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さつま
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二人の茶屋娘

 まだこの国に茶屋と呼ばれる休憩所がいくらか残っていた頃のことだ。  沙耶は十二になってすぐ県境にある茶屋に奉公へ出た。  三緒はそこの看板娘だった。凛とした顔立ちの色の白い美人で、大きな胸と尻がいかにも色っぽい。  客のほとんどは三緒を目当てに店に来るが、本人にその気がないようで浮いた話はちっとも聞かない。茶をたてるのも上手いが助兵衛な客をあしらうのも上手い。  美しくて優しい、それでいて気風も良い三緒は沙耶の憧れだった。  それどころか、憧れ以上の想いもある。  その日三緒と沙耶はいつものように店で茶汲みをしていた。 「沙耶、それが終わったら奥でお昼にしておいで。この客が帰ったらあたしも行くからね」  三緒が沙耶の耳元でそっと囁いた。  この時間になると客足もまばらになる。沙耶は頷いて店の奥で昼食の支度をした。厨から賄いのおかずを貰って皿に分ける。三緒はすぐにやってきた。  遅いお昼を食べてから、客が来るまで奥の座敷で茶を飲みながら休憩するのが二人の日課だ。  縁側に腰かけておしゃべりしていると、しばらくして三緒が膝をもじもじ動かし始める。沙耶は気づかないふりでおしゃべりを続けるが、そこは三緒のことだから、上手く折を見て、 「ちょっと手水に行ってくるよ」  そう言って立ち上がる。  沙耶が小さく「いってらっしゃい」と言うと、彼女は笑って座敷を出た。  三緒の足音が遠のくのを確認してから、沙耶は意を決して立ち上がった。足音を立てないように気をつけながら三緒を追って厠へ向かう。こうして彼女の後をつけるのはこれが初めてのことではないが、何度やってもやはり気が咎める。  厠の戸が閉まるのを確認してから裏手に回った。杉の壁は薄いから、そばに寄れば外からでも中の音がよく聞こえる。沙耶はどきどきしながら木の壁に寄りかかり、そっと耳をそばだてた。  ブォッと何かが破裂したような音が厠の中から聞こえてきた。  品のないその音に、沙耶の気持ちは昂ぶった。間違いなく三緒が屁をこいた音だ。  この時間に厠へ行くとき、彼女は必ず放屁する。それも一度や二度ではない。店で堪えていた分を全て追い出すかのようにブーブーと屁を振りまくのだ。  続けざまに中から微かにブリブリという音が聞こえてきた。彼女が糞を垂れる音だった。  板の壁の向こうで三緒が尻を出して糞を垂れているという事実は沙耶をひどく興奮させた。  しばらくして、ぼとんと低い音が響いた。糞が途切れて糞壺に落ちたらしい。 「ふう……気持ちいい……」  三緒は続けてシャアッと勢いよく放尿し、同時にブブブッと屁をこいた。軽快な水音に混じってまたブリブリと糞の出る音がする。三緒は小便と一緒に糞をしていた。店で上品に振る舞う彼女の姿からは想像もつかない下品さだった。音から察するに糞の量も半端ではない。確かに三緒は女にしてはよく食うから当然といえば当然だ。  沙耶は三緒が排泄に興じる姿を頭に思い描いた。尻を出して便器にまたがり、思う存分屁をこいて、小便をして、ブリブリとたっぷり糞を垂れる。一度でいいからその姿を見てみたいと思った。  沙耶は、自分の背より頭一つ、二つ分上についた厠の窓を恨めしげに見やった。ここから覗けば厠の内にいる三緒の姿を見ることができるのだ。しかし沙耶の背丈ではそれができない。何か踏み台にでもなるものがあれば別だが、その禁忌を犯す勇気が沙耶にはなかった。 「んー、これでぜんぶ出たかしら……。あ、それと最後に……」  そう言って三緒はブオッと凄まじい屁をこいた。 「これでよしと。ああすっきりした。