※リクエストを受けてから、大変長らくお待たせしました!
その分、文字数マシマシ、無様エロ特化でお送りします!
『配られたカードで勝負するのさ。それがどういう意味であれ』
(世界で一番有名なビーグル犬)
※
「──なるほどー、ここが“外の世界”なんですねー」
「え……?」
アナムは丑三清志郎を新たな神として選定し、彼が明石靖人との再会の為に新たなるゲームを始めるのを見届けてから、自身が地球の全てを理解するために利用していた宇宙船へと一旦戻っていた。
ノリで“自分で創った弟”を殺害してしまった為、また新しい遊びを考えるついでに補充も兼ねて船へと戻ってきたのだが……そこに見覚えのない少女の姿を見つけた。
ボビーを始めとして、ミラもブッチャも消滅し、マモルはアナムが創造した西暦3857年の地球へと帰還した。
だから、この船の中にはもう誰もいないはずなのに……少しだけ浅黒い肌をした、ふわふわ髪の学生服を纏う少女が立っている。
つい先までゲームマスターであるアシッド・マナとして振舞っていたアナムは、地球の全てを理解しているはずの超越者は、この“外側の世界”へと被創造世界からやって来たかのような言葉を放つ少女に、約4億年ぶりの“恐怖”の感情を覚える。
もっとも、彼女は両親の顔を知らないデザイナーズベイビーであった為、一番古い恐怖の記憶は「お菓子を食べ過ぎてお腹が痛くなった」という牧歌的なものであったが。
「なんだか、スター・ウォーズに出てきそうな服着てるんですね、アシッド・マナさん? 来々留はあの、不思議の国のアリスみたいな恰好が好きですけど。ああ、私が誰か分からないんですよね?」
「な、なにを訳の分からないことを言ってるの? 来々留……その名前の2000年代の地球人はすべて把握しているけれど、あんたみたいな娘はデータベースに無い!」
「それは、そうですよ。あなたが神小路かみまろにやらせたゲームで勝ち残った後、私は最後に神様になって“小浜来々留はアシッド・マナに認識されない”ことをお願いしたんですから……あなた、頭のいい馬鹿だから笑って受け入れてくれましたよね。もう自分が2度とあなたに目をつけられない為だって、勘違いして」
アナムは自らの力……この星に存在している記憶を再現する奇妙な物体の力を用いて、目の前の少女──小浜来々留と名乗る少女を消し去ろうとする。
しかし、できない、消せない、能力が及ばない。彼女の言葉を信じるのなら、来々留はアナムが神小路かみまろにやらせた……正確に言えば、かみまろが神になることを拒否ったので、代わりの神の選別の為に行った……ゲームに勝ち残った存在のはずだ。
その力はアナムが気まぐれで与えているものに過ぎず、不意打ちで殴られるくらいのことは起こりえるが、アナムの権限を越えることはないはずなのだ。それなのに、来々留に対して干渉が出来ない。
「やっぱり、別の時間軸のアシッド・マナさんにも有効なんだ、これ♥ よかったぁ、最後のお願いごと、いっぱい考えて♥ さて、もう敬語とかいいよね? 別に上の立場って訳でもないんだから。へへへ……やっぱり、マナちゃん可愛いなぁ♥ ねえ、しよ? 私ロリコンじゃないけど、マナちゃんくらい可愛ければOK♥」
「な、なにを訳の分からないことを言って……ひぃぃぃっ!?」
──アナムは知らない。
先までアナムが見届けていた世界における小浜来々留は、アナムの創造した弟であるセイン・カミが、かみまろのゲームに対戦要素を足すためにカミーズJr.というグループを作ろうとした際、運否天賦のじゃんけんゲームであっさりと死亡した少女であることも。
どの年代の地球でも、幾つでも再現できるアナムは、それ故に平行世界という概念について理解しておらず、清志郎以外が最後まで生き残る世界が、よりにもよってセインがじゃんけんを選択してしまったばかりに、無数に分岐して発生したことも。
その分岐世界の1つにおいて、最後まで生き延びた果てにアシッド・マナに認識されないことを望み、来々留の願いを嘲笑と共に叶えたせいでその場で一切の抵抗が叶わないままにレズレイプされ、快楽堕ちと共にすべての権限を来々留へ譲渡して消えた自分がいたことも、だ。
「あひっ♥ んひぃぃぃぃっ♥ な、なに、これぇぇっ♥ なにこれぇぇぇっ♥ んほぉっ♥ ほぉぉぉぉっ♥ 乳首すごっ♥ こ、こんなところぎゅーってされると気持ちいいこと、知らないぃぃぃっ♥ こんなの知らないよぉぉぉっ♥ ほぎぃぃぃぃぃっ♥ お股さわるのだめっ♥ ひぃぃぃっ♥ 中つねるのだめぇぇぇぇぇっ♥」
そして地球の全てを確かに理解はしたものの、その研究にとりかかった時点で同性であったミラは消滅しており、アナムは自身がデザイナーズベイビーであったことも重なって、レズセックスをまったく理解しておらず、肉の与える快感の恐ろしさを知らなかったことも。
