「ううぅぅ……ふぐっ、ふぅぅぅ……」
「……君が一人だけでここを訪れるのは珍しいね」
場末の町医者であり、心の怪盗団の共犯者として闇医者も兼ねる武見妙が往診から戻って来ると、眼鏡をかけた愛らしい少女が施錠された診療所の前で泣きじゃくっていた。
確か名前は、佐倉双葉。界隈は違えど、有名な認知科学者の娘ということで、面識が出来た時から覚えがあったし……“ある理由”からずっと注目もしていた。
前をパッツンと詰めた橙色の髪の下の美貌は、今は涙でぐしゃぐしゃになってしまっており、長袖Tシャツに短パンの上から普段はモッズコートを着ているのだが、今日はそれ無しで飛び出してきた様子で寒そうだ。
引きこもり気味だということは、彼女へ兄のように接する少年から聞いて知っていたが、それでも薬を求めて共に訪ねてきた友人は、そこそこ居たように思った。それらを誰も頼れないのは、何か特別な理由があるのだろう。
「体、冷えてる……悪いね、待たせたみたいで。とりあえず、これ羽織って」
「うっ……薬と、煙草臭い……」
「我慢して。流石に目の前で風邪をひかれるのは見過ごせない」
診療所を開けて、待っている患者もいないことから休診の看板を出すと、双葉を迎え入れてやる。
体力が無いらしい双葉は、ここまでくる途中で何度か走っただけで調子を崩しており、妙は已む無く診察台の上に彼女を寝かせた。
「なにがあったの。キミからすれば、私の優先度はかなり低い方だと思ってたけれど」
「うぅ……ぐすっ……あいつが、ジョーカーがぁ……う、浮気……うえぇっ……!」
妙は話を聞きながら「ああ、遂にバレたのか」と冷静に思った。
世の中には、性愛を幾人もの相手に注げるタイプの男や女がいる。それはそれで、納得しあえるのならば問題は無いし、隠して行うにしてもバレなければ表面化はしないものだ。
どうやら彼の少年は、しくじってしまったらしい。恐らく、彼の中では妙もその対象の一人だったのだろうが、妙としては彼はあくまで共犯者であり、盟友だった。その辺が、双葉が最終的に妙を頼った理由だろう。
「あいつ……杏にも、真にも、春にも、すみれにも……! 全員、手ぇ出してて……! 教師をメイドにして呼びつけたりとか、怪しい占い師に手ぇ出したりとか、将棋差しとあれこれとか、記者と夜の無いとスクープとかぁ……闇医者に、懸想するとかさぁ!」
「私は無罪、と言っても信じてくれないかな。でも、君の悲しい気もちは分かるつもり」
「うぅぅ……信じてたのにぃ……す、好きだったんだぞぉ……! ようやく、信用できる人が出来たって……す、好きだって、あたしにだけ言ってると思ったのにぃぃっ……! 好きな人も、仲間もまとめて失ったんだぁっ……!」
診察台で泣き続ける双葉を、優しくポンポンと撫でてやる。こういう時に下手に泣き止まそうとすると、不信感が芽生えてコミュケーションに問題が起きたりするものだ。泣くだけ泣かしてやり、優しく双葉を慰め続ける。
「彼の行いは、一般的には糾弾されるべきだと思う。キミのように繊細な子に関しては、少なくとも手を出すべきじゃないと思うしね。でも、どうやって知ったの?」
「う゛っ……へ、部屋を盗聴した時に……」
「なるほど」
双葉のような性格の者は、キレると自分でもびっくりするようなことをしてしまうタイプだ。今頃、彼とその周囲の女たちが、妙も含めて社会的に抹殺されている可能性だってあった。
それを実行していないのは、双葉の側にも罪悪感があったこと、それに共に過ごす仲間たちのことを本当に大切だと思ったからだろう。彼女たちだって、双葉と同じように浮気を知らないのだろうし。