早くケツを拭いて戻らなきゃ」  呟くような三緒の言葉に、沙耶は慌てて座敷へ駆け戻った。  ほどなくして身支度を整えた三緒が座敷の戸を開け現れる。 「さて、沙耶。休憩は終わり。仕事だよ」  三緒が声をかけ、沙耶も立ち上がる。背筋をぴんと伸ばして廊下を歩く彼女が、さっきまで厠で屁をこきまくり大量の糞を捻り出していた女と同じ女だとは思えない。 「姉さん……」  なんだかたまらないような気持ちになって、沙耶は後ろから三緒に近づき彼女の背中に抱きついた。 「おやおや、どうしたの。沙耶は甘えん坊だねえ。赤ちゃんみたいよ」  三緒はくすくすと笑いながらも沙耶の髪を優しく撫でた。 「ここのところ客が多かったからねぇ。休みたい気持ちはわかるけどもう少し頑張っておくれよ。月が明ければ少しは暇になるからさ」  あたたかい彼女の言葉に沙耶は何度も頷いた。  三緒は優しい。そして純粋だ。それに比べて自分は……、と沙耶はうな垂れながら仕事に戻った。  三緒の教え方が良いおかげで最近では沙耶も随分とこなれてきた。彼女を目当てに来る客もちらほら出ている。自分は幸せ者だと沙耶は思う。これ以上何かを望んでは罰が当たるとも思う。わかっているのに三緒への想いを抑えきれない。  悶々とした思いを募らせ、翌日、沙耶はついに行動に出た。  まずはいつも通り三緒が厠に行ったのを見計らって後をつける。いつもと違うのはここからだ。沙耶はあらかじめ厠の外の草むらに隠しておいた木箱を持ち上げた。これを窓の下まで運び、ひっくり返して上に立てば沙耶の背でも窓に届く。  窓からそっと中を覗く。いつもよりも、更に激しく心臓が鼓動していた。  三緒はちょうど厠の便器の前に立ったところだった。まだ着物も脱いでいない内から彼女はブゥッと一発大きな屁をこいた。  沙耶の心臓が早鐘のように鳴った。音だけは常々聞いていたが、実際に三緒が放屁をする姿を見たのは初めてだった。いつも気高く美しい彼女が屁をこくなど到底信じ難い。しかし先程の品のない音は間違いなく三緒の尻から放たれたものだった。 「ああ……やっと気兼ねなく屁ができる」  そう呟くと彼女は下着を脱ぎ、着物の裾を捲り上げた。白い大きな尻が露わになる。自らの放屁をさほど恥じる風もなく、彼女は便器に屈みこむ最中にまたもや放屁した。今度は連続でブッブッブッと聞こえた。糞に似た臭いが沙耶の元まで漂ってきた。  ややあって三緒の股から黄金色の液体が勢いよく溢れ出した。放尿しながらも沙耶は何度か屁をこいていた。よほど我慢していたのだろう。小便も屁もなかなか止まらなかった。 「……ふう」  三緒が息を吐き出した。小便の勢いが弱まっている。屁も落ち着いたようだった。しかし彼女はこの後に更なる大仕事を残している。  沙耶は息を飲んで彼女の菊の穴をじっと見つめていた。  三緒がううんと低い声で唸り始めた。腹に力をこめて気張っているのが見て取れる。  菊の花がぐわっと開いた。  次の瞬間、中から茶色の太い塊が飛び出した。 「あぁぁ……」  三緒が恍惚とした声で喘ぐ。排泄の苦痛と快感、そして安堵の入り混じった声だった。  彼女のとろけた声も去ることながら、沙耶の目は三緒の尻に釘付けになった。  三緒の尻の間から茶色の逞しい糞が途切れることなく伸びていく。穴はこれ以上ないほどに開き切って糞を咥えこんでいた。  憧れの三緒が糞を垂れている。尻を丸出しにして、耳を真っ赤にして息み、汚い糞を微塵の遠慮もなくひり出している。その事実は沙耶の心を強く揺さぶった。 「ふ、ぅう……もう少し……」  三緒は心持ち尻を上げて更に強く気張った。体勢が変わったせいかブリブリというはしたない音が厠に響いたが、三緒は気にせず糞を垂れ続けた。 「……んっ! あぁ……ん……」  ぼとりと重い音を立てて三緒の糞が便壺に落ちた。長さは一尺半ほどだろうか。太い糞を出し続けたせいで穴は緩んでいた。