「んっ……♥ んぁ……ふ、うぅん……♥ あっ……あっ……♥ きもち、いい……♥」
ぐちゅっ、ずちゅっ♥ ずりゅっ、じゅりゅっ♥ ちゅこっ、じゅこっ♥
個室トイレの中に淫らな音が響き渡り、自分の荒い吐息がそこへ混じっていく。
サンマグノリア共和国軍人のヴラディレーナ・ミリーゼ大佐は……その階級に相応しいとは言い難い、激しい指使いで自身の秘所……それも女の部分ではなく、屹立した肉竿を擦り挙げては、聞いた者すべてが発情するほどに甘い声を上げていた。
母国であるサンマグノリア共和国でも、一部の軍人にしか伝達されない機密事項……両性器具有。
白銀種の純血が、極めて稀に持つ特徴であり、彼女……レーナ自身も、自分以外にはこの特徴保持者を確認したことはない。
若く、美しく、そして強くも儚げな美貌を持つレーナが、成人男性を余裕で越える20~30cmの巨根を擦り挙げ、それでいて仮性包茎の皮を伸ばすようにして、自分の桃色の亀頭を覆い、ぐりゅぐりゅと抑え込むようにして刺激する。
その様はとてつもなく淫靡であるのと同時に、何処かしら“処理”というよりは“封印”……自らの性欲を体内の抑え込もうとしているようにも見えて、淫らでありながら一種の痛々しさも抱えていた。
それも、仕方のないことだと言えるだろう。何しろ、両性具有者は精力が旺盛で、更にレーナに関しては地肌と同じく色素が薄く、血管の色が透けて見えている桃色の睾丸が、ぷちゅっ……♥ と愛液を噴き出す女の部分の上に備わっている。
それは即ち、彼女が子供を孕むことができるのと同時に、子供を孕ませることもできることを意味し……両方の欲求に晒されることも、意味していた。
「んっ……はぁぁっ……♥ 我慢、してきた……のにぃ……♥ 2年も、耐えて……お゛っ♥ あぁぁっ……♥ も、もう……全部、ぜんぶぅ……♥ ヴェンツェル大佐の、せいですよぉ……♥」
レーナが懸命に“抑え込む”ような自慰をしている理由は、彼女が自分の性欲自体を厭うているからばかりではない。
第1に、彼女はここ2年ほど、とある理由から今は便器の下に転がっている貞操帯を装着し、それまで親友に手伝ってもらったりしながら月1で行っていた自慰を禁じており、このまま性欲を封じて生きていけるのではという甘い夢想をしていたこと。
第2に、ここは解放された母国ではなく、同盟国であるギアーデ連邦の基地であり、レーナは第86独立機動打撃群の作戦部総指揮官として赴任したばかりで、要するにこの場を“ホーム”として認識できていないこと。
そして、第3に……彼女はかつてハンドラー──仮初の安全に微睡む共和国の首都から、エイティシックスと呼ばれる被差別棄民の戦闘部隊“スピアヘッド戦隊”の指揮を行う中で、リーダー格の青年・シンに想いを寄せるようになり、彼を思って自慰をすることが多く……女性の色気に充てられての自慰の経験が浅いこと。
「ふぅー……♥ んふぅー……♥ 女の人の、匂いぃ……♥ あ、あんな濃いの、しりゃにゃいぃぃっ♥ ふほっ♥ んほぉぉっ……♥ と、トイレで、シコシコしてるのにぃ……んっ♥ まだ鼻先に甘い匂い、残ってるぅぅ……♥ 臭いぃ……臭いのぉぉぉ……♥」
確かにレーナはこれまで、アンリエッタ・ペンローズ……親友であり天才的な技術者であるアネットに自慰を手伝ってもらうことが多く、そもそも自慰を覚えたの自体アネットが手を貸してくれた結果だったが、彼女との“女子会”はシンたちの境遇をめぐって関係が一時期悪化した際に途切れていた。
それもあって、レーナは貞操帯装着の直前までは“男を思って男根をシコる”という、なんともアンビバレンツなオナニーを行っていたのだが、”特別偵察任務”……“勝ち過ぎた”エイティシックスに対する処刑任務での別れを得て、貞操帯を装着し、その性衝動はすべて“敵”に対する加虐性として発散してきた。
ついた二つ名は『鮮血女王』──ブラッディ・レジーナ。
