NokiMo
wws2jsh7
wws2jsh7

fanbox


①東家に種馬として招かれた最高に優秀な雄であるあなたが、東風舞希と東海桐花に誘惑&逆転孕ませ交尾をした後、ついでに東麻衣亜まで孕ませちゃう話

 醜鬼という怪物が現れるようになったのは、数十年前の出来事だ。

 あなたが産まれるよりも、遥かに昔の話。「当時はまだ、男の方が圧倒的に立場が強く、女性は虐げられる側であった」というそれが――社会の教科書の中の昔話としか思えなくなる程度には、過去の話だ。

 あなたのような男であれば、到底、太刀打ちできないのが醜鬼という怪物だ。

 彼らが厄介なことは、急に襲撃にやってくるということ。ある日、普通に街中で買い物を楽しんでいたら――その場が醜鬼の根城である”魔都”と繋がり、襲われるという話も多々あるのだ。

 交通事故や震災などに備えていても――天から降ってくる隕石には、警戒することは出来ないのと同じだ。無力な男に出来るのは、必死にもがいて、それでも無理ならば「ああ、これが俺の天命だったのだな」と諦めることだけだ。

 そうして――


 その日、”門”が開いて、あなたも魔都へと連れ込まれたのだ。


 異能力を持った、魔防隊の屈強な女性達がすぐに救助にきてくれるはず。まかり間違っても醜鬼には立ち向かわず、隠れて、生き延びることだけを考える――というのが、国から配布された避難マニュアルだ。本来ならば、あなたもそうするべきであったが――


「お母さん……お母さんどこ……帰りたいよぉ……」


 あなたは――

 たまたま近くにいた女の子と共に、魔都へと呼び込まれたのだ。

 健全な非モテ男子大学生であるあなたですら――この状況で、彼女を見捨てるわけにはいかないことはわかる。「岩場の影に身を潜めて、息を殺していれば――捜索に長けた魔防隊の組員が見つけてくれるよ」という理屈は、幼子には通用しない。母親とはぐれた不安もある上に――そばにいるのが、子守には全く役に立たない、大柄なだけの男であるのだ。「泣くな!見つかるだろ!」とパニック映画の悪者が如く叱責すれば、彼女は益々、火が付いたように泣きじゃくるだろうし――

 そうなれば、醜鬼に見つかることは確実なのだ。

「大丈夫だから」「心配しないで」「お兄さん強いんだから」と彼女を慰める言葉を、次々と口にする。


 醜鬼と対峙するには――

”桃”と呼ばれる食材を口にして、異能力を身につける必要があり――


 その異能力は、女性しか手にすることが出来ないのだ。

 

 あなたのような男は、現代社会においてはどれだけ鍛えたところで「桃を食べただけ」の彼女達に勝つことは出来ない。勿論、それがサポートタイプの能力であれば話は別だろうが――勝ったところで、だ。か弱い人々を襲う魔防隊が女性だけで構成されている以上、男達はその傘下に入る他にない。風雨から身を守ってもらいながら「男は女よりも強いんだ」と主張をする男は――余計に、醜態を晒すだけだ。

 これが例えば、刃物を持った暴漢相手ならば、あなたは幼子を容易に守ることが出来た。

 だが、場所は魔都であり、敵は醜鬼であるのだ。

 子供を囮にして逃げ出したとしても、法的には許されるような状況であり――


”ぐるるるるる……っ”


 一体の醜鬼が、近づいてくるのだ。

 逃げる――という選択肢は、端からなかった。

 あなたという一個人が、全力疾走をして逃走を図ればワンチャンあるかもしれないが――子供を抱っこしたり、おんぶをして、長距離を走るということは難しい。あなたは腕時計を見る。魔防隊の組員が、いつ来るのか――というのはわからない。だが、それに賭けるしかないというのも事実だ。

「ひぐっ、うぐっ」と幼子は嗚咽を漏らしながら、泣きじゃくっている。

 この国で真っ先に教わるのは「車に気をつけなさい」と「悪いことをしたら醜鬼がくるよ」であるのだ。大の大人ですら、一切の抵抗むなしく、容易く命を落とす”天災”が醜鬼であるのだ。あなたですら、目の前の幼子が泣いているから「自分が大人にならないと」と無理やりプレッシャーをかけて、どうにか自我を保っているだけ。この場に自分一人で、目の前に醜鬼がいれば、号泣しながらうんちを漏らすだろうな――と、そんなことを考える。

”お兄さんがあっちに行くから――”

”一瞬も振り返らず、向こうに、全力で走っていくんだよ”

 と、あなたは彼女へと告げる。

 泣きじゃくっていた彼女だが――それでも、理解はしてくれたらしい。涙を拭いて、こくりと頷いてくれる。生まれて初めて”鍛えていたおかげで、説得力があったのだろうな”と――トレーニング漬けであった日々に感謝をして――


 あなたは――


”ざ……っ”


 醜鬼の前へと向かい、対峙するのだ。


 大きな体躯を前に――

 一瞬で、先ほどの判断を後悔する。

 人間がおよそ、正面から向き合ってはいけない存在であるのだ。

 学校の授業で醜鬼の恐ろしさは、幾度となく叩き込まれている。何の能力も持たない男は、対峙するのではなく”逃げる”か”隠れる”をせねばならない相手。魔防隊が設立される遙か昔――この国をまだ自衛隊が守っていた頃の映像を見たことがある。醜鬼を相手にした戦車が――、一切の攻撃が通じずに、ひっくり返されて、破壊し尽くされる光景は――多くの国民にとってのトラウマだ。