周囲には糞がたっぷりと付いたままで、先程の屁を更に濃厚にしたような悪臭が厠に立ち込めている。  三緒は深い呼吸を繰り返した後、ふっと小さく笑った。 「沙耶、窓の外にいるんだろ? こそこそ覗いていないでこっちへおいで」  心臓が飛び出そうなくらい驚いた。  沙耶はその場に立ちすくみ、鯉のように口をぱくぱくと動かした。まさか、気付かれていたなんて。怒られる、いや、それどころか店を追い出されるかもしれない。それだけのことをした自覚はあった。だからこそ沙耶は何も言えなかった。  と、同時に一つの疑問が生じた。三緒は沙耶に見られていることを知っていたにも関わらず、一本まるまる糞を垂れ続けていたのだ。これはどういうことだろう。  様々な思いを巡らせながら目を白黒させる沙耶を見て、三緒はまた可笑しそうに笑った。 「なんて顔してんのさ。ほら、こっちへおいでったら」  沙耶は慌てて表に回って厠へ駆け込んだ。三緒はまだ尻を捲り上げたままだった。目のやり場に困り、沙耶は顔を赤くしてうつむいた。 「あ、あの、姉さん、ごめんなさい。わたし……」 「謝らなくたっていいよ。怒ってなんかいないから。ただ、なんで覗きなんかするんだろうって思っただけさ」  三緒の穏やかな言葉に、沙耶は泣きそうになった。最低のことをしたのに、何故三緒はこんなに優しくしてくれるのだろう。沙耶は瞳を潤ませながら本当のことを打ち明けた。 「わ、わたし、いつも姉さんが御手水に行ってるところを見てて……、後をつけてたの。今までは音を聞いてるだけだったけど、どうしても我慢できなくて……」 「ああ、それは知ってるよ。あんた、あたしが糞を垂れてるところが見たかったんだろう?」  明け透けな物言いに沙耶の顔が更に赤く染まる。しかし確かに彼女の言う通りだった。沙耶は、彼女が排便している姿を見たくて仕方なかったのだ。  三緒は微笑んで言った。 「見たいなら見たいと言えばいいんだよ。可愛い沙耶のお願いだもの。覗きなんてしなくたって見せてやるさ。ほら、尻を見て。まだ糞が残ってるから、近くでご覧」  沙耶がその言葉の意味を理解する前に三緒はプーッとラッパのような音をたてて高らかに放屁した。驚く沙耶に三緒が少し顔を赤らめて、 「ああ、ごめんね。沙耶と話してるからと思ってさっきから我慢してたんだけど、もう限界だ。だらしのない肛門で困っちゃうよ」  そう言うと三緒は更に湿った音でブブブブブッと屁をこいた。糞の付いたままの肛門が音に合わせて蠢いた。  すぐ目の前で何の遠慮もなく繰り返し放屁する三緒に、沙耶の心臓はこの上なく高鳴った。その時沙耶は確かに、三緒のはしたない姿を見ることに悦びを覚えていた。また、三緒も沙耶に見られながらの放屁を楽しんでいる。より大きな音を出してやろうと腹に力を篭め、ブフォブフォと品のない屁を何度もこいている。 「ああ、気持ちいい。客の前で屁をするわけにはいかないからね。店に出ているときはいつもお尻の穴をを締めて我慢しているのさ。たっぷり溜まった屁はこうして厠で出すようにしているんだよ。沙耶も知っていたんだろう? あたしがここで毎日のように屁を撒き散らしていることを」 話の合間にも三緒は屁をこき続けている。沙耶は小さく頷いた。 「ふふ、あの音を聞かれていたとなると、少し恥ずかしいね。まあいい。今日はもう糞を垂れてるところも見られちゃったからね。屁の音くらい思う存分聞いたらいいさ……ああ、今度はすごいのが出そう……」  三緒はブォーッと一際大きな音をたて屁をこいた。風圧で菊の穴の周りに付いた糞が飛び散る。 「ああ……今のは強烈だったね。それに今度は……身が出そう。沙耶、見ていておくれよ。今からあたしのお菊の穴がたっぷりと糞をひり出すからね」  三緒はブッともう一度屁をした後、拳を作って思い切り踏ん張った。  肛門が火山の噴火口のように盛り上がる。 