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GS鍋島立猫大作戦!!~甘々調教でお嫁入りする式神使い、六道冥子

「──六道冥子から、ゴーストスイーパー免許を取り上げる……マジかにゃ、これ」


 とある博士が作り上げた、人口幽霊の宿る“心霊物件”にて。

 その少女は、ぴろぴろと渡された紙に書かれた内容を見つめながら、ふぅー……とあきれたような溜息を吐いた。

 小学生のように、体躯の小さな娘だった。

 茶色の髪はふわふわとして肩を少し過ぎた辺りまで伸び、その眼はきろっと好奇心が強そうな輝きを称えている。

 見た目だけなら猫のような……可愛げのある容姿なのだが、何故か真っ黒な男性モノのスーツを──恐らく特注サイズのそれを──身に着けており、胸と尻はそこだけ大人の女のように豊満だ。

 何より特徴的なのは、頭から生えている三つ目と四つ目の耳……ネコ科の生物を思わせるそれは、ひくひくと小さく動いてそれが血の通うものだと教えている。


「冥子はウチらの世代だと、免許取得の時の成績もNO.1。しかも、天下の六道家のご令嬢だにゃあ。そんな冥子にGS辞めさせるとか、協会の上層部はなに考えてんのかにゃ?」

「シアナ、あんた、わかってて言ってるでしょ?」


 胸や尻の大きさは負けず劣らずセクシーであり、こちらは加えてスラリと背も高い絶世の美女……美神令子は、惚けた態度を取る少女・鍋島シアナに向けた目に少しだけ険を浮かべる。

 見た目の年齢には下手すれば十近い差がありそうな二人であったが、意外にもこの二人は同年代……そして、ゴーストスイーパーとしての同期でもある。

 ……高度経済成長の時代、古の寺社仏閣の取り潰し、天然自然を用いた結界の破壊、人の立ち入るべきでない領域への開発などで、既存の退魔組織や在野の霊能者では対応しきれないほどに“祟り・障り”は世界中で溢れ出した。

 結果的に“ビジネス”として除霊や怪物退治を行う者も現れ、免許制とすることで辛うじて統制を取ったのがゴーストスイーパー……その中でもトップクラスの実力者が令子であり、シアナであり、そして話題にあがる冥子でもある。


「プッツンよ、プッツン! あの子はちょっとでも精神的にショックを受けると、式神たちを暴走させるでしょ。それで依頼された建物や施設を吹き飛ばすことだってザラなのよ」

「そう言えば、そうだったにゃあ。霊力も血統も備えて、強力な式神まで十二体も使役してるのに、精神力だけは欠けている。そこが“ようやく”問題になったという訳だにゃ」


 令子と同期ということは、冥子もシアナの同期である。

 シアナたちと呪術師である小笠原エミを含めた四人は、実力と見目の麗しさを備えた世代として高く評価されると共に、全員が重度の性格的な問題を抱えている為に恐れられてもいた。

 令子とエミはほぼ敵対関係と言っていいほどに険悪だし、冥子に関しては令子もエミも表向き仲良くしながら暴走の危機に怯えている関係だが、シアナだけは他の三人全員と仲の良い存在だった。

 まだ完全に独り立ちが難しく、協力して除霊などを行っていた頃はまとめ役もこなしていたのだが……そんな彼女が今は、冥子の危機に随分と冷たい態度を取っている。


「あんた、もしかしてまだ“例のこと”を根に持ってるの?」

「はん、根に持って何が悪いんだにゃあ。アタシは親友に裏切られた被害者だにゃ? 大体、令ちゃんだって普段は冥ちゃんのことを敬遠してる癖に、急に友達ぶっちゃって怪しいにゃ」

「ぎくっ。べ、別に、私にだって多少は友情に報いようという気持ちがね……」


 令子という女性は情が無いわけではないのだが……というか、むしろ情に関しては深い方なのだが……基本的に行動理念には損得や金銭を必ず絡める悪癖があり、典型的な守銭奴である。

