「ハリベル、さあ、この目をよく見なさい」
「うっ、あぁぁっ……♥ く、うぅぅぅっ……♥」
拘束されたティア・ハリベルは、くちっ♥ くちゅっ♥ と淫らな音を立てながら、己の秘所を弄っている女──エータス・オエデレシオの金色の目を見つめる。
その瞬間、様々な紆余曲折の果てに虚圏の統治者となり、滅却師の集団“見えざる帝国”によって囚われたという、屈辱の物語とは違う、もう一つのストーリーが頭の中に描かれていく。
滅却師でありながら、何故か破面の霊圧を受けてもその身を害されることのない、奇妙な“魔女”と歩んできた日々が、現実感を以て脳内に再生されていくのだ。
「……ハリベル、ごめんなさい。陛下には逆らうことはできないの。今日も、あなたの体を抱かなくてはいけない」
「エータス……そのような顔をするな。お前の立場も、いずれこんな日が来ることも、私は覚悟の上でお前との友誼を結んだ。この体でお前の安全を買えるならば、私に否はない……んっ♥」
「ハリベル……きっと、アパッチやスンスンも、あなたのそんなところに心惹かれているのね」
「あ、あいつらのことを例に出すとは……んんっ♥ お前も、性格が悪いな……あっ♥」
首筋に舌を這わせ、汗を舐め取る女滅却師の口元には、狡猾な笑みが浮かんでいる。
だがハリベルは、巧みに己の秘所を弄る指使いや、汗を舐め取る時の荒い息遣いに、“友”の気遣いを感じていた。
帰刃を解放した状態で拘束されているのも、友の愛撫を受け入れやすく、彼女の苦しみを和らげるだろうと、ハリベルの気持ちを僅かに落ち着かせる。
「(ユーハバッハの目的は、霊王を殺して自身の手で尸魂界を滅ぼした後、三界を融合、新構成すること。均衡をギリギリまで保つため、私を捕らえて破面を牽制……そこに、エータスへの枷まで目的に加えるとはな)」
目を覗き込まれるまでは、突然姿を現した滅却師の一人に過ぎなかったエータスのことを、ハリベルは己を人質にして裏切りの可能性を奪われた被害者とまで認識し、罪悪感の中で喘ぎ声をあげている。
ハリベル自身は己を同性愛者だとは思っていないが、親友と言っても過言ではない相手が、痛々しい様子で懸命に行う愛撫は、彼女の性質とも噛み合って性感を少しずつ開いていく。
「ハリベルのここ、二本も指が入るわ……自分でも弄っていたの? 藍染を思ってとか……」
「んんっ……その名は、口にするな……♥ わ、私は……別に……♥」
「それじゃあ、私の指だから、こんなに喜んで受け入れてくれてるの……? 嬉しい、嬉しいわ、ハリベル……♥」
「あっ、あんっ……♥ そう、かもしれないな……んくっ……♥ ふ、深い……♥」
「ああ、ごめんなさい、ハリベル。痛くないように、するからね……?」
腕や頬についた傷を消毒するように舐めながら、エータスの指がハリベルの中をほぐしていく。
刃が己の中を通り過ぎた経験はあるが、指が傷もつけずに中に入って来るだけで、あの不快な感覚よりもずっと強い快感が渦巻く。
「(私のことを気遣ってくれている、エータスだから……かも、知れないな……んっ♥ 敵からの辱めならまだしも、友からの愛撫は……ふっ、あ……抵抗の、なんと困難なことだ……あっ♥)」
鍛えられた腹筋が震え、それを見ていたエータスが、ふぅぅ……♥ と熱い息を吐きだした。
彼女も、ハリベルの体に触れて昂っている……その事実が、ハリベルの胸の中で得体の知れない疼きに変わり、悦びにも似た感情に変わっていく。
同性愛の嗜好は、ハリベルには無いはずなのだけれど。
そんな葛藤を抱く破面の女王は、己に触れている女が、実際には今日初めて顔を合わせた滅却師に過ぎないことを、気付くことすらできない……。
