浮気なら、待たせた私も悪いということで許してやろうと思ったんだ


 ……ん?怒ってはいるぞ?怒りはするが……

 

 今後の関係性において、私が主導権を握れるわけだからな……


 それに……


 お前は適当な女とは、絶対に浮気をしないだろう?


 私が不慮の事故で亡くなって、数年が経ち、私の両親が『もうキミの人生を追っていいんだよ』『キミは過去じゃなくて未来を追うべきだ』と、私の墓の前で語って――それでもまだ、踏ん切りつかないタイプだろう?……ああっ、わかっているさそれくらい


 だが……


 雪沢藍が相手なら……話は別だよな?」


 私は今、彼の部屋にいる。

 ベッドの上に座り、足を組んでいる。威圧やプレッシャーのためではない。私の身長は175センチあり――その上、脚がとても長いのだ。高校時代、モデルでバイト代に困らなかったのはありがたいが――所詮、それはおままごとに過ぎない。「地方の中では特別可愛い女の子」は、「都会の中ではありふれた女の子」に変換されてしまうのだ。大学で四年間を過ごして、就活をする際には楽だろうな――という程度のアドバンテージはあるが、代わりに、低めのベッドや椅子では脚を組まなければ上手な体勢を取ることが出来なくなってしまうのだ。 

 一方で、彼は床に正座をしている。


「雪沢藍か……覚えているさ。忘れるわけもないだろう?


 あの子は、生き方が上手だったな


 私とお前が付き合っていたこと、当時のバドミントン部はみんな知っていただろう?隠していたわけでもないしな。私も、むやみに告白されるのは厄介だったし……『彼氏がいるから無理だ』というキラーフレーズは、断りの文句として最高に便利だったんだぞ。それでも食い下がるやつには『自分の気持ちに決着をつけるための玉砕覚悟ならともかく――他人の彼女を奪おうとするような卑怯者に、私が振り向くとは思うなよ』でとどめを刺せたからな


 その点、雪沢藍はその辺が巧みだった


 お前にベタベタ、イチャイチャと密着して、私よりも先に周囲の女子達に『彼女いるんだから、あんまりそういうことしない方がいいよ』と言わせて――それを聞いてしまった私は、まあ、性格的に同調出来ないだろう?ひねくれ者だからな。『私がそのくらいで気にする、器の小さい女だと思うか?』と言ってしまえば、雪沢藍の行動は私の”お墨付き”なわけだ。


 あの時点で、少し疑ってはいたんだがな……小悪魔アピールして、私をからかっているだけだと思っていたんだぞ?……あるいは、私と別れた後で一番手として名乗り出られるように、チャンスを窺っていただけだと思っていたんだが……


 私が怒っている理由はな、単純だよ


 雪沢藍が相手なら……

 

 お前は、本気で乗り換える可能性がある、ということだ」


 私の内心は――

 一言で表すには難しいほどに、ぐちゃぐちゃであるのだ

 大前提として――彼が誰と付き合おうと、それを私に止める権利はない。

 仮に――本当に、仮に、もしもそうなったとしての話だが――

 私が大学で誰かを好きになり、口説かれたならば、私は彼に別れを切り出すだろう。

 その際に「いや、僕はこんなにキミのことが好きなのに」と引きずられるのは本意ではない。自分がされたら嫌なことは、恋人にしないのは人間の道理だ。

 彼が――


 都会を満喫して、こんな事態にならなければ帰省することも考えない、薄情な恋人を捨てて――


 この町に縛られている――故に絶対に逃げることのない、背の小さく、乳の大きな小悪魔に乗り換えるそれを、責められはしないのだ。


 彼は正座で、申し訳なさそうに顔を下げているが――

 冷静になられてしまえば、これはどこにでもある「別れ話」なのだ。

 法王の許可がなければ離婚が出来なかった時代の話ではない。令和の世では、メッセージアプリの一言で別れ話が成立するのだ。私がどれだけ無様に、惨めに、泣きすがりながら靴を舐めて懇願をしても――彼がその気になれば、私は引き留めることは出来ない。そもそも、そうした「恋愛は自由だよ」という価値観の恩恵を受ける立場にあるのは、私のような”モテる女”であるのだ。それが自分に不利に働いた瞬間に、文句を言うような情けない真似は――私には出来ない。

 彼が「あれ?なんで俺謝ってるんだ?」「自分を謝らせる女よりも、雪沢藍の方が良くないか?」と思ってしまえば、それで終わりであり――


 それは――


 私としては絶対に、何があっても、全てを犠牲にしても――避けたいものであるのだ。


「大前提として、な?


 ……私はお前のことが好きだぞ?」


 言葉にしてから、私は二の句に悩んでしまう。

 状況は刻々と変化している。彼が本気で謝っている気持ちは理解しているのだ。今は「やっぱり、雪沢藍よりも浦上未央の方がいいな」と思ってもらうタイミングなのだ。

 赦しの言葉を口にするのが、おそらくは安牌なのだろう。

 だが――

 

 この状況を利用したい、という気持ちもある。


 負い目を持っている側は、相手の理不尽な条件でも呑まなければいけない。

 つまり今、私は彼に対して大きめの要求を提案することも出来るのだ。

 スイーツバイキングに連れて行け、勿論お前の奢りだ――程度ならば、彼は認めてくれるだろう。許してもらうための”禊ぎ”というのは、許される側にも多大な意味がある。言葉だけで許してもらうよりも、実際に行動を示した上で「はい、これでもう話はおしまいね」という区切りになるのだ。


 話が逸れたが――とにかく――


「……なあ?