延々と来々留によってキスされながら乳首をと陰核を擦り上げられ、情けないびろびろに伸びた子供の姿に相応しくないものに変えられた上で、自ら創造した錘付きピアスを通されて、腰振りの度にカチカチと音を鳴らすアナム……いや、アシッド・マナは、来々留にマン媚び踊りを披露しながら甘える。
「あぁっ……来々留さまぁぁんっ……♥ 4億年の日々なんて全て無駄でしたぁぁっ♥ どうしてレズセックス♥ 女の子様に体を捧げて弄り回してもらうこと♥ 知らなかったのか理解できません♥ もっと弄ってください♥ おマ〇コこすこすして可愛がってぇぇ♥」
「はいはい、気が向いたらレズパコしてあげるから、さっさと私好みの地球を創造してね? そこで、もう1度ゲームをするの……今度は、女の子だけのゲーム♥」
来々留はマナの乳首に通されたピアスを噛むと、ぐいと強めに引っ張って見せ、その喉から「んほぉぉぉぉぉぉっ♥」と嬌声を引きずり出す。
神の力を得たとしても、自分の記憶の範囲の中でしか人を生き返らせることは出来ない。
ならばどうするか……簡単だ、地球の全てを理解しているマナを快楽堕ちさせて、望むままの世界を作り上げればいいのだ。
「ふふふ、待っててね、涙ちゃん。あの時は、最後までしてあげられなくてごめん……でも、明石くんにも恩があるし、寝取るのも可哀そうだから──私だけの涙ちゃんを迎えに行くね♥」
来々留の顔は、狂気に満ちている。彼女は清志郎ほど精神的に超越していない。にも関わらず、多くの人に助けられ、多くの者を裏切って、最後まで生き延びてしまった……その精神性は、彼女本来の人格を残しながら、アナムやかみまろを超えるほど狂猛なものになってしまっている。
「で、できましたぁ……♥ おほっ♥ 来々留様の、理想の地球……です♥」
「う~ん、良い子♥ これはご褒美♥」
「んふぅぅぅぅぅっ♥ 足っ♥ あひぃぃぃぃっ♥」
顔面を踏み倒され、鼻血を噴きながら転倒しつつ、イッてしまっている顔でマナが来々留の足を舐め回す。
そして、新たな神は……理想の地球へと降り立った。
※
──持田涙が目を覚ますと、そこは何処かの高校の体育館だった。
「え……?」
咄嗟に手元の武器を探すが、何も持っていない。彼女の記憶は“七×七不思議”で怪物の攻撃から明石靖人を庇い、告白しながら息絶えたところで途絶えている。
そう、自分は息絶えたはずだ。どうして、生きて目が覚める?
「うぅ……こ、ここって……」
「え、ナツメグ!?」
「なっ……る、涙!? うそ、でしょう……どうして、アンタが生きてるの!?」
同じチーム“すなとり”であった夏川めぐ。完璧で冷静な司令塔を務めていた少女。
涙は再会できて単純に嬉しいのだが、めぐはひどく複雑な表情をしている。
「な、ナツメグ……髪型、変えた?」
「……ええ、気付いたでしょう? これ、アンタのシュシュなの。明石くんから預けられた……これを私がつけてるってことは、アンタは死んでいるはずなのよ。死体も、回収できなかった……」
「そんな……」
涙が自身の頭へと手をやる。そこには、シュシュは無い。背中を艮と呼ばれる怪物に削がれ、死んだ時そのままだ。
それでは……自分は一体なんなのか?
「アンタが先にいるってことは、ここが死後の国ってことなのかしら……」
「え、ナツメグ……それって……?」
「──私も死んだ。ハッキリ覚えてるわ」
「そんな……あの後の、七×七不思議で……?」
「あ、いや、そこは説明が難しいんだけど……」
2人が見回すと、周囲には何人かまだ人が倒れている。顔見知りもいれば、片方だけが知っている相手、まるで面識のない相手もいた。涙のように、ナツメグが見送ることになったはずの相手もいる。
ついでに言えば、涙やナツメグはいわゆる“欠席者”という扱いで、かみまろのゲームを何らかの形で回避してしまった者たちだが、倒れていた者の中には本来の神の子ゲームの参加者もおり、女性であるということ以外に共通点が見いだせない。
「私たち、どういう基準で選ばれてるの……?」
「全員、ゲームの途中で死んでしまったのは間違いないんですよね? けれど、脱落のタイミングもまるで違っている……」
秋元いちかと平井翔子が確認を取り合う。いちかの目の前で、しょうこは完全ランダムの運によってレーザーで消し飛ばされ、いちかは最後の最後、かみまろとのババ抜き決戦で死亡した。予選段階で倒れた者と、最後に脱落した者がまとめて扱われるとなると、法則性がまるで見受けられない。
「女で、死亡のタイミングが同じでも、いない者もいるわ。イパネマの姿は見当たらないし……」
「あたしと同じタイミングで死んだはずだけれど、あんたの妹の姿も見えないね」
ハンナ・フェリックスと坂東純子の言葉に、妹の響子もゲームに参加していたのを知り、翔子は表情を暗くする。自分も死んでしまっているのに、妹……それも死亡確定してしまっている相手を気遣う姿に、涙は芯の強さを見たような気がした。