※
──ハリベルの中に組み上げられた記憶、その中でエータスという魔女は、破面である己に特別な感情を抱いていたことを、薄々感じ取っていた。
元はリバース・ロンドンと呼ばれる尸魂界の西梢局で、ドラゴンと呼ばれる虚の保護・管理を行っていたエータスは、しかし生者の為にドラゴンを資源として酷使する社会に疑問を感じ、やがて失望を覚えた。
ウィングバインドと呼ばれる組織で、1等保護官にまで上り詰めた経歴を擲ったエータスは、滅却師となり死者の魂が資源とされない世界を目指し、ユーハバッハに忠誠を誓うようになる。
しかし、とある事件でハリベルと出会ったエータスは、人や死神との共生路線を進める虚圏の女王たる彼女に、自分が擲ってしまった夢を見た。
素性を隠して友誼を結ぶ中で、ハリベルに特別な感情を抱いていく魔女、また魔女に特別な信頼を寄せていく破面の女王。
しかし、ユーハバッハの尸魂界侵攻に際し、ハリベルは捕えられ、エータスもまたハリベルの身を人質にすることで、戦力として復帰することを強制された。
そして、他の星十字騎士団の……例えばペペ・ワキャブラーダやジゼル・ジュエルのような輩にハリベルを任しても良いのかとエータスに迫り、秘めた気持ちを蹂躙されるような形で、ハリベルの調教を強要されているのである。
……これが、ハリベルがエータスの聖文字“Œ”の能力“the œil”の力で植え付けられた記憶だ。
と言っても、エータスの素性は本当であり、リバースロンドンの在り方に失望してユーハバッハの恭順したことも、ハリベルに自分の諦めてしまった夢を見て特別な感情を抱いているのも本当だ。
エータスは恭順してからずっと“見えざる帝国”を離れたことなどないし、ハリベルと共に友情を結んだこともない、調教だって嬉々として行っているというだけのこと。
“the œil”は“目”に関する能力であり、方向性は大まかにしか決められないが、目を合わせた相手に「互いに見つめ合う関係性」を脳内で補完させ、相手が作り上げた過去を定着させるという力である。
ペペの“the Love”、あるいは月島秀九朗の“ブック・オブ・ジ・エンド”とは異なり、相手が自らの脳内で納得のできる関係性を“選び取る”ことにより、記憶の齟齬や現在の感情による棄却を不可能とした、強力な常識改変。
これによってハリベルは、最初から好感度が最高の状態の同性の友から、已む無しに調教を受けるという、彼女の性質に最も刺さる形でレズビアンの快楽を仕込まれていくのである……。
※
「ハリベル……キスを、してもいい……?」
「なっ……そ、それは……んっ♥」
つぅ……と鍛え上げられた腹筋を指がなぞり、そこに溜まっていた汗を指先がこそいでいく。
今のハリベルは、先にも触れた通りに帰刃を発動した状態で囚われている為、顔を覆う牙を象ったマスクは存在していない。故に、口づけを行うこと自体には何かしらの制約は存在していない。
だが如何に種族を越えた親友であろうとも、口吸いに対しては多少はハリベルには抵抗がある。
ハリベルの反応に、エータスは目を伏せて「そう、そうよね……」と寂しげに呟いた。
「……あなたの負担になってはいけないと、話していなかったけれど。ハリベル、あなたの調教の進行度を、私は申告するように命じられているわ」
「なっ、なんだと! 破廉恥な……!」
「口づけを、もしも達成できなかったとすれば……私は罰せられ、他の誰かが調教に当たるかもしれない。けれど、その方が良いのかもしれないわ。私はあなたに隠し事をしている……そんな私が、あなたの側に居るだなんて……」
「……私に向けている、恋心のことか?」
「なっ……き、気付いていたの!?」