 ……とりあえず、横に座れ


 怒る怒らないの話ではないからな?……いいから、横に座れ……んっ♡


”すんすん……っ♡”


 汗の匂いがするな……っ♡



 ……久々に嗅ぐな、お前の汗の匂い……っ♡

 

 んっ♡こら、逃げるな……っ♡


 そうだよな……夏休み、浪人生だもんな……っ♡一日中、誰とも会わないこともあるだろうし……っ♡サボってしまうようなぁ、清潔を保つこと……っ♡ふふっ♡

 

 久々だな、この匂い……っ♡


 ……んっ♡


 ……許してほしいなら……私のわがまま、何でも聞いてくれるか?」


 欲求不満なのは――私だって同じなのだ。


 自分の性欲が、さほど強くないことは理解している。

 雪沢藍のような小動物においては、きっと激しい性欲が全身を支配しているのだろう。毎日自慰行為を繰り返して、自らを慰めているのだろう。それが――”先輩の彼氏”であったとしても、気に入ったのならば譲る気はない。

 そういう彼女達とは、正反対にいるのが私だ。

 自慰行為を一切しない、というわけではない。することもある。だが――普段はそれを、あまり必要とはしないのだ。

 誤解しないで欲しいが、「ない」というわけではない。一年前、彼と付き合っていたときのセックスも、不満や負担に思ったことはない。それはまあ、快楽という面ではさほど強くもなかったが――快楽に溺れて浮気をするのは馬鹿のやることだと考えていたので、問題もなかったのだ。


 だが――


 四ヶ月――は、話が違うのだ。


 私が一人で上京して、進学をして、それから四ヶ月が経った夏休み。その間、私はずっと性欲を我慢し続けてきた。一週間や二週間ならばともかく――、四ヶ月の我慢は話が違う。ムラムラきて、うずうずきて、何度も自慰行為を繰り返してしまったのだ。

 あるいは彼との性行為において、私の身体も開発されていったのかもしれない。

 セックスはさほど気持ち良くはないが「私の身体は、男に抱かれるために作られているのだ」と自覚させられるそれ自体が、気持ち良かったのかもしれない。週末の二日あれば、実家に帰省して、彼とセックスをすることも出来るのだが――彼が浪人生である以上は、そうした飴をあげるわけにもいかない。

 私は彼と同じ大学に進学をしても、同棲は絶対にしないと決めていたのだ。

 基本的には私は、彼からの”お誘い”を拒むことはなく――しかし、自分から迫ることはしない。彼の性欲は、私のそれを遥かに凌駕しているのだ。二週間我慢させられれば、あるいは、私から誘うこともあるかもしれないが――実際は、二日と経たない内から、彼の方から迫ってくるのだ。捧げられたものを受け取るだけで、私は十分に満足していた。

 お互いに親がいて、高校生で、自由な時間は多くても「セックス出来る時間」というのは少ない。限られた条件の中ですら、貪欲に私を求めてくる彼。そんな彼と同棲生活をしてしまえば――爛れたセックスをするのは目に見えている。私はセックスの快楽自体は、さほど好きではない。何度も言うが、セックスが気持ちいいと思ったことは基本的にないのだ。

 だが――


 私の身体を気持ちいいと言いながら、肉欲に溺れる彼の姿は――


 正直、たまらなく大好きであるのだ。


 彼が私の身体に溺れて、夢中になり、腰を振っている姿。あの光景を見る為ならば、私はきっと、彼の朝勃ちおちんぽをしゃぶったり、コスプレえっちをしたり、全身リップからのアナル舐めもしてしまうだろう。尽くす女――というわけではないが、ペットを飼ったら甘やかすタイプだ。実際、犬猫を飼っているわけでもないのに、ネットの犬猫グッズを見るのが趣味なのが私――浦上未央という存在であり――話が逸れた。

 大学生活を送る上で、節度は必要だ。週末の夜、起床時間を気にしなくてもいい日に”朝チュン”するまで乱れるならばともかく――次の日に一限から講義があるのに、夜更かしをするわけにはいかない。付き合っていても別々に暮らすというのは、私にとって大事な節度。彼のことがどれだけ愛おしくても、ムラムラしても、帰省することがなかったのは――彼に「よく考えたら大学入学しなくても、上京してフリーターになれば未央と一緒にいられるじゃん」という選択肢を気付かせないためであったのだが――


 それが裏目に出たのならば――


「わがままの内容……か


 無理を承知で言うが、それは聞かないでくれ


 ああ……極端な話を言うが、私に死ねと言われれば、理由を聞かずに――首を吊って死ぬ。それくらいの覚悟が、この禊には必要なんだ……

 

 嫌なら別にいいぞ?断ってくれても構わないぞ?


 ……ふふっ♪


 いいんだな?