 恐らくは冥子の母親辺りから頼まれて、これでシアナが動いて免許はく奪の件を解決すれば、令子に報酬が振り込まれるのだろう。

 そこまで分かっていながら、シアナはくぁっ……とそれこそ猫のようにあくびをすると、背中を預けてだらしなく座っていたソファから立ち上がった。


「そろそろ直接、文句言ってやろうとは思っていたところだにゃ。令ちゃんに説得された訳じゃあないけれど、冥ちゃんのおばさんに何て言っても自由だにゃ」

「ぎくぎくっ! い、いやー、娘のこと心配してたみたいだし、きっと喜ぶわねー」


 令子の引き攣った笑みを横目に、シアナは黒い帽子を頭にかぶり、まるで古臭いマフィアの下っ端みたいな格好になると、部屋を……令子の事務所の応接室を出ていく。

 中を伺っていたらしい、高校生くらいの男女……令子の助手に向かってぱたぱたと手を振ると、そのままシアナは玄関から出て行った。


「……珍しいですね、おっぱいもお尻も大きい女の人なのに、横島さんが反応しないなんて」

「おキヌちゃん、前も言ったけれど、俺はガキは射程範囲外なんだって。いや、ガキじゃないのか? なんか美神さんとも親し気に話してたし」

「あいつは、あの見た目だけど私より年上よ」


 横島とおキヌの会話に割り込む令子と、その内容に目を剥く横島。こと美人な女性であれば例外なく発情し、乳・尻・太腿を求める横島は、今さらながらアプローチをかけておくべきだったかを悩み始めているらしい。

 そんな姿を面白くなさそうに見ながらも、おキヌは当然の疑問を口にする。


「でも、どうしてあんなに小さいんですか? なにか、ご病気とか?」

「ああ、違うわよ。あの子が小さいのはね……これは、シアナがほぼ唯一、冥子相手に対等に付き合える理由でもあるんだけれど──」



「──シアナちゃぁ~ん、お久しぶりね~」

「……そうだにゃあ。何時ぶりだったかにゃあ」


 感極まったように抱き着く冥子だったが、シアナの態度は実に素っ気ない。令子やエミのように嫌がられたりはしないのだが、これはこれで寂しいと冥子は感じる。

 以前までならば、シアナはむしろ冥子のハグを嬉々として抱き留め、なんなら周りが引き剥がすまで離れようとしなかった程なのに。

 冥子は基本的に素直ないい子なのだが、人の気持ちを察する能力が致命的に欠けている為、シアナが何かを怒っているのは分かるのだが、その理由を自分で突き止めることができないのだった。


「GS辞めさせられそうなんだってにゃ? 令ちゃんから聞いたにゃ」

「そうなのよ~。でも私、どうしたらいいか分からなくて~」


 冥子の気の弱さと言おうか、精神的な脆さは一族共通のものであり、かつて精神的な成長の為に挑んだ試練で先祖の霊に相対した時も、途中から先祖の方がビビッて逃げ回っていた始末である。

 令子やエミも矯正に協力していたが匙を投げ、当時のシアナは「冥ちゃんはそのまんまでいいにゃ」等と自分は“ぷっつん”の被害を受けないからと言って、冥子のことを甘やかしていた。


「ふぅん。この段になって対策が浮かばないんじゃあ、もうGSなんて辞めちゃった方がいいんじゃないかにゃあ?」

「それは困るの~! お母様に叱られちゃう~! お家に入れてもらえなくなるわぁ~!」

「だーかーらー、そうなったらいいじゃないかにゃ。そんな切羽詰まった状態なのに、何にも思いつかないから何にもしてないって時点で、冥ちゃん詰んでるにゃ」


 小さな友人にまったく歯に衣着せぬ物言いをかけられ、冥子の目にじわじわと涙が溜まっていく。

 冥子がキレて式神を暴走させるのを恐れて、令子やエミといった親しい相手も、基本は冥子に気を使ってしゃべるのだが、シアナにはそういった気遣いがまったく見えない。


「どうして、そんな酷いことばっかり言うの~! 昔のシアナちゃんは、もっと優しくしてくれたのにぃ~! 私、私ぃぃ……!」


 久しぶりに会った友人からの冷遇に、GS免許剥奪の原因となっている現象……ここまで冥子を追い詰めつつも、数多の危機を回避してきた“ぷっつん”──式神の暴走現象が引き起こされた。

 六道家に千年以上に渡って伝えられし、十二の式神による無差別攻撃……かつて令子たち日本のGS総掛かりでようやく仕留めた大吸血鬼ノスフェラトゥでさえ、冥子だけはこれを警戒して正面から挑まなかったという程の霊的災害。