そんな戦績も手伝い、ギアーデ連邦に出向することになったのだが、そこでシンたちが生存していることを知って緊張が解けたところに出会ってしまったのが……ギアーデの旅団長であるグレーテ・ヴェンツェル大佐であった。
「あんな、あんな体つきぃ……♥ 匂い、匂いもぉ……♥ ほぉぉっ♥ 煽情的、過ぎますっ……♥ あんな、距離が近い……♥ ふっ♥ ふっ♥」
……20代後半の若さで、旅団長を務めるほどの才覚を有する美人。ベリーショートにした金髪に、怜悧な知性を称えた紫の瞳。そして、胸も尻も豊満そのものである上に、非常の濃厚な体臭を香水でごまかした“完成された雌の匂い”を常に纏っている相手。
そもそも就任の挨拶の時点で「120cmあるそうね? 素晴らしいわ♥」と真っ先にまず胸を褒められながら揉まれるという、貴族社会では体験したことのない(アネットは別枠)セクハラを仕掛けられた。
同盟相手へのある種の発破だと考えて、その場はひきつりつつも赤面した笑みで乗り切ったレーナだったが……それからグレーテの強烈なセクハラ・モラハラの日々が始まる。
会議が終わった後、あるいは食事の最中など、事あるごとに胸や尻をまさぐられ、すんすんとわざわざ鼻を鳴らして匂いを嗅がれたりした。当のグレーテ自身は凶悪な雌臭を纏っている訳で、その間は必死にレーナは息を止めていることになり、酸欠で赤くなった顔を「照れているの?」などと笑って撫でられた。
平然と「セックスの経験はある? 異性? 同性?」などと性交渉の経験や、あるいは「自慰は誰を思ってするの? シン?」などと自慰の話題を振られて……彼女はシンとも親しいので、レーナとの淡い想いの交歓はバレている……乙女のように乱れるしかなかった。
しかし、同時にレーナはずっと性的なあれこれを“悪いこと”や“イケナイこと”と決めつけ、抑圧してきた経験から、グレーテの豊富な性知識や経験に少なからず関心を抱くことになり、どれだけ揶揄われようと嫌うことはできなかった……むしろ、どんどん関心が高まってしまっている。
レーナは気付いていないが、恐らくは無自覚に大人の女の色香に惹かれていたのだろう。
そして、遂に本日レーナは自らの意思で貞操帯を外し……シンたちの生存確認を以てしても継続していたのに……安全確保のため自室にすら監視カメラがある環境で、唯一の空白地であるトイレでの自慰に及んだのだった。
「あぁあっ♥ ヴェンツェル大佐ぁ……♥ お゛っ♥ ふぅー♥ すんすん♥ んっ♥ んふぅぅっ……♥」
──天才的な軍略家でもあるレーナは、恐らくは冷静な時ならば、あるいはシンたちとの再会で何処かふわふわした心境になければ、気付いたはずだ。
まるで自分が、逃げ場のない場所へと追い込まれているかのようだと、そういう状況に。
「……その声は、ミリーゼ大佐ね。どうしたの、随分と辛そうな声を出して」
「いっ、ひぃっ♥」
思わず、シコり上げていた手を止めてしまう。
別に、何もおかしなことはない。ここは共同のトイレであるのだから、他国人のレーナが使えるのならば、ギアーデ人のグレーテが使えない理由などない。
そして、苦し気な声が個室から聞こえてきたのならば、きっとレーナだって声掛けをすることだろう。
「はっ♥ はぁぁっ……♥ も、問題は、ありません……♥ す、すぐに退室、しますので♥」
「そう? 随分と苦しそうだったし……私の名前も、少しだけ聞こえたけれど♥ 気に入らない上司への愚痴だったり……♥」
「おっ♥ 気に入らない、なんてぇ……♥ そ、そんなことは、ありません♥ す、すぐに行きます♥ いぐっ♥ イキますからぁ♥ ど、どうか、ごあんじん、をほぉぉっ♥」
扉を一枚隔てたところに、グレーテが居る。絶対に股間の秘密を知られてはいけない、極秘事項を悟られてはいけないし、そもそも彼女を思いうかべて皮つるみをしていたなど知られていいはずもない。