 

 うむ……お前のそういうところ、気に入っているぞ?

 

 ……ああっ、安心しろ♡

 

 ……実際に死ねなんて言うはずがないだろう?私が、愛しい恋人を相手に……ふふっ♡


 ……とりあえず、そうだな……っ♡


 今日は……お風呂に入るのを我慢してくれ♡


 制汗シートも、制汗剤も……汗の匂いを極力落とさないようにしてくれ……っ♡……ああっ、まずはそれだけだ♡なあに、後で意味がわかるだろうから……な?……ふふっ♡」


 私は彼に、自分の価値を証明する必要がある。

「ヤりたいときにヤらせてくれない、高身長で、ぶっきらぼうで、セックスで気持ち良くならない彼女」が「ヤりたいときにヤらせてくれる、低身長で、愛嬌に溢れて、セックスで気持ち良くなる彼女」に勝てる道理があるはずもない。浮気を糾弾しにきたはずが――いつの間にか、私はオーディションの舞台に上げられている。「それで?キミが雪沢藍よりも勝っている部分はどこなの?」と尋ねられている。ならば私は、それを見せ付ける以外に生き延びる道はない。「準備があるから」と言い、私は部屋を出て行く。時間的猶予はいくらでもあるが――如何せん、私は発想が堅いのだ。性欲旺盛な男子浪人生であれば幾らでも思いつくプレイも――私は、一つや二つ思いつくだけでも精一杯だ。勉強だけではなく、エロいことにも目を向けておくべきだったなと考えて――それから、最も参考になりそうな相手を思いついた。



――――



「え、え~っと……未央先輩?


 ……私の立場で言えることではないですが……よく来れましたね……」


”彼女”の家には、昔、二回ほど訪れたことがある。

 バドミントン部の打ち上げと、クリスマスパーティーの会場として、だ。

 彼女のことを嫌っている女子生徒は多いが――それ以上に、彼女のことを好いている男子生徒は多い。その上、高校生の身で「広くて、安くて、大人の目が届かないイベント会場」など容易く用意出来ないのだ。彼女を嫌っている女子生徒達も、文句を言った後で「じゃあお前が代替会場を用意しろ」と言われたら困るのだろう。広い家だけは借りるくせに、裏ではねちねち文句を言うそれは嫌いであったのだが――閑話休題。 

 彼女の家には、古い歴史が備わっている。

 地元の名士であり、昭和の時代には多大な影響力を及ぼしていたらしい。「この町で一番の美女が、婚約者がいたのに、無理やり雪沢家に嫁がされたことがある」という噂話が――流石に嘘だとは思うが、事実であったとしても「マジで?ほんとに小説みたいなことあるんだぁ~……」程度で納得出来る程度の家柄。百年以上前に建てられた平屋は、逆に住みにくい気もするが――どうやら、近隣のタワマンなどの不動産も手がけているらしいので、問題はないのだろう。

 とにかく、私は彼女の家に来る度に、居心地の悪さを感じてしまう。

 立ち居振る舞いや雰囲気で、誤解されがちだが――私は、”普通の女の子”だ。勉強は出来るし、運動も得意だが、それらは全て”一般人にしては”だ。模試は常にA判定で、難関大学に現役合格をすることは出来たが――その程度。世界を救うような新発明を出来るような、選ばれた人間ではなく――

”彼女”は、間違いなく選ばれた人間であるのだ。

 相談があると告げたとき、彼女は目をきょとんと丸くしていた。

 子細は既に聞いている。浮気というのは、それをしたパートナーだけではなく、浮気相手にも慰謝料を請求出来るのだ。勿論、私と彼は婚姻関係にあるわけではない。実際には不可能だが――まあつまり、”彼女”は私の追究を無視出来ない立場にあるということだ。


「……未央先輩?


 何の話をしにきたんですか?」


 彼女は――


 雪沢藍は、すぐに自分の調子を取り戻す。


 一時の寂しさに耐えかねて、私の恋人にちょっかいをかけたわけではないのだろう。

 私の恋人を寝取り、パートナーとして、生涯を連れ添い――よぼよぼの老人になったときに「そういえば、私達って当初は略奪愛でしたね」「今にして思うと、あれは燃えましたね」と美談にする気が満々であるのだろう。

 雪沢家の離れの和室に通されて、彼女と二人きり。

 最初は動揺を見せていたが、すぐに、そこにいるのが「恋敵」だと知るのだ。

 この場で上手に私を論破して、彼との関係を決別させれば――、二人の愛の障害は何もなくなる。敵意を剥き出しにして、私を見つめてくる彼女の視線。

 それは――


「……随分と、いい目をするようになったな」


「……な、何がです?」


「いや、こっちの話だ」


 一年前よりも――遥かに好ましい表情だ。

 周囲の顔色を伺う気遣いはあるくせに――私の恋人にちょっかいをかけて、女子生徒からの嫉妬を買っていた態度。あれはきっと――子供が構ってアピールをするようなもの、だったのだろう。特殊な家柄に生まれて、恵まれた容姿を持っている彼女は、作り笑顔を浮かべなければいけない立場。私のように「知らん」「興味がない」「どうでもいい」で切り捨てられる――脅されて困ることすらない、一般庶民の平民娘では想像も付かないほどの苦難であったのだ。虐待されて育った子猫が、ギャーギャーと鳴き喚くようになるのは当然のこと。だから、私は「そうして、余計な敵を作る方が生きやすいのならば、別に構わない」というスタンスであったのだが――