「まさかとは思うけど、さ……相手は本物の神様だから、死後もゲームは続行する……とか?」
「そんなんやってられへんわ! 死んだ後やのに、ご丁寧に足は不調残したままやし、あたしらを集めた相手は相当に性格悪いで!」
スケッチブックを抱いた星川芽衣の言葉に、蓬莱やえが怒りを示す。2人はセインによって“カミーズJr.”に選ばれるところまでいってから死亡したのだが、戯(あじゃら)と呼ばれる超常能力は使えなくなっていた。
「──性格悪いって、酷いなぁ。私はただ、キレイどころの女の子たちに会いたかっただけなのに……♥」
8人の誰とも違う声が聞こえ、一斉に体育館のステージへ視線が向かう。先まで誰もいなかったはずのそこには、褐色の肌をした小柄な少女──小浜来々留が女の子の顔の上に座っていた。
……女性の顔の上に、尻を置いて腰かけていた。
「え……?」
「来々留、ちゃん……?」
「久しぶり、涙ちゃん♥ あなたに会うために生き返ってきちゃった♥ ……うそ、ほんとは一度も死んでないけど♥」
「なにを……アンタ、セインとのじゃんけんに負けて死んだじゃない!」
「ふぅん、そっちの私は割と地味な死に方したんだぁ……涙ちゃん庇ってとか、女の子を救うためにとか、そういう形なら面白かったのに」
ぐりっと来々留が腰を動かすと、彼女に顔を押し潰されている少女の喉から「あぁぁんっ♥ 気持ちいいっ♥」と声がした。いちか、翔子、そして純子は、それが自分たちを集めた“うんどうかい”の進行役、美少女(?)フィギュアの“育子”だと思ったのだが、涙とナツメグの表情が青くなる。
「……スージー?」
「あはははっ♥ しばらく一緒に暮らしたもんね、分かっちゃうか♥ 逆にわからないなんて、芽衣は薄情だなぁ♥」
ひょいと来々留が少女から飛び降りると、そこには出っ歯に眼鏡の愛嬌のある顔立ちの少女、西野・スーザン・花が、体操服姿で緊縛されて、どろどろ快楽に溶けた顔をしていた。
明らかに、顔面を椅子にされることに、悦びを感じている表情だ。
「く、来々留……アンタ、何をして……」
「そんなに目くじら立てることかな? スージーはこれ、喜んでるんだよ? スージーの美貌は、やっぱり座り心地最高だよ♥」
「あぁっ……来々留ぅ……♥ もっと座って♥ 汗ばんだ匂いをかがせておくれよぉ……♥ あたしのことを、いぢめておくれぇ……♥」
「ほら、こんな風にね? みんなみんな、私に腰掛けられたり、蹴られたり踏まれたり、勿論えっちだって大好きなんだよ♥」
そういって来々留が軽く手を開いて見せると、彼女の左右に続々と少女たちが姿を現した。
来々留の傍らでずっと自慰にふけりながら「あぁんっ♥ いっぺーいーあんべーやいびーん♥」とつぶやいている新垣明日菜。臆病だった彼女の顔には、今は快楽しか浮かんでいない。
パズルゲーム中毒だった安千夏は、今は来々留の方に夢中なようで、ゲームの筐体は手にしているものの、その中に収めた来々留を見つめて不気味な笑みを浮かべ肩を震わせている。
特に一部のメンバーに衝撃を与えたのはファトマ・カルカヴァンの存在だ。精神が成長しなかった少女は、来々留の足元に縋り付いて「きもちーの、して♥ またきもちーの、してぇ♥」と繰り返している。
明らかに全員正気ではなく、明らかに全員が来々留へ深く執着していた。
「来々留ちゃん……あなたが、ここへ私たちを集めたの……?」
「そうだよ、涙ちゃん♥ 涙ちゃんとあの日の続きがしたくって♥ だから、この場に集まった皆は、涙ちゃんのせいで私の開催するレズゲームを受けることになるんだよ♥」
明らかに8人へ不和をもたらすような言葉を吐く来々留からは、かみまろやセインのような異常な超越者の気配がする。
しかし、何か特別な道具の類を手にしている訳でもなく、達磨やこけし、学校の怪談の怪物などの、異常な物体も体育館の中には見当たらない。
「あんた──濡れないわ」
「悪いけど、のこのこ出てきたならヤらせてもらうわよ、GM(神)殺し!」
この中でも特別に好戦的な2人、純子とハンナが来々留へ向けて襲い掛かる。
来々留はぐりぐりとファトマの顔を踏みつけてぷしっ♥ ぷしゅぅぅっ♥ と潮を噴かせながら、千夏に手マンをして「あっ、あぁぁっ♥ 来々留ぅ♥ あなたの命が、不動のNo.1♥」と甘えるのを楽しむばかりで、2人の方へ視線すら向けない。
涙は来々留に対する複雑な感情から、ナツメグは単純に危険を察知して、同時に「待って!/待ちなさい!」と警告を発するが……くちゅっと千夏の膣から指を引き抜くと、来々留が指先を2へ向けた。
「イッちゃえビーム♥」
「おほぉぉぉぉっ♥ んおほぉぉっ♥ は、へぇぇぇぇぇっ♥ イグぅぅぅぅぅぅぅっ♥」
「あ゛へぇぇぇぇぇぇぇっ♥ か、体が、やげるぅぅぅぅぅっ♥ あづぅぅぅぅぅっ♥」