エータスがしている本当の隠し事とは“今行われていることは全て茶番”ということの方だが、ハリベルはそもそも破面としての力を得ようとした理由自体が女虚であった頃から後の従属官たちを守る為という、庇護欲の化身である。
ハリベルは親友のエータスを守る為に調教に甘んじているのであり、彼女が害されることを望まない。
それならば、まだ己が傷つく方がマシで……そして、エータスの口づけで傷つくなどとは思えない。
「分かった、エータス。唇を、重ねよう……お前の舌を、私のここへ絡めてくれ」
「ああ、ハリベル……♥ なんて、いやらしい姿なの……♥」
「(うぅ……自分でも分かっている……♥ 早く、早くしてくれ……♥)」
舌を突き出して、先端からぽたぽたと涎を零しつつ、ハリベルはエータスのキスを待つ。
魔女は本当に、心の底から嬉しそうな顔をして……ハリベルの頬を両手で拘束すると、激しく口内を蹂躙した。
「んんっ♥ んむぅぅぅっ♥ じゅるるっ、ちゅぶっ……じゅずずずっ♥ んれぇぇっ……あっ、んへぁぁっ……♥」
「ハリベル、飲んで……♥ 私の唾液、飲んでぇ……飲め♥」
「んぎゅっ、ごくっ……ぷあぁぁっ……♥ や、やめっ……と、止まれ、エータス……♥ んふぅぅっ♥」
「はっ……はっ……♥ どうして、どうして止めるの? やっぱり、私のこと、嫌? 気持ち悪いよね、同性なのにあなたを好きだなんて……♥」
「い、いや、そうではなくて、だな……♥」
懸命に荒い息を整え、口の端から零れたエータスの唾液を無意識に舐め取りながら、恥ずかしそうにハリベルは呟く。
「その……よ、良すぎて……我慢が、利きそうにない……♥ お前を守る為の行いのはずなのに、私が……私自身が、エータスを求めてしまいそうで……んんっ♥」
再び奪われる口づけ。口内を徹底的に舌と、歯と、唾液で蹂躙されて、ハリベルはぷしゅぅぅっ♥ と潮を噴き出してしまう。
蕩けた目をしつつあるハリベルに、内心でエータスが凶悪な笑みを浮かべていた。
※
──それからのハリベルの調教は、加速度的にその激しさを増していった。
「小水を飲ませろなんて、親友相手でも言えないわ……ハリベル、やっぱり、もう」
「くぅっ……ほ、ほら、このままの姿勢で居てやるから……陰核を、強く吸えば……ん、おぉぉぉっ♥ 出るっ♥ エータスに出す♥ 小便、出すぅぅっ♥」
そう言って、顔面騎乗されながらハリベルの失禁を啜ったり。
「ねえ、やっぱりやめましょう、ハリベル? 誇り高いあなたに、こんなことをはさせられない」
「エータスを守る為だ……そ、それに、お前に見せるのなら……ふぅっ……♥ むしろ、少しだけ昂りすらする……♥ んほぉぉっ♥ ほぉぉっ♥ ふっほぉぉっ♥ さ、触ってくれ♥ 淫乱破面の性欲、鎮めてくれぇ♥」
頭の後ろで腕を組んで、へこ♥ へこ♥ と無様にガニ股で腰を振りたくってみたり。
「ハリベルぅ……♥ 痛かったら、言ってね……? ふぅー……ふぅぅ……♥」
「あぁ、エータス……こ、興奮しすぎだ……♥ この程度、大したことでは……んんっ♥ あはぁぁっ♥ 擦れるぅぅっ♥ わ、私とエータスの、あそこが……マ〇コがぁぁっ♥ 擦れて、るぅぅぅっ♥」
松葉崩しの姿勢で、腰を打ち付け合って貝合わせで絶頂したり。
「な、なあ、エータス……♥ こ、これは調教とは、違う気がするのだが……?」
「あー……癒されるぅ……ハリベル、好きぃ……♥」
「わ、私だって、お前のことを……んっ♥」
その豊かな下乳でアイマスクの代わりをしてもらい、のんびりと膝枕で眠ったり。
もうハリベルの拘束は取り払われており、彼女一人でなら脱出が出来ても、エータスを置いていくことが出来ないというのは、公然の認識となりつつあった。
