「──ようやく見つけましたよ、色は落ち着いていた黒なのに華美なドレスと、灰色の髪の女の子! 賞金首に間違いありませんね!」
たゆんと派手に胸を揺らし、先端に行くほど赤みがかる黒髪を翻して、楠舞神夜は高らかに言い放つ。
神夜に言われた通りの外見の幼い少女は、一歩間違えば痴女かと思うような彼女の格好にも軽く小首を傾げただけで、ほとんど反応を返そうとしない。
「賞金首……セブンはただ、超文明ガーディムと“お母さん”の為に、調べ物をしているだけ……」
「それが問題なんです! 男女の、えぇと……ち、ちんちんかもかもな場面に突撃して、空気をメチャクチャにして回る行い、迷惑極まりないです!」
「それがセブンの調べもの……“愛”に連なると学んだからなのに……お姉さんは、セブンを邪魔するの?」
セブンと自らの名と思わしき数字を口にする少女は、無機質な口調ながらも神夜に対して不快感を示しているのが分かった。
ただのいたずらならば、賞金まではかからない。逆上して殴りかかった大の男を軽々と捻り上げた挙句、残された女性に無理やり愛撫などを行って回る、極めて危険な相手であると知らされている神夜は、外見で油断することはしなかった。
「愛というのは、そんな方法で学べるものじゃないんです! 楠舞神夜、悪を断つ剣として、あなたを止めさせてもらいます!」
「……そう、神夜お姉さん。お姉さんは、愛を知っているんだね。ガーディムとネバンリンナお母さんの為に──その体へ、愛を問わせてもらう」
霊刀“護式・斬冠刀”を構える神夜に向けて、セブンが襲い掛かって来る。
幼い少女が素手のままで襲い掛かってきたことに戸惑いながらも、神夜は真っ向から少女を迎え撃った──。
※
「おほぉぉぉぉぉぉっ♥ む、胸ぇぇぇぇぇぇっ♥ ひゃうぅぅぅぅぅぅっ♥」
「んくっ、ごきゅっ……人間は脳とは別に、胸部に“心”を搭載している奇妙な生物だと知っている……そこから直接吸引すれば、愛をセブンは学習できる……」
「あひゅぅぅぅっ♥ だ、ダメですっ♥ ダメですぅぅぅぅっ♥ 胸、そんなに強く揉んでぇぇ……ほぉぉぉんっ♥ す、吸い付いちゃダメなんですぅぅぅぅぅっ♥」
数分後、神夜は圧倒的な戦闘力を誇るセブンによって斬冠刀を粉々に破壊されてしまい、丸腰に武装解除をされた状態で徹底的な乳辱を受けていた。
先頭の最中、腕で斬冠刀や月輪を打ち払う姿に、知り合いであるアシェンやKOS-MOSと同じアンドロイドであると気付いた時には手遅れ、セブンによって神夜は乳を力任せに揉みしだかれ、じゅるじゅると乳首を吸われてしまっている。
「んっ……仄かな甘味を感知……人間の“お母さん”は、胸部から噴き出す体液によって、自身の子孫を育てるはず……何故、セブン相手に母乳を?」
「ぼ、母乳なんて、出ません♥ 変なことを言うと、承知しませ、んほぉぉぉぉぉぉぉっ♥」
セブンに乳をひねり潰されたことで、神夜の乳首からは妊娠もしていないのに大量の母乳が噴き出し、少女型アンドロイドの頭上から甘い雨として降り注いだ。
元より牛の嫁だの乳姫だのと弄られまくってきた神夜だが、実際に接触されたこととなると極端に少なく、自身が妊娠せずとも乳を噴く母乳体質であると、神夜は気付いていなかったのだ。
「妊娠の形跡なし……これで母乳を噴くということは、やはりセブンを子供だと認識している……? 母は子を愛するものだとセブンは学習した。ネバンリンナお母さんも、愛というデータを知らないだけで、その行動はセブンやナインといった娘たちに向けられているはず……つまり、神夜お姉さんはセブンを愛している?」
「な、なんで、そうなるんですかぁぁっ……は、恥ずかしいっ……♥ も、やめてくださっ……んへぇぇぇぇぇぇっ♥」