来々留の指先から放たれた光線が、純子とハンナの胸と胎と秘所の3点を貫くと共に、絶頂てマン汁を噴きながら2人は床をごろごろと転がり、アヘ顔を浮かべたままで来々留の足元に転がった。
「な、なによ、それぇっ!? び、ビーム!?」
「セインだって、殺人光線撃ってたでしょ? 私はそんな野蛮なことはしないの♥ これはアクメビーム♥ 撃たれた人は幸せにイッちゃう♥」
「ほひっ♥ ふいぃぃぃぃぃっ♥ やべてぇぇぇぇっ♥ イグのっ、イグの止まらないぃぃぃぃっ♥ ゆる、ゆるじでぇぇぇぇっ♥ ぷぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ♥」
「ほぉぉぉぉっ♥ ふんほぉぉぉぉぉっ♥ も、もう飛べないぃぃぃっ……こ、こんなに気持ちいいの打ち込まれたら、もうヒロインになれなくなるぅぅぅぅっ♥」
「け・れ・ど♥ ルールへの反逆者は残念ながら、来々留ハーレムでは最底辺の扱いとなりまぁす♥ しっかりと把握してもらう為に、2人には見せしめになってもらおうねぇ?」
来々留がぱちんと指を鳴らすと、ステージの左右から乳房と秘所を露出した、卑猥なボンテージ姿の女子高生ミツバと女軍人プゥが姿を現した。
2人は張り付けたような笑顔と共に、手に赤熱する焼き印を持っており、それを容赦なく純子とハンナのちょうど子宮の上あたりに押し付けて見せる。
「あぎゅぅぅぅぅぅぅぅっ♥」
「んへぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」
「はいはぁい、来々留ハーレム入り、おめでとー♥ 2人は最底辺の“豚”扱いになりまぁす♥ ちなみに、1つ上がミツバちゃんやプゥさんの“犬”ね? この2人も最初は私に反抗的だったから♥」
ミツバとプゥは純子たちの腹に焼き印を押し込んでも、表情を笑顔のままで保っていた。それなのに、来々留に秘所を軽く撫でられただけで「あへぇっ♥」「んんっ♥ しゅきぃぃっ♥」とアヘり、その精神状態の悪化具合をまざまざと見せつけてくる。
じゅぅぅっ……と肉の焼ける音と共に失禁絶頂を迎えた純子とハンナは引きずられていき、明日奈と千夏がその顔の上に座ってマン臭責めを行う。これで完璧なレズビアンに躾けた後、来々留ハーレムの最底辺構成員としてカーストに組み込まれるのだ。
「来々留、ちゃっ……」
「想像以上にイカれてるわ……私たちの知ってる来々留は、あそこまではぶっ飛んでなかったわよ!」
「へえ、つまんない私だったんだね。だから涙ちゃんとも一線超えられないんだよ……まあ、いいや♥ ルールを説明するね♥」
──来々留が語るレズゲームのルールは、死を1度経験している少女たちですら、背筋が泡立つほどに恐ろしいものだった。
同性愛嗜好やレズセックスに関するゲームを行い、生き残った時間に応じて“豚”、“犬”、“猿”、“人”、“女神”に生存者はカースト分けされる。
“豚”は焼き印を入れて、ハーレム内での共有便器扱い。
“犬”は雑用係で、レズゲームにおける玩具を兼ねた奴隷階級。
“猿”はスージーのように、来々留が特別な道具扱いする対象。
“人”からは、ようやく一般的なハーレム要因として愛される。
そして、最後まで生き延びた“女神”は来々留の伴侶としてハーレム内で権力を握ることになる。
「さあさあ、誰が来々留ちゃんのお嫁さんとして女神転生するでしょーか! そして、豚さんとしてみんなのおもちゃになるのは誰かなぁ♥ さっそく第1のゲーム、スタートぉっ!」
「ちょ、ちょっと待ってぇな! 何もかも性急過ぎて……!」
「ひぃぃぃっ! 誰か出てきたよ!?」
6人は訳も分からないまま、神の子ゲームとは悪意の性質が明らかに異なる遊戯へと叩き込まれた。
純子とハンナの痴態を前に、少女たちの心は……1人を除いて……深い絶望に支配され、身を寄せ合って現れた存在に備える。
「はぁ……はぁ……♥」
「あ、あれ……待って。あれって……柘植ちゃん!」
柘植まさみ。国連に入って世の争いを無くしたいと、優しい夢を語っていた少女。最後はセインへの抵抗として、あえてじゃんけんの手を出さないままに死亡し、彼の表情を始めて崩してみせた勇者である。
今の柘植は眼鏡を外されており、(スージーと違って本当に)美しい顔を露わにしていた。その恰好は裸に近く、視界がはっきりしないのかフラフラとあちらこちらへさ迷っている。
「柘植ちゃん、あんたもここに呼ばれてたんやねぇ! あたし、あんたの格好いい最後、後から聞かされて……!」
「やえ! 迂闊に近づくんじゃあないわ!」
「な、ナツメグ……でも、柘植ちゃんやで? そんな、柘植ちゃんが誰か傷付けるなんて……」
例え前がほとんど見えないとしても、流石に大きな声を出して、女の子特有の甘い香りを放っていれば、方向くらいは分かるのだろう。
