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C100新刊「ダンツミ」テキストコメンタリー(解説)①



はのみどです。

夏コミも無事終わりましたね。来てくださった皆様、応援してくださった皆様、通販にて新刊を手に入れてくださった皆様、本当にありがとうございます!

コミケがあまりにも楽しすぎてC101の参加も少し迷いましたが、とりあえずは一旦「ダン摘み」にもピリオドも打てたということで次回作の構想とイラストのお仕事に注力したいと思っております。

いろんなことに目処が立ったら、また新刊を手土産にイベントに出たいですね。


さて、今回の新刊なんですが実はあとがきを含め、作者のコメントに相当するものが

ほぼ無い本になってしまいました。

作者のコメントは場合によってはノイズになってしまうこともあるので

キャラクターブックとしては完成されたものにはなっているのですが、

ちょっとした裏設定や解説みたいなものを話したいページもあるので

この場を借りてテキストコメンタリー的なものを書かせていただこうと思います。

昔の攻略本によくあった、最後の方のページの辞典的なものですね。

【1】表紙

タイトルは秒で決まりました。

構図優先で背景を描いたので後で矛盾に気づき、ギルドの建物を背後からのものに

書き直したり(いつもは見えない新館が手前に来る)、エルフの聖域入り口の石柱を書き加えたりしました。

方位的には↓が北、→が西といった配置になります。

そもそもデフォルメなのであまり気にしなくてもいいんですけどね…

【2】天の麒麟亭 広告

スケベヨコヅナ様の合同誌「NR100」に掲載させていただいたイラストの

テロップ入りバージョンです。

先方の御本にはテロップなしのバージョンと、自分が昔好きだった思い出のラーメンの話などを掲載させていただいています。

もう少しだけ合同誌版との差異を加える予定だったのですが、時間が無くてあまりいじれず…なんだか申し訳ないです。

「旧王国通り~」の住所にある冒険者ギルド下宿1号棟は魔道士ちゃんの家です。

【3】ギルド受付

久々に冒険者の町に帰ってきた冒険者をねぎらう2人です。

今更ですが、2巻にセリフのみ出てきた「ギルド長」は本編でついに出てきませんでしたね…。

話の流れ次第では掘り下げていたかもしれません。

【4】剣士

主人公のページです。ねこ剣士と呼ばれ、みんなに可愛がられて幸せな娘です。

年齢の想定としてはだいたい14~15歳くらい。


35話、ルーンナイトから譲り受けた剣は「ルーンブレード 金緑(こんりょく)」。

(最初は義経公の刀“薄緑”に因んで“葉緑”にしようかと思ったのですが、やめました…)

世界に何本か存在する特別な剣で、金緑はその6本目という裏設定があります。

銘の由来になった金緑石…アレキサンドライトには、もう一つ呼び名があります。

【5】魔道士

4巻表紙のイラストはもともと全身描いていたのですが、デザインの都合ですべてを使用することが出来ませんでした。学者、忍びも同様ですね。

ワガママな前半、パーティをまとめ上げる中盤、後輩の育成まで担う後半。

ダン摘み通して魔道士ちゃんはもっとも成長した娘かもしれません。

年齢は剣士の1つ下です。


【6】学者

最初はモブでしたが、次第にメインパーティになり描くごとにムチムチになっていった学者さん。実は4人の中では一番年上という裏設定があります。(それでも高校生くらいでしょうか…)

古式鋳造砲は設定を描いたと思ったらまさかの火縄銃式になっており、ショットガンに近い構造に書き直して掲載しました。

【7】忍び

最初はギルドやパーティに馴染めていなかった彼女も、責任感のある忍びに成長していきましたね。年齢は魔道士と同じか、1個下くらい。

左下は地味に描き下ろしです。ちょっとサービスと言うか、自分自身がテンションを上げたくてついつい…。

彼女だけメインイラストが完全にもらしていたので、下の薄い色の面積を調整して水たまりに見えるようにしています。


【8】プリンセス

実質物語のヒロインな彼女。年齢はどう考えても一桁に見えますが、物語中にようやく二桁に行ったか行かないかくらいでしょうか。

守られてばかりの彼女でしたが、6巻で一度、そして今回の書き下ろし漫画でもう一度、困っている誰かに手を差し伸べられたのかもしれません。(自分でも致していましたが…)