先に双葉が漏らした内容から察するに、双葉以外のオンナの中には、肉体関係がある者もいたようだ。妙が頼られたのは、きっとそれを匂わせる内容が無かったからではないだろうか……それも、ある意味当然だが。
「……タケミン、さっきからなんで、ずっと優しいんだよ……タケミンだって、腹立つだろ!? あたしが、恋敵だって、泥棒猫だって憎くならないの……?」
「う、ん。ならないかな。私、男の子には興味が無いから」
隠しても仕方ないだろうと思ったのと、この場では信用を得られるだろうと判じたこと、加えて少しだけの下心。双葉が「へ?」と疑問符を顔に浮かべたところで、その頬を撫でて涙を拭ってやる。
「私なら、きっと君を悲しませたりはしない……こんな言葉出てくると言ったら、分かる?」
「え、えぇぇ……!? あ、いや、わかる、けど……SF作品も、最近は百合ブームが来てるしな……『裏世界ピクニック』とか『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』とか……」
「どちらも読んだ。特に好みなのは、小桜とダイオード」
双葉はパッと表情を輝かせ……そして同時に、聡明な頭がそれらの登場人物と双葉との共通点を導いていく。
小柄で、天才肌で、精神的に弱いものを抱えていて、ある種のこだわりを持つ、そんな少女たち……。
「初めて見た時から、可愛い女の子だと思ってたの。彼に遠慮したから、手は出す気なかったけど」
「あ、あたしのこと、そういう目で見てたってこと……?」
「だから、これまでは見てなかった。見るようになったのは、今」
とはいえ浮気発覚直後に、同性からそういう対象にされていたと知るのは、あまり良い気分では無いだろう。
妙は背中を向けて「ゆっくり休んでいいから。私は、鍵かけてまた出かける」と告げ外出しようとしたが、伸びてきた双葉の手が妙の腕をつかんだ。
弱々しい力しか籠っていなかったが、寄る辺なさが伝わってくるようだ。
「こ、ここに居て欲しい……話も、聞いて欲しい」
「浮気相手じゃないってわかったから、安心した? でも、君を性的な目で見てる、頭のおかしい女医だよ。これは私個人がおかしいって意味で、同性愛を否定する訳じゃないけど」
「いや、言われなくてもわかるって……その……」
妙の白衣に包まれたまま、双葉は可愛らしく身悶えして、こんなことを聞いてくる。
「き、気持ちいいの……?」
「何が?」
「お、女同士で、ヤるの……ね、ネットでは、なんか意見が分かれてて……あっ♥」
双葉の身体を、診察台に寝かしたままで抱いてやる。
これはきっと単なる逃避行動で、妙のことを好きになってくれた訳ではない。それに妙は“一般的な”意味合いでの、女同士のセックスは提供できない。
「──試してみる?」
それでも妙は、そこに至るまで惚れ込ませてしまえばいいと判断したし、それだけの自信はあった。
何よりも、共犯者の彼には恩義もあるしリスペクトもしているが……泣かせた少女を手放せばどうなるかを、教えてやるのも少し痛快だと思った。
双葉は妙の身体に抱かれながら、小さく首を縦に振る。
すんっ……と妙の胸の谷間で鼻を動かす辺り、素質はありそうだと妙は楽しみになった。
※
「んんっ♥ きゅぅぅっ……♥ はっ、はぁぁっ♥ こ、こんなのが、気持ちいい……なんてぇ……♥」
「胸や乳首を、適当に愛撫すると思った? それも悪くないけれど、女の子はここを撫でられると……すぐに駄目になるの」