「じゅるるるるるるるるっ、ごきゅごきゅごきゅごきゅごきゅ……非常に濃厚、高エネルギーを感知。これで育てられれば、子供は極めて健康かつ頑強に育つものと推測される……これはセブンを愛し、その生育を健やかなものにしようとする母の愛に違いない。母から子へ向ける愛についての情報を収集出来れば、ネバンリンナお母さんの益として大きなものとなる」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ~っ♥ そ、そんな、根元から絞り出すようにぃぃ……♥ こ、これでは完全に乳牛ですぅぅぅぅぅ~っ♥ くっほぉぉぉぉぉぉ~っ♥」
神夜の母乳の正体は、楠舞家が治める神楽天原の不死桜を起動させるための鍵、強大な霊力である。それが胸部に宿り、母乳の形をして迸っているのだ。揉まれれば揉まれるほど、搾られれば搾られるほどに、神夜の体からは力が抜け、抵抗の意思が失われていく。
「神夜お姉さんは、もしやネバンリンナお母さんに並んで、セブンの母の座を欲している……? ネバンリンナお母さんと神夜お母さんが、人間でいう番になる。想定すると悪くない後継と判断する」
「か、勝手に人を、よく知らない人のお嫁にしないでくださいぃ~っ♥ 破廉恥、極まりないで、ふあぁぁぁぁぁぁぁっ♥ おぉぉぉぉぉぉっ♥」
「……股間から新たな液体の噴出を感知。愛液を噴き出している……女性は、愛する相手には愛液を噴くと情報を収集済み。しかし、異性相手以外にも噴出するケースが存在するとは思わなかった……もしやセブンは、娘としてだけでなく、女としても愛されている……?」
破廉恥極まる神夜の体に翻弄されるように、知識しか頭の中にない純真無垢ともいえるセブンは、仮定に仮定を重ねて奇妙な方向へと思考を暴走させていく。
元より愛という感情を理解できないながらも、母であり創造主であるネバンリンナに対する忠誠を超えた使命感のようなものを抱いていたセブンは、神夜をネバンリンナと同格と捉えたことで、最終的にとんでもない回答を頭の中からはじき出した。
「──結論。神夜お姉さんは、セブンを娘と認識しながら、女として愛している。つまり、近親相姦を性癖とする、変態レズビアン。しかも、マゾヒストの気がある」
「め、メチャクチャなこと言われてますぅぅぅっ♥ わ、私は、そんなのじゃ……ぴぃぃぃぃぃぃっ♥」
「神夜お姉さん……否、神夜ママがドスケベ近親レズだと判明したからには、愛の学習のために全力でその衝動に応える……セブンは優秀、必ずや神夜ママの愛を習得し、満足させてみせる。愛を返せるようになれば、それはセブンが愛を学習したということ……よって、神夜お姉さんの身体をまず満足させる」
「ひぎゅぅぅぅぅぅぅぅっ♥ お、おっぱい千切れちゃいますぅぅぅぅっ♥ んあぁぁぁぁっ♥ 潮噴きするぅぅぅっ♥ えっちなおつゆ、斬冠刀の残骸にぶっかけしちゃいますぅぅぅっ♥ 卑猥で無様極まりないですぅぅぅぅぅっ♥」
神夜を娘に欲情する変態レズ母と認識したセブンは、そんな変態性欲と結びついた愛欲を解消する為に、徹底的に神夜を責め続ける。
彼女が神夜を満たしたと判断するまで……つまり神夜の精神が崩壊し、セブンの打ちだした誤った答を受け入れて真実として履行するようになるまで、セブンの“愛情”は止まらない。
「神夜お姉さんはマゾレズ……よって、言葉攻めを展開する……おら、ミルク出せ。この乳牛が。可愛いんだよ、お前。一生、お嫁さんとして愛しぬいてやるからな。逃げられると思うなよ、このレズが。ミルクの量が増してるぞ、うれしいんだな、変態め。絶対逃がさない。セブンのものにして永遠に可愛がる……」
「ひぃぃぃぃ~っ♥ だ、誰かたしゅっ、たしゅけてぇぇぇぇっ……おんほぉぉぉぉぉぉっ♥」
未知の快楽に溺れるがまま、母乳噴出と絶頂潮吹きを迎える神夜。
仮に精神を壊してセブンの妄想を受け入れても、今度は彼女が連れ帰る先、ネバンリンナとの婚姻が待ち受けている。
神夜は今後、超文明ガーディムが生み出したAIたちによって永遠に“愛され”続け、その嫁として生涯を送るのだった……。
屋根が高い
2023-03-03 18:42:29 +0000 UTCまりね
2023-03-03 15:12:34 +0000 UTC