逆転フェアリーテイル
Added 2022-05-28 08:02:37 +0000 UTC§ パーティーメンバーとはぐれて既に数刻、曙光は天頂にのぼり、俺にも焦りの色が見え始めたころだった。 「おーい!! リロだ!! ミローヌ! アンナ! フィーナでもいい! 誰かいないか!!」 鬱蒼とした茂みと森の中、もはやどの方向に町があったかも定かではない。ありていに言って、ピンチのさなかに俺はいた。 だって何ぶん、俺には学がない。単純な戦闘に関して言えばだれにも負けるつもりはないが、危険な植物、虫、動物といった知識にはあいにく疎い。ガイド役の妖精もいない。回復魔法に関しても基本的なものしか心得がないもので、危険な森の奥というのは正直一人で向き合いたいお相手ではなかった。 「まさか、一人だとここまで無力とは……」 普段自分を慕ってくれている仲間、彼女らに囲まれていつの間にか自分の能力におごっていたらしい。自分の限界を理解しているつもりだからパーティーを組んだのだが、その認識は甘かったようだ。 バツが悪い思いでしばらく森をさまよい歩く俺。とはいえ、分け入っても分け入っても森の尽きることはなく、むせ返るほど野性的な生気と熱気に頭がぼうっとしてくるほど。 だからだろうか。 無造作に茂みに足を突っ込んだ時。 「痛っ!?」 足に走った痛みに、咄嗟に感じたのは嫌な予感だった。冒険者としての直感と言っても良い。慌てて足を振れば、振り落とされたのは指先サイズの黒いもの。虫だろう。だが、何がしかの毒があるに違いない。 「クソっ、よりによってこんな時に……!」 まずい。ひどくまずい。今の状態で毒にかかればどうなるかなんて考えなくてもわかる。とにかく早く毒抜きを。早く、早く、早く!! けれど、心臓は「もう遅い」とあざ笑うかのようにひっくり返ると。 突如、体が縮み始めたのだった。 ──瞬間感じた絶望は、筆舌に尽くしがたいものがあった。 お噂はかねがね、世人の恐怖の的である縮小毒。その毒牙にかかったと悟った時、俺は人間として自分が終わったことも同時に悟らざるを得なかった。 ただ物理的に弱くなるだけではない。誰かに解毒してもらわなければ、一生他人の所有物として生きることになる。事実上の死にも等しい事態だ。 最悪だった。 みるみる膨れ上がっていく世界。よりにもよってこんな危険地帯で、すべてが異世界へと変わっていく。自分が自分でなくなっていくのだ。服が肩から滑り落ちると、これまでの来歴全てを脱ぎ去ってしまった気さえする。そうする間にも、膨張していく世界、失われていく俺の存在。地面に吸い込まれていくように視点が落下していく。どんどん自分が人間でなくなっていく。もう草木さえ巨木のようにそびえたち、周囲を見回すことすら出来ずにいた。 たっぷり、数十秒の絶望の時間。 それがようやく収まった時。 「……止まった、のか……?」 どれほど小さくなったのか。 海のように広がる衣服の中、俺は。 全裸で、その豆のような体を晒していたのだった。 もう物もいえず、ヘナヘナと崩れ落ちる俺。これでは誰にも見つからない。近くに来ても気づいてすらもらえない。終わりだ。一巻の終わり。 それに追い打ちをかけるかのようだった。 不意に、ガサガサと揺れ始める周囲の緑。 天にそびえる草、それを掻き分け何かがどうも近づいてくるらしい。 そして、ついに緑のとばりが開いた時。 「……ひっ!?」 目前に現れたのは、さっきの毒虫だろうか、グロテスクな見た目の巨獣。