NokiMo
屋根が高い
屋根が高い

fanbox


女呪術師全滅マン媚び嫁堕ち~野薔薇&真希編

「ほら、野薔薇ちゃん? お口、開けましょうねぇ」


 寝台くらいしか見当たらない殺風景な部屋には、美しい少女が二人もいるのに、どこか殺伐とした空気が満ちていた。

 提案の形をしているだけの命令に、寝台に座らされている釘崎野薔薇が顔を背けたのは、もちろん不興を示すのが第一の目的だ。

 しかし、この女……上鳥ニアラの顔を直視しないように心掛けないと、ふとした拍子に命令を“聞きたく”なってしまうので、それを避けるという理由が加わったのは、いつの頃だったか。

 聞かなければいけないという、強迫観念ではない。

 聞かないと酷い目に会うという、恐怖心からでもない。

 己の願望として、ニアラの命令を実行したいという、衝動。

 それはあるいは、この女の顔が整い過ぎているせいなのかと……本当に自然な様子で、ニアラの顔を確認してしまった。いつものように、神がかった配列で、悪魔が贔屓したような造形のパーツが並んでいる。


「あ……」


 驚きか、自身の間抜けさに対する呆れなのか、まさかと思うが感嘆か。

 ほんの僅か、半開き程度に口を開いてしまえば、もう手遅れ。

 ぷにっと唇に指が二本添えられて、無理やりこじ開けられると口内に指が入り込んでくる。

 細く、しなやかで、舌が触れた瞬間に淡い“甘さ”を感じる指。


「んっ……ふっ、ふぁっ……んぇっ……♥」

「今日も健康そうな色だね。善哉、善哉」


 指が野薔薇の舌を挟んで、口の外に引きずり出す。先端を摘ままれ、口外へと引かれると、勝手に涎が沸き上がって唇の端から零れていく。

 本当に最初の頃だけは、指を食いちぎってやろうと試みたりもしたが、逆に舌を噛みちぎりかけてからは、抵抗をやめた。

 舌を指先で弄ばれている間、野薔薇はぼーっとそれを眺めながら、時おり甘い喘ぎ声をあげる。


「んへっ……んぉっ……♥ おっ……おぉっ……♥」


 気持ちいいのだから、仕方ない。

 声を我慢すればしただけ、ニアラは野薔薇の快感を引き出そうとしてくる。どうせ気絶するほど幾度も抱かれるのに、その回数をわざわざ増やすことは無い。


「(よし、あたしはまだ正気だ。この女に抱かれることを、悦んじゃいない)」


 抱かれる回数を減らそうとしていることで、己の正気を確認する野薔薇。

 そもそも抱かれるのを回避しようとか、そういう方向に思考が及ばなくなっている異常を、彼女はもう認識できない。

 パッと舌から指が離れ、ほんのひと時、野薔薇は舌を突き出した間抜け面をニアラに晒していた。けれど、すぐに舌をしまって……口をあーんと開き、上を向く。


「そう、そうだったよねぇ。野薔薇ちゃんは、賢いなあ」

「うっせ……さっさと、やりなよ……んふぅぅっ♥ んぎゅっ……おぶっ♥ ごきゅっ……♥」


 気を張っていないと“優しい仕草”と誤認してしまいそうな指使いで、頬を撫でまわされ、固定されて。

 少し高い位置から、とろぉっ……とニアラの唾液が零される。

 その雫があまりにも甘露で、自分の喉が拒否できないことを、野薔薇はもう覚えてしまった。

 つぅ……と己の口内に注がれるのから目が離せず、指よりもずっと強い“甘味”と“香味”を感じた瞬間、喉はまるで砂漠でオアシスを見つけたように蠕動し、一滴も逃すなと同性の唾液を飲み干し出す。

 口内に溜めてぐちゅぐちゅするのも、野薔薇は好きになってしまっているが、はしたないとニアラが止めるので滅多に出来ない。自分の意思がそこに介在しないことを、野薔薇は疑問に思わない。