 今の彼女は、それとは違うのだ。

 一人の女として、私の恋人を愛して――

 それを取り返しにきた私と、正面から向き合おうとする視線。

 隙あらば刺してやろうという気がギラギラの彼女の態度は――以前の作り笑いよりも遥かに好ましいのだ。

 だから――


「相談があるんだ」


「……相談、ですか?」


「普通の男子高校生……いや、男子浪人生か」


「…………っ」


「そういう男が、一番喜ぶエロいコスプレはなんだ?」


「…………はっ?」

 

 私は胸襟を開いて、彼女に相談をするのだ。


「……え~っと、未央先輩?……何の話をしにきたんですか?

 

 ……怒鳴りにきたんじゃないですか?」


「コスプレの相談をしているだけだ。私はそういう性癖にとんと疎いが、お前は詳しそうだろう?だから聞きにきただけだ」


「……全部、なかったことにする……


 見なかったことにする、知らなかったことにする……そういう話ですか?」


「……私はな、貪欲な男は嫌いだが、貪欲な女は好きだぞ?


 惚れた男に、既に恋人がいた。だから諦める……そういう女よりも、惚れた男の性欲が溜まっていたから、その隙に、まるでハゲタカやハイエナのように奪おうとする……そういう女の方がいいと思うからな」


「褒めてるんですか?けなしてるんですか?」


「お前があいつを奪おうとするのは、お前の自由だし――


 私が、お前よりも自分に振り向いてもらおうとするのは、私の自由だ」


「…………っ!先輩って……ほんっとそういうところありますよね……」


 藍はどうやら、怒りを抱いている様子。

 互いに一人の男を奪い合う、ライバルであるのだ。そのライバル相手に「自分が優位に立つにはどうすればいい?」と尋ねるものは――なるほど、スポーツ漫画などではよく使われる描写だが、現実では許されないらしい。

 怒らせるつもりはなかったのだが――私の思惑は関係ない。藍が不快に思ってしまった以上、悪いのは私だ。彼女に謝罪をして、その場を立ち去ることは容易だが――しかし、藍以外で、男の喜ばせ方に造詣が深そうな同性は思い当たらない。異性に「男が喜ぶ方法を教えて」と尋ねるのは、余計なトラブルを招きそうで避けたかったのだが――背に腹は代えられないかと、そんなことを考えていると――


「――――はぁ~~~……」


 藍は――重たい溜息を吐く。

 再会してから十数分――の溜息ではない。

 そして――

 私の恋人と寝てから数日分――の溜息でもない。

 雪沢藍という少女が十八年間抱えていた鬱憤を、吐き出すような溜息だ。


「……先輩相手に、腹芸しようとしてるのが馬鹿に思えてきました」


「そうか?私は尊敬しているぞ?お前の立ち居振る舞いや処世術……私にはないものだからな」


「……先輩?なんか変な話ですけど……

 

 彼女公認なら、私、ちゃんと狙いにいきますからね?」


「ああ、かかってくるといい。四月までに――いや、大学受験が決まる一月までに落とせなければ負けだと思え」


「ほんっと……先輩、そういうとこマジで嫌いです……」


 藍は何やら、複雑な感情を湛えているようだ。

 だが――最終的には折れてくれたのだろう。「先輩?人に教えを請う場面で、メモもしないんですか?」と、上機嫌な嫌味も出てきたので一安心。彼女が口にするフレーズの半分ほどは、私には全く理解も出来ないもの。「言葉の意味でなんとなく察せるもの」があれば「言葉の意味からして、全く理解できないもの」も混ざっているのだ。一夜漬けの付け焼き刃で、果たしてどこまで通用するかわからないが――「大丈夫ですよ、心配しないで……先輩、そういう『一夜漬けの付け焼き刃でエロいことしようとする彼女』も全然好きなタイプですから」と太鼓判を押されたので、再度一安心。お礼を言ってから雪沢家を出て、私はドン○ホーテへと向かった。



――――



 夜。

 彼の家は、しんと静まりかえっている。

 両親が不在であるという話は聞いていた。というか――両親が不在だからこそ、この計画を立てたのだ。私と彼は、両親公認の関係性。私が女として格上であったことが、こればかりは幸運だったと言わざるを得ない。高身長で、頭が良くて、モデル活動もしている「浦上未央」だ。彼の両親にとってすれば「本来あなたの手に入るレベルではない上玉だから、絶対に手放さないようにね」と言うような上玉が私だ。彼の家族公認で、その恋を応援してもらっているのだ。

 だから、まあ、両親がいても問題はないのだが――

 私にだって一応、羞恥心というものは存在しているのだ。

 電気の点いていない、暗いリビングの中で着替えをして――彼の部屋へと向かっていく。ギシギシと、床のきしむ音が響いているのは――私も昂揚しているからだろう。やがて、彼の部屋の前へと着く。ノックをするか悩むが――藍は「男の子はノックをされて、『はい、どうぞ』と入室の許可を出すときが一番興奮する」と言っていたので――それに従う。彼の声が聞こえて、一度唾を飲んでから――