ハリベル自身もいつしかエータスとの関係に快感を覚え、それが調教であるのか、それとも親友の垣根を越えて交友しているだけなのか、区別がつかなくなり始めていた。
そんなある日、何故か普段の何処か思い詰めたような笑顔ではなく、満面の笑みで……しかし、何処か性質の悪いものを感じさせるそれを浮かべて、エータスが姿を現した。
「こんにちは、ハリベルぅ……♥ 今日は、とってもいいお話を持ってきたの」
「エータス……? いい話とは何だ? 私は、お前個人にならまだしも、滅却師どもに従ってやるつもりはないぞ」
「ふふっ、分かってる。今日はね、ハリベルがここを出られるチャンスを持ってきたの」
「なっ……それは、どういう……あぁぁぁっ!?」
普段とは違う、ちょうど武器を以て相対する程度の距離を取って、エータスが“the œil”を発動する。
その瞬間、ハリベルにかけられていた呪縛が解かれ、本来の記憶が……ユーハバッハに敗れ捕えられた後、この女滅却師によって調教されていたのだという、悍ましい記憶が取り戻される。
「ハリベルぅ、苦しそうねぇ♥ くふふっ、どんな気分? 私とのお友達ごっこ……ううん、もう両想いの恋人って言ってもいいよねぇ。そこまで至る経緯は、全部嘘だったの。あはは、うふふふっ!」
「き、貴様ぁぁぁぁっ……! エータスぅぅぅぅっ!」
「まだ名前で呼んでくれるのね、ハリベル? さあ、あなたに選択肢をあげる。私の性奴隷としてこれからも過ごしていく? それとも、私を殺してここを脱出する?」
選択肢にもなっていない二択を提示して、魔女は狂った笑みを向けてくる。
ハリベルの全身に霊圧が満ち、その心の中を怒りが満たす。
「おのれ……外道がぁぁぁぁっ!」
そう言って、ハリベルは拳を振りかぶってエータスに突進し──。
──その背中を、どこまでも優しく抱きしめた。
「許さんぞ。ユーハバッハ……! エータス、お前は、お前はここまでして、私を守ってくれようとしたのか……!エータス、お前は……どこまで……!」
「……ハリベル?」
「あの距離で能力を使い、私に偽りの記憶を植え付けたな? 私を完全に屈服させろと、ユーハバッハに命じられたのだろう。それで……あんな下らない記憶を植え付け、私に自分を殺めさせようとした」
……エータスによる徹底的な調教と、ハリベルの内面の庇護欲を完璧に満たす日々によって、彼女の中で記憶は主客は完全に逆転していた。
即ち、エータスによって植え付けられた、自身に恋心を抱く滅却師の親友との日々こそが真。
本当の記憶に根差した、女滅却師に好きなように記憶を弄られていたという日々は、偽物だとハリベルは決定したのだ。
彼女自身の意思で、誇りと愛と尊厳を以て……本来の記憶を擲ったのだ。
「エータス……今さら、お前を殺してまで自由など欲しくはない。私を、お前の奴隷にしろ……い、いいや……本当は、私の心も体も、もうお前の深い愛情に囚われているんだ……♥ 好きだ、エータス……告白が、こんな形になり、すまない……♥」
「ハリベル……ハリベルぅ♥」
正直なところ、エータスは快感を手放すことが出来ずに、戻された記憶の中で無様に葛藤し、壊れていくハリベルを楽しもうと思っていた。
けれどハリベルは、エータスが「偽りの記憶を植え付けて、自分の命を賭けてまでハリベルを逃がそうとした真の愛情の持ち主」だと信じ込んでしまった。
自分の想定を超えた事態に、心の底からの歓喜を浮かべ、エータスはハリベルの豊満な体を強く抱き直す。
「ほ、本当にいいのね? ハリベルのこと、せ、性奴隷にしちゃうからね……♥ こ、これまでなんて、比じゃないくらいのえっちなこと、毎日しちゃうんだから……♥ い、いいんだよね♥」