「美味しい、野薔薇ちゃん? 私の雫、野薔薇ちゃんは好きだもんね。 綺麗な花を咲かすには、お水をいっぱいあげないと……♥」

「は……きゅぅぅぅっ♥」


 体を赤ん坊みたいにキュッと丸めたい衝動に駆られるが、頬を固定されているから叶わない。

 だから野薔薇はそのまま、キスでもするようにニアラと見つめ合ったままで、ぷしゅっ♥ ぷしぃぃっ♥ と淫らな体液を噴き出していた。

 ニアラの“提案ぶった命令”によって、下着を履かないようになってから、潮をひり出すのに抵抗が薄くなってきている気がする。

 下着無しで直履きさせられている呪術高専の下履きは、どんどん野薔薇の恥液の匂いが染み付いているのに。

 出した分だけ補充しろとでも言うように。あるいは、言葉通りに水を注いでやろうと気遣っているのを装って。

 ニアラは寝台の上に上がって来ると、するすると服を脱ぎ捨てて、下着姿になってから、下をずらして女陰を露わにして来た。

 うっすらと毛の揃った、野薔薇のそこよりも薄いそこ。何度も何度も弄り回され、絶頂させられ、色が変わってきてしまっている野薔薇のよりも、桃色の鮮やかな肉の色が目立つ、秘裂。