 冥子の安全確保だけを目的に、周囲のすべてをせん滅しようとする式神たちを、しかしシアナは冷めた目で見つめている。

 耳が鋭い刃となっている兎の式神・アンチラと、電撃を放つ蛇の式神・サンチラがそんなシアナへと最初の攻撃を仕掛けるが、まるで流れるような動きでシアナは帽子を取ると、隠されていた耳がピンと跳ねた。


「──フゥゥゥゥゥゥギャァァァァァァァァッ!!」


 目にも留まらぬ速度で放たれた蹴りが、アンチラの耳をへし折りながら延髄に突き刺さり、サンチラの電撃がその体に吸収されていく。

 何倍にも強化された放電が放たれ、吸引攻撃を行っていた牛の式神バサラがまともに電撃を吸い込んで、許容量を超えて感電した。

 その間に異様なほどに爪を伸ばしたシアナが、亜音速で飛べる鳥の式神シンダラを刺し貫き、間近で怪力を振るおうとしていた猪の式神ビカラが、いつの間にか取り出していた猫を象った軍配で叩き伏せられた。

 そのままビカラの体を持ち上げて、竜のアジラの石化光線、羊のハイラの毛針攻撃を防ぐと、瞬間移動や高速走行など、近接戦闘では使いにくい能力を持つ虎のメキラ、馬のインダラに襲い掛かり、二体の尾を掴んでヌンチャクのように振り回す。

 式神たちが次々なぎ倒され、メキラとインダラも地面に投げつけられて半分ほど土に埋まり、ギロッとシアナの目が冥子に向けられる。


「あっ……」


 自分の式神たちが蹴散らされ、残るのは霊視能力を持つ鼠の式神クビラのみ。

 令子やエミでも数体使っただけで暴走する、そんな式神を十二体コントロールできる冥子だが、その実力は式神頼りであり、身体能力などは並以下だ。

 令子辺りなら、どんな汚い手を使ってでもここから逆転や逃走を図るだろうが、そもそも精神的に脆い冥子にそんな機転が利くはずもない。


「ふぅぅぅっ……アタシの“猫将軍”が冥ちゃんと相性最悪だってのは、前々から分かったことなのに、力ずくで言うこと聞かせられるとか思ったのかにゃあ? やっぱり、冥ちゃんは一回“わからせる”必要がありそうだにゃ……」

「ひっ、あわわわ……ち、ちがっ、そんなつもりじゃ……ひゃぁぁっ!?」


 まるで瞬間移動のように冥子の前へ移動したシアナの口には、ぐったりとしたクビラが加えられている。

 クビラの目から弱々しく放たれた光に照らされたシアナの背後には、猫の頭をして甲冑を着込んだ軍神めいた女神の姿があり、冥子はすべての式神を打倒されたショックもあり、その場で失神した。

 しょろしょろ……と水音が響き、冥子の品のいいドレスの股間が黄色く染まっていく。

 一流のGS、それも名家の生まれとは思えないような粗相だが、先までの冷徹な態度はどこへやら、失禁する冥子を見下ろすシアナの目には、爛々と欲情の光が宿っていた。



「いぎっ♥ ひ、あぁぁぁっ♥ いっ、あぁぁっ♥ ん、くぅぅぅぅっ♥」


 くちゅっ♥ じゅるっ♥ れろぉぉっ♥

 舌が奏でる淫らな音に重なって、ぞりっ……♥ ぞりゅっ……♥ じゅりっ……♥ と、何かをそぐような音が重なる。

 シアナに舌で失禁した秘所を舐めまわされながら、冥子は顔を抑えて悲鳴混じりの嬌声をあげていた。


「きひひっ……♥ 冥ちゃん、痛いかにゃあ……♥ 猫の舌はとってもザラザラで、アタシのは本家ほどじゃないけれど、舐められたらもう……♥ アタシの形に矯正されちゃうんだにゃあ♥」

「あひぃぃぃぃっ♥ い、いたひぃぃぃっ♥ 痛いのぉぉぉ~っ♥ シアナちゃん、痛いぃぃぃ~っ♥ おっ♥ おぉぉ~っ♥」

「痛い、痛いって言いながら、アヘオホ喘いでスケベだにゃあ、冥ちゃんと来たら♥ 流石は浮気オンナは淫乱だにゃ♥」

「う、浮気ぃ……♥ 浮気って、なんのこ……おほぉぉぉぉっ♥」

「痛いってのはこういうことだにゃっ♥ はむっ、かりっ♥ じゅるるるっ♥」


 ザラリとした舌で愛撫し、痛みで躾けられながら濡れていく秘所を舐めまわしつつ、シアナは冥子の誰も触れたことのない……恐らくは自分で自慰すらもしたことがない陰核を唇で軽く噛み、じゅるじゅるとフェラチオを仕掛ける。