 戦車よりも遥かに戦闘力が高いのが――目の前にいる醜鬼であるのだ。

 ごつごつとした身体は、三メートルほどあるだろう。醜鬼の身体の内側にはしっかりと、筋肉が詰まっている。”鬼”という表現は――なるほど適切だなとあなたは思う。角が生えた頭部に、牙を生やした口元に――同じ生き物だとは思えない、焦点の合わない――こちらを、餌だとしか思っていない眼光に――

 自分が脱糞していないことが、信じられなくなるほどだ。

 死ぬにしても――時間を稼ぐ必要はある。あなたの身体がむしゃむしゃと貪られて、食べ終わって、あの子供に追いつくまでに魔防隊の組員が駆けつければあなたの勝ちであるのだ。

 条件はあなたの方が、圧倒的有利であり――

”ぐっ”と地を蹴って、あなたは駆けだしていく。

 醜鬼はきっと、油断をしていたのだろう。

 いや、油断と形容をすることすら相応しくはない。

 サバンナのライオンが、草食動物を相手にするとき――警戒するのは「逃げられること」であろう。接近して一対一の距離になったときに「相手が反撃をして深手を負うかも知れない」というリスクは、まるで考えていない。

 醜鬼にとって、あなたというのもそういう存在だ。

 だからこそ――

 その隙に、あなたは醜鬼の懐へと潜り込む。

 荒廃した荒野のような魔都は、地面が舗装されているはずもない。

 足下には――大きめの岩が、地下から頭部を露出させている。 

 懐に潜り込み、あなたは、醜鬼の腕を掴む。

 人間の身体には、肉を切り裂くための爪も牙もないのだ。醜鬼はそれでもまだ、油断をしている。「人間が無駄な抵抗をしている」というそれを楽しむ、残虐性もあるのかもしれない。抵抗されて腹を裂かれたり、骨を折られたりすることも考えていたので――それはあなたにとっての幸い。

 そのまま――

 あなたは、醜鬼を持ち上げようとする。

 一本背負いをするには――あまりにも体格差があるのだ。

 三メートルを超えた醜鬼の体重は――果たして何キロあるのか、あなたにもわからない。無差別級の柔道家でも、百キロ前後が人間の限界だ。三百キロか、四百キロか――少なくとも「キロ」ではなく「トン」で語るべき体重であり――

”ぐぎぎぎぎ……っ”と、全身の筋肉に、あなたは力を込めるのだ。

 筋繊維がブチブチと、音を立てて千切れていくのがわかる。

 脳のリミッターを外して、肉体の限界を解放する。それが終われば、あなたはきっと、身動き一つ取れなくなるに違いない。それでも――そのまま、黙って死を待つよりは――デカい賭けに打って出た方がいいに決まっているのだ。

 醜鬼も、あなたの動きを初動で潰せば良かったのだが――

 桃を食った女であればともかく、まさか、家畜同然の男に反撃されるとは思っていなかったのだろう。

 目の毛細血管が一瞬で切れて、即座に真っ赤に充血する。目尻から垂れる熱を帯びたそれが、涙ではなく出血であるとわかる。両方の鼻の穴から鼻血が出ている、無様な姿。歯を食いしばり過ぎて、奥歯が”びきっ”と欠ける――その、全てを賭けて――


”ぐわ……っ”


 と、あなたは醜鬼を持ち上げるのだ。

 その状態から、最早、醜鬼には何も出来る術はない。

 通常の柔道であれば、頭から落とすのは御法度だ。素人同士が体育の授業でやるならばともかく――ある程度鍛錬を積んだもの同士であれば、そんな事故は絶対に起きない。

 だが――

 あなたは敢えて、醜鬼を頭から落としてやるのだ。

 地面には、頭部が露出した岩がある。人間の細腕では、百年間殴り続けても傷一つ与えられないであろう存在も――重力と岩の硬さであればどうにか出来るだろうと思い――

”ばちんっっっっ!!!”

 と――火薬が炸裂したような激しい音が響く。

 どうやらその岩は、ほんの一部分しか露出していなかったようだ。地中深くに埋まっている体積を含めれば、それは”巨岩”と呼ばれるものであるらしい。そんなものに――重力で加速をかけて、醜鬼の頭をぶち落としたのだ。少なくとも人間であれば――どれほどに屈強な男であっても、脳漿をぶちまけて絶命するに違いない。

 たった一撃に賭けたそれは――

 何の異能力も、銃火器も持たない、男が導き出せる最高の火力であったはずだ。

 あなたは全身の筋繊維がぶちぶちと千切れて、顔のいたるところから出血している。脳のリミッターを解除して力を発揮すれば、肉体が無傷であるはずはない。だが――相打ちであっても、あの子を逃す時間を稼げたならば、それは勝ちなのだが――


”がらららら……っ”


”どさ……っ”


 醜鬼は――


 何事もなく、その場に立ち上がるのだ。


 あなたの全力をつぎ込んだ一撃が――

 無傷であるというそれに、途方もない徒労感を――抱く余裕もなく――


”どづ……っ”


”――――ぶぉんっ!!!”