「三緒姉さん、すごい……お尻の穴が膨らんでる……」  沙耶がそう伝えると、三緒は嬉しそうに笑った。 「知らなかったよ。糞を出すときあたしのケツの穴は膨らむんだね。こっちからは見えないからあんたはあたしの分までじっくりご覧よ」  三緒は沙耶に見えやすいように自らの尻の肉を掴んで穴を開いた。火山の中心からゆっくりと茶色の塊が姿を現す。 「ああ……出てくる……糞が出てくるよ……すごく太そうだ……。沙耶、見てるかい? 糞を垂れてる姿なんてあんたにしか見せないんだよ。おケツの穴の皺までちゃんと見なよ」  言われたとおり、沙耶は彼女の肛門を舐めるように見つめた。沙耶が自分の尻を見ていることを確認すると、三緒は歓喜に体を震わせ、ついに糞を垂れ始めた。  三緒の菊が花びらを広げ、もりもりと汚い糞をひり出した。牛の糞のように太い糞だ。おまけに臭いも凄い。色は茶色で柔らかそうだったが、それでいてしかっかりと形を保っていた。滑らかな表面は粘液に濡れてぬらぬらと光っている。 「姉さん出てるよ。三緒姉さんのお菊の穴から、太い糞がブリブリ出てる」  沙耶は思わず呟いた。三緒は太く長い糞を尻尾のようにぶらりと垂れ下げたまま、頬を赤らめた。 「ブリブリだなんて、いやらしいことお言いでないよ。恥ずかしいじゃないか」 「ご、ごめんなさい。でも本当なんです。姉さんのお菊の穴から、ブリブリって音がするの」  言いながら沙耶は三緒の尻に顔を近付けてそのはしたない音に耳を澄ました。彼女の肛門は確かにブリブリと微かな音をたてて糞をひり出していた。 「沙耶ったら……そんなに近くで見たら汚いよう……」  三緒はいやいやをするように首を振ったが、その尻は増々大きな音でブリブリと糞をひり出し続ける。黒い茂みで覆われた三緒の秘所はじっとりと濡れていた。 「三緒姉さんはいつもこんなにすごいうんこをしていたの? わたしが聞いていた音も、こんな風に太いうんこをひり出す音だったの?」 「そ、そうだよ。あたしの糞は昔からこんなもんさ。ぶっとくて臭くて量もたっぷりなんだ。こんな糞を垂れてるなんて誰にも知られちゃいけないって思ってたけど、何故だが沙耶にだけは知ってもらいたくってね。音を聞かれていると気付いたときも股は濡れたけど、こうして本当に見られていると思うと……今にもいっちまいそうで……」  三緒はいやらしく腰をくねらせた。それに合わせて尻も動き、穴から垂れ下がった糞がぶらんぶらんと揺れる。 「うれしい……三緒姉さんがそんな風に思ってくれてたなんて……」  彼女の言葉に感激し、沙耶は瞳を潤ませた。 「姉さんの言った通り、あたし、姉さんがうんこをしているところが見たかったんです……。いつもきれいな三緒姉さんが、御手水では汚い音でおならをしたりうんこをしたりしてるのを知ったら、どうしても気になっちゃって……」  沙耶の素直な告白に三緒も嬉しそうに微笑む。 「あたしも本当はずっと沙耶に糞を垂れてるとこを見せてやりたいと思ってたんだ。あたしがどれだけ臭い屁をこいてどれだけ汚い糞をひり出してるか沙耶に知ってほしかったんだよ。はじめに沙耶が厠の外で音を聞いてるって気付いたときは驚いたけれど、音を聞かれてると思いながらこく屁はいつも以上に気持ちよくってね。糞を垂れるのも同じだった。ケツを出してブリブリやってるのが沙耶にバレてると思えば思うほど、もりもり糞が出ちゃったよ」  話しながらも三緒の尻の穴はとめどなく糞をひねり出している。おかげで沙耶は三緒が糞を垂れるときの姿を余すことなく観察することができた。糞を出そうと息む彼女の頬は薄っすらと赤く染まっている。太い茶色の物体を尻にぶら下げていてもなお三緒は美しかった。 「姉さん……きれい……」  沙耶がうっとりとして呟くのと同時に、巨大な物体が便壺の底でボトッと低い音を響かせた。  ブオーッと屁が噴出したかと思うと、奥から茶色の塊が少し覗いた。 