黒く巨大な図体の怪物が、巨木を踏み割りながら近づいてきていたのだ。 「お、おい、嘘だろ……?」 さっきまでは自分の指先にも満たなかった小虫、それがいま等身大の姿で迫っているのだから恐怖は激烈だった。地面を突き刺しながら闊歩する足、気色悪く蠢く無数の腕。一転して虫以下になった小人など、こいつにとっては捕食対象でしかない。腕から全身を喰われるか、毒すら注入できずその鋭い針で八つ裂きにされるか。俺の最期がこんな惨めなものだなんて。武器があれば自害したところだが、もうそれすら叶わない。 ああ、最期に一回でもいい、ヒーラー娘と話がしたかった。俺に懐いた妖精娘の、ボクっ娘口調がまた聞きたい。でもそれも今となっては無理な話。俺はもう、ベタベタ甘えてくるフェアリーに辟易することすら出来ない。 ついに観念する俺。そして、痛切な思いで目を閉じた時。 不意に空から降ってきた何かが、怪物を爆砕したのだった。 「大丈夫っ!?」 そんな言葉とともに“ズドンッ!!”と地面に突き刺さったのは、乳白色の塔。あまりの衝撃に俺を吹き飛ばし、爆心地の怪物などひとたまりもない。醜い害虫を踏みつぶす、その曲線的な塔は美しくて。 それが、女性の脚であると、気づくのに俺は数瞬の間を要することになる。 「ま、まさか……」 恐る恐る上を見上げれば、目に飛び込んできたのはバレフィーナのような緑のドレス、大きな羽に、豊かで長い金色の髪。顔はバストに隠れてよく見えない。だが、その声音はよく知っている。俄かには信じられない事実、だが、信じる他ない。 「フィ、フィーナ、なのか……?」 「よかった、無事そうだね」 弾け飛ぶ獣、それをグリグリ踏み潰し始末しながら、巨乳天使が俺に言う。大型犬ほどはあったそれが、巨大な編み上げサンダルの下で肉塊に変わっていく。バキボキと外殻のへし折れる音、全てを簡単に踏み潰すその重量。身の丈5m近い巨大天使は、地母神のようにさえ見えた。 だが。 だが、フィーナは妖精だ。 手のひらにさえ収まってしまう、身長8㎝の小妖精なのだ。それが今、巨樹のようにそびえたっている。 「ほ、本当にフィーナなのか?」 「ん? そうだけど?」 俄かには信じられないことだった。俺にしてみれば、彼女は人形より小さなフェアリーだ。目前を飛んでいなければ見失ってしまうような、小さな小さな森の友人。その顔をはっきり見たこともなく、聞こえるのは男性口調の愛らしい声。自然と、妖精というのは中性的なのだと思い込んでいた。 それが、どうだ。 目に映るのは、目を見張るような金髪碧眼の美少女。長いまつげに切れ長の目元が愛らしく、口調とは裏腹に凛とした美しささえ漂わせている。おまけに、眼前にそびえるのはむちむちの美脚。胸も尻もパツパツとはちきれんばかりに豊満で、美貌を誇る豊満エルフのようだった。 まさか、フィーナがこれほどまでの美少女だったなんて。 遥か高みからパンツを見せつける巨女を前に、俺は混乱の極にあった。 対するフィーナは、そんなこと気にも留めない。 「わあ、ちっちゃくなったねリーダー!」 快活に話しながら、一歩近づく巨大娘。編み上げサンダルが重く地面を穿ち、辺り一帯を震わせる。化け物を一撃で粉砕してしまった足だ、これに踏まれたりなんかしたら……! 「ひっ!?」 思わずすくみ上がる俺。これまで幾多もの巨獣を倒してはきた。だが、目の前であれほどの威力を見せつけられたことはない。何より、圧倒的に弱くなってしまった事実が俺を弱気にさせた。もう虫にすら敵わないこの体。それが5m近い巨躯を前にして、抵抗できるはずもない。 