飛び出してしまったやえへ向けて、まさみはフラフラと近づいていき……はらりと、ボロボロの服が滑り落ち、まさみが完全に全裸となった。
その股間には──凶悪なペニバンが装着されている。
「へ……?」
「ほ、蓬莱さぁんっ♥ わだすっ、いっしょうけんめい耐えたべぇ……♥ で、でも、もう限界でぇぇ……わだす“犬”あづかいだから、ほかの女の子ともスケベぇさせてもらえなくて……でも、でもぉぉ……“豚”になった蓬莱さんなら、わだすでも使っていいべなぁっ♥」
「ひぃぃぃっ!? つ、柘植ちゃん、やめっ……おほぉぉぉぉぉっ♥ や、あぁぁぁっ♥ い、いだいぃぃぃぃっ♥ は、初めてだったのにぃぃぃぃっ♥」
まさみに抱き着くように押し倒されて、やえは後ろから激しく突かれて喘ぎ始める。
やえにぎゅっと抱き着く姿からは、まさみのかつての優しさと、抑えきれない性欲が混ざって感じ取れた。
「ごべんなぁ、蓬莱さん♥ せめて、優しく豚さん扱うかんなぁっ♥ 気持ちよくさせて、わだすが絶対いじめさせないようにするべぇ♥ あはぁぁっ♥ 蓬莱さんのぼぼ好きだぁっ♥ 運動してるからきゅうきゅうしまってっ♥ わだすのぼぼも気持ちよくなっぢまうよぉぉぉっ♥」
「あひぃぃぃぃぃっ♥ ど、どうしてこんなぁぁぁぁっ♥ つ、柘植ちゃんの腰使い、上手過ぎるのぉぉぉっ♥ あ、あたし、初めてなのにっ♥ 女の子相手なのにイグぅぅぅぅぅっ♥」
まさみはやえの髪に顔を埋めてふごふごと嗅ぎながら、やえが達してもなお激しく腰を動かし続けている。
早くも脱落者が出てしまい、戦慄する5人……セインよりも、かみまろよりも、仲間であった期間のある来々留は、こちらの心を揺さぶる方法を理解している、それを悟らざるを得ない。
ラブラブレズセを繰り広げ、性欲がたぎり過ぎてちょっとオラついてしまっているらしく、まさみは「舌、だせぇっ♥ んむぅっ♥ 唇あまぁぁっ♥」とやえの舌を啜っており、ミツバが微笑みながら近づいて、やえの尻にじゅううぅ……と焼き印を押す。
「あぎゃへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」と絶叫するやえの尻には、「まさみちゃん専用♥」と来々留の優しさに溢れた焼き印が刻まれていた。
「柘植攻め、蓬莱受け……アリ寄りのアリだよね♥ ちゃんとお世話するんだよぉ……さあ、もう1匹の豚さんは誰かなぁ?」
暗にもう1人豚堕ちすると暗喩され、5人は円を作るようにして体育館を全体を警戒する。
スージー、千夏、ファトマに3人がかりでレズレイプされている純子のマゾイキアヘ顔や、プゥに股間を押し付けられてトロ顔になってクンニしているハンナなど、まだ愛情があるだけやえの惨状がマシに見える地獄が、自然と目に入ってしまう。
「ど、どうしてこんなことにぃぃ……ほ、本当に涙ちゃんのせいだったら……!」
「やめなよ! もし適当に仲間割れさせる為に言ってたんなら、私たち、空中分解だよ!?」
「今はとにかく、全員で協力しましょう! 絶対に、先走ったりしないように……!?」
運悪く、新しく体育館に入ってきた人影を、翔子は真正面から視界に捉えてしまった。
響子……翔子の双子の妹。先走りを禁じた自分自身が、妹の姿を見た瞬間に駆け出してしまっている。
後ろから「待ちなって!」と叫んで、いちかが追いかけてくる。翔子は止まれない。
「はぁ、はぁ……きょ、響子……」
「──お姉ちゃん……♥」
最下位の悦びの抱擁……ではないことは、すぐに分かった。
組み伏せられ、まさみと同じく股間に装着されていたペニバンで、腰をホールドして激しく突かれる。
喉からは、禁断の姉妹レズセが与える快楽で、情けない嬌声が漏れ落ちた。
「あぁぁぁぁっ♥ あぉぉぉぉぉぉっ♥ あっ、あっ、あぁぁぁぁっ♥ 響子っ♥ 響子ぉぉぉっ♥ あぎゅっ、えひぃぃぃぃっ♥」
「ふぅー♥ ふぅー♥ お姉ちゃんの腋、あまぁぁっ……♥ ずっと我慢してたところに♥ お、お姉ちゃんのま〇こなんてみせられたら♥ 我慢できるはずがない♥ お姉ちゃんのせいだからね♥ 豚として反省してね、お姉ちゃん♥ んっ♥ 気持ちいいっ♥ 女の子に無理やりするの気持ちいいぃぃぃっ♥」
「あぁぁぁぁっ♥ 響子ぉぉぉぉぉっ♥ わ、私たち、姉妹なのにぃぃぃっ♥ あーっ♥ あぁぁぁぁーっ♥」
目の前で翔子が、短い時間とは言え命を懸けて脱出ゲームへと共に挑んだ少女が、同性に犯されて肉便器に堕ちていく。その光景を目前にして、いちかは完全に動きを止めてしまっている。
本当に僅かな間だけだが行動を共にしたことがあるナツメグが、いちかへ「早く戻りなさいっ! 新手が来たらどうするの!」と叫ぶ。いちかと完全に初対面の涙と芽衣は、後継の凄惨さと淫靡さの方へショックを受けて黙り込んでしまっている。