「すごい、姉さん。またうんこの先っぽがちょっとだけ出てるよ。まだうんこがしたいの?」   興奮して早口になった沙耶に、三緒は頷いた。 「そうだよ、もっともっと出るよ。でも、今度はちょっとだけ我慢してるとこも見せようかしら」  言って三緒は肛門をきゅっと引き締めた。肉が蠢動し、糞が穴の中へ引っ込む。 「あ、戻っちゃった……」  沙耶が残念そうにつぶやく。 「見てご覧、沙耶。これが糞を我慢してるときのあたしのおケツの穴だよ。店で糞を我慢してるとき、あたしのケツはこんな風になっているの。客の前でも大抵はこうなんだよ。着物で隠れて見えないけれど、あたしはいつもこうしておケツの穴をきゅっと引き締めて、屁や糞が出ないように頑張ってるんだ」  沙耶は目を円くした。いつも背筋をぴんとのばして凛とした様子で働く三緒が、屁と糞を我慢していたなど、とても考えられなかった。  糞こそ出ていないが、今も三緒の肛門はもっこりと膨れ上がり、ひくひくといやらしく蠢いている。あの綺麗な着物の下で、三緒の尻がこんなことになっていると思うと沙耶はどきどきした。 「客の相手をしているときもね、本当は今すぐにでも厠に駆け込んで屁をこきまくりたいと思っているんだ。それに糞も捻り出したいってね。いっそここでブウッとやっちまおうかと思うこともあるけどね。でもやらなくて良かったよ。こうして沙耶にだけ見せられれば、それで満足だから」 「姉さん……」  沙耶の目が潤む。三緒がそこまで自分のことを買ってくれているとは思っていなかった。 「ありがとう、姉さん……。わたし、姉さんがうんこするところ見られてよかった。だってうんこをしてる三緒姉さん、すごくきれいなんだもん」 「ふふ、尻を出して糞を垂れててるのがきれいだなんて変わった子だねぇ。でもありがとね。こんなに下品なことをしてるのにそんなに褒められると、嬉しくて我慢できなくなっちゃいそうだよ」  三緒の肛門がわずかに緩む。すぼまった菊の中心から茶色の塊が顔を覗かせた。 「ああっ、もうだめ……。ケツの穴のすぐそこまで糞が来てたから……今のでちょっぴり出ちゃったよ」  三緒がぶるぶると体を震わせて喘いだ。 「本当だ、姉さんのお尻の穴から茶色いのが出てる。そんなにうんこしたいんだ」 「あぁ……さっき一度我慢したからね。今度はもう、だめかも……」  三緒は懸命に腹に力を込めているようだったが、尻の穴からはみ出した糞が引っ込むことはなかった。 「うう、うんこがしたい……。このまま思い切りひり出したい……!」  彼女は既に我慢をやめていた。それどころか全身に満ちた脱糞の欲求に従って、今すぐ糞を捻り出そうと力いっぱい踏ん張っている。肛門がゆっくりと膨らんで中にある糞を押し出そうと蠢く。 「ほら、ご覧、沙耶……あたしが糞を垂れるところ……、近くでじっくり見て……臭いも、音も……ああ……もう…………」  言葉の途中で三緒の尻の穴からブリッという音が漏れ出した。 「ん、ふうぅ……! 出るぅ……!」  吐息まじりに唸りながら三緒はついに糞を垂れ始めた。  膨れ上がった肛門から茶色の塊が姿を現す。そのあまりの大きさに沙耶は思わず息を飲んだ。  見たこともないような太い糞がうねるようにしてゆっくりと排出されていく。  三緒の尻の割れ目にぶら下がったそれは、便器に向かって一直線に垂れ下がり、なおも長く伸びていた。糞が充分な長さになると、三緒本人にも自らの尻が捻りだした糞を容易に確認することが出来た。 「ああ……長い……すごく長いうんこが出てるよう……。沙耶、ちゃんと見てるね。どんどん出るから最後までしっかり見るんだよ」  言われなくとも沙耶はもう彼女の尻から目が離せない。  糞の表面と肛門が擦れ合ってブリブリと大きな音を立てている。その下品な音は沙耶はもちろん三緒の耳にも充分に届いていた。 「ああ……うんこブリブリ出てる……。