”がちゃりっ”


 私は――扉を開くのだ。


”~~~~っ”


「お待たせしました、にゃんっ♡


 今日は未央にゃんのこと……い~っぱい可愛がって欲しいにゃん……っ♡」


 彼もまた、ごくりと唾を飲む。

 今の私の格好は――痴女丸出しのものであるのだ。

 ドン○ホーテのコスプレコーナーには、様々なエロ衣装が存在していた。

 一般常識として、メイドやナースなどは容易に理解が出来たが――「これは、誰がどういう趣旨で興奮をするんだ?」という複雑怪奇な格好まで置かれているのだ。

 一念発起して受験勉強を始める際に、本屋の参考書コーナーで「一杯あるけど、結局どれを買えばいいのだ」と躓くのと同じことだ。雪沢藍の提案のおかげで、私は迷うことがなかった。彼女が――悪意を持って、特殊性癖である「全身ねばねばスライム娘姦コス」を勧めてきても、私には見抜く術はなかったのに――

 彼女は、ライバルの私に真摯に情報を教えてくれたのだ。

 そうして選んだのが――


「……どうだ?このにゃんにゃんコス、可愛いだろう?


 ……ああっ♪私の雰囲気とは違うと思うんだが……詳しい人に尋ねたらな、教えてもらったんだ……


 私みたいな彼女が……まっすぐな可愛い系のエロコスを着て……にゃんにゃんすること……っ♡


 結局、それが一番興奮するんだ……とな♡」


 猫型ビキニのコスプレ衣装であるのだ。

 正式名称は「にゃんにゃんメイドビキニ~お帰りなさいませご主人様♡今日もたっぷりと癒やしてさしあげます~」だ。メイド服をイメージしたゴシック基調のビキニ。胸元には、谷間部分に猫型の穴が空いている。股間には猫の髭を模した三本のラインが二つ描かれており――

 あまりにもペラッペラな、メイドビキニ衣装であるのだ。

 私一人の判断では「属性の過積載ではないか」「足し算すればいいってものではないだろう」と、ノーマルメイド服かノーマルビキニを選びそうなものだが――


”びきびき……っ”


「……ふふっ♪


 不安だったんだぞ?この格好……♪

 

 意図がわからないと言われてしまえばそれまでだからな


 だが、安心したよ……っ♡


 興奮をしてないオスは……そんな風にちんぽを勃起させないものな……っ♡」


 私の愛しい恋人は――

”にゃんにゃんメイドビキニ”に、おちんぽをギンギンに勃起させてくれるのだ。

 特に指示もしていないのに、彼はパンツ一枚で私を待ち構えてくれていた。下着に張られたテントというのは――何とも情けなく、か弱く、小さなものだ。

 大学入学して真っ先に、人間関係というものを構築する必要はある。

 私は特に、容姿に目立つものがあるので誘われる機会が多いのだ。現金なもので「顔がいいことで得をする」というそれは、全部受け取っておきたいタイプ。そうして、あまり治安の良くないタダの飲み会にも参加したのだが――

 そこで、下着姿になった男がいたのだ。

 表向きは「飲み会の場で、ちょっとハメを外しすぎて、一線を超えてしまった」なのだろうが――実際には「鍛えた身体と、ボクサーパンツ越しに見える大きいちんちんをアピールして、気に入った女に粉をかけておきたい」だったのだろう。見え見えすぎるアピールだが、女を抱くことに命を賭けて必死になっている姿は――自分に矛先が向かない限り、いではない。案の定彼は、最初の数会話で私は無理だと見限ったのか、他の女性へとアプローチをかけて、無事にお持ち帰りを成功させていたのだが――話が逸れた。

 とにかく私は、その推定ヤリチンの彼の陰茎を、ボクサーパンツ越しに眺めてしまった。

 お酒が入っている上に、非勃起であるから、「セクハラ?あの程度で?いやあ、俺は場を盛り上げようとしただけなんですけど~」という言い逃れが出来るのだ。ギンギンに勃起していれば一発アウト。彼のそれは非勃起であり、普段のおちんちんであるのだが――


 それでも――


 私の恋人の、フル勃起よりも大きかったのだ。


 ちんちんに自信があって、女を片っ端から食い散らかすヤリチンくんの非勃起は――私の愛しい恋人の限界よりも、格上であるのだ。陸上選手が練習で走るフルマラソンは、一般人には走破することすら不可能な距離。私が快楽で物事を考えるタイプの女であれば、迷うことはなかったのだろうが――生憎、私はセックスに重きを置いている女ではない。

 愛しい彼は――私の視線で、何かを思い出してしまったのだろう。


「……ああ、そうだな♡すまない……っ♡


 雪沢藍から、話は聞いたよ……っ♡


 随分と……彼女のことを気持ち良くしたようだな♡


 ……いいや?怒ってないぞ?あの子には気持ちいいセックスをしてやったのに、どうして私とするときは気持ち良くないんだ……という不満ではないさ♡


 ……ふふっ♪

 

 身体の相性、というのはあるだろう?


