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レズ姫スイーテスト~イケメンやスイーツよりも女の子様が大好きになったケリ姫様

「──はぁ、次こそはイケメンがわたしを待ってる! そんな風に思って冒険をしてきたけれど、さっぱりと縁がないものねぇ。どうなってるの、これ? わたしは、アン・パント・ケットバスなのよ?」


 ケリ姫ことアン・パント・ケットバス姫は、精力的にイケメン捜索とスイーツ探求の旅を続けてきたのだが、正直なところ最近、少しだけ憂鬱がその表情に覗き始めていた。

 東にイケメンありと聞いて向かえば性格に難あり、西にイケメンありと聞いて向かえば年下過ぎる、北へ向かえば噂ばかりで、南へ向かえば男装の麗人だった……これが繰り返されれば、如何にバイタリティの塊であるアンの気力にも陰りが見えてくる。

 溜息を吐くアンだったが、そんなケリ姫へと訪問者があると、いつも蹴っ飛ばされている兵士たちが伝えてきた。


「なになに、遂にイケメンがわたしを訪ねてやってきたの!? これは気合を入れてお迎えしないと。おほほほ、ごきげんよう……?」

「ごきげんよう、アン・パント・ケットバス様。名高きアン姫がご滞在中と聞き、ご挨拶に参りました」


 そこには、銀色の髪からケモノの耳のようなものを生やし、着物を肩からずらすようにして着ている、ちょっとセクシーすぎる……女の子が立っていた。


「……なんだ、女の子か……」

「はい? ええ、女ですが。東方の国より旅の途上にございます、オトメ・ダッキ・クルワァスと申します。以後、お見知りおきを」


 露骨にテンションが下がるアンに対して、オトメ姫は丁寧なお辞儀を披露してみせ、続けて「お近づきの印に、お土産がございます」と言い出した。


「お土産! 東方のエキゾチックなお土産と言えば、極上のスイーツか塩顔イケメンと相場が決まっているわ! みんな、しばらくはオトメ姫と二人にして! 人払いよ、人払い! ……こほん、一体それは何かしら?」


 欲望が駄々洩れそうになるアンであったが、そんな彼女にオトメはにっこりと微笑みかけると……ぶわっ! とその背中から大量の“尻尾”が噴き出した。

 一、二、三……キツネのそれと思わしき尾が、実に九本。呆気に取られているアンに向かい、オトメはにこやかな笑顔を崩すことなく囁く。


「わたくしの尾で以て体中をくすぐられた女性は、中毒になってしまうほどに幸福を感じるのです……♥ アン姫にも、ぜひ味わって頂きたくて♥」

「なっ、なっ……! あ、あなた、何をとんでもないことを! ち、近づくんじゃないわ! 蹴っ飛ばすわよ!」


 得意のキックを放ちながら威嚇するアンであったが、流石のケリ姫であっても多勢に無勢、背後から伸びてきた尻尾にあっさりと両手を拘束されて、吊られたところを両足も巻き取られてしまった。


「きゃあっ!? は、離しなさいよ~っ! くぅぅっ、こんな時にこそ、傍らにイケメンがいてくれれば!」

「くす、くす……♥ アン姫は本当にイケメンがお好きなのですね……♥ けれど、もう二度とイケメンのことなど気にしなくてもよくなりますよ……♥ わたくしに、夢中にして差し上げますので♥」


 オトメの尻尾はまるで手のように繊細な動きを可能とし、アンの手足を拘束していないものたちは、そのドレスを引き裂くと、それぞれの性感帯に向かってしゅるしゅると伸び、そのふわふわの毛並みを押し付け、刺激するように蠢き始める。


「ひうぅぅぅぅっ♥ にゃ、にゃによ、これぇぇぇぇぇっ……♥」

「ほぉら、アン姫様……乳首がピンと立ってまいりましたよ♥」

「ほぉぉぉぉっ♥ お、おっぱいっ♥ おっぱいの、先ぃぃっ♥ こちょこちょ、するなぁ……♥」

「それでは、腋はどうですか♥ 姫様の腋臭が私の毛並みに移ってしまうまで、存分に擦り付け、拭って差し上げますわ♥」

「きゃひぃぃぃぃっ♥ く、くすぐったいぃぃっ♥ へ、変な気分に、なるぅぅっ……ほぉぉっ♥」

「ああ……気持ち良すぎて鼻の下が伸びてしまっていますよ♥ もうイケメンより、わたくしの尻尾のがよくなってきたのでは……ほら、お尻の間をこしょしょ……♥」

「きゅぅぅぅぅんっ♥ こ、こんなの、こんなのってぇぇぇっ……♥」


 全身を柔らかい毛で、どこまでも優しく、されどねっとりと刺激され、アンの体は強制的に快楽を引きずり出されてしまう。

 イケメンとスイーツ命という即物的な面の目立つアンだが、やはりそこは女の子……ふわふわで柔らかい感触のものにはどうしても安心感を覚えてしまい、全身を嬲られてレイプされているのに、どこかで安らいでしまっている自分がいる。くすぐったいだけではない、人外の愛撫の快感が波状攻撃で襲い来る。