 あなたは――


 醜鬼に、思いっきり腹部を蹴られるのだ。


 それは最早――痛み、すら存在しないもの。

 蹴りの軌道すら見えない速度であり――あなたの身体は吹っ飛んでいき、背後にあった岩場に激突をする。激しい衝撃で全身が打ち付けられて――指先一つすら、動かせなくなる。

 まるでバトル漫画の一幕のようだなと、冷静でいられるのは――

 おそらく、あなたの肉体が”確実な死”を理解したからだ。

 今の一撃で、内臓は複数破裂したに違いない。骨も――最早、最新の外科技術を持ってしても元には戻らないレベルで、粉々になっているのだろう。脳内麻薬が今、途方もない量で分泌されているのは――死にゆく肉体に、少しでも苦痛を与えないようにするためだ。

 じわじわと、遅れて痛みがやってくるが――


”ぬ……っ”


 すぐ目の前に、醜鬼の姿があるのだ。

 指先一つ、動かすことが出来ない状況。最早「苦しまずに、一発で殺してもらった方が助かるな」と思えるほどの状況。内臓も骨もぐちゃぐちゃになり、本来ならば「死ぬほど痛い」に喘ぎ、もがかなければならない場面で――

 それを味わわずに死ねるのならば、トータルではプラスかなと――

 そんなどうでもいいことを考えているのは、きっと、現実逃避なのだろう。

 ああ――

 あの子供が、逃げ延びられたらいいなと考えて、目を瞑ると――


”ぶしゃあ…………っ”


 と――

 あなたの全身に、大量の血液が降り注ぐ。

 最初は、自分の血だと思っていたのだが――、何秒経っても絶命に到ることがない。

 それどころから、身体の痛みはどんどん激しくなっていくばかり。

 何が起きたのかと思い、目を開けると――


「ごめんなさい、遅くなったわね……」


「あの子供に言われてのう……お兄さんが助けてくれたと……♪


 ほう……自分の命と引き換えに、子供を助けるとは……中々見込みのある男じゃ……♪」


 あなたの目の前で――

 醜鬼の頭部から、槍が突き刺さっているのだ。

 十文字槍の先端が突き刺さり――それを軽く横に振るうと、醜鬼の頭部が容易く両断される。巨大な岩に頭から落としても、まるでダメージのなかったそれが――


「……あらっ?結構深刻なダメージのようね……」


「ふぅむ……内臓も骨もイっておるのう……まあ、これくらいならば大丈夫じゃろ♪……おーい?大丈夫かぁ?目を瞑るなよぉ、死ぬぞ~」


”桃”を食べた、魔防隊の組長にとっては――モブ雑魚もいいところなのだ。

 目の前には、二人の絶世の美女。豊満な美女と、ロリっ子の美少女。「極上の美女二人が、あなたのピンチに間に合って助けに入ってくれた」と「死の間際に、脳味噌が都合のいい妄想を垂れ流している」では、どちらの確率が高いのだろうか。考えていられる余裕もないほど、激痛が走っているのだ。ロリっ子美少女に指摘されたというのに、あなたは耐えることも出来ず――そのまま、意識を失った。



――――



 醜鬼に対抗することが出来るのは、桃を食べた女だけ――

 というそれが、気に食わない男達が存在した。

 つい数十年前までは、男尊女卑の世界が当然であったのだ。一国の首相が女性であることは少なく――大企業の役員や管理職も、女性はほんの僅かだけ。それも「ウチの会社は男女平等ですよ」という建前を維持するための、お飾り的な存在に過ぎず――

 それが一瞬にして、女尊男卑の世界に作り替えられてしまったのだ。

 あなたのように、産まれてきた時点で既にそういう世界であった世代はともかく――多くの老人達にとって、それは屈辱的な代物であったらしい。「生意気な女が、ちょっと武力を持った程度で支配者を気取りやがって」という愚かな彼らは――

 しかし愚かが故に、相当の数、存在したらしい。

 そうして――

 誰かが最初に、考え出したのだろう。

「だったら、桃に頼らずとも醜鬼に勝てればいい」のだと。

 彼らの多くは、中年から老年であり、自らの肉体で醜鬼に勝つことなど不可能だ。

 だから彼らは――幼い男の子達に目を付けたのだ。

 常軌を逸した鍛錬で、子供達を鍛え上げて、来たる醜鬼襲来に備える――というそれは、お題目だけは整っているのだ。

 魔防隊が出来てまだ、間もない時期の頃。「魔防隊にだけ治安維持を任せるよりも、他の組織も――数打ちゃ当たれで好きにやらせた方がいい」という、戦後の混乱期が如き空気感もその組織を後押ししたのだろう。

 あなたはそこで――

 肉体一つで、醜鬼に打ち勝てるようにと鍛錬をさせられたのだ。

 幸運にも――そして不幸にも、あなたには雄としての激しすぎる才能があった。

 訓練は常にトップであり、少なくとも対人戦においては、あなたよりも年上の格闘家相手ですら容易く打ちのめすことが出来たのだ。自分でも驚くことに――そうした歪んだ環境で、頭のおかしい男達に囲まれていたのに、あなたはびっくりするほど真っ当に育ってきた。「どんだけ頑張っても、結局桃を食べた魔防隊の組員には勝てねえのにな」と冷めながらも、毎日、鍛錬を欠かさずに生きてきたのだ。

