──彼女の柔らかい唇が、自分のそれに重なった。
スズカ・マシューは、触れ合う唇のみずみずしさも、流れ込んでくる唾液の甘さも、自身のそこに絡みついてくる舌の弾力も、すべてが溜まらなく官能的で、思わず彼女の……ラクス・クラインの股間を、くちりと指で愛撫してしまう。
「あっ……♥ んっ、んんっ……♥ はぁぁ……キスの最中のいたずらは、控えていただかないといけませんわ……♥」
「ごめんごめん、ラクス様♥ 私の手マン、よくなかった?」
「いいえ、逆です♥ まだ一人目のキスなのに、達してしまっては体が持ちませんから……♥」
そう言ってラクスは、甘い吐息をスズカの鼻先にふぅ……と吹きかけ、そのまま隣の少女の方へと体を映していく。
恐らくこの“ライブ”に初参加なのだろう。プラントのアイドルであり、今や自分たち“歌姫の騎士団”の指揮官でもある彼女と、キスをする機会があるなど、きっと妄想したことも無かったはずだ。
ラクスに「参加は初めてですね……とても、うれしいですわ♥」と囁かれてからのキスで、少女はしょろしょろと小水を噴き出していた。スズカも、初めてラクスにキスをされた時は、同じように潮交じりの尿を噴いたものだ。
これは、儀式。ナチュラルとコーディネーターによる、最終絶滅戦争一歩手前の状況で、果敢に戦争回避へと挑む“歌姫の騎士団”の中でも、特にラクスが艦長を務める戦艦エターナルの乗員たちの、結束の為のイニシエーション。
元よりラクスを信奉している者たちが揃っているクルーではあるが、状況の過酷さや立ち向かうべき対象の強大さを思えば、ふとした拍子に結束が緩むことは十二分にあり得る。
それを防ぐために行われているのが、この秘密のライブ……ラクス自身の体を使った、女性スタッフだけの秘密集会である。
ちなみに女性だけを集めている理由は、単純に男女比が女性の方が多かったというのが大きいようだが、では男性が多ければ男に体を開いたのかと言うと、ラクスはそうはしなかった気がする。スズカの願望であるが。
「皆さん、今日も私の“ライブ”に集まっていただきありがとうございます♥ 皆様の恋人であり、嫁……ラクス・クラインですわ♥」
ラクスは彼女の偽物、ミーア・キャンベルが身に着けていた煽情的なボディスーツを身に纏い、腋を丸出しにした蟹股ポーズで立つと、腰をヘコつかせる無様踊りを披露しながら宣言する。
同性に対して、自分から“恋人”や“嫁”を名乗ってみせるラクスの姿に、集まった乗員たちのテンションは最高潮である。
ライブが始まる前に、ラクスはこの場に集まった乙女たち全員に、順番にキスを行って高揚を抑えているのだが、ラクスの人気を考えればその程度で性的な欲求が収まる訳もない。
流石に全員に一度に輪姦されればラクスの小さな体が壊れてしまう為、マン媚び踊りを披露しながら、彼女は順番に本日の幸運の獲得者の名を読み上げていく。
スズカの名前もそこにあり、ステージに上がる栄誉を得る。見れば、隣の新人ちゃんも呼ばれたらしく、緊張した面持ちでスズカの後ろをついてきた。
「正しい志が、高い理想が、そして何よりも平和を愛する心が、この場に集まった皆さんの内側には宿っていると、私は信じています♥ 戦いとは常に醜く苦しいものですが、どうかこの体を以て皆さまの決断に報いさせてください♥」
マン媚び踊りをしながら、キス顔で目を閉じるラクスを見て、スズカは真っ先に周囲の輪を飛び出すが……狙う場所は唇ではない。露出して、とろりと汗のたまっている腋……むわっ♥ と雌の匂いが漂う場所だ。
「んっ、はぁぁぁぁっ♥ ほ、本当にあなたは、私のここが好きなのですね……♥」
「初めてこのライブに出席した時に、サービスだって言って甘い匂いが籠った腋を押し付けてきたのは、ラクス様じゃない♥ あれで女の腋で興奮する変態になっちゃったんだからぁ♥」
「おほぉっ……♥ それは、申し訳ございませぇん……♥ たっぷりと、責任を取らせて頂きますからぁ……ほぉぉぉんっ♥」