「あれ、怖がってるの? ま、怖いのも無理ないか。ボクが巨人に見えてるんだね。ほら、怖くない怖くない♪」 そう言って、藻掻く俺を抱き上げるむちむち巨人娘。一気に高みまで持ち上げられて、必死に目の前のものに縋り付く。包容力ある柔らかさ。まるで極上のソファに身を投じたように、ずぶずぶと体が沈み込んでいく。安心するその弾力に、俺は自然と全身を預けてしまった。 それが、何かも知らず。 「あはっ♪ 自分が何にくっついてるのか分かってるのかい? リロがボクの胸にしがみつく日がくるなんてね♪」 「えっ!?」 見れば俺は、妖精のドレスから覗く豊満なバストに抱き着いていた。白く輝く丸い乳房。ぎっちり詰まり重々しい乳鈍器が、若いハリで“ばるんっ♡”と前に突き出している。そして谷間に身を挟むように身を委ねているのだから、俺は妖精の母性に埋もれる構図だ。 「あはっ♪ ずっとリロの肩に乗ってたのに、今はリロがボクのおっぱいに乗っちゃうんだ♪ かわいいね♪」 胸元の大きく開いた妖精のドレスは、爆乳のデコルテを隠しもしない。慌てて駆け付けたのか僅かに汗ばみ、しっとり肌に吸い付くむちむちおっぱい。異種族の甘い香りも官能的に立ち上って、異常にエロい。 かぁっと赤面して、思わず身をもぎ離そうとする俺。だが、巨大妖精の抱擁がそれを許さない。ただただ広がる、エロい巨乳。そこに沈み込んでいく、小人の体。女性の汗ばんだ巨乳に密着するなんて、そうそうあることではない。もっちりとしたその感触も相俟って、巨大女性の抱擁に危うく母性すら感じそうなほどだった。 とはいえ。 「……とにかく、ホント、助かったよ」 それによって、ようやく恐怖から解放された俺。 その柔らかな胸元に抱かれ、やっと体の力が抜ける。 そうか、助かったのか……。 やっと自分が窮地を脱したことに気づき、巨乳の上にへたり込む。安堵のあまり、フィーナが希望そのものに思えてくるほどだ。元に戻れるかは分からないが、フィーナがいれば仲間に気付かれず踏み潰されることもないだろう。何と言ったって今の俺は3㎝以下。少女たちの、足指の厚みにさえ敵わない。フィーナだけが頼みの綱だった。 「とにかく、ここは危険だね。みんなのところまで戻ろうか」 そう言って俺を抱えたまま、ふわりと宙へ飛び立つ3倍フェアリー。グンッと力がかかり、ものすごいスピードで飛んでいく。自分から俺を振り落とすまいと、しっかり強く抱いてくれているらしい。その心遣い自体は嬉しかった。 けれど。 「フィーナ、ちょっと、力、強……っ!!?」 あまりの膂力に、俺の体は悲鳴を上げるのだ。だって相手は身の丈3倍娘、そのハグは強烈の一言。バキバキと背骨をへし折らんばかりに胸に圧し包まれて、今にも窒息死してしまいそうだ。 「あっ、ごめんごめん、苦しかった?」 俺の声に応じ、腕の力を緩めてくれるフィーナ。巨人たちに囲まれて生きてきて、力の加減を知らないのだろう。これまで潰される危険があったのは、寧ろ彼女の方だ。絶対的な力で見れば非力なフィーナ。だが巨大な世界で生き伸びるために、その身体力も能力も相対的にはずば抜けている。 そんな異種族に力でねじ伏せられて、耐えられるはずがない。 「もうすぐだから、我慢しておくれよ。ね!」 「~~~~っ!!」 まさか自分が、女性の、それも妖精娘の巨乳に埋もれて死にかける日が来るなんて。思いっきり顔面に乳肌を押し付けられて、呼吸さえままならない。母性的なふくらみにみっちり押し当てられて、それだけで生死を左右されるのだ。