 暴力や虐待もある、常軌を逸した組織の中でも――常にトップの成績を収めていたあなたは、特別扱いをされていた。とは言えど「暴力や虐待を受けることはない」程度のもの。「女は雄に媚びるべき存在であるのだ」と彼らに百万遍言われても「はあ……そうですか……」程度しか思うことがなかったのは――

 

 魔防隊の彼女達に――


 強すぎる憧れを抱いていたから、なのだろう。


 自分がこの世で最も強い存在だと思っていれば、増長して、天狗になり、生意気な態度を取っただろう。強さこそが正義という価値観を抱いて、周囲の人間を見下すようになっただろう。 

 だが―

 ―魔防隊の彼女達は、男の中で最も強いあなた――を遥かに凌駕した強さを持っているのだ。

 鍛錬や訓練に費やした時間というのは、強さには関係のないもの。死に物狂いで、一日足りとも鍛錬を欠かしたことのないあなたは――ただ、なんとなく桃を食べて能力を手に入れただけの女性に手も足も出ないのだ。実際に戦ったことはなくても、自身が手に入れた強さがあるので、そこにあるどうしようもない格差を理解できてしまう。

 自分より圧倒的に強い彼女達を前に――調子に乗ることが出来るはずもないのだ。

 結局その組織は、異常なまでの”教育”に目を付けられた。

「男尊女卑」を取り戻そうとする大義も、見せしめとしては格好の的であったのだろう。魔防隊は魔都の脅威から人々を守るための組織であるが――どうやらあなたの知らないところで、こっそりと彼女達が動いたらしい。

 総組長が――出張る必要すらなく、ただの平組員が一人で組織を潰したのだと、あなたは聞かされた。


 ある日突然、あなたは寄る辺を失ってしまったのだ。


 勿論、魔防隊は反社会勢力ではなく、人々を守るための組織であるのだ。行政による保護は手厚いので、あなたという人間が普通に生きていく分には何も問題はない。だが――幼い頃から「醜鬼を倒す」という目的で、多くの時間を鍛錬に費やしてきたのだ。それが遥かに不可能な代物であるとわかっていても、まるでダラダラと、惰性で続けてきたソシャゲを続けるか如く――あなたは鍛錬を続けてきたのだ。

 今更辞められるはずもなく、一人になっても身体を鍛え上げて――


 そうして、魔都に迷い込んでしまったのだ。


 あの瞬間――

 それが、自分の死に場所だと思ったわけではない。

 だが、「子供を連れて、逃げに徹した方が良かったのではないか」と責められたときに――反論をすることが難しいのも事実だ。自分の半生をかけて培ってきた腕力も、技術も、その全てを解放して戦いたいと思わなかったと言えば、きっと、嘘になる。

 その結果――

 あなたは、簡単に完敗したわけだ。

 アリがどれだけ鍛えたところで、巨象に勝つことは出来ない。人間同士で敗北をすればそれは恥だが――相手は人間ではなく、醜鬼であるのだ。「冷静に考えれば、ライオンや虎を相手にステゴロで勝てない人間が、どうして醜鬼に勝てると思うのか」という話なのだが――


 それを出来るのが――魔防隊の組員であるのだ。


 反省も後悔もしていないが――次に同じ場面がくれば、岩場の影に隠れて小便を漏らしながらブルブル震えるか――あるいは情けない悲鳴を上げながら子供を抱えて逃げ出すべきだと、その結論だけは出ている。折角助かった命を、もう二度と、無駄に使うことはない――と――


「なるほど……わかりましたわ……」


 あなたは、彼女へと――

 東麻衣亜へと説明をするのだ。


 あなたは今、東家へと連れ込まれている。


 内臓破裂に複雑骨折というそれは――魔防隊の力を借りなければ、到底、助かりはしないものであったらしい。

 魔防隊としても「子供を助けるために、命がけで囮になった男」というのは生かしておく必要がある。その美談は、醜鬼に脅える国民達への良い材料となるのだろう。

 東家は、魔防隊創立初期から、数多の組長を輩出している名家だ。

 そこにさほど興味がないあなたでも、名前を知っている程度には名門であるのだ。あなたは今まで、そこの和室で眠っていた。どうやら東家には、治療を得意とする能力者がいる様子。通常の医療ならば、どうあがいても、延命措置すらままならないあなたを――回復させることが出来る能力、だ。


「まずは、謝罪と感謝を申し上げますわ


 魔防隊が間に合えば、あなたが囮になる必要もなく子供を助けられたというのに、間に合わなかった謝罪と……


 あなたのおかげで、一人の小さな子供の命が守られたことへの感謝をいたします」


 あなたに頭を下げる美少女は――

 東麻衣亜という、魔防隊九番組副組長だ。

 本来ならば、あなたのような矮小な男が、直接話すことすら出来ないような――格上の美少女。眼鏡をかけている、知的な顔立ちであり――口調からも気品が漂っている。あなたの聴取を担当したらしく――物言いは柔らかく、しかし要点を抑えてはっきりとしている。単純な戦闘力で、魔防隊組員に勝てないのは仕方がないことだが――人間としての格まで上回られると、気恥ずかしさが勝ってしまうのだ。