スズカが最初に腋に吸い付いたことを契機にして、次々と女性たちが動き出す。
柔らかな唇を貪って唾液を啜り上げ、その柔らかなお腹に顔を埋めて幾度もキスを落とし、抜群の美脚に舌を這わせて舐め上げて、秘所に顔を埋めながら深呼吸する。
見れば、新人ちゃんはスズカとが逆サイドの腋に吸い付き、キマってしまった顔をしていた。きっと彼女も、ラクスの腋の放つ怪しい魅力からもう逃れられないだろう。
……本当に最初の方の数回は、ラクスも暗く悲愴な顔をしており、妖艶さよりも痛いたしさを感じさせる表情をしていたという。スズカは参加していなかったので、この頃の詳細は分からない。
しかし今のラクスの顔には、レズ乱交に耽る倒錯した興奮と、己に向けられる信奉によって極限の精神が回復していく悦びしか見えない。
キスをする瞳はとろんと夢見心地で蕩け、胸や秘所へと刺激が走る度にひくひくとその体が震え、愛液と潮がとめどなく溢れて水たまりを足元に作る。
すっかりレズ堕ちし、ビッチと化したと思わしきラクスだが、推しとセックスするなら沈んだ顔より笑顔の方がいいに決まっている。参加者たちの表情にも軽蔑や失望は無く、ただただラクスへの愛情が満ち溢れている。
「んちゅっ……♥ あぁっ……全身が、愛されていますぅ……こんなにも心が満たされることが、あるでしょうか……あむっ、じゅるるるっ♥ あぁっ♥ おおぉんっ♥ 私の喉から恥ずかしい声が漏れるの、興奮してしまいますぅ♥」
「私たちもラクス様が感じてる姿見ると、最高に興奮するよ♥ ほら、もっとケダモノみたいな声、ださせてあげる♥」
「おぉぉんっ♥ ふっ、ほっ……あへぇぇぇぇぇぇぇっ♥ 腋、腋ぃぃっ♥ 腋をわしゃわしゃするのは、いけませんわぁぁっ……♥ おひっ♥ ひおぉぉぉっ♥」
「毛の一本も生えてない綺麗な腋、わしゃわしゃって指で弄られてアヘるとか、完全にここマ〇コだよね♥ ラクス様の腋マンアヘイキ、可愛いよ♥」
「あぁぁっ♥ もっと、もっと可愛いって言ってください♥ 魅力的だと囁いてぇぇっ……♥ 私に力があるのだと、どうか信じ込ませてくださいぃぃっ……♥」
レズ輪姦の快感に酔いつつも、ラクスの唇からは懊悩の匂いがする言葉が漏れた。それをラクスを愛するレズたちが聞き逃そうはずもない。
「好き、好き、好き、好き♥ ラクス様、プラント1可愛いよ♥」
「コーディネーターの女神♥ ナチュラルからも大人気♥」
「こんなにエロくて素敵なのに、好きにならないとか無理でしょ♥」
「私たちの嫁なんだから、強制的に幸せにするからね……♥」
「きゃひぃぃぃっ♥ あっ、はぁぁっ♥ おっ♥ おぉぉぉっ♥ ぜ、全身、気持ち良すぎますぅぅぅっ♥ あぁぁっ♥ 頭が、解けてしまいそうなのぉぉっ♥ ふほっ♥ んほぉぉぉぉっ♥」
派手な潮吹きを迎えて、仰け反った姿勢で絶頂するラクス。
しかし、そんなエロ可愛い姿を見せて果てれば、無事に済もうはずもない。
今回は輪姦には参加していないメンバーたちも一斉に集まってきて、ラクスのを取り囲んでオナニーを始める。極上のオカズが転がっているのだから、達するまではそうは時間はかからない。
十数人の女性たちから、一斉に愛液をぶっかけられて、ラクスの体は雌汁風呂に沈んでいく。その花に似た甘い匂いのする体臭には、酸っぱいマン臭がこびりつき、これから先はレズ輪姦を受けているのが誰の眼にも明らかとなるだろう。
「あはぁぁぁ……♥ 皆さん、私、幸せですぅぅ……♥」
ラクスは最高に輝く笑顔を周囲に振りまき、ぺちゃぺちゃと床に飛び散ったマン汁を舐め回す。新人ちゃんも、すっかりと愛液を推しにぶっかける活動にハマっており、次回からはきっと常連になるだろうと予感させた。
※
「ふぅ……」
──そんな、夢のような夜は毎晩繰り返されていた日々は過ぎ去り。
プラント最高評議会の議長執務室、現在のラクスの戦場にて、歌姫はため息を吐いていた。