「く、口に出すな、恥ずかしい……んっ……♥ ほら、これを見ろ、エータス♥ お前にそんな恥ずかしいことを宣言されても、私は……こうして、マン汁垂らして喜んでしまっているんだ♥ 好きだ、愛している、エータス♥ 私の全てを、お前に捧げる……♥」
とろぉっ……と愛液に塗れた指を見せつけられ、ハリベルの指にしゃぶりつくエータス。そんなエータスの鼻先をはむっと加えて、じゅるじゅると鼻フェラをしてみせるハリベル。
何処からどう見ても、相思相愛。同性の恋人同士、あるいは円満な主と奴隷にしか見えない。
「な、なら、ハリベルぅ……♥ あなたに、命令……そう、友達のお願いじゃなくて、主として命令、しちゃうからね……♥」
「ああ、我が主、エータス……命令を受けられるというだけで、私の体は悦んでいる……♥ 私を従えてくれ、屈服させてくれ、愛しい滅却師……♥」
エータスから命令されるというシチュエーションだけで興奮し、ハリベルはマン汁を噴き出してしまう。
誇り高い破面の女王は、愛によってその誇りを売り渡したのだった。
※
「ハリベル様、この先で待ってる相手っていうのは、誰なんです?」
「……お前たちの今度にも、大きく関わる相手だ」
ハリベルは従属官であるエミルー・アパッチ、フランチェスカ・ミラ・ローズ、それにシィアン・スンスンの三人を引き連れ、行き先も会う相手も告げずに虚圏の端まで来ていた。
滅却師によって捕らえられてしまったハリベルだったが、ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンクと京楽春水によって救出され、再び虚圏へと戻って来ている。
だが何処か帰還後のハリベルは気力に欠け、物思いにふけっているようなことが多く、三人は彼女のことを気遣っていた。
あるいは、これから会う相手がハリベルの様子に関わっているのだろうか……そう思っていた三人の前に、よりにもよって星十字騎士団の衣装を纏った女が、笑顔で手を振っているのが目に入った。
「なっ……く、滅却師!?」
「ハリベル様、これはどういうことですか!?」
「どういうこと? そうだな、分かりやすく伝えるならば……こういうことだ」
ハリベルの衣装が、ずるりとその場で脱ぎ捨てられる。
麗しい裸体が露わになるが……胸の乳首には金色のピアスが通されて揺れており、秘所と菊門には太いディルドが挿入されて、頭の後ろで両手を組んだハリベルは、へこ♥ へこ♥ と腰ヘコ踊りを始める。
その表情は、普段の冷徹なハリベルのそれではなく、快楽に染まり切り、堕落した雌の表情だった。
「ふほっ♥ ほぉぉんっ♥ わた、私はぁ♥ 彼女の♥ エータス・オエデレシオのぉ♥ 奴隷になったんだぁ♥ せ、性奴隷♥ セックス奴隷にして、もらったんだ♥ お前たちを、お前たちを捧げたら、もっとパコってもらえるんだぁ♥」
「そ、そんな……は、ハリベル様……」
「わ、私たちを、売ったのですか!?」
「ひ、人聞きが悪いことを、言うなぁ♥ 悩んだんだぞぉ……お前たちは、とても大切な仲間だからなぁ……♥ け、けれどぉ♥ 仲間だからこそ♥ この快楽を知ってほしいんだ♥ お前たちにも、マン媚び奴隷に堕ちてほしいんだぁ♥」
エータスが後ろから近寄って来て、ハリベルの背中から抱き着くと、その胸を激しく揉み上げる。それだけでハリベルは勢いよくマン汁を噴き出して、三人の顔にしぶきがかかるほどだった。
エータスはニヤニヤと笑いながら、主を寝取られた従属官たちを見つめる。彼女たちがハリベルに、特別な感情を抱いているのは明らかだ。裏切りに対して、どんな罵声や悲鳴が飛ぶだろうか。