「おう!そろそろ聴取は終わったか!?」


”ぴしゃんっ!”と――


 ふすまが歪んで見えるほどに、激しい勢いで戸が開かれる。


「幼子を守るために、命がけで醜鬼に立ち向かったんじゃろ?これが東の娘ならば、醜鬼に敗北したことを叱責してやるが……ふふっ♪お主のように、何の能力もない雄にそこまでは望まん……♪


 ほ~れ……っ♡此方がご褒美をくれてやろう♡そこに寝転がれ……っ♡」


 彼女は――

 東海桐花は、セーラー服を着たロリ美少女だ。

 あなたが属していた環境柄、魔防隊の知識は持っているのだが――


 彼女は以前、確か、総組長を務めたことがあるはずだ。


 だが、あなたの目の前にいるのは、セーラー服が似合うロリロリしい美少女。JKというよりは、JCの方が近いかもしれない。東麻衣亜という、若い眼鏡美少女――よりも幼く見える顔立ちであり、全く、理解が及ばない。

 あなたは海桐花に促されるままうつ伏せになり、背後から彼女に跨がられる。

 まるで年の近い妹に、無邪気に乗られているようなものだが――彼女の手が、あなたの背中を這う度に、身体中の不快感が簡単に溶けていくのだ。つい先ほどまで、自分が命に関わる大怪我を負っていた――ということが信じられない程度には、今の身体は快調。

 おそらくは――彼女達が持っている能力が、関係しているのだろう。

 魔防隊の彼女達は、醜鬼を倒すだけではなく、組員をサポートする能力も持っているらしい。それ自体が大きな機密情報であるのだ。敵対勢力や、あるいはテロリストなどをはねのけるために秘密にされているが――それでも、「回復に特化した能力」があることは容易に想像が付く。

 あなたの命は――東家に救われてしまったのだ。

 文字どおり、一生をかけても返さなければいけない恩だ。

 請求されなければスルー出来るのだが、請求されたらどうしようか――なぞと考えていると――


”す……っ”


「ここにいましたか」


 彼女が――


「おう、そろそろ治療は終わるぞ!」


「母様?……本当にするのですか?」


 あなたの前に、現れるのだ。


 彼女のことは――あなたでも知っている。

 魔防隊には――何故か知らないが、見目麗しい美女が多く集まっている。

「美女であればあるほど、桃は強い能力を与える」という都市伝説をネットで目にすることはある。真偽のほどは、全くわからない。「だから魔防隊の要職には美女が多い」とその理屈は、辻褄が合っているようで合っていないが――まあ、とにかく――

 魔防隊には、圧倒的美女が多く存在しているのだ。

 大勢の男達が、彼女達をシコネタにしているのは当然の話。

 直接彼女達を押し倒そうとしても、戦闘力で圧倒的に下回る男達にはなすすべがない。となれば、彼らは妄想の中で、魔防隊の美女達を好き勝手に弄ぶしかないのだ。幸い、この国においては、妄想を取りしまる術というものはない。いや――あるいは魔防隊の中には、そうした能力を持つ女性もいるのかもしれないが――基本的には、そこは自由にしておく他にない。

 国民を守るために戦っている彼女達を、脳内で陵辱するという最低の行為は――

 しかし、それを口にしない限りは、基本的に許されて然るべきもの。


 ネットの男達は、どうしようもなく、下劣な存在であるのだ。


 魔防隊の彼女達をオナペットにして、妄想を好き放題に口にして、盗撮写真を掲載している匿名掲示板もある。あなたはそれらを――特に、どうとも思っていない立場。魔防隊と親しい関係であれば嫌悪感をあらわにするし、逆に遠すぎる立場であればこれ幸いと、オカズ収拾に使うのだが――

 あなたの立場は、丁度、その中間に位置するのだ。

「うっお……エロすぎだろ……っw」と鼻の下を伸ばすことはあっても、自分から積極的に行動を起こすことはない。「だからボクに非はない」と主張できるほどに、恥知らずではないが――それでも自分の行動を糾弾されたときに、正当性を主張することも出来る。

 話が逸れたが――

 彼女――


「ええ……だけどこれは、私と母様の問題……あなたは関わらなくていいのよ、麻衣亜」


「――――っ!……わ、私も、東に産まれた以上……覚悟はしてますわ……っ!」


「まあまあ、二人ともそう意気込むでない♪気に入らなければしなければいい……それだけの話じゃ♪」


 魔防隊九番組組長――

 東風舞希は――日本中の男の子の、オナペットであるのだ。

 三人の娘を持つ彼女は、艶々の長い髪の毛が目立つ極上の美魔女。二十代と言っても通用しそうな若々しさには、しっかりと”大人の女”としての魅力が詰まっているのだ。

 彼女は――魔防隊の隊服の胸元を、ざっくりと開いている。

 豊満な乳房の谷間が常に露わになっている格好。健全な男の子として、シコらない方が難しいという存在だ。

 実際に目の前にすると――


”ど……ったぷんっ♡”