政治を己の戦場と定めた彼女は、ずっと内心では望んでいた日常への回帰を、自ら断ってしまったことになる。
関係を公表したキラ・ヤマトともども、戦場を混乱させた……それしか方法が無かったとしても……責任を取っている結果だと言えるが、だからといってため息も晴れないし、その表情が華やぐこともない。
「少し休憩なさってはいかがですか、ラクス様」
様々な事件の中でエターナルの乗員たちも散り散りになったり、あるいは入れ替わったり繰り返されて、単に長く付き従っていたという理由だけで、こうしてスズカは秘書官のような立場になっている。
ラクスは、スズカの言葉に「ありがとうございます」という、よく考えると前後の繋がっていない答を返し……その後、スズカの方をずっと見つめてきた。
「スズカさん……」
そっと手が伸ばされて、スズカの手を握って来る。
すりすりと手の甲を撫で回す動きは、憔悴しているはずなのに何処か艶やかだった。
「ラクス様……またですか? 段々と、頻度が短くなってきていますよ?」
「だ、だって……♥ お願いです、これくらいしかストレスの解消方法がないんです……♥」
「……へぇ? 素敵な王子様より、気持ちいいのを優先しちゃうんだ? 女の子とえっちする方が好きなんだね、ラクス様♥」
秘書官になる前、ずっと親しい彼女の“複数いる嫁”の一人だった頃の口調で話しかける。それだけでラクスの眼は爛々と輝きを取り戻し、先まで枯れてしまいそうな花に見えていたのが、嘘のようだった。
「また、みんなを呼び寄せて輪姦してあげようか……♥ 新人ちゃんとか、番号知ってるんだよね……♥ ラクス様を元気づける為なら、みんなまた戻ってくるよ……ラクス様が、こっちに来てくれるならね……♥」
こっち。それは、政治という戦場よりも、更に日常から遠い場所。
ラクスが立ち上がる。艦長の時に着ていた服を元に、政治の舞台に立つべく新調した服は、彼女によく似合っている。
「んへっ♥ えへぇぇっ♥ はい、捧げます♥ ラクスの体は♥ 皆様の恋人♥ 皆様の嫁ですものぉ♥ おほぉぉぉぉっ♥」
激しく前後に腰を動かし、口の端から涎を零して行われるマン媚び踊り。
スズカは心の底からおかしくなって、口元に笑みを浮かべながら……「良い子ね、ラクス様♥」と囁きかけて、それから服を小さく破いて腋を露出させると、そこに吸い付いた
今回の攻め役
※スズカ・マシュー(摩周 涼香)
・エターナルの乗員を務めていた少女であり、元はラクスの複数人いた“お話”相手の一人。父親はクライン派のそこそこ有力な議員であり、母親は元軍人、それぞれにクライン家に仕えてきた家系と言える。
・本編ではラクス可愛い! くらいしかまともな言葉を口にしていないが、ドラマCD版でラクスが一般常識について疎かったことを考えると、多分彼女とは政治の話をしてたと思わしい。意外とインテリなのだ。
・MSの操縦なんかも出来るのだが、キラほかMS乗りとしての戦力は過剰なほど抱えている中で、そこまで抜きんでているという意識が無かったため、管制官の一人を務めていていた。実際の実力については……?
・実はキラが行方不明になったり、アスランが諸勢力を渡り歩く羽目になったりという事情があったことを考えると、一番長く一度も離れることなくラクスの側にいた人間であった可能性がる。スズカ本人は「シーゲル様よりラクス様と過ごした時間は長い」と豪語している。
・ラクスとキラの関係については「女の子が生まれたら母娘丼が出来る」くらいの軽いノリで受け止めており、少なくとも本人の意識の中では負けてないつもりらしい……ラストの描写を見る限り、あながち間違った評価でもなさそうなのが……。
屋根が高い
2023-02-27 18:48:32 +0000 UTCゆゆに
2023-02-27 13:21:29 +0000 UTC屋根が高い
2023-02-26 19:54:01 +0000 UTCまりね
2023-02-26 13:56:56 +0000 UTC