 男が剣で、女が鞘というのはよく喩えられるが……良い鞘の条件とはなんだ?ガバガバでどんな剣でも咥え込めることか?それとも、短剣だけを収めることしか出来ない小振りなものか?


 ……答えは、剣のサイズによって決まる……だろう?


 雪沢藍の鞘と、お前の剣は相性が良く……私とは相性が悪い。それだけの話だ。私のは、まあ、ガバガバだと思ったことは一度もないが……それでも、お前のサイズ感に比べれば、広すぎてしまうんだろうな……っ♡奥を突いたり、性感帯を刺激したり……そういうことはあまり出来ないが……っ♡」


 私は――

 彼の隣へと、腰掛ける。

 175センチの身長を持つ私は、背筋をピンと伸ばし――それに比べて彼は、猫背になって、まるで勃起を隠すかのような態度を取っている。私は下着越しに、彼の股間を撫でてやる。硬さを感じるのは、彼が勃起をしているから。欲情をして、海綿体に血流が巡り、肉棒をギンギンに堅くして――繁殖欲求を剥き出しにしている光景。

 ああ――


 好きだな、と思ってしまう。 


 小さな逸物でも堂々と自信を持ち、私に快楽を与えられずに――しかし、嘘喘ぎで自信満々になってしまう男ならば興味はない。彼は私に、常に罪悪感を抱きながら行為に到っていた。私は、馬鹿ではないのだ。嫌いな男と、気持ち良くないセックスをするはずがない。「あまり気持ち良くなくても、それを遥かに上回るほどに好きだから」で、彼と関係を持っているのだ。


「……好きだぞ?


 お前のことが好きだ……っ♡好きだから、こういうこともしてやりたいんだ……っ♡ほ~ら……っ♡わかってくれ……っ♡


 ……雪沢愛との浮気えっち……っ♡もう、怒ってないぞ……?


 ……浮気えっちは、所詮は浮気えっち……っ♡気持ちいいからやっているだけの、オナニーと一緒……っ♡


 ……わかるだろ?


 気持ち良くなくてもぉ……えっちさせてくれる彼女を選んだ方が……ぜ~ったい得だって……っ♡」


 私は、パンツ越しに彼の陰茎を撫で回す。

 形がくっきりと浮かび出るタイプのボクサーパンツだ。私は性知識こそ少ないが、非常に頭が良く、要領も良いのだ(自分で言うのもあれだが)。彼の陰茎がどうすれば、興奮をするのかは簡単にわかっている。


”かり♡かり……っ♡かりかり♡かりかり……っ♡”


 先っちょ――

 亀頭部分を、爪で引っ掻いてやるのだ。

 直接触れば痛く、しかしパンツ越しであれば”もどかしい”と感じる力強さ。私は彼の顔を”じいっ♡”と見つめてやる。このとき、彼が私を見返してきても、こなくてもどちらでも構わない。私に甘えたいときは見返してくるし――あるいは、罪悪感などがあるときは見返してこないのだ。今は後者。私が本当に、雪沢藍との浮気を怒っていないのか――「怒っていない」と言いながら怒っているのか――と、矮小に脅えているに違いない。

 だから――

 私はカリカリと、ちん先を引っかいてやるのだ。

 派手なネイルはしていないが、元々爪が弱くて、簡単に割れてしまうのだ。保護のつもりで始めたネイルだが――赤色の光沢に、彼は自分が今、捕食されていることに気が付いてしまうのだろう。身体をビクビクと弾ませながらも――しかし、逃れることはしない。


「ふふっ♪本当に可愛らしいな、お前は……っ♡


 どうだ?……気持ち良かったら出していいぞ?


 ……勿論、パンツの中で……だ♡


 情けなくて、恥ずかしい暴発射精……っ♡雪沢藍の前でやれば、幻滅されてしまうかもしれないな……っ♡彼女とは、気持ち良いえっちが出来るから関係性を築けているんだろう?浮気えっちっていうのはぁ、おちんちんの為にしているんだろう?


 ……私は違うぞ?


 お前と添い遂げる覚悟はとっくに住ませているんだ……っ♡ジジイとババアになって、どっちが先にくたばるかもわからないが……っ♡


 寝たきりになったお前のオムツを取り替えてやるくらい……っ♡私には簡単なことなんだからな……っ♡」


 おちんちんを――”むっぎゅ~っ♡”と握りしめてやる。

 ドラマや映画で、相手の胆力を確かめるためにやるような無骨な行為であるが――繊細な力加減は心得ている。

 下着が――”ぬるっ♡”と濡れているのは、今日一日を過ごしたからだ。

 放尿をした後で、尿道に残った小尿が”ぬるっ♡”と漏れることがあるらしい。汗も、パンツはしっかりと吸い込んでいるだろう。下着の役割というのは「風呂に入ってから、次に風呂に入るまで、股間の汚れを外に漏らさないこと」であるのだ。布地が分厚くなれば通気性は損なわれる。その点、ボクサーパンツというのは便利なものだ。おしっこも、汗も、我慢汁も――全てをパンツが吸い込んで、太腿から垂れることを許さない。 