「安心していいよ♥ このゲームでの脱落者……つまり“豚”堕ちするのは2人まで。ちょっと思ってたのとは方向性が違ったけど、これで第1のゲームは終了……」
「待ちなさいよっ!」
来々留の終了宣言の直前、いちかが急にその言葉を遮った。ナツメグは勿論、他の2人も顔を青くする……純子とハンナの末路を思い出したからだ。
褐色の少女は、特に不興を表す様子は無かったが、いちかのことをステージ上から見下ろすように言葉を放つ。
「なぁに? ナツメグや芽衣は元チームだし、涙ちゃんは暫定女神候補だから多少の融通は利かせるけど、あなたは変なこと言ったら、即豚堕ちだよ?」
ミツバとプゥが、張り付いた笑顔のままで焼き印を構える。翔子の、やえの、純子とハンナの、くぐもった嬌声が体育館に反響する。
いちかは──その場で土下座をして見せた。
「お願いしますっ♥ わた、わたしも豚に♥ 豚に堕としてくださいぃぃっ♥」
「なっ……!? あんた、何を言って……!」
「え、えへへ、うへへへへ……ごめんねぇ、みんな♥ あたし、だめなんだぁ……やばい時、危ない時、死にそうな時……濡れちゃうの♥ どうしようもなく、性的に興奮しちゃうの♥ ぶ、豚になったらぁ……ずっと、それが続くんでしょ? こっちの体なんて気遣わずにレイプされるんでしょ♥ ほぉぉぉぉっ……♥」
土下座したまま綺麗に小水の放物線が刻まれる。
来々留がニコニコと笑いながら顎をしゃくり、いちかの尻に左右からダブル焼き印が刻まれた。
「ぐひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~っ♥ んげへっ、んひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」
「ふふふ、面白いね♥ ちょっと私の想定に無かったかなぁ……でも、これで1つゲームがすっ飛ばされちゃった。いいや、もう3人で生き残りならぬイキ残りをかけて、勝負してもらおうっかな♥」
ぱちんっと来々留が指を鳴らすと、やえと翔子、それにいちかはステージ上へと運ばれて、代わりに涙、ナツメグ、芽衣の衣装が変わる。
それぞれ制服姿だったのが、ナツメグは魔法少女アミン☎️マツワのナゴリというアニメキャラの衣装に、芽衣は彼女が絵本のキャラとしてスケッチブックに描いた小学生の女の子の格好に変化してしまう。涙に至っては、何の捻りもなくすっぽんぽんである。
「きゃぁぁぁっ!?」
「あ、あんた、この格好した時はもう居なかったはずじゃ……」
「うわキツ!? こ、高校生でこれはヤバいって……はうぅっ♥」
それぞれに好き勝手なことを叫んでいた3人だが、突然股間にピンとギリギリ擦れるくらいの縄が張られ、ステージに向かって真っすぐ伸びる。服は着ているナツメグも芽衣も下着は履いておらず……ナツメグは元からだが……その突然の刺激に甘い声が漏れてしまった。
「これぞ、小浜来々留式レズゲーム最終競技……障害物レズレースことヘヴンズロードだよ♥ このまま真っ直ぐ来々留の元まで歩いてきて、先にイッたものから“猿”、“人”、“女神”の順の序列が決定しまーす♥ “犬”はスキップできちゃうんだ、すごいよね!」
「く、来々留ちゃん……本気、なの? あなた、こんなことをして本当に楽しいの……!」
瞳を潤ませ、懸命に来々留へと語りかける涙。彼女からすれば、来々留は自分が最後に挑んだゲームに共に挑戦していた相手であり、なんとも反応に困る言葉と共に迫られたとはいえ、特別な感傷を抱く相手だった。
それが、かみまろやセインよりも更に悪辣な行いを仕掛けてくることに、恐怖や困惑以上に悲しみが増さる。
当の来々留は新しく誕生した豚、いちかにご褒美として顔面騎乗を決めており、彼女の「ふぉぉぉぉぉっ♥ 蒸れたケツ、あんまぁぁぁぁっ♥」という絶叫を聞きながら笑い続けている。
「涙ちゃん、そっちの来々留は、お父さんの話はした?」
「え……そ、それは……?」
2人で裸になって転移させられた時、涙は来々留に迫られた。辛い記憶を見せられるという怪異が相手だったのだが、彼女はその夢を「父親を殺した過去」だと語っていた。
「あれは、嘘。ごめんね、涙ちゃんを脅してモノにしちゃう為に言っただけなんだ♥」
「そ、そう、だったの……?」
「うん──殺せなかったから、あの109個目の立方体に集められるまで、ずっと“被害”は続いてた」
その言葉に、チームすなとりだった3人は、揃って表情を曇らせる。それがどんな意味か分からないほど、3人は幼くも初心でもなかった。
「男の人ってキモいよねぇ~……まあ、明石くんみたいに、ちょっとは見どころある人もいるけどさ。だから、私は女の子だけの地球を作るの♥ 私だけのハーレム……敵のいない、愛されることしかない世界♥」
そういって、来々留が背後を指さす。
見れば、股間に当てられている縄の、逆の先端……バスケットコートの下の辺りから、火がつけられて少しずつこちらに進行してきていた。