全身図ですが、特典で使ったイラストを全身イラストに書き直しています。

こっちの不手際なのですが、元イラストをなぜか統合して保存してしまった関係で

新規絵部分は新たなレイヤー上で編集して違和感が出ないように調整しています…


【9】ルーンナイト

今回のおまけ漫画で大変なことをしてしまう彼女。前半で着ていた鎧もちらっと漫画に出せて楽しかったです。というか今回の漫画のネーム、3時間位で完成しましたかね… 告知を打った時点ではラストの展開が違ったのですが、その後の反響を見て展開を180度変えたりしています。結果的にとても良くなりました。

愛用のルーンブレードの銘は「断罪」。魔王インプとの戦いで剣士に預けたのはある種「賭け」だったのですが、剣士は(なぜか)ルーンブレードの力を十二分に発揮することが出来ました。ルーンナイトが何本ルーンブレードを保有しているかは定かではありませんが、「金緑」を剣士に譲ったのは使いこなせる確信があったからでしょう。(ちなみに、「断罪」の読み方はお任せします。)

彼女自身の年齢は、周囲に見せる雰囲気よりは若いイメージです。

彼女の過去も漫画で描いてみたいなあと思ってたりします。

【10】御者係

6巻で、そしておまけ漫画でもやたら楽しそうな御者係。

ルーンナイトに叱咤されながらおもらしをしてしまったこともある彼女でしたが

それでも上司への忠義を揺るがさなかったのは、単純にルーンナイトの側にいるのが

好きなのかもしれません。

なお、ルーンナイトの正体を知っていたのはプリンセスと彼女だけという設定です。

おまけ漫画ですが、彼女やケルピーといった脇役でパーティを組んでクエストをクリアするという話も初期に検討しましたね。これもまたいつかの機会に…

【11】ルーンナイト親衛隊

原稿からのカラー化…ですが、下半身を描く前提じゃなかったので線画もかなり書き直しています。

ちなみに、RPGだと城の兵士はザコというイメージがありますがダン摘みの兵士…特にルーンナイト配下の兵士は冒険者でいうところのAクラス以上の実力がある想定です。冒険者が学生のスポーツ選手だとすれば、兵士は自衛官や警察官みたいな。年齢はみんな18~20歳前後で、冒険者パーティより年上のイメージです。

【12】魔王インプ

個人的には裏主人公で、何なら一番最初のネームでは主人公だった魔王インプ。

そもそも魔王になる前の彼女はなんだったのか?エルフによく似ている意味は?

このあたりも物語の中で掘り下げたかったですね。

魔王には魔王になった理由があり、それを裏付ける過去もしっかり描かねばならないと思ったのは自分が過去1番ハマったRPGが「ライブアライブ」だからです。

数十年前に救えなかった魔王を、自分の漫画では救いたいという我儘ですね。



【13】ケルピー

インプの従者としてキャラを作ったのが2017年。インプは名前も見た目もコロコロ変わったのですが、彼女はほぼ姿を変えないまま連載版まで生き残ってしまった生きた化石です。(駆逐艦浜◯よりも、◯マ娘の本格始動よりも先に居たんだと小声で主張させてください…w)

450年前時点で幼体、444年前から現代まで封印されていたので年齢は6歳ちょっとですね。馬としては十分大人ですが、魔物なのでまだまだこれからでしょうか。

ケルピーもインプもスコットランドの妖精なので、やたらお茶会が好きという設定もあります。


長くなるので前半はこのあたりで…後半はまた今度!

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