妙がTシャツを軽くまくり上げ、そのお腹を撫でてやると、双葉は忽ちに蕩けた様子を見せ、はっ♥ はっ♥ と息を荒げ始めた。
ポルチオ開発というほど大げさなものではないけれど、病院勤めだった頃は、看護師や女医相手によくこうやって関係を迫ると、誰一人断らなかった。
子宮の上を優しく撫で、ほんの少しだけ力を込めて、つぷっ……とお腹の肉へと沈めていく。
それだけで双葉は「ほぉっ……♥」と口をすぼめた、ちょっと間抜けな顔で喘ぐ。美少女がそれをやると、本当にたまらない気もちになる。彼もきっと、この辺りのギャップにやられて、妹扱いで我慢できなくなったのだろう。
「はっ……ひっ……♥ うぅぅ……股が、むずむずするぅ……♥ さ、寒い時みたいに、乳首立ってるぅ……♥」
「触るよ……嫌だったら、すぐ言うこと」
「きゃうぅぅっ♥ はっ、ふあぁぁっ……う、うそぉぉ……♥ こんな、気持ち良すぎ……んひっ♥ ふぅぅっ♥」
オナニーも知らないか、ネットや漫画で間違った知識しか無かったのだろう。
双葉の身体は程よく豊かに実っているのに、性感に関してはほとんど目覚めておらず、百戦錬磨の女喰いである妙が触れれば触れただけ、愛撫すれば愛撫するだけ、その部分を開発されていく。
他の女子へ夢中になっていたからか、それとも彼女だけは大切にしていたのか、双葉は彼から手を出されていないようだった……それを知って、妙は少しだけ意地悪く双葉の身体をまさぐる。
「ふ、ほぉっ♥ ほぉぉんっ♥ ひっ、ふぅぅっ♥ へ、変な声でるぅぅっ♥ は、恥ずかしい♥ 間抜け声で喘ぐの、やだあ……おへぇっ♥」
「恥ずかしがらなくていいの、可愛いわ、双葉」
「あっ……♥」
名前を呼ばれた双葉は、ぴたりと抵抗をやめて、それからはひたすらに妙に甘えてくるようになる。
猜疑心や警戒心が強いものほど、傷ついた時に弱くなる、新しい依存先を探す……まして、妙は優しくしてやろうという気持ちは本物なのだから、双葉が加速度的に惚れ込んで、甘え始めるのは当然だった。
くちくちと秘所を指で優しく広げてやり、乳首をころころと口の中で転がして“気持ちよくなる方法”を覚えこませ、妙の胸をぎゅっと顔に押し付けて女医の体臭を覚えこませる。この匂いがすると、気持ちよくしてもらえるのだと。
「双葉……髪、綺麗ね……」
「ひあぁっ♥ あっ、あっ……な、なんでぇ……おほぉぉぉぉっ♥」
妙からすれば狙いすましてやったのだが、双葉としてはまさか、髪を撫でられるだけで潮を吹き、歓喜のあまり嬉ションするなんて想像もしていなかったのだろう。
軽くブリッジしながら、しょろしょろと小水を噴き出す姿はあまりにも愛らしく、かなり本気で「双葉、可愛いわ……」と抱きしめなおしてしまった。
普段ならばプライドも高い彼女は、失禁のことを恥じてパニックを起こしかね長いが、おしっこしたのをむしろ褒められ、可愛がられる状況に、双葉は「あー……♥」と脳が完全に茹ってしまう。
「(タケミン、優しい……♥ そ、それにいい匂いするし……か、顔も格好いい……♥ あいつよりも、もしかして相性いいんじゃ……♥)」
メガネの奥にハートマークを浮かべて、うっとりと妙のことを見つめてくる双葉に、準備が整ったことを確信すると……妙は、それを露わにして、双葉の顔の上で披露した。
双葉の顔を覆ってしまうほどに、デカいチ〇ポとギトギトの睾丸……妙が女性にしか性的な興味を抱かない理由の“一つ”であり、絶倫でプレイボーイな彼が手を出すことが出来なかったワケ。