沙耶が言ってたとおりだね。自分のケツの穴からブリブリって音が聞こえるよ。糞を捻り出す音なんだから仕方ないけど、なんて品のない音だろうね……」  そう言いつつも三緒はわざと前のめりになって尻を持ち上げ、脱糞の音に耳を傾けた。自分が今している行為の下品さを改めて意識して、彼女は怯むどころかかえって喜び、気を昂ぶらせていた。 「姉さん、うんこするの大好きなんだね」  沙耶に言われて排便の快感に浸りきっている自分に気づき、三緒の頬が赤らむ。 「だってこんなに気持ちいいこと他にはないもの。沙耶に見られてると思うとなおさらね」  彼女の思いに応えるように、沙耶は糞を垂れ続ける肛門に顔を近づけた。既に糞の臭いは辺りに充満していたが、三緒の穴から捻り出されたばかりの糞はそれとは比べ物にならないほど強い臭気を放っている。 「ああ、沙耶、そんなに近くで見てくれるの……あたしのケツの穴が糞を出すところ……。恥ずかしいけど嬉しいよ」  沙耶に優しく微笑みかけてから、三緒はよりいっそう腹に力を込めた。肛門から溢れ出す糞の勢いがぐっと増し、ブリブリという音も更に大きくなる。それでも糞が途切れる気配はないのだから驚きだ。美しい彼女の腹のどこにこれ程の糞が詰まっているのか不思議なくらいだが、その糞は間違いなく彼女の尻の穴から出たものだ。大好きな三緒の恥ずかしい姿に沙耶は夢中だった。 「すごい、こんなにいっぱいうんこが出るなんて……。甕の中は姉さんのうんこでいっぱいになるね。汚穢屋の人も姉さんがこんなにうんこをしてるだなんて思わないんじゃないかしら」  無邪気な沙耶の言葉に、三緒は顔を真っ赤にしてかぶりを振った。 「そんな恥ずかしいこと言うもんじゃないよ。出ちゃうんだから仕方ないじゃないか」 「うん、わかってる。おかげで姉さんのうんこがいっぱい見られるんだもの。ありがとう、姉さん」 「もう……沙耶ったら……」  三緒は恥らいながらも嬉しそうに笑ってもりもりと糞を垂れた。  彼女の尻からぶら下がる糞の長さは既に二尺を越えているが、大蛇のようなその一本糞は細くなるどころかかえって太くなっているようだ。限界まで開き切った肛門を太い糞が容赦なく擦り上げていく。  迫力すら感じさせる光景に沙耶も息を飲んだが、三緒の方は更に真剣だ。眉をひそめて歯を食いしばり「ううん」と息んでただひたすら脱糞に没頭している。 「く……うぅ……もう、すぐ……最後……」  握った拳に力がこもる。  ブリブリブリィッと厠の外にも聞こえそうな凄まじい音をたてて三緒は糞を捻り出した。 「ああぁっ……!」  つやのある喘ぎ声と共に体を仰け反らせる。  ブボッという汚い音がして、長い糞が途切れた。糞壺の中へ消えていくそれの後を追うようにして細くやわらかい糞が開いた穴から飛び出す。 「ふ、うう……。ああ……ああぁ……まだ出てるよう……」  腹の奥に溜まった糞は三緒が思っているより多かったらしい。ブリュブリュと湿った音を立てながら三緒は放屁まじりの糞を垂れ続けた。  最後の糞が甕の底に落ちる。三緒の大きく膨らんだ肛門もこれが最後とばかりにブフォッと一発ガスを放って、ようやくその役目を終えてあるべき形に収まった。 「……はぁ……あぁ……我ながら……よく出したもんだ……」  長い長い脱糞を終えて、三緒が掠れた声で喘ぐように言った。  恍惚とした表情で息をする彼女の股は、小便ではない透明の水でびしょびしょに濡れていた。さんざん糞を垂れた肛門の周りには茶色のカスがたっぷりとこびりついている。  排便の余韻に浸る女のかたわらで、ただ見ていただけの沙耶も何か大きなことを終わらせたような気持ちになって深く息を吐き出した。 「すごい……長かったぁ……」  一人つぶやく沙耶に、三緒は「ああ」と言って頷いた。 「これでやっとスッキリしたよ。こんなに気持ちよく糞を垂れたのは初めてだ。最後まで逃げないでよく見てくれたねぇ。