 その圧倒的な破壊力は、耐えがたい代物であるのだ。

 あなたは、東風舞希から――しっかりと視線を逸らす。

 顔を完全に横に向けて、そっぽを向く姿勢だ。自分を助けてくれた恩人を前に、余りにも無礼な態度だとは理解している。彼女があの場に来なければ、あなたはいとも容易く惨殺されていた。人々を助けるのが魔防隊の役目だったとしても――それは、彼女達が言う台詞。命を助けられたあなたは、額を床に擦りつけて、彼女達に感謝を告げる他にない立場であり――

 だからこそ、無礼を避けるために――無礼をしているのだ。

 乳の谷間に視線が釘付けになるのは、男の子の本能。風舞希の目を見て話をしようとしても、視線は確実に、胸元へといく。チラチラとそれをのぞき込めば、幻滅されてしまうことは間違いない。それならば――最初から、そちらを見なければいいという判断であり――


「……くすっ♪」


 風舞希は――

 まるで、全てお見通しであるかのような微笑を奏でるのだ。


「……母様、私が代わりましょう」


 風舞希はそう言うと――


”むぎゅ……っ♡”


 あなたの上に、跨がってくるのだ。


「ほう♪久々に見るなぁ……♪」


「麻衣亜も見ているように……東家に恥じぬように、しっかりと、奉仕をするのですよ……」


「は、はい……っ。わかりましたわ、お母様……」


 東風舞希が――


 あなたの背中に、マッサージをしてくるのだ。


 有無を言わさぬ彼女の手付きであるのだが――


 あなたの身体には、極上の快楽が広がってくる。


 先ほど海桐花にマッサージをされたときも心地よかったが――それは、「マッサージ」を越えた快楽であったのだ。おそらくは、彼女が持っている能力が原因であるのかもしれない。詳細はわからないが、治癒能力か、あるいは快楽を与える能力であるはず。あなたの身体の奥底から広がる快楽は、むずむずとしたものであり――「気持ち良すぎて落ち着かない」というものであったが――

 風舞希のマッサージは、それとは違うのだ。


「治癒能力で傷が癒えても……強力な能力である分、身体には違和感が残るはずよ……?ほらっ、抵抗しないで……私に身を任せて……大丈夫、気持ち良くするから……んっ♡ん……っ♡」


 風舞希のマッサージは――

 脳味噌が蕩けてしまうような、居心地のいい快楽であるのだ。 

 つい先ほどまで、あなたの内臓は破裂して、骨は粉々に砕け散り――今は、何事もなかったかのように元通りになっているのだ。寝起き特有の気怠さはあるが、全力疾走をすることだって出来るだろう。

 だが――当然のことながら、そこには多くの違和感がある。

 全身を支配するむず痒さは、あなたの肉体が治癒している証拠なのだろう。普通の医療であれば、半年から一年をかけて完治を目指すようなボロボロを――たったの数分で元に戻す以上は、それくらいの副作用があって当然。むしろ「身体が全身、掻き毟りたいくらいの痒さだけで済む」というそれは、あまりにも都合のいいものだと――わかっているのだが――


 不自然な治癒に、身体が違和感を感じるのは当然のことなのだ。


 風舞希のマッサージは――それを、ほぐしてくれるものだ。

 圧倒的な速度による治癒を「それが正しいのだ」と肉体に刻み込むような――繊細でいて、大胆な手付き。それがあるいは、老齢のマッサージ師であったとしても、あなたの身体は多少反応してしまうだろう。容姿が麗しくない、おばさん施術師であっても勃起してしまうかもしれない。彼女の手付きはそういった類のものであり――

 魔防隊九番隊組長の、谷間を丸出しにした、極上美女による整体に――


”ビキビキ……ッ♡”


 あなたの肉棒は、容易く勃起してしまうのだ。


「ほう♪中々じゃのう……♡」


「ん……っ♡」


 海桐花と麻衣亜は、あなたのそれに気が付いたのだろう。

 エロいことを考えて勃起をして、それを見とがめられれば反省するが――あなたのような健全な男子が、極上の美女にマッサージをされて勃起するのは、どうしようもなく避けがたい生理反応であるのだ。


「ほら、下半身もマッサージするわよ……ん……っ♡」


 風舞希は、あなたの下半身を持ち上げる。

 肛門を天井に向けた――俗に言う、”ちんぐり返し”の体位だ。

 彼女の立ち位置からは、あなたの勃起は嫌と言うほどわかるのだろう。軽蔑してもらえれば――まだ、良かったのかもしれない。「健全な男の子は、治癒能力で身体がビンビンに元気になった状態で、極上の美女に密着されれば勃起しちゃうもの」「というか、そこで勃起しない方が男としては危ないんだぞ」と自身の正当性を堂々と主張できる。

 だが――


”ぐぐぐぐぐ……っ♡ぐい~っ♡ぐにぐに♡ぐにゅぐにゅ♡びーん……っ♡”


「怪我をしないように柔軟性は付いているようだけど……鍛錬のしすぎね。疲れを癒やすことも、また鍛錬の一つであることを、んっ♡自覚しないとだめよ?」


 東風舞希は――

 あなたの勃起を、まるで、何事もないかのように扱っているのだ。

 糾弾されれば、自己の正当性を主張することは出来る。だが、糾弾されていない内から、早口で自己の正当性を主張することを――人は「必死」や「惨め」と言うのだ。麻衣亜は顔を赤らめながらあなたを見つめており――海桐花はニヤニヤと笑みを浮かべている。東風舞希は無表情であり――彼女のマッサージによる天国のような快楽と、地獄のような羞恥を同時に味わいながら――あなたは彼女の手で、身体の違和感をほぐされていくばかりであった。