 意外なことだが、本来は身持ちが固い方である冥子は、友からの陵辱同然の淫らな行いに、しくしくと涙を流す。

 しかし同時に、ある時期から急に冷たくなり、それまでは冥子に優しかったシアナからの愛撫で、口の端からとろとろと涎を零してしまい、顔は蕩けて雌の表情を晒してしまっていた。


「(シアナちゃんが、シアナちゃんが、わたしのお大事、舐めてるぅ……♥ は、恥ずかしいし♥ 痛いけれど……♥ ああ、ちょっとだけ、嬉しくなっちゃってるぅぅ……♥)」

「なにを嬉しそうな顔してるんだにゃ♥ 誰でもいい癖に……今日でアタシだけの冥ちゃんに戻してやるから、反省するんだにゃあ♥」

「あうぅぅっ♥ つ、爪でカリカリするの、ダメぇぇっ♥ あっ、はぁぁっ♥ ぜ、全部気持ちよくなっちゃうぅぅっ♥」


 冥子は元よりシアナへの好感度は高い上に、精神的に幼いので友情と恋愛の境界が非常に曖昧だ。身持ちの硬さを無理やり貫き、本来ならば恋人や夫婦がする行いに及んでいることで、冥子は勝手にシアナへとどんどんほれ込んでいく。

 だからこそ、彼女が先から口にする“浮気者”とか“誰でもいい”という言葉が、どうしても気になってしまっていた。


「ふぅぅっ♥ ふぅー……♥ そ、それじゃあ、このまま冥ちゃんの処女は頂いちゃうにゃあ……♥ そうすれば、冥ちゃんはアタシのモノ……♥ アタシが管理してあげれば、GSも辞めずに済んで一石二鳥にゃ♥」

「ま、まってぇぇ……♥ き、聞いて、シアナちゃん……止まってぇ♥」

「なんだにゃ♥ 今さらやめてなんて言っても止まらないにゃ♥ 絶対アタシのオンナにするっ♥ 嫁に、嫁にするっ♥ 冥ちゃんを取り返すんだにゃあっ♥」

「い、いいわぁ……♥ シアナちゃんのモノになる……結婚、するからぁ……♥ でも、浮気とか、誰でもいいとか……その言葉の意味が、分からないのよぉ……♥ わ、わたし、浮気なんてしないわぁ……♥」


 こうして行為に及ぶ前には、令子やエミに対する態度もシアナと大きく変わらなかった為、それは浮気判定に引っかかりそうなものだが、シアナは自覚のないらしい冥子にむかって、指でクリを弾きながら言い放つ。


「う、うるさいにゃあっ! 冥ちゃんは……冥ちゃんは、アタシというものがいながらお見合いしたじゃにゃいかぁっ!」

「お、お見合い……?」


 本当に心当たりのない言葉が飛び出て、場の空気がなんか変になる。

 シアナはようやく「あれ?」という顔になり、冥子に確認を取る


「いや、陰陽師の名家とお見合いしたんにゃよね? “まーくん”とか親しく呼びかけてたのはバレてるんだにゃあ!」

「まーくんって……鬼道のお家とは、式神のみんなを賭けて、真剣勝負しただけよー?」


 まーくんこと鬼道政樹は、幼いころに冥子の式神の暴走を食らった上、六道の家に逆恨みを抱く父親によって復讐の道具として育てられ、冥子の式神を奪うべく襲い掛かってきたことがあった。

 そこには甘酸っぱいものも、婚姻に関わるようなこともまるでなく、正樹も今は改心して冥子の母が経営する六道女学院の教員を務めている。


「え……? だ、だって、鬼道の家の式神を影の中に入れたって聞いたにゃ! アタシはどんだけ頼んでも入れてくれなかったのにぃぃっ!」

「夜叉丸ちゃんのことー? もらえるはずだったけれど、まーくんにちゃんと返したのよー」


 これも本当の話であり、この冥子の器の大きさが、父に見捨てられて消沈していた正樹を救うことにもなった。


「もしかして……シアナちゃん、嫉妬してたのー?」

「だ、だって……アタシは半神半人だから、冥ちゃんの影にだって入れるし、それでコンビだって組めるって言ってたのに、冥ちゃんは拒否して! なのに、他の式神! それも男のを入れるなんてぇっ! 浮気だにゃ! 不貞だにゃ!」