「ハリベル、様……んほぉぉっ♥」
「ほぉぉぉっ♥ふっ、ほぉぉっ♥」
「んほっ……おほぉっ……♥」
直後、アパッチは勢いよく服を脱ぎ捨て、ミラ・ローズは元の衣装を僅かにずらして性感帯を露わにし、スンスンは何処か品を保ったままで、それぞれに激しくマン媚び踊りを披露して見せる。
その腰ヘコは、完全にハリベルと同期している。
「ハリベル様が♥ ハリベル様が私たちを捧げるって言うのならぁ♥ さ、捧げられます♥ 私たちは♥ むしろずっと……こんな機会を、待ってたんだぁ♥」
「アタシらが♥ ハリベル様に何かをもたらせるなんてぇ♥ ひっく、うぐっ……う、嬉しいじゃないかぁ♥ あんた、アタシらを好きにすればいいよ♥」
「私たちは、ハリベル様に魂を捧げています……ハリベル様の主なら、敬意を以て接しましょう♥ こういうのが、お好きですか♥ んほぉっ♥」
……つくずく、ハリベル絡みの出来事は、エータスの予想を超えてくる。
従属官たちは、ほんの僅かばかりもハリベルの決断に不満を抱かず、その魅力的な体を差し出して、いやらしく腰をくねらすことで、忠誠心を見せつけてみせたのだ。
あまりハリベルに対して罵声を吐くようなら、記憶を弄ろうと思っていたのだが、これなら最低限“自分とハリベルは親友だった”部分さえ共有すればよさそうである。
「ハリベルぅ……あなたは、やっぱり私の理想だわぁ……♥ 四人纏めて、私の奴隷にしてあげる……私を幸せにしてもらう代わりに、四人とも幸せにしちゃうからね……♥」
「ああ、エータス……我が主、我が伴侶、我が親友……共にいこう、あの三人も連れていってくれ……私と君の、幸福の果てへ……♥」
激しくハリベルとエータスが口づけを交わし、唇の端から涎が零れる。
それを見てアパッチは乳首をピンと勃起させ、ミラ・ローズは涎を垂らして凝視し、スンスンは静かに愛液を噴き出して、達していた。
今回の攻め役
※エータス・オエデレシオ(œtus œderatio)
・“見えざる帝国”の精鋭、星十字騎士団の一員。元はリバースロンドン──尸魂界西梢局にて、ウィングバインドの笛吹隊に所属していた魔女。最終の位階は1等保護官。ドラゴン(=虚)を生者の資源として利用するリバースロンドンのやり方に不満を覚え、滅却師となって出奔、ユーハバッハに忠誠を誓った。
・“種族としての滅却師”ではなく“滅却師という生き方を選んだ魔女”である為、破面の霊圧を受けても影響を及ぼされることが無い。恐らくは破面の中の特化戦力を相手にする可能性も考えていたユーハバッハが、懐刀的な立ち位置として確保していたのではないかと考えられる。
・与えられた聖文字は“Œ”。能力は“the œil”。フランス語で“目”の意味。目を合わせた相手に、それぞれの距離に見合った関係性を「自分が納得できるように」作らせる能力。方向性を大まかにしか決められないが、“the Love”と“ブック・オブ・ジ・エンド”のいいとこどりでメタ封じをしたような能力である。
・距離を取って相手に関係性を選択しにくくしたり、視力を封じて戦おうとしても、今度は魔女の技が次々に飛んでくるため、戦闘能力は非常に高い。というより、聖文字の能力はほとんど戦闘で使わない、珍しい滅却師。
・割と下種い性格をしているのだが、ハリベルに自身の失った夢を見ていて、彼女に一定の敬意を抱いているのは本音の為、ハリベルからガチ惚れされて嬉しいながらも、ちょっと罪悪感に駈られる程度にはロマンチスト。
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