体も乳房に挟まれぎっちり、緩めた力にさえ背骨をへし折られそうで、プライドがズタズタになっていく。巨大な水風船のようにむっちりみっちり詰まった異種族バスト、その弾力に体がめり込んで逃げられない。うっすら濡れた乳肌は、鼻も口も塞いで小人を窒息させた。そして苦しく息を吸い込めば、異種族少女の花のような濃いアロマを吸い込んで、深い深い酩酊に誘われる始末だった。 羽っ娘美少女の、強烈なハグ責め。 逃げ場もないまま、母性的な抱擁に包み込まれ続ける体格差プレイ。 徒労としか言えない抵抗にも疲れ、フィーナがふわりと地に降り立った時俺は、既に乳房の暴力に屈服しかけていたほど。 「さ、着いたよ」 「ぷはっ!?」 乳地獄から解放され、久方ぶりの酸素に喘ぐ俺。 そんな涙目の視界で周囲を見回せば、どうも辺りは木の中らしかった。木に出来た小さな穴。とはいえその中は綺麗に整えられていて、家具も灯りもある。 まさに妖精の家という言葉がぴったり似合う、可愛らしい空間だ。 「し、死ぬかと思ったぞ……」 「ごめんごめん♪ でも、そんなに苦しがらなくったっていいでしょ?」 「馬鹿言うな! どれだけ体格差があると思ってるんだ! 小さいとどれだけ大変か、フィーナの方がよく知ってるだろ!?」 「でも、リロはボクらのリーダーじゃないか。その大きさでもボクなんかより強いでしょ?」 「もう、そんな力もないんだよ……」 自分で言うのも情けないが、事実なので仕方ない。かつてはどんな敵にだって負けなかった俺が、虫程度の相手にすら敵わず、今は妖精のハグで死にかけている。これ以上の屈辱はない。 だが、フィーナの見せた反応は俺とは少し違った。 「へえ……」 俺を抱きかかえたまま、意味深に押し黙るフィーナ。 そして、少しずつ力を強め始める。 「ぐ……ッ、フィーナ、力、ッ、強い……ッ!」 「そう?」 何気ない風を装い、けれどじっとりした抱擁で俺を締め上げる巨大妖精。俺がどれほど抵抗できるかを確かめるように、少しずつ、少しずつ力をこめていく。“ずぷぷぷっ……♡”と蒸れ蒸れおっぱいに埋もれて、まるで蟻地獄のよう。ドレス越しのむっちり爆乳が、凶器に感じられるなんて。フローラルな少女の香りが、その湿度を増した気がした。 「フィーナ! 死ぬっ、死ぬからやめてえっ!!」 「ん。……もう、これだけで抵抗できなくなっちゃうんだ」 いよいよ悲痛になっていく俺の叫びに、巨大フェアリーもやっと力を緩める。 そして、俺を下ろすと、フィーナは── 「……あはっ♡」 突然、甘い笑みを浮かべたのだ。 「なっ!?」 豹変した金髪巨大娘に、思わず恐怖する俺。おかしい、明らかにおかしい。フィーナはこんな顔をする娘ではなかったはずだ。天真爛漫で人懐っこい、快活な8㎝娘。俺に懐く可愛い妖精、それがフィーナだ。 だけど。 小さくなって気づく。これまでも、小さな顔は表情まで読み取れなかったじゃないか。もしかして俺は、フィーナのことを少しも理解なんてしていなかったんじゃないか? この娘が何を考えていたかわからなくなる。俺に懐いた小さく可愛い人形娘。中性的だと思っていたその姿は、けれどこの上もなく女性的で美しかった。そう、俺はフィーナのことを何も知らない。気にも留めてはいなかった。俄かに、この巨体が恐ろしくなる。まるで、まるで肉食獣のようじゃないか……! 「くふふっ♪ そんな怯えた顔をして酷いじゃないか♪ いつも勇敢だったキミの、こんな顔が見れるなんてね♪ あはっ♪ボクのこと、ようやくちゃんと見てくれたね♪ ボクがそんなにおっきい? 