――――



『ふむ……おい小僧、汗くさいぞ?……東の風呂で汗を流してから帰るとよい♪なあに、魔都に連れ込まれたことや、醜鬼と戦ったことは此方がいいように処理してやる♪……知られたくないこともあるだろうしのう♪』


 東海桐花は、果たして、どこまで事情を知っているのだろうか。

 男尊女卑を復権させようとした、異常な組織に育てられた男――であることは、調べれば簡単に出てくるだろう。

 あなた個人には、そこに付き従う意思は全くない。身体を鍛えたり、強くなることは趣味のようなもの。男女の立場を平等にしたいのならば――必要なのはテロリズムではなく「男性も桃と同じ能力を手に入れられるようになり、か弱き人々を醜鬼から守れるようになる研究」だと思っているのだ。

 問題は、あなた自身の内面はどこにも出てこないことだ。

 あなたが内心でどう考えているかを、証明する術はない。勿論、魔防隊の中には心を読める人間もいるのだろうが――今、この場にいなければそれは無意味。この国を守る立場にいる彼女達であるのだ。「この男が偶然、あの場に出くわしたとは考えにくい」「もしかしたら歴史ある東家に害を及ぼす為に、わざと巻き込まれた一般人のフリをしたのでは?」と考えるそれは――決して考えすぎではない、必要な処置であるのだ。

 あなたとしても、「これを機に東家とお近づきになろう」という邪心は一切存在しない。

 ただ「公安に目を付けられて、監視対象となるのは嫌だな」という普通の考えだけ。

 果たしてどのような言葉や行動を露わにすれば、疑念が晴れるのかと――そんなことを考えていたのは――


”か…………っぽん……っ”


 東家の――巨大な風呂場を見るまでの話だ。

 魔防隊創立の時期から、深く関わっているのが東家だ。おそらくはここで、合同訓練なども行っているのだろう。スーパー銭湯やリゾートスパに比肩する――どころか、それを遥かに超えるような豪勢な風呂場に――テンションが上がらないはずはない。

 男子禁制――というわけではないが、男がこの場所に足を踏み入れることは絶対にないだろう。

「多くの魔防隊の美女達が、この風呂場で一糸まとわぬ全裸になり、親睦を深めていたのだ」という事実にはさほど惹かれないが――「クッソデカくて広い風呂を貸し切り状態」というそれには、ワクワクと心が惹かれる。「うっお、露天風呂まである上に、外で身体を洗うことまで出来るじゃん……」という興奮と衝動に身を任せようとしたのだが――


”がらがらがらっ”


「おう、待たせたの!背中を流しにきたぞ!」


「ごめんなさいね……母様は私の言うことを聞かないの」


「ほらほら、何を呆けておる?……ほほう♪此方の身体に興奮をしておるのか?……よしよし♡そういう趣味もあるようじゃの♪」


「……恥ずかしがらなくていいのよ?隠さなくてもいいの……っ♡そういう目的で……貴男の背中を流しにきたんだから……っ♡」


 二人の美女が――


 あなたのいる風呂場へと、乱入をしてくるのだ。


 東海桐花は、スクール水着を着用している。

 魔防隊の総組長を務めていたことがある彼女は、東風舞希の母親でもある。

 世代としては、あなたの祖母と同じくらいであるのだろう。確かに東風舞希は若く、二十代と言っても通用するかもしれない。だが――それはあくまで、見た目の話。東海桐花はどう考えても、遥かにお年を召しているはずなのに――


 つるぺたのスク水姿は――あなたよりも年下の身体であるのだ。


 後々聞いた話になるが――東海桐花は、他者の生命力で若返ることが出来るらしい。

 老婆がアンチエイジングを極めて、細胞のポテンシャルを最大まで発揮して、とても年齢を感じられない若々しさになる――という話ではない。肉体を細胞レベルで「若返り」をさせることが出来るらしい。彼女の言葉が真実ならば、それは、不老不死に繋がるのだが――「それも出来るぞ?」と言われても、あなたには信じる他にないのだ。


 とにかく、現段階で大事なのは――


 そこにいるのが、つるぺたスク水美少女ということだ。


 あなたは特別、ロリコンというわけではないが――

 ストライクゾーンが広めだという自覚は持っている。

 女子小学生を相手に欲情するまで落ちてはいないが――「えっちな女子中学生」くらいならば、簡単に勃起をする自信はある。勿論それは、満員電車に乗り合わせた、制服姿の女子中学生が相手ではない。「画面の向こうで、台本に従い、淫らな格好で誘惑してくる――発育が良くて――えっちなことが大好きでたまらない女子中学生」の話であるのだ。

 話が逸れたが――


「……ふふっ♪見惚れているのか、それとも、隣を直視する度胸がなくて此方を見ているのかわからんが……っ♡まあ、構わん……♪此方のことをエロい目で見ているのも事実じゃからのう……♪」