 だから――


”もみもみ♡むぎゅむぎゅ……っ♡”


 亀頭が触れている部分が、黒いシミを作って――異臭を放ちながら濡れてしまうのだ。

 雄のフェロモンが最も濃い部分であり――私は、それを掌全体で揉みしだいてやる。匂いのケアは当然、欠かさずにやっているが、流石に「自分の手の臭い」は考えたことはない。彼はよく、私の手指を舐めたり、顔面を手で覆われることを好む。私にはわからない性癖だが――彼は彼で、私の手に興奮をしているのだろう。

 そんな掌が――

 浦上未央の掌が、愛しい恋人のくっさいおしっこと、ザー汁未満の我慢汁に汚れることが、彼はたまらなく嬉しいのだろう。 

 彼の耳元に、顔を寄せてやる。汗ばんだ雄の匂いに、私も少しクラッとなりかける。彼が私の体臭を嗅ぎ、興奮をするように――私にだって、匂いフェチの素養程度はあるのだ。

 一日、風呂に入らずに汗ばんで汚れた身体。雄の匂いが濃厚であり、私の子宮が”きゅんっ♡”と疼く。セックスの最中、自らクリトリスを愛撫しないとイけない相手でも――それが、自分の膣内におちんぽを入れて、ヘコヘコ、パチュパチュと腰を振っていい相手だと本能が理解してしまうのだ。


「……なあ?


 どっちが得か、考えれば一目瞭然だろう?


 雪沢藍は、お前とのえっちが気持ちいい……私は、お前とのえっちはさほど気持ち良くない……っ♡


 ……じゃあ、どうするのが一番得だ?


 ほ~ら……っ♡浪人生、答えろ……っ♡勉強しているんだろ?一年後、私と同じ大学に通ってぇ、都会に上京して……っ♡親の目から離れてラブラブ交尾したくてぇ♡ちんぽギンギンにしながら必死に頑張っているんだろう?


 ……どうするのが、一番お得だ?」


 私は、彼に乳房を”むぎゅっ♡”と押しつけてやる。

 通常のブラジャーは、乳揺れを防ぐためにギチギチにそれを縛り付けているが――コスプレ用のにゃんにゃんメイドビキニは、ワイヤーがほとんど入っていない。乳房を保護するためと言うよりも、”乳隠しの布”に過ぎない。勿論、男はそれが興奮をするのだろう。胸の大きな女性が苦痛を抱きながら乳揺れしている光景で、彼らの海綿体には血が流れ込んでいくのだ。

 90センチのEカップというそれは、私の最大の武器だ。

 175センチという長身であり、女性にしてはがっしりとした体格であるのだ。彼との腕相撲でも、私は負けたことがない。普通の男はどうやら「小柄でか弱く、お尻の小さい女の子が好き」とのこと。アダルトビデオや成人向け漫画でシコシコするならばともかく――恋人として、隣に並んで歩く際に、私のような発達した体躯の女というのは避けられがちであるのだ。

 一方で彼は――そうした、アンバランスな代物にも興奮をしてくれる”上級者”だ。

 背が高くて、肩幅が広くて、ブラジャーは三段ホックでないと落ち着かない――そんな私の大きな身体を愛してくれるのだ。自分よりも大柄な女に乳を押しつけられて、興奮をしてくれるという性癖。幼い頃は、男子相手にも喧嘩で負けたことはなく、ゴリラ扱いされた女に――おちんちんをギンギンにして、接してくれるのが愛しい彼なのだ。


”~~~~っ”


「……そう、だよな……っ♡


 私を本妻にして……雪沢藍を愛人にする……っ♡


 妾、セフレ、セカンドパートナー……♡呼び方はなんでもいいぞ?……二人同時に関係性を継続するなら……っ♡私を一番手に置いた方が得策に決まっている……っ♡


 ……なんせ、雪沢藍はお前のおちんぽに勝てないんだからな……っ♡


 このおちんぽで♡ズコズコ♡パコパコ♡いっぱい虐めてしまうんだろう?ほら♡ほら……っ♡イきそうか?出ちゃいそうか?……ああっ♡出していいぞ?


 ……勿論、パンツの中でな……っ♡


 なっさけな~い……っ♡暴発お漏らし射精だ……っ♡お前に幻想を抱いている女が、一発で幻滅しちゃうような……っ♡お漏らしびゅっくんだ♡

 

 ……好きだろ、そういうの?


 ……なあ、ご主人様……っ♡


 ご主人様のぉ……かっこ悪くて、無様で、なっさけな~いお漏らしびゅっくん……見たいにゃ~んっ♪」


”すりすりっ♡なでなで♡もみもみ♡むぎゅむぎゅ~~~っ♡♡♡”


 とどめの一撃として、私は掌の力を強めていく。

 小さいおちんちんというのは、メスに快楽を与える際にはデメリットが大きいが――

「僕様のことが大大大大だ~い好きなメスが、一方的に気持ち良くしてくれる場面」では、メリットの方が大きいのだ。

 あの日の飲み会で、自らの裸体を自慢していたヤリチン男子では絶対に出来ないのだろうが――愛しい恋人であれば、勃起おちんぽの亀頭から睾丸までを掌でまとめて覆うことが出来る。女にしては体型が良く、掌が大きいそれは僅かなコンプレックスであったが――彼のおちんぽを、掌で丸呑みに出来るのならばそれすらも愛おしいのだ。