怖い? 恐ろしい? ふふっ、ボクのカラダだってなかなかのものでしょ? 少なくとも、あのヒーラー娘たちよりはおっきいはずだよ♪」 おののき、後ずさり、転んでひれ伏しビクビクと巨体を見上げるばかりの豆冒険者。それを嗜虐心たっぷりに見下ろすとフィーナは、ドサッと、俺を床に押し倒してしまう。それだけで、“ゆさっ♡”とドレスの中で揺れるむちむち爆乳。ふわりと長い金髪も舞い降りて、甘い香り漂うテントで俺を隠してしまった。下から見上げればいよいよフィーナの迫力はすさまじく、サァッと血の気が引いていくばかりだ。 「ふふっ♪ いい匂い♪ ちっちゃくなったからもう微弱だけど……。それもすぐボクの匂いに塗り替えられるんだ。今のうちに楽しんでおかないとね♪」 「やめっ、嗅ぐな、誰か、助けて、助けてええぇッ!!!」 首を振って必死に抵抗する俺。だが、“どっぱぁ……♡”と広がる胸に潰され叫ぶことすらろくにできない。もう大男と遜色ない重さのどたぷんおっぱい、それにのしかかられて、抜け出すことなど不可能だ。“ぎゅうっ♡ むちちっ♡”と俺に押し付けられる重量級おっぱいに喘ぎながら、俺は美少女の求愛行為に震えるしかない。 「あははっ♪ 叫んだって無駄だよ~♪ ここ、ボクの隠れ家なんだ♪ 妖精の小さなお家、人間は見つけても手すら入らないだろうね♪ ちっちゃい穴の中で、キミはボクのおもちゃになるんだ♡」 俺の上に寝そべって、クスクス笑う金髪娘。口調とは裏腹に女の子っぽいその笑みは甘く、けれど嗜虐的な愛着を隠さない。そして首元に唇を寄せ、耳を食み、耳の中を犯すように吐息を漏らすのだ。 ダメだ、喰われる。 人外娘に、性の餌食にされる……! 絶望に震え、自分の無力さに打ちひしがれる俺。 だのに、そんな感情とは裏腹に。 ペニスは狂おしくドレスの中の乳房を求めてしまう。 「あはっ♡ ボクの体がキモチいいの? おっぱいが好き? 大丈夫、これからおかしくなるほど感じさせてあげるよ♪」 フィーナがチュッと軽くキスをする。どころか、そのまま苦しくなるほど吸い付いてくる。そしてレイプ目で喘ぐ俺を愛おしそうに見下ろし、うっとりと囁くのだ。 「知ってるかい? ボク、ずっとリロのこと好きだったんだ♪ 何度言っても取り合わなかったよね。ボクがちっちゃかったから? ボクが妖精だから? リロはいつもボクを子供みたいに扱ったよね。でも今ならわかるでしょ? あはっ♡ ボクの体がす~っごくエッチってこと♪」 そう言って、服越しに爆乳を寄せ付けペニスを挟むむちむち娘。“みっちぃ……♡”と、人間ではありえないボリュームの乳肉が俺を包み込む。ダメだ、こんなエロいものを知ったら、壊れる、コワされる──! 「あはっ♪ もうボクには勝てないよ♪ 知ってる? ずっとボク、キミをエッチな目で見てたんだ♡ 寝てるキミを物陰から見て、ひとりでエッチしてたんだよ? 侘しいよね。でもキミはほかの女の子のことばっかり。ボクの視線なんか気づきもしなかったね」 “ぎゅっ♡”と指に指を絡めて両手を包み込む妖精娘。そして俺を床に押し付けると、もう逃しはしない。ピンっと地面に磔にされて、下半身は胸の下敷き、もう、首を嫌だ嫌だと振ることしかできない。それも無理やり唇を奪われれば、俺は非力な小人妖精に完全に制圧されてしまう。 「この唇もボクのもの、ボクだけのものさ♪ んっ、ん~~~♡」 「ッ~~~~!!」 異種族娘の、濃厚なキス。それだけじゃない。唾液を交換させられた。舌までねじ込まれた。