 ごきゅんっと、喉が鳴った。淫蕩な呪詛師と違い、野薔薇はレズビアンではないはずなのに。

 むわっ……♥ と服の下に閉じ込められていた雌の匂いに鼻孔を犯されつつ、野薔薇は命じられる前に、提案さえされる前に、ニアラの秘所へと舌を這わす。


「(クソレズ女め……絶対に、リベンジしてやる……! んっ、おいひっ……♥ んじゅるるっ……ごきゅっ♥)」


 威勢のいい思考を言い訳の様に浮かべてから、野薔薇は強い意思の宿った目をうっとり蕩かせて、ミルクを与えられた子犬のようにニアラの蜜を啜る。

 そこがしっとりと濡れているのは、野薔薇の舌を弄び、唾液を飲ませることに、興奮“してくれた”からだろうか。それならば、嬉しい。

 そんな思考すらも疑問に思えない、呪術師の少女の頭が撫でられ、その刺激だけでまた野薔薇は恥ずかしい蜜を自分のズボンに染み入らせるのだった。



 上鳥というのは、単なる当て字なのだという。

 1913年、アメリカはマサチューセッツ州ダンウィッチという、呪わしい伝承の蔓延る村から二人の少女が来訪した。

 片方がラヴィニアという名だったのは分かっているが、片割れの少女の素性はよく分かっていない。アビーと呼ばれていたらしいと、それだけ伝わっている。

 第1次バルカン戦争が終結した5月、彼女たちは当時の日本で悪名を轟かせていた呪詛師の一族を襲撃し、皆殺しにし、その秘奥を全て奪い去って、西洋魔道と合成した。

 そして、ラヴィニアの姓だったウェイトリィを上鳥と読ませ、日本に恐るべき厄災をもたらし始めた。

 上鳥の一族が畏れられるのは、その凶悪かつ残虐な性質に加えて、初代に当たるラヴィニアとアビーから連綿と続く、生命を冒涜するような習慣によるものが大きいとされる。

 上鳥の呪詛師は女しかいない。それは如何なる手段で以てか、女が女に子供を産ませるからだ。

 呪術師が好んで狙われ、その一門である上鳥ニアラは、特に好色であると知られており、上鳥の呪わしい血が爆発的に広がることを、呪術師たちは大いに警戒していた。

 警戒していたが──まだ年若く経験も浅い野薔薇に、ニアラに抗する手段がないこともまた、どうしようもない事実であった。



「あんっ♥ あぁぁっ♥ いっ、あぁぁっ♥ あはぁぁっ♥」

「野薔薇ちゃんの可愛いところは、えっちの時は声が可愛いことだよね。いつもとのギャップで、すごいマ〇コに利くよ」

「う、うるっ、さ……ひあぁぁっ♥ 擦れるっ♥ ぐちゅぐちゅって擦れるぅぅっ♥」


 野薔薇の足を軽く持ち上げ、その膕の辺りをれろっ……と舐めて見せながら、ニアラは呪術師の少女の秘所と己の女陰を重ね貝を合わせ、ぱちゅんっ♥ ぱちゅっ♥ とまるで男女の交合のような水音を立てながら腰を振っていた。


「(これ、これぇ♥ やば、いぃぃっ……♥ 頭、おかしく……おかしく、なってるぅぅっ♥ き、気持ちよく♥ 気持ちよくしてくれる、こいつのことぉ♥ クソヤバレズ女のことぉ……♥ しゅ、しゅきに、なりそうになりゅぅぅっ♥)」


 不運にもニアラと、呪霊討伐後の間隙で遭遇してしまった野薔薇は、成す術無く叩きのめされ、格の違いを見せつけられ、裸で土下座して命乞いまでさせられえた。

 ニアラが残酷で狂猛な呪詛師なのは、だから野薔薇にはとっくにバレているのだ。

 バレているのに……こうやって囚われてからの交情は野薔薇を孕ませようという意思の感じられるものはなく、彼女の意思を無視した強引なものではあるのだが、何処か体をほぐすような、気遣うようなものも感じられた。

 そうやって、丁寧に“相応しい女”に仕上げられていく過程は、情熱的に愛情を注がれるのにも似て、じわりじわりと初心な野薔薇の心を侵していく。

 そこに加えて、自慰ですら下着の上から秘所や胸を触るくらいしか知らなかった体に、徹底的に教え込まれる肉の悦び。あるいは肉棒を撃ち込まれる男女の交尾より勝るのではないかと予感させる、同性の相手の快楽の渦。


「(マジでレズセックス覚えるぅ……覚え、させられちゃうぅぅ……♥ 男で、濡れなくなる……♥ 興味も持てなくなるぅぅ……♥ こ、心よりも先に、マ〇コが媚びてる♥ この女に、ぜんぶ支配されるぅぅぅぅっ♥)」

「野薔薇ちゃん、私の赤ちゃん産んでよ♥ 一生大事にするからさぁ……これからもいっぱいイジメて、マゾの野薔薇ちゃん満たしてあげるから……♥」

「(ひぃぃぃっ♥ や、優しく誘惑しないでぇぇぇっ♥ た、助けてえぇぇぇぇっ……♥)」


 あと一歩でも進む先を誤れば、女が女に孕まされる異常を受け入れてしまいそうな、そんな境地に追い込まれていく野薔薇。勝気さが少々表に出過ぎるが、十二分に麗しい部類に入る顔立ちが、媚びの入ったアヘ顔に歪む。


「まあ、まだ答はいいや。イッていいよ……♥」

「きゃひぃぃぃぃっ♥ んはぁぁぁぁっ♥ いぐっ♥ イクぅぅぅぅっ♥ レズパコでぶっとぶのぉぉぉぉっ♥」


 完全に快楽で支配され、蕩け切った顔で「あ゛へぇぇぇ~……♥」と呻く野薔薇を抱きしめ、その首筋に深く痕を付ける。

 服を着ても隠せない、上鳥ニアラに飼われている……いずれ子を孕み、娶られ、生涯に渡って弄られて、被虐こそ愛であると脳を現れる、予約の証。

 それが首筋に増えていくこと、野薔薇はもう、否定の気持ちで見ることが出来なくなりつつあった……。



 ニアラは恐ろしく強い呪詛師だが、逃げるのも隠れるのも厭わない、厄介な女である。

 簡単に倒せる、あるいは自分の“嫁”に欲しいと願えば戦い、相手が厄介な実力者や男ならば問答無用で逃げる。このレズ女は己が“悪”の側と自覚しているようで、名誉も誇りも矜持も持ち合わせないし、それらに価値すら見出していない。