「アン姫様、姫様の大切なところ……♥ 一番気持ちがいい、女の子の中心を、愛でてもよろしいですか♥」

「はっ……はぁぁっ……♥ な、なにをいっても、する気なんでしょう……♥ だ、だったら、やればいいじゃない……♥」

「いえ、いえ……♥ ここだけは、きちんと姫様の許可を受けて触れたいのです……♥ アン姫様、どうか許可を♥」

「くぅぅっ……い、いいことを聞いたわ! つまり、ここさえちゃんと拒否し続ければ! あんたに完全に落とされちゃうことはないってことね! あひゅぅぅっ♥」


 ありとあらゆる性感帯を責められっぱなしだというのに、少しでも自分に有利な情報が出てくると、調子に乗ってしまうのがケリ姫の悪い部分であり、可愛いところでもある。

 勝ち誇ったように宣言した直後に両脇を尾の先端でこちょこちょとくすぐられ、軽く漏らしてしまうほどに感じた声をあげるアンだったが……そんな彼女に、すぅぅとオトメが顔を近づけてきた。

 あまりにも整い過ぎた、女の子だとはっきり分かる愛らしさなのに、どこか性別を超越した魅力もかんじさせる、矛盾をはらんだ美貌がアンを見つめてくる。その美しさは、それこそアン姫に並ぶほどであり、「なんだ、女の子か」などと言っていたのを忘れて、整い過ぎた顔に釘付けになるアン。


「あぁ……♥ だ、だめぇぇ……♥ ちょっ、ちょっと、顔……良すぎる、からぁ……♥ ひうっ……♥ こちょこちょさわさわ止めてぇ……♥ き、気持ちよくされながら、こんな可愛い顔で見つめられたらぁ……♥ いや、だめ……わ、私はイケメン好きなのぉ♥ れ、レズなんかじゃない♥ 女の子なんて対象外……♥」

「アン、わたくしのモノになりなさい? 男など相手にならない快楽と、幸せを貴女に約束しましょう」

「はひぃぃぃぃぃっ♥ なりゅっ♥ なりましゅっ♥ イケメンとかもうどうでもいいっ♥ こんなに気持ちよくて♥ こんなにきれいな顔してるなら♥ 女の子でもいい♥ ううん、女の子だからいいのぉぉぉっ♥ ほぉぉぉぉぉっ♥ おマ〇コさわさわきたぁぁぁぁっ♥ ゆ、指と全然違うぅぅぅぅぅっ♥」


 あまりにも格好よく、包容力に満ちた告白の前に即堕ちしてしまったアンは、レズ堕ち宣言を高らかに声にしながら快楽に悶える。

 アンの気持ちよくなる箇所で、オトメが触れていない場所など一か所だけだ。

 スイーツを好むその唇を、オトメが満を持したというように塞いでみせ、どんなスイーツよりも甘くて蕩けるような唾液を流し込んでいく。


「(あみゃいぃぃぃぃっ……もう、三食これでいいのぉぉ……♥ もう、オトメいれば他に何もいらない♥ 恋人もスイーツもオトメだけでいいのほぉぉぉっ♥ しゅき、好きぃぃぃぃぃぃっ♥)」


 完全に堕とされたアンは、オトメの尻尾を愛液や腋汗でとっぷりと濡らしながら絶頂を繰り返す。

 もう拘束はされていなかったが、アンは地面の蹴りを放つことなどなく、もっともっととせがむように、オトメの細い腰に足を回して抱き着いて見せていた。

 ……アン・パント・ケットバスとオトメ・ダッキ・クルワァスの婚姻は、それから間もなく行われた。

 元より国民から……時に不条理な提案をしてもなお……愛されていたアンは、それからは名君として国を治め、良い男を探して千里を走った末に同性と結ばれた物語は、長く寓話となって愛されたとのことだ。


レズ姫スイーテスト~イケメンやスイーツよりも女の子様が大好きになったケリ姫様

Comments

リクエストありがとうございました! アン姫、性自認はナチュラルですけど、割と男装の麗人にひっかかるので顔が良ければOKなところはありますので、そっち方面から陥落させたれるかな…とw

屋根が高い

リクエスト採用ありがとうございます! 原作でイケメン探しの旅してたりとはっきり異性愛者だと描写されているタイプの娘のレズ堕ちいいですよね

ヨネザワ伍長


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