多分、連れ込んだばかりの時の双葉に見せていれば、彼女はギャン泣きしてその場を逃げ出していただろう。
けれど今は、失恋の痛みもあって妙に完全に惚れ込んでしまい、その匂いも快いものだと覚えてしまった今は──。
「んへぇぇぇぇっ……♥ へ、変だ……あたし、変になってるよぉ……♥ ふほぉっ……んほぉっ……♥ た、タケミンにおちんちん付いてるのに、驚いてるのにぃ……すんすん♥ へぇぇぇっ♥ か、嗅いだだけで♥ 体びくんってするぅ♥」
「双葉は、まだ処女よね……これが、双葉の中に入るのは、怖い?」
「あっ……こ、怖いぃ……でも、でもぉ……いいよ♥ こ、怖い以上に、むずむずするぅ……こ、好奇心が止まらないんだ……♥ そ、そのでっかいおチ〇ポで、どんなことされるか妄想が止まらないのぉぉ……♥」
嬉しいことを言ってくれる双葉の顔に“ご褒美”とばかりに玉と竿を乗せ「んぎゅふぅぅぅっ♥」と潮吹きさせてから、その小さなおマ〇コに添える。
半分入ればいいところだろうが、妙は特に気にすることなく、ゆっくりと入り口をこじ開け……その後は一気に奥まで突いた。
「んひゃぅぅぅぅっ♥ いぎっ、ひあぁぁぁぁぁぁぁっ♥ い、痛いぃぃ……痛い、よぉぉ……あたしの、あたしの処女ぉ……初めて、無くなっちゃったぁ……あひっ♥ んほぉぉぉっ♥」
「痛い? 抜いたほうがいい?」
「ぬ、抜いたら、駄目ぇ……♥ だめ、だぞぉ……♥ す、すぐに気持ちよく、なるから……んひぃぃぃっ♥ た、タケミンのこれ、覚えさせてぇ♥ 覚えたい♥ あたしのあそこ、この形にしたいのぉぉっ……♥」
甘えてくる双葉が可愛すぎて、抱きしめながら何度もキスをしてやる。
キスをされる度に「あひっ♥」「くほっ♥」「ぷぇっ♥」と何度も絶頂を繰り返し、双葉の子宮口は完全おり切ってしまい、妙のチン先にちゅっ♥ ちゅっ♥ と何度も濃厚なキスをしてくるほどだった。
「双葉、出していい……? 私の赤ちゃん、産んでくれる……?」
「あっ、あぁぁ……♥ う、うん……♥ タケミンの……妙の赤ちゃん、産む……産んであげるぅぅ♥ ひぐっ、うぐぅぅっ……♥ だから、捨てないでぇ……♥」
「捨てるわけ無いでしょう、私の双葉……双葉をこんな風に泣かせた彼は許せないね……一緒に浮気者を懲らしめよう? 協力、してくれるよね……」
「なんでも、するぅぅぅっ♥ 何でもするから、出してぇぇぇっ♥」
ふたなりは大概が巨根であり、絶倫であり、精液の量も多い。
双葉のお腹はたっぷりと射精されて膨れ上がり、カエルのように膨れたそれを抱えて痙攣する少女は、あまりにも妙の性欲を滾らせた。
「一緒に、お仕置きをしよう……♥」
妙自身はもう、双葉が手元に来てくれたので、彼については「仕方ない奴だなぁ」程度の感想しかないが、それでも双葉を泣かせたのだからその代償は払うべきだ。
双葉に協力してもらって、二度とハーレムなど築こうという気持ちになれないようにする……妙の唇が、意地悪く歪んだ。
※
「──双葉! 探したのよ、急に家出したって……一体、何があったの?」
「待って、まずは双葉ちゃんを休ませてあげないと……」
「真、春……ちょっと、来てほしいところがあるんだけど、いいかな。そこでだったら、家出した理由も話すからさ……♥」
屋根が高い
2023-01-26 22:33:07 +0000 UTCお塩
2023-01-26 21:03:27 +0000 UTC屋根が高い
2023-01-26 19:24:55 +0000 UTCお塩
2023-01-26 13:48:46 +0000 UTC