ぎりぎりまでこの姿勢で耐えたり、牛歩戦術を仕掛けることはできなくなる。涙とナツメグが呆気に取られている隙に、芽衣は「うあぁぁぁぁぁっ……あっ♥」と叫びながら、2人よりも突出した。
「め、芽衣……!」
「うぅ、ごめんね、2人ともぉ……あ、あたし、やっぱりもう一度アカッシーに会いたいよぉ……ふ、2人を犠牲にするの、嫌だけどぉ……ごめんねぇ……おほぉっ♥」
涙の謝罪ですらも、快楽によって無様に捻じ曲げられる。「んひっ♥ ひぅぅっ♥」と悲鳴交じりの嬌声を上げる芽衣を追いかけ、涙とナツメグも懸命に歩き出す。
“豚”や“犬”よりはマシかもしれないが、スージーの状況がまともとはとても思えない。自分たちが今、どんな状況なのかもわからないまま、自由意志まで奪われるのは死に等しい。
「……それにしても、みんなかわいいさぁ♥」
「わかる♥ パズルゲームで、制限時間が過ぎると一気にステージがせりあがってくるのがあるんだよ……あれを思い出すね♥ 恐怖と快楽で内心震えてるのに、押し殺してるところとか最高だよ……♥」
「ねえ、お姉ちゃんたち、誰が最初に脱落するか、賭けようよ♥ 当たった人が、一番乗りね……♥」
「「異議なしー」」
“豚”としての責務も“犬”としての役割もない、恐らくは“猿”か“人”の立場の明日奈・千夏・ファトマが、完全にエンターテイメントとしてゲームを観戦しながら、来々留に似通った“終わっている”価値観で話しているのが衝撃的すぎる。
千夏はこの中で親しい者はいないが、明日奈はどう考えてもそんな性格ではなかったはずだし、ファトマに至っては精神の成長が止まって、純真無垢だったはずなのに。今は完全に性犯罪者の思考だ。
「くぅ、うぁっ……うぅぅっ……♥ い、急がなきゃ……うぅっ♥ こ、こんなの……差が、縮まらないじゃないっ……♥」
「あっ、あぁぁっ……こすれ、てぇぇっ……♥ こ、これ、ところどこに、結び目が、あぁんっ♥」
「涙ちゃんは特別仕様となっておりまーす♥」
一度ついてしまった差は、この状況だとなかなか縮まらない。
芽衣がしゃくりあげつつ涎を垂らし、「ごめんね、ごめんね」と謝罪しながら独走するかと思われた、その時だ。
『かい~の~』
「え……?」
最前線を行く芽衣の真横に、いきなり巨大な招き猫が2体降ってきた。
涙、ナツメグ、芽衣は全員が“欠席者”である為、それが神の子ゲームの予選で現れたものだということ、伝聞でしか知らない。
招き猫たちの口が開き、口から雨あられと針が噴き出す。芽衣の体は一瞬にハリネズミにされ……。
「あっ……イグぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥」
すべてが性感帯に命中し、ド派手に絶頂を迎えてしまった。
来々留の「はい、“猿”決定ー♥ よろしくね、芽衣♥」の言葉と共に、その体がステージ上へとぶっ飛び、びくびくと痙攣している尻にどっかりと座って見せる。
「この競技は……“障害物”レズレース……」
「ただ速さだけを競うんじゃ、左右から狙い打たれて……」
涙とナツメグは思わず立ち止まってしまうが、どういう仕組みなのか火は2人が停止しているとすさまじい勢いでこちらに進んできて、ちりちりと処理ができていない尻毛が焼けてしまいそうなほどだ。
「……涙、恨みっこなしよ」
「う、うん……どっちが生き残っても、恨まない」
涙とナツメグはうなずき合うと……わずかに先行していたナツメグが静止して、涙が「んっ、んぁっ……♥」と前進してくるのを待った。
それから2人は完全にペースを合わせて、ヘヴンズロードを進んでいく。
無数の極細の針が乳首や陰核に突き刺さった。2人は狂いそうな疼痛を感じたが……絶頂には至らない。
そう、これがこのゲームの唯一の攻略法。2人ならば痛みを分け合って耐え、3人ならば真ん中の1人を左右の2人が守る……それだけがステージ到達の道なのだ。
現れた達磨に威力を抑えたアクメビームを放たれても、鬼に全身をいやらしくまさぐられても……ちなみに鬼たちは直後、来々留の不思議な力で粉みじんにされたが……少女たちは耐えて、食いしばって、絶頂せぬように歩き続ける。
「あっ、あっ……♥ ふぅー……ふぅー……♥ わ、私たちは、負けないぃぃっ……♥」
「絶対に……絶対に帰ってみせるんだからぁぁぁぁっ……♥」
どちらも覚悟を決めた表情の乙女たちへ、来々留は本当に軽い口調で……「何言ってんの?」と言いたげな様子で、こう言い放った。
「帰れないよ? なに、そんなルール無いけど」
「え」
「は……?」
「だから、そんなこと一言も、来々留は言ってないんですけど? 仮に同時にステージにゴールしても、2人とも“女神”扱いなだけ……何を勘違いしちゃったのかな?」