汚いし臭いし品もないのに、沙耶は優しいね」 「そんな……。優しいのは姉さんの方だわ。覗きなんてしたのに許してくれて……それどころかこんなに近くで姉さんがうんこしてるところを見られるなんて夢みたい。まだまだずっと見てたいくらい」  うっとりとして言う沙耶を見て、三緒がにやっと笑う。 「そうねえ。糞はもう出ないけど、こっちはまだまだ出るよ」  そう言うと三緒は沙耶に聞かせるようにしてブッと放屁してみせた。品のない行動に沙耶が目を円くする。 「……と、まあ見せてあげたいのはやまやまなんだけど、そろそろ休憩も終わりの時間だからね。悪いけど沙耶、先に行っておくれ。あたしはまだ……」  言いながら三緒はまたブーッと凄まじい勢いで屁を噴出させた。もっとも今度は思いがけない放屁だったようで三緒の頬は赤らんだ。 「ああ、また出ちゃった。このまま店に出るわけにはいかないからね。屁がおさまったらすぐに行くから、それまで一人でがんばっておくれ」  沙耶はこくりと素直に頷いた。 「でも、わたし……姉さんがおならしてるとこもっと見たかったな……」  目の前には尻を出したまま便器に跨る三緒の姿がある。それは沙耶がずっと頭に思い描いていた三緒の姿だった。後ろ髪を引かれる思いでその場でうつむく沙耶に三緒は「やれやれ」と肩をすくめた。 「まったく困った子だねぇ。わたしがこうして厠に来るのは何も今だけじゃないんだよ。明日の昼にはまた来るし、今晩だって……ね」  三緒は自分の尻をゆったりとした動作で撫でてみせた。  窄まっていた菊の花がゆっくりと開き、また閉じる。  まるで視線を誘っているかのようなその動きに沙耶は思わず唾を飲み込んだ。  三緒が口の端を上げて悠然と微笑む。 「また今度たっぷり見せてあげるから、行っておいで」  沙耶は感極まって何も言えなくなった。ただうんうんと頷いてから踵を返し厠を出た。どういうわけか壁の外からこっそり音を聞いていた時よりも胸がどきどきしていた。  さて、それからというもの沙耶と三緒は二人一緒に厠へ行くことを日課とするようになった。そこで三緒が脱糞している姿を沙耶が見る。はじめはいつも恥じらう三緒だったが、それでも沙耶がじっと見つめてやると、やがて自ら品のないことをしてみせるようになる。三緒の恥ずかしい姿を見たい沙耶と、沙耶に恥ずかしい姿を見せたい三緒、二人が仲良くならないわけがなかった。  新しい日課は厠の外でも尾を引いた。客の目が離れたとき、三緒は沙耶に向けてこっそり自分の尻を撫でてみせる。たおやかな白い手が大きな尻を撫でる様子が目に映るたび、沙耶は着物の中で三緒の肛門がどうなっているのか思い出しどぎまぎしてしまう。  三緒は最近一段と美しくなったと評判だ。高い腰を振って歩く姿が実に色っぽい。それはむろん沙耶の目を尻に集めようと意識するようになったからだったが、沙耶が気づいているかどうかは定かでない。どんな姿を見ようとも沙耶にとって三緒が大好きな姉さんであることに変わりはなく、また、どんなに恥ずかしい姿を見られても三緒にとって沙耶は可愛い妹なのだ。  仲の良い二人の茶屋娘にとっては、それが何より大切なことだった。

Comments

どんな時代でももりもり出してる女の子は最高ですよね。

さつま

時代スカ新鮮でした。読んでいてうんちをするシーンの話になるたび興奮してしまいました。

jk

覚えてる方がいらっしゃるとは…!ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです。

さつま

こちらの時代スカ小説はさつまさんが書かれたものだったんですね。 排泄描写が素晴らしく、続編が見たいとも思ってました。

れいん


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