”すりすり♡もみもみ♡”と――蛇が卵を丸呑みするかの如く、掌で亀頭から睾丸までまとめて覆い――何度も何度も、擦り上げていく。経験豊富なヤリチン男子とは違い――これまた、早漏男子である彼は容易く射精まで導かれてしまうのだ。声を上擦らせて、私から視線を逸らして、情けなさそうに悶えている態度。”ごくりっ♡”と唾を飲み込んでしまう。ああ――男というのはどうして、女を喘がせるのが好きなのに、その逆は理解してくれないのだろうと考えてしまう。女を気持ち良くして、快楽に喘がせることが男の最大の幸福であるのだ。それは――女にだって言える。自分の奉仕で、男が情けなく喘いで、射精を我慢しながら悶える姿は――たまらなく愛おしいものなのだ。 

 何度も何度も、執拗に掌でごしごしと揉みしだいてやる。彼も必死に我慢していたが、やがて、限界を察したのだろう。私の身体に”ぎゅ~っ♡”としがみついてくる。「おいおい……こいつ、どこまで私を喜ばせれば気が済むんだ……っ♡」と、最早、怒りにも似た感情がわき上がってくる。最後に、一度”むっぎゅ~っ♡”と金玉ごと鷲掴みにしてやると、彼は身体を二、三度震わせて、そのまま――


”びゅるるるる~っ♡ぶびゅるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるびゅる♡びゅるる~っ♡”


”びゅぐびゅぐ♡どびゅどびゅ♡びゅるる~っ♡びゅくんっ♡ぶびゅっ♡どっぴゅ~っ♡”


”びゅぐんっ♡どぶっ♡ぶびゅるるる……っ♡びゅ~っ♡びゅぐびゅぐ♡……どぴゅんっ♡”


”…………っ♡♡♡”


「ふぅ……っ♡ふぅ……っ♡


 随分と……逞しいお射精だな、ふふ……っ♪」


 彼は、私の掌の中で――肉棒を激しく脈動させるのだ。

 ボクサーパンツというのは、下着の汚れに気が付くために濡れやすく作られているが――吸水性というのは相当なものがある。少なくとも、私に徹底的に煽られながら濃厚射精をしても――その精液を一滴残らずに、パンツの内側に溜めることが出来るようだ。下着がまるで、赤子の排泄後のオムツのようにたぷたぷになっている光景に――私は笑みを抑えきれない。

 

 私が――セックスで気持ち良くなる必要は、欠片もない。


 彼が――私とのセックスで気持ち良くなれば、それでいいのだ。


 優しい彼は「えっちのときは、女の子も気持ち良くさせないとだめだよ」と考えているのだろうが――そんなこと、私にはどうでもいい。彼は見誤っている。

 私は――彼が考えている数百倍は、彼のことが好きで好きでたまらないのだ。 

 雪沢藍とのセックスは、互いの快楽を保証し合える”取引”だが――

 私とのセックスは、一方的に快楽を与えるだけの”奉仕”なのだ。

 心優しい彼は『僕といるよりも、他の、もっと素敵な男の方が未央ちゃんに相応しいよ』なぞと主張しかねない。だから――私は彼の獣欲を刺激してやるのだ。何をどう考えても、一匹のオスとしては「浦上未央を本妻として、雪沢藍をセフレにキープ」の方が都合がいいのだ。

 彼の獣欲が燃え盛り、本能を丸出しにすればするほど――私の地位は盤石なものとなる。

 愛しい恋人が寝取られそうになって――

 むざむざと奪われてやるほどに、私も優しくはない。

 射精後の余韻に浸った、彼の情けないお顔。私は”ちゅっ♡”と唇にキスをしてやる。「男として最低に恥ずかしい姿を見られた」という羞恥心を――「そんな情けないところも好きだぞ」という愛情で上塗りしてやるのだ。おずおずと舌を突き出してくる彼を、一切拒まずに受け入れてやる。最初は臆病に舌を突き出していたのに――やがて、俺様のキスを受け入れるのは当然だと言わんばかりに、彼は激しいキスを求めてくるのだ。その全てを肯定してやり、舌を根元でぐるぐると絡め合わせて、互いの唾液を飲み合い、私は――そのまま、彼をベッドへと押し倒してやった。




Comments

ありがとうございます!!いい女に取っての安いコスプレ、それはもう高級品ですからね

マイク・O

本妻の圧倒的な強者感からの安物のコスプレという落差が最高でした。

谷澤晴夫

ありがとうございます!!安いコスプレ、もう高級品だからね

マイク・O

ありがとうございます〜!これで終わりと見せかけて終わらないエロ、助かる

マイク・O

油断?なんのことだ?これは「余裕」というもんだ言わんばかりのハイスペ彼女さんが安モノコス着て媚びるの強いぜ

カツ

めちゃくちゃ続編読みたかったやつです 浮気された格上彼女が彼氏を捨てるどころか取り戻そうとして媚びるの好き

並カルビとセンマイ


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