……慣らされていた。かみまろの、セインの、アシッド・マナのゲームに、いつの間にか没頭してしまっていた。
自分たちにとって都合のいい脱出口が、必ずあるなどとは限らない……そんな理不尽なゲームを仕掛けてくる者もいるということを、完全に失念してしまっていた。
永遠にもう、この世界からは帰れないということを思い知り、涙もナツメグも1歩も動けなくなる。1歩でも踏み込めば、絶頂してしまうのは明らかだった。
しかし、尻の日は止まらず……ついに、肌を焼くほどまでに接近する。
「んひぃぃぃぃぃぃぃっ♥ はちっ、はちちちっ♥ あつうぅぅぅぅぅいぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥」
「も、もうやめてぇぇぇぇっ♥ ゆるじでぇぇぇぇぇっ♥ なるっ♥ なるからぁぁぁぁぁっ♥ 来々留のこと、来々留様のこと愛するからぁぁぁぁぁっ♥ 私を助けてぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」
ここまで散々耐えてきた、それどころかセインたちのゲームでもここまで乱れたことは無かった。そんなナツメグが、遂に決壊した。逃げ場など無いことを知り、ぎりぎりと自分の股間に縄が食い込むのも構わず、その場で土下座を決める。
しかし、縄の力は凄まじく、そのままびよーんと跳ねて吹き飛ばされ、棒倒しの籠へと収納された。
コースアウトするとどうなるのか、涙は初めてそれを知った。
「あっ、あっ……ナツメグぅ……♥」
「じゃあ、涙ちゃん──そのまま、焼け死のうか♥」
「へ……?」
やっと終わった……絶望の中でも、そんな感情が沸いていたのに、あれほど涙に執着していた来々留は、冷たい声で処刑を宣告してくる。
「ど、して……どうしてぇぇぇぇ……」
「だって、ここは来々留の世界なんだよ? 脱出しようとかする人、いらない♥ 必要なのは、私を愛してくれる人たちだけ♥ それはもう、こんなにいるし♥」
ステージの上で手を広げる来々留。涙の尻に比喩ではなく火が付き。彼女の喉から「みぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」と悲鳴が漏れた。
「あぁぁっ♥ ゆるじでっ♥ ゆるじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥ 死にたくないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥ すき♥ 好き好き好き好き愛してるぅぅぅぅぅっ♥ 来々留ちゃんのこと、心から愛してるからあぁぁぁっ♥ あぁぁぁっ♥ やだぁぁぁぁぁっ♥ 死ぬのやだぁぁぁぁぁぁっ♥」
「明石くんよりも、来々留のことすぅき?」
「来々留ちゃんだけだよぉぉぉっ♥ 一生愛するから、助けてェェェェぇぇっ♥」
ふわりと体が浮きあがり、来々留の手の中にお姫様抱っこで涙の体が収まる。泣きじゃくり続ける涙に、来々留はあの日のやり直しをする。
「女同士だし、私とやろうよ、涙ちゃん♥」
涙は声も出せずに首を懸命に縦に振り……そのまま来々留によって押し倒され、すぐに甘い声がステージ上に響き渡り始めた。
※
「──まずは、アシッド・マナたちが介入する前の地球を生み出すでしょう? そうすると、当然そこには涙ちゃんたちが住んでるワケ♥ そこからみんなを連れ出して、前のゲームの記憶だけ与える……つまり、明石くんも持田くんも、みんなのことなんて意識してないってこと♥ これでネトラレにはならないね♥」
「あぁんっ♥ 寝取ってくれても、よかったのにぃぃ……♥」
来々留の腕の中で種明かしをされ、甘えて乳首をはむはむと愛撫しながら、涙が堕落した笑みを浮かべる。
来々留の徹底的なレズレイプによって、今や彼女の精神は荒廃し、堕落し、来々留と同じモノで笑い、同じもので怒るように成り果てていた。
それは足を懸命に舐めているナツメグも、尻の下で椅子を務めている芽衣も、いちか質のような豚も変わらない。
体育館へと、新たな獲物が降ってくる。
「こ、ここは……一体、どうしてこんなところに?」
「え、え? な、なんで、力が使えない!? 何が起きてるの!?」
それは、明石の母でありフリージャナリストの小森靖子、そして記憶を消され力を封じられたアシッド・マナだ。
新たなるレズゲームの幕が開き、あれほど神なる者たちに抗い続けた涙やナツメグが、犠牲者たちの痴態を想像して下劣な笑みを浮かべる。
──何もかも、来々留様の言う通り。
屋根が高い
2023-09-01 07:35:28 +0000 UTCdekoi
2023-09-01 04:24:04 +0000 UTC屋根が高い
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