 これは上鳥の一族、ほぼ全員に共通する一面であり、撃破された上鳥の呪詛師が極端に少ない原因となっている。倒したと思えば、嫁として取り込まれた女呪術師だった等ということも、珍しくない。

 そして「いざとなれば、女だけ連れて逃げればいいや」と思っているからこそ、ニアラは自由だ。遠慮というものをしないし、望むがままに振る舞う。

 野薔薇に呪術高専の制服……ニアラが好んでセックスの際に着せる上に洗濯を許してくれない為、むわぁぁっ……♥ と野薔薇の体臭を煮詰めたような雌臭さの染み付いたそれを着せて、ニアラは平気でコンビニで買い物したりする。

 尻をわざとらしく揉みながらデンタルダム……女性同士用のコンドームみたいなもの……を買わせて、羞恥プレイを楽しんだりもする、極めて悪趣味な奴なのである。


「あの女の店員さん、野薔薇ちゃんのことずっと見てたねぇ。私のオンナだってバレちゃったかなぁ? それとも、野薔薇ちゃんのことをレズレイプしたいって狙ってたのかな……こんなおマ〇コ臭させてるしねぇ」

「こ、これは、あんたのせい……ひぎゅっ♥」

「ぐじゅんっ♥ って音したね。朝、あんなにパコってあげたのに、ホント野薔薇ちゃんは可愛いマゾ雌だよ……絶対嫁にする……」

「あぁぁ……♥」


 股間に手を突っ込まれても、街中なのに抵抗できなくなってきた。

 狂気しか感じなかったはずの「孕ませたい」という言葉に、甘い疼きを憶えてしまう。

 このままでは、本当に呪詛師の嫁にされてしまう。子供を産まされてしまう……怯え半分、期待半分で震える野薔薇は──だから、目前に歩いて近づいてきた女性の格好を見て、空気を読まずに「ぶっ」と噴き出してしまった。

 そのせいなのか、それとも最初から見切っていたのか、突き出された苦無をニアラは身をよじってかわしてしまう。


「馬鹿っ!素知らぬ顔、しとけよ!」

「す、すいません、真希さんっ!」

「あ──禪院の娘さんかぁ。何処かで見た美人だと思ったよ」


 奇襲を仕掛けた女──呪術師であり、野薔薇の先輩でもある禪院真希は、普段はあまり身に着けない丈の長いスカートの中から、ナックルダスターのような棘付きの拳と、投擲用と思わしき円形の刃を取り出し構える。

 そして、ニアラが構えを取るよりも前に踏み込むと、その顔面を殴り抜くために拳を振り抜いて見せた。

 ……その性質と性状から、女性呪術師にとっての厄災同然に扱われる上鳥一門だが、数少ない上鳥の呪詛師の撃破例は全て女呪術師によるものだ。

 これはただでさえ上鳥の呪詛師は実力が高く、更に日本の呪術師に馴染みの薄い西洋魔道まで使われた上で、逃げに徹されると如何な実力者も攻めきれない為だが、二つほど共通する弱点のようなものも見つけられていた。

 その一つが、見目の麗しい女呪術師相手だと、その資質を見定めようとして初動が遅れる点。

 もう一つは、一つ目の弱点とも関わるが、女の呪術師を殺したがらないという点だ。事実、地力だけなら大きな差異がある野薔薇も、こうして殺されずに調教を受けている訳で。

 恐らくこれらの点から、野薔薇の救出の人員として選定されたのが真希だったのだろう。

 彼女は術式と呪力を持たない代わりに、人間離れした身体能力を生まれつき備えている。奇襲……というより、ほとんど“暗殺”だが、初動に僅かなラグのある上鳥殺しに、これほどの適任は居ない。