 シアナの力の正体は、猫将軍と呼ばれる道教の神と一体化していることで、人でありながら神力を使うことができることである。

 故に冥子が普段は式神をしまっている影に入ることも可能であり、実際にそれを提案したこともあったのだが、断られてそれぞれ別々にGS活動をしていた経緯があった。

 正樹との一件を誤解していたシアナは、自分に黙ってお見合いした上に、式神を影に入れることまで許したのだとずっと根に持っていたのであった。


「シアナちゃん、聞いてぇ……みんなと一緒に、シアナちゃんが影にいてくれたら楽しいだろうけど、でもシアナちゃんとはちゃんと友達として仲良しでいたかったから、お断りしたのー……シアナちゃんが、大事だったからよー♥」

「め、冥ちゃん……♥ 冥ちゃん、ごめんにゃ♥ む、無理やりしちゃって♥ アタシ、どうしても許せなくてぇ♥」

「もう、いいからぁ……♥ こ、このまま、気持ちよくしてぇ……♥ でないと、わたしも我慢できないぃ……♥」


 先までは一方的に愛撫を受けるばかりだったが、誤解のとけた冥子は自分から甘えるような態度を示し、シアナに向かって自分の秘所を……ざらざらの舌で躾けられたそこを見せつけてくる。


「め、冥ちゃん♥ このぉ♥ やっぱり冥ちゃんはスケベだにゃ♥ しょ、処女、もらっちゃうからにゃあ……♥ もう、冥ちゃんはアタシだけのモノだにゃ♥」

「うん……♥ は、恥ずかしいけれどー……わたしの初めて、シアナちゃんにあげる……んんっ♥ ふあぁぁぁっ♥」


 ぷちゅっ♥ と膣の奥で何かが破られて、痛みと快楽が混じる中で、じゅこじゅことシアナの指が膣に出入りする。

 シアナは逆手で白いシーツを握りしめ、快感に必死に耐えている冥子の腋に顔を埋めると、ざらざらの舌で恥ずかしい部分を舐めしゃぶる。


「きゃぁぁっ♥ し、シアナちゃぁん♥ そこ、恥ずかしい……んぁぁっ♥ ま、まだ今日はお風呂入ってないからぁ……♥ あぁっ♥ お嫁さんに、匂い嗅がれちゃうのぉ……♥」