もう呼吸すら自由にはさせてくれない。“ちゅくっ♡ じゅぷっ、にゅちちっ♡”とエッチな音が脳内全体に響き渡り、何も考えられなくなる。口内を他人の舌が暴れ回る感覚は暴力的だった。口いっぱいに広がる美少女の舌、その肉厚ささえ被虐心をくすぐってくる。もうどうしたらいいかわからない。ただただ絶望感と快楽だけが確かで、おっぱいの下敷きになった胸が苦しく渦を巻いていた。 犯されている。口で、心をズタズタにされている……! 長く続く、ヤンデレ娘のディープキス。たっぷり100秒ほども口内を凌辱し、ようやく小さな親友は“ぷはっ♡”と口を離す。そして、ゼエゼエと唾液にむせる俺を優越感たっぷりに見下ろすと、“あはっ♡”と甘い吐息を漏らしたのだった。 「残念だな~♪ あんなにカッコよくて強かったリロがボクのキスにも負けちゃうなんて♪ おっぱいの下敷きにされただけで音をあげちゃうの? お口で犯されるのがそんなに怖い? あはっ♡ ……もっともっと負かしてあげたくなっちゃう♡」 ゆらりと上体を起こすと、フィーナは愛の勝者といった面持ちで俺を見下ろしていた。膝立ちで俺の上に跨って、クスクスと眼下の小人を見下ろすフィーナ。 それから、スカートの中に手を差し入れると、 「もう、我慢しなくていいよね……♡」 下着を、ズリ下げ始めたのだ。 「なっ……!?」 その意味するところを知らない俺ではない。けれど、体格差キスレイプに力を奪われた俺は、なんとかその下から逃げ出そうと身を揺することしかできない。 「怖かったら抵抗していいよ♪」 「とっくに、ッ、抵抗、してるだろっ……!」 「あはっ♪ そうだろうね♪ ……リロは絶対ボクに抗えない♡」 さえずるように愉快げな声で囁く美少女妖精。対する俺は、ショーツを下ろす巨大娘を朦朧と見上げるだけだ。短いスカートから現れたショーツ、それが“ねぱぁ……♡”と糸を引き上に繋がっていて。ぬらぬらと降りてくる生暖かい体熱、“むわぁ……♡”と広がる女の子のエッチな香り。南国の花に似たそのエキゾチックな香りにあてられて、徐々に徐々に思考力が鈍っていく。もう、フィーナの女体のことしか考えられない。早く、その肉体に貪られたい。そう思ってしまうほどに、妖精の濃厚アロマは強烈だった。 そしてフィーナが緑の妖精ドレスをたくし上げた時。 「見える? あはっ♡♡ キミを見てるだけで、ボクのおまんこグチョ濡れになっちゃってるね♪ わかるかい? キミを犯したくて犯したくてでっかいおまんこがウズウズしてるんだ♡」 見せつけられたのは、少女の清純な濡れ濡れまんこ。綺麗なスジはねっとり蜜に蕩けていて、既に俺を求めて疼いている。さらに濃く漂い始める、少女の“むわぁ……♡”とした淫香。ダメだ、完全に発情している。発情美妖精が、体格差に物を言わせて俺を、俺を……! 戦慄に似た恐怖に囚われるのを、少女はクスクスと甘く笑った。自分のすべてが愛する人を支配している、その愉悦に小さな心を躍らせているらしい。そして再び俺に覆い被さって、目の前に“ばるんっ♪”と巨乳を突きつけた。 そして囁いたのは、耳を撫でるようなぽそぽそと甘い声で。 「異種族とまぐわったらどうなるか……知ってるかい? もうキミは元に戻れない、もうキミはボクから離れられない♪ リロはボクの眷属になるのさ♪ ほらご覧、もうボクの蜜が、リロの上に垂れちゃいそうだよ♪」 そう言って示すのは、ヌレヌレおまんこの、その先端。既に雫を結んだ雌妖精の愛液は、煌めき、膨らみ、そして“とろぉ……っ♡”と糸を引いて垂れ落ちると──