 その容姿の美しさも、敢えて語るまでも無いものだし……もっともニアラに調教を受けた後の野薔薇は、その逞しく洗練された姿に邪念を僅かに抱いてしまうが。

 確実に取った──真希も野薔薇もそう確信した次の瞬間、真希の体がぐりゅんっと回転して、横倒しに地面に叩きつけられた。


「──は?」

「ぎっ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


 言葉にしてしまえば、起こったことは複雑ではない。殴りかかった真希を、ニアラが蹴り飛ばした……それだけだ。

 先に殴りかかっていた、超人的な身体能力を持つ相手を、見てから軽く足を振って、体は“縦回転で”吹き飛ぶほど蹴り飛ばしたという、詳細を並べなければの話だが。


「真希ちゃんだっけ……君もいいね。すごく、すごく素敵。最近の呪術高専はレベル高い女子しかいないのかな? 君にも、私の子供を産んでほしいな……」

「ぎっ、うぎぃっ……ふ、ふざっ、けっ……むぐぅぅぅっ!?」

「野薔薇ちゃんとは、別の形で愛してあげる。私なりに考えて、あなたにあった方法でね……んっ、くすぐったい。私のお腹の匂い、どう?」


 真希の髪を掴んで引きずり上げると、ニアラはその腹に真希の顔を無理やり埋めて、匂いを憶えさせるように後頭部を撫で始める。

 真希の“イケメン女子”としてお手本のような整った鼻筋が、柔らかく腹に埋まっていく。そこは太っている訳では無いが、、まるで鍛えているようには思えない、ぷにぷにの脂肪が乗っているのを、野薔薇は何度も見てきた。

 じたばたと手足を動かしていた真希だが、恐らく途中からは演技だったのだろう。横腹に叩き込む為に、刃物を持った方の手が素早いフックを放つ。

 呪力を持たない代わりに、様々な呪具を武器として用い、身体能力と合わせて多彩な手数で攻め立てる、それが真希の戦い方。

 それが成立するよりも速く、またもニアラの蹴りの方が先に真希の体へと突き刺さり、刃が触れる前に手が止まってしまった。

 ニアラの爪先は……真希の股間に突き刺さっていた。


「おぎょっ……ひぐぅぅぅぅぅぅぅ~っ♥ あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥ ひぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~っ♥


 凶悪なマン的によって腰が抜けたのだろう、膝立ちになってしまった真希の股間から、じょぼじょぼと黄色い液体が零れていく。

 いつでも頼りになった、尊敬の念を抱いていた先輩が、単純なフィジカルで叩きのめされて、失禁している……その光景に、野薔薇は残酷な真実を気付かざるを得ない。

 上鳥ニアラは、呪力を犠牲にして得た真希よりも、強くて速いと。

 ぶちぶちと髪の毛の悲鳴が聞こえ、真希の体が引き起こされる。ぺたぺたとニアラはその腹筋を、鍛え上げられた割れた腹を撫でまわし、ぎゅぅぅぅっ……♥ と野薔薇にも時おりするように、子宮を掌で押し込んだ。


「はほぉぉっ♥」


 最初に「こんな奴に感じてたまるか」と思っていた野薔薇が陥落したのも、こうして体外からポルチオ刺激を受けた時だった。

 もっとも、野薔薇の時は更に徹底的で、まるでラッコが餌を弄ぶように、後ろから抱かれて延々と子宮が誰のモノか、これから誰の子を産む専用の器になるべきかを仕込まれたが。

 片手えぎゅうぎゅう押すだけという、野薔薇にする愛撫と比べればかなり適当な感じのする刺激だったが、それは先に言った通り、野薔薇とは違う方法で真希を愛でる為だったらしい。