「ふぅー♥ こんな腋舐めしやすそうなドレス着て♥ 冥ちゃんは腋マンクンニされたくて、こんな格好してるに違いないにゃ♥ ご希望に沿ってやるんだにゃあ♥」

「あぁぁ~っ♥ お、お大事に指入ってぇ♥ 腋、ぺろぺろされてぇぇぇ♥ イッちゃう♥ わたし、イッちゃうぅぅっ♥ 冥子、イッちゃうのぉぉっ♥」

「イッたら、お嫁さんだにゃあ♥ 冥ちゃんとの婚約完了だにゃ♥ もう誰にも渡さない♥ アタシの♥ アタシの冥子ぉ♥」

「あぁぁっ♥ んっ、あはぁぁぁっ♥ お、おぉぉぉ……♥」


 じゅっ♥ と腋を吸われると同時に、失禁混じりの潮を噴きだし、初めての喜びの中で冥子は絶頂を迎えた。

 先まで腋を舐めていた舌が、ちらりと唇から覗いている。

 冥子はごくんと喉を鳴らすと……今度は自分からそこに唇を寄せて、小さな恋人のざらざらした舌を感じながら、キスを貪るのだった。



 ──翌日、美神の事務所にて。


「という訳で、アタシたち結婚することになったにゃあ」

「やっぱり、報告するなら親友の令子ちゃんが一番だと思ってー」

「ふぅん。まあ、私としてはシアナが冥子の管理してくれた方が、ぷっつんも減って安心だしね」


 部屋の外からは血涙を流す横島の「なんで冥子ちゃんがレズに寝取られるんじゃぁぁぁっ!」という絶叫が聞こえてくるが、おキヌに任せておくのが一番だろう。

 ともあれ、これでめでたしめでたし、大団円……かと思いきや、シアナは何故か冥子の肩に手をまわしたまま、令子に向ってにこにこと……目は笑っていない笑みを向けている。


「な、なによ、気持ち悪いわね。そりゃあ、六道のおばさまから頼まれてたのを黙ってたのは、多少悪いとは思って……」

「いやあ、そっちじゃないにゃあ。令ちゃんもエミちゃんも……正樹くんとの一件、アタシに正確に教えてくんなかったにゃ?」


 令子の表情が、ぴきりと固まる。冥子はピンとこないらしく、甘えるようにシアナの首筋に顔を埋めながら、首を横に倒して見せる。


「思えば、例のご先祖様との“死の試練”以降は、なんか冥ちゃんと距離が出来てる気がしたんだにゃあ。そこで正樹くんの件があって、完全にへそ曲げちゃったアタシも悪いけれど……どうしてお見合いだって誤解させてたのにゃ?」

「いや、それは詳しく聞かれなかったからであって、決して二人揃うと言うこと聞かせるのが困難だから、エミと示し合わせてた訳じゃなくて……あ」

「令子ちゃーん……?」


 そう、冥子を甘やかし肯定する上に、自分だけプッツンの被害を受けないシアナに距離を取らせるため、令子とエミは正樹との式神勝負をシアナがお見合いと誤解したのを訂正しなかった。冒頭のやり取りでも、それは明らかである。

 要するに今回の一件、狙った訳では流石に無いが、令子(とエミ)のマッチポンプだった訳である。


「お友達の令子ちゃんが、シアナちゃんとの仲を引き裂こうとしてたなんてぇぇ……」

「ちょっ、ストップ! 冥子、誤解よ! 誤解なの! シアナも止めてっ! あんたの言うことなら聞くんでしょ!?」

「勿論だにゃあ、昨日たっぷりとお嫁さんとして躾けたからにゃ……冥ちゃん、思いっきりやっちゃえにゃ♥」

「ちょっとぉぉぉぉっ!?」


 ──式神たちの大暴走が引き起こされ、事務所が破壊されていく。

 途中からはシアナも加わった“報復”は徹底的であり、渋鯖人工幽霊壱号の修繕費(治療費?)は、冥子の母から受け取った報酬を少しばかり上回ったということだ。




今回の攻め役

※鍋島シアナ(なべしま しあな)

・ゴーストスイーパー。令子や冥子と同世代であり、令子よりも年上(作品後期の冥子と同い年)であるが、見た目は小学生くらいの少女であり、胸や尻だけは豊満と言うエロ漫画体型である。黒のスーツを好み、頭から生えた猫の耳を隠すことができない為、帽子を常に着用している。

・猫将軍と呼ばれる道教の神と合体しており、人間でありながら神力を使うことができる。原作では横島が韋駄天の八兵衛と合体した姿、ヨコシマンが登場するがこれに近い状態。猫将軍は小竜姫やハヌマンと同レベルの神格である為、その実力はかなり高い。

・本来は令子たちの世代のまとめ役をするくらいには常識的だが、冥子絡みに関しては異常なほど嫉妬深く、盲目的になる悪癖がある。GSとして明らかに問題のある冥子を甘やかして全肯定しているが、これは令子たちが言うように自分が被害を受けないからではなく、被害を受けるようになっても変わらないだろう。

・道を踏み外した除霊師の家に生まれ、魔族の力を得るために赤ん坊だったシアナは生贄にされたが、逆に慈悲をもたらすべく現れた猫将軍と合一化。耳の生えた姿にパニックをおこした家族から殺害されかけ、赤ん坊の身で生みの親と一族郎党を返り討ちにした過去を持つ。

・耳を隠せないことから除霊師相手に多くのトラブルを招き、GS試験も「内側から除霊師たちの世界を滅茶苦茶にしてやる」という邪心から参加したのだが、冥子の「可愛いー♥」の一言で一発で浄化され、以降は冥子がGSを続ける限りは自分も真面目に除霊をしようと心に決めている……何気に今回のGS協会の判断、綱渡りであった。

・ちなみにGS試験の際の成績は四位。令子と準決勝でぶつかったが「冥子と仲良くなれるように手を回してやる」と提案され勝ちを譲った……この世界の令子、決勝も冥子に勝ちを譲ってもらっているので、実質消耗無しで試験一位合格している。やはり、一番恐ろしいGSは彼女かも知れない……。

GS鍋島立猫大作戦!!~甘々調教でお嫁入りする式神使い、六道冥子

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