その恐怖心が、背徳感が、ますます肉竿をビキつかせ、桃色の果実のような睾丸にボコボコと精液を増産する指令を出してくる。
一発ヌイて、ぶっこいて、金玉空っぽにして……何食わぬ顔で、いつものように穏やかな笑顔で。
そう思いながら、グレーテの顔にぶっかける妄想で、遂に限界を迎えた瞬間。
すぅとナイフの刃がトイレの扉の隙間へと入ってきて、バキンと起用に留め具を外してみせた。
ぎぃぃぃ……と扉が開いていくのに、レーナは射精を抑えることができない。
「やっ、あぁぁぁっ♥ んおぉぉぉぉぉぉっ♥ で、出ぇぇぇぇぇっ♥ だめ、ダメです、ダメぇぇぇぇぇぇっ♥ お゛ぉぉぉぉ~っ♥」
実に2年ぶりにひり出されたザーメンは、まるでゼリーのごとくぷりぷり濃厚で、液体をかけるというよりは白い綿を頭から被せているような、そんな勢いでグレーテの顔にブチ当たっていった。
あまりにも粘度が高すぎて、グレーテの顔からこぼれ落ちて行かないほどの濃厚ザーメン。
それらはまるでヨーグルトの海にでも突っ込んだように、グレーテの全身を白く染め上げていく。
「お゛っ……へぇぇぇ……♥」
あまりの絶望感に、普段のレーナなら絶対にありえないことだが、謝罪すら忘れて放心してしまう。
この無礼の責任を取らされ、再びシンたちと離れ離れになってしまうのではないかという恐怖が沸き上がり、女の部分から静かに失禁すらしていた。
そんな風に内面へと耽溺していたレーナは、やはり冷静ではなかったのだろう。彼女が平素の戦術眼を持ち合わせていれば、こんな異常な状況でもグレーテから目をそらすことはせず、彼女が口元に会心の笑みを浮かべたのを観測したはずだ。
もっとも、レーナが弱々しく潤んだ眼をグレーテへ向けた時には、旅団長の顔には優しい笑みが浮かんでいるばかりだったが。
「落ち着いて、ミリーゼ大佐? 順番に話してもらえる?」
「あ……は、はい……」
思った以上に穏やかな声音に、放心していたレーナは経緯をペラペラと話してしまう。
本来ならば極秘事項である両性具有も、見られてしまったのではどうしようもない……レーナの禁欲と節制の日々を聞かされたグレーテは、ひどく悲し気な顔を浮かべていた。これに関しては、恐らく演技ではなく本心だろう。
「信じられない。ここまで、年若い少女の性欲について抑圧して、その発散の場を与えないなんて」
「え? あ、いえ、むしろ私の方が問題と言いますか……」
「ミリーゼ大佐は、私の二つ名を覚えている?」
急に話が飛んだようだが、レーナの聡明な頭は会話の続行が可能だ。
“黒寡婦蜘蛛”……ブラックウィドゥ。婚約者が戦死して以降は、男も女も誰彼構わず絡め取ってきた、真正のバイセクシャル。経験人数は4桁に迫り、27歳にして熟練の高級娼婦顔負けのテクニシャン……などなど、あることないことを男性陣が噂しているのを、レーナは聞いていた。
今思えば、下劣と言っていいその会話の内容に、レーナは聞き耳を立てていたのかもしれない。
「性に奔放な私は、それがどんな性質のモノであっても、性欲を受け入れる……あなたのここも、ね?」
「あっ……♥」
両親でさえも、レーナのことを徹底して“女性”として育て、特別な意味合いがあるにしても、股間の肉竿には目を向けないようにしていた。向き合ってくれた相手はアネットくらいで、それだって友情と知的好奇心からだったと思う。
そんなレーナの肉棒に、真摯に向き合ってくれた初めての相手に、気高く純情な乙女の胸が高鳴り出す。
そして、そんな芽生えてしまった小さな恋心は、目の雌のが放つ淫臭で以て、再び股間へと熱と血を送り込むのだ。
「あっ……♥ ヴェンツェル大佐、申し訳ありません……♥ その、1人で処理を致しますので、個室を閉めていただけると……♥」
「ふふっ……この“極秘事項”は、内密に処理してあげる。誰にも教えたりしない、私とあなただけの機密よ……なら、その処理にも、私が関わるべきだと思わない?」
「え……なに、を゛ほぉぉぉぉぉぉっ♥」