 髪の毛を掴んでいた手がパッと離されて、子宮を押していた手が拳を握り、そのまま足の踏み込みと共に押し込まれた。

 中国拳法の動きのように、野薔薇には見えた。真希から、幾つか型や技を見せてもらったことがある。


「ぎゃへぇぇぇぇぇぇぇっ♥」


 涎を見き散らすように絶叫し、再び真希の股間から小水が漏れ出す。

 普段は彼女が着ない可愛らしい洋服は、真希の吐いた胃液と、漏らした小便で台無しになってしまった。

 ぶくぶくと白い泡を吹き始めている真希の、髪が再び引っ掴まれ、引き起こされる。再び拳を握ったニアラを見て、真希の喉から「ひぃぃ~っ!?」という聞いたことも無い情けない悲鳴が響いた。


「ま、真希さん、もうやめて! に、ニアラに、謝ってぇっ! こ、殺されちゃうよォ!」

「殺さないって。野薔薇ちゃんの次に、赤ちゃん産んでもらうんだから……でも、殴られてマンイキするくらいまで、マゾには躾けようかな……?」

「いひぃぃぃぃぃ~っ!? や、やめてくれぇぇぇ……も、殴らないでぇぇぇ……! か、体が目的なら、捧げるからぁ……!」


 あまりにも無様な命乞いを見ても、野薔薇には真希への失望は微塵も湧いてこない。これで真希が生き残れる可能性が沸くことに、むしろホッとしているくらいだった。

 ニアラが嬉しそうに笑って、真希から少し距離を取る。先輩呪術師の腕から呪具が没収されていて、めきめきとニアラの足で踏み壊された。


「はっ……はっ……♥ ゆ、許してぇぇ……こ、ころしゃ、ないでぇぇぇ……お、おマ〇コする……♥ レズマ〇コするから、許してくれぇぇぇ……♥ ほっ♥ ほぉぉっ♥」


 頭の後ろで手を組んで無抵抗を示し、腰をヘコ♥ ヘコ♥ と無様に振りたくって、殺しにかかった呪詛師に命とレズセックスを乞う真希。

 野薔薇本人は否定するが、段々とレズビアン嗜好へと洗脳されつつあるため、そんな真希の姿を見て涎を垂らして「クソエロい」「ヤッてみたい」と思ってしまう。

 後輩に発情されるような痴態を晒した真希へ向けて、ニアラはクスクスと嗤いながら、静かに告げた。


「いいよ、真希ちゃんは許してあげる。その体を、これからもいっぱい、いっぱい殴ったり蹴ったりするけれど、絶対に殺さないって約束してあげる……真希ちゃん“は”」


 何故そんな風に強調するのだろう、そう思った野薔薇の真横を、虹色の球体が転げていった。

 野薔薇はそのカラフルな物体が何なのか、一瞬分からなかったのだが、真希の方は察しがついてしまったようで「ひあぁぁぁぁっ!?」とまたも聞いたことが無いような悲鳴を上げた。

 その悲鳴で“チャンネルが合った”のか、野薔薇も球体の正体を理解する。

 どうしてそんな色になっているのかはわからないが……その球体は、複数の人間を“練り上げて”作ったものだった。

 完璧な球の形になるまで、砕き、削り、捻り、より合わせた肉団子……野薔薇もその場で失禁し、彼女の雌臭ズボンの匂いへ更に淫らさを増してしまう。


「真希ちゃんだけで来た方が、またワンチャンあったよ。後続に期待する気持ちが、ほんの僅かに感じられた……そっちは“妹”が始末したけれどね」

「あっ、あぁぁっ……ち、ちが、違う……ゆ、ゆるしてくれぇぇ……本当に、だまし討ちする気なんて……の、野薔薇も何とか言ってくれぇっ!」

「に、ニアラ、真希さんはそういうの出来るタイプじゃなくて……!」

「ふふっ、仲良しだね。私は、自分のこと取り合わせるより、嫁同士が仲良しで、何なら私がいないところでレズるくらいが好みなんだよねぇ……ますます二人が嫁で良かった!」