 東海桐花の、そのスク水姿に――

 あなたの下半身は”びくびく……っ”と弾んでしまうのだ。


 そして――


「健康なのはいいことよ?……私達の身体で興奮をして、欲情を催して、勃起をするのは健全なこと……♡ほらっ、ちゃんと手を繋がないと……滑って転んだら危ないわよ?」


 その隣には――


 魔防隊九番組組長、東風舞希が――


「あらっ?どうしたの?……この格好は、男性が好きなものなのでしょう?……ほらっ、目を逸らさないで?貴男のために着ているのだから……」


「全く、乗り気ではない空気を出しておきながら……よくもまあ、ノリノリな格好じゃのう……」


 牛柄ビキニで――立っているのだ。


 牛柄ビキニ――

 というのは、つまり、その、白と黒が混ざったホルスタインの肌のようなものだ。

 あなたの思考がぐちゃぐちゃになるのは、当然のこと。

 東風舞希というのは、一般人のあなたでも「めちゃくちゃ凄い存在」だと理解しているのだ。

 若い女性が多い魔防隊において、妖艶な彼女の雰囲気は一線を画している。名門の東家であるため、取材対応などでも姿を見ることが多い。風舞希でシコる妄想をするにしても――それは彼女に鞭を持たさせたり、蝋燭で責められたりするのが関の山だ。妄想の中ですら――「東風舞希を僕様のおちんちんで落として、何でも言うことを聞く雌奴隷にする」というそれは、没入感を損ねる代物であるのだ。

 男尊女卑だった時代であっても、彼女は男に媚びて屈するようなことはないだろう。それが今は――圧倒的な女尊男卑の時代だ。全ての男は、桃を食べた女性に守ってもらわねば生きていけない時代であり――


 東風舞希という存在が、圧倒的に価値のある時代において――


「……ふふっ♡凄い視線ね……っ♡


 さっきは見るのを恥ずかしがって、視線を逸らしていたのに……っ♡もっと恥ずかしい格好を凝視しちゃって……っ♡」


「まあ仕方ないのう……若い男子の前にこの身体を差し出せば、押し倒されて当然……っ♡というかまあ、それが狙いだがのう」


 東風舞希のホルスタインビキニは――

”びぎびぎ……っ♡”とあなたの肉棒を一撃で勃起させるのだ。 

 171センチの高身長には、余分な脂肪は一切付いていない。三人の娘を出産したはずであるのに、彼女のくびれた腹部は完璧な形をしているのだ。それでいて――胸元と臀部にはたっぷりと、雄を喜ばせる脂肪がついている。風舞希の乳房というのは、きっと、あなたの片手では収めることが出来ないのだろう。下半身の豊満な媚肉も、あなたの興奮を煽るばかり。普通の美女とは、意味合いが違う。どれほどに美しく聡明な美女であっても、”赤子を孕めない体質”というのは存在する。勿論、あなたは子作りに重要な意味を見出しているわけではない。惚れた女性が石女であったとしても「子供がいなくても、十分幸せになれるよ」とのたまう性質であるのだが――


 東風舞希の腹は、確実に”妊娠”をすることが出来ると保証されているのだ。


 孕んでも孕まなくてもどちらでも問題はない――と言う感情と、「確実に孕むことが保証されている」は別の話だ。東風舞希の危険日に、そのホルスタインビキニ姿の極上の美女を貪り、腰を振り、膣内射精をすれば――彼女が確実に孕むという事実。あなたの金玉がぎゅるぎゅると音を立てて精子を製造して、肉棒がバッキバキに隆起するには、十分すぎる代物だ。


 スク水姿の東海桐花と――

 牛柄ビキニの東風舞希が、今、あなたの目の前にいるのだ。


 ああ――

 自分はきっと、あの醜鬼に襲われて、命を落としたのだろう。

 腹を裂かれて、内臓をくちゃくちゃと貪られて、苦痛に耐えきれずに――脳内麻薬をドバドバと放出させて、都合のいい夢を見ているに違いない。間違いなくそうであると強い確信を抱くのに――


「ほら、背中を流してあげるから……っ♡」


「ふふっ♪中々良い身体じゃのう……っ♡東にはぴったりじゃ……っ♡」


 二人の美女が、あなたの腕を掴みエスコートしてくる――

 その肉の柔らかさは、妄想ではないと、あなたの本能にガンガンと警鐘を打ち鳴らしてくるのだ。

 彼女達が何を考えているのか、あなたには判断が付かない。あなたが東家側であれば、ハニートラップを仕掛けられるのは道理だが――今、あなたを誘惑しているのは、この国を支えている東家の側であるのだ。どうすればいいのか、まるで理解が出来ずに、脳味噌が稼働をストップするが――極上美女二人に囲まれている状況で、男の子が、まさか抵抗をする理由もないのだ。あなたは二人に促されるままに、露天風呂へと向かっていった。




Comments

ありがとうございます……!あの漫画エロい女が多すぎる!

マイク・O

東風舞希はすごいエロいキャラで、作品でも一番好きなキャラなんですが、マイクさんの表現力で原作再現プラスさらにエロくて最高でした。 マッサージと牛柄ビキニを入れてるのは流石でした。

谷澤晴夫

ありがとうございます!アイムパワー

マイク・O

ありがとうございます!お楽しみに!

マイク・O

東家種馬ハーレムとか最高で最強すぎる

カツ

大好きなキャラなので続きが楽しみです。

mikakeya


Related Creators