ちゅっ♥ と唇でチン先にキスを落とされただけで、まるで脊髄に直接電気を流されたような、すさまじい快感が体を襲った。
確実にレーナの優秀な脳細胞が、結構な数死滅したと思われる衝撃も冷めやらぬうちに、グレーテはふぅー……♥ といつまでも嗅いでいたくなるような甘い息を竿へ吐き掛け、レーナに見えるようにわざわざ顔を向けてから、すんすんと鼻を鳴らしてみせる。
「あぁ……いい匂い♥」
「ひっ、あぁぁっ♥ は、はずか、しいですっ……♥ ヴェンツェル、大佐ぁぁ……♥」
「グレーテと、2人きりの時は呼ぶといいわ……私もレーナと呼ぶから、ね♥ ちゅぷっ♥」
「ひっ!? ひお゛ぉぉぉぉぉぉぉっ♥」
経験豊富な人生の先達は、ゆっくりとレーナの肉竿を咥えて、くちゅっ♥ ちゅぷっ♥ と巨大なそれを、口の中に含んで舐め上げる。
グレーテにとっても、ここまでのサイズの雌チ〇ポなど相手にしたこともないのだが、それでも童貞丸出しで腰が引けてしまっている相手ならば、大きさに関係なくグレーテに敵おうはずもなかった。
じゅるるるるっ……♥ と舌先で尿道をくぽくぽと掘られ、そこに溜まっていた精液と、後から湧き上がった先走りをすすり上げられ、まるで恍惚を感じているように両の頬へと顔を当てたまま、レーナは自然に、そして無様に腰をヘコヘコと前後させてしまう。
情けなくて、みっともなくて、目の端に涙が浮かんでしまうのに、口いっぱいにチ〇ポをほおばったグレーテの目は優しく、レーナはもう……一発で恋をしてしまった。
姿も直接知らないままにシンに恋したレーナである、人間的な尊敬と恋情が、彼女のなかでは限りなくイコールに近い位置にある。アネットとレズカップルにならなかったのは、単にアネットが時期を見計らっていたからに過ぎない。
「(私の、こんな淫らな欲求に真正面から応えて下さるなんて……♥ これまでの悪印象は、すべて私の勘違いでした♥ グレーテさんは、素敵な女性です♥ 尊敬して、あこがれられる女性……ほぉぉぉっ♥ 吸われるっ♥ お玉の中身、ごっくんされてしまうのぉぉっ♥ ああっ♥ 好きっ♥ グレーテさん、好きですっ♥)」
当然“まだ”シンへの恋心が大きな面積を埋めている為、こんなものは快楽に茹った頭で適当に考えているだけの戯言だ。
それでも、間違いなく恋情の萌芽を胸に抱きながら……とぷとぷと、レーナはグレーテのなかへと射精する。
本来ならばグレーテがザーゲロを噴いてしまうほどの勢いで、ゼリー状の白濁を吐き出すところだが、手淫しか知らないレーナは天国を垣間見ることになり、長く、ゆったりとした射精を行うに至っていた。
この快楽を終わらせたくない……アヘ顔でお漏らしのような射精を続けるレーナのそれは、最終的にぽっこりとグレーテのお腹が膨れてしまうほどに続き、そしてグレーテは優しくすべてを飲み干して見せた。
「んぐっ、ごきゅんっ♥ これからも、ここが秘密を隠せそうになくなったら、言いなさい……いつでも、相手をしてあげるから……んげぇぇぇぇぷっ♥」
「んおぉっ♥ げっぷ、えっちぃぃ……♥ は、はい、グレーテさん……♥」
こうしてレーナは、まるで雛鳥が初めて見た相手を親のように認識するかの如く、グレーテへとほれ込んでしまった。
この妖艶な人生の先輩が、既に報告書でレーナの“極秘事項”を把握しており、ギアーデでは味わえないふたなりチ〇ポに舌なめずりしていたなど、彼女の人格までも賛美してしまっているレーナが気付くはずもない。
──レーナはこの日から、ギアーデ連邦にいる間は徹底的にグレーテによって刺激され、躾けられ、卑猥な肉体改造を施されていくことになる。
その行く末に、白銀種の起源そのものにかかわる秘密があることなど知らないままに、ただ性欲と同性愛に身を任せて……。
屋根が高い
2023-05-01 11:25:45 +0000 UTCさばとらん
2023-05-01 11:23:11 +0000 UTC