 明るく言い放った後、虹色の球体に指を向けると……虚空から生えてきた病理を抱えたような泡立つ触手が、それを“何処か”に持ち去った。


「──抱き合って、口づけしろ。二人とも私の嫁だって、仲良し宣言しろ」


 提案の形を取らない、直接的な命令。

 ニアラが内心では“キレかけている”ことに気づき、野薔薇は震えながら真希に抱き着く。真希も、助けに来たはずの後輩の温もりに触れて、ぼろぼろ泣きながら必死に縋って来た。


「真希さん、ごめん……すぐ、気持ちよくなるから、ね……♥」

「私こそ、ごめん……野薔薇のこと、助けられなかった……んっ」


 野薔薇と真希の唇が重なり……すぐに、真希の体がびくびくと快感で震えだす。

 ニアラに仕込まれた性戯は、先輩呪術師からすると刺激が強すぎるものになっているのだが、尊敬する先輩を救うために必死な野薔薇はそれに気付かない。


「うん、うん。とっても素敵……これからも仲良くしようね。そして、二人して私の子供を産んでちょうだい?」


 ニアラのキレた理由は、恐らく真希以外の“後続”が、野薔薇や真希ごとニアラの殲滅の方を優先しようとしていたからだろう。

 すっかり機嫌のよくなったニアラが、その場で靴を脱いでタイツに覆われた足を、二人の唇にちょんと寄せてくる。

 はむりと、野薔薇がその指にしゃぶりつき、じゅるるとタイツを啜り出す。

 真希も懸命な様子で野薔薇の真似をし始め、ニアラは先輩呪術師の顔にわざと足裏を押し付けるようにしながら、将来の嫁たちの足舐め奉仕を楽しんでいた。


《続く》




今回の攻め役

※上鳥ニアラ(にあら・うぇいとりぃ)

・西洋魔道と日本の術式を掛け合わせた、特殊な呪詛で以て厄災を齎す一族出身の呪詛師。「神がかった配列で、悪魔が贔屓したような造形のパーツが並んでいる」と表される、異様なほど整った顔立ちをしている。

・使用する術式は不明だが、野薔薇を瞬殺してしまうほどに実力差がある模様。また身体能力でも真希を越えるという、出鱈目なフィジカルを持つ。“妹”と呼ぶ正体不明の触手を従えているようだ。

・自分を本当に好きになってくれた、あるいは完全に快楽に堕ちて従順になった相手には、割と優しい一面もある。そこに至るまでには、強姦、暴行、なんでもありなので決して優しい人間ではないが。嫁同士には取り合うより仲良く自分を共有してほしいと、都合のいいことを考えていたりもする。

・この世界では所謂『ダンウィッチの怪』の事件が起こらず、ラヴィニアが同性の伴侶と共に日本へと渡ってきたことから、同性同士で妊娠・出産する術式を生み出しており、彼女も自身の伴侶を求めて女呪術師狩りを行っている。ちなみに、一族の子供は必ず双子で胎に宿るが、生まれてくるのは一人らしい。

女呪術師全滅マン媚び嫁堕ち~野薔薇&真希編

Comments

ありがとうございます! 気が強くて格好良い女性は、盛れなく女の子様を相手に無様エロ晒して欲しいですよね…続きも頑張って書きます!

屋根が高い

気が強い女の無様落ちが好きなので、とても良い作品ですね。これは続きが早く読みたいです。

minasaba

ありがとうございます! 真希さんの命乞いは健康にいい…そして雌臭漂わせてツンデレズに堕ちかけの野薔薇ちゃんも可愛い…のばまきは正義なんやなって…(なお内容) ご要望の通り、次回は呪術高専と禪院家で暴れますので、更なるマン媚び命乞いをお楽しみに!

屋根が高い

腹パンと命乞い最高すぎか? 雌臭い描写もめちゃくちゃそそられて無様さがより引き立てられてるの良すぎる。 もっと命乞いシーンをお願いします!

dekoi


Related Creators