アースレッドは、敵の情報を受信し僻地にある洞窟まで調査に来ていた。
「ここが本当に敵のアジトなのか?まぁ、隠れるには最適な場所か」
洞窟の奥へ進むと薄暗く、敵の戦闘員や怪人の姿は無かった。
「やっぱりここが奴らのアジトなのか?」
さらに奥に進んだ瞬間、付近の雰囲気が一瞬で変わりアースレッドの背筋が凍った。
「ぐっ・・・なんだこの気配・・・」
「お前がアースレッドか?」どこからともなく声がした。
「だっ・・・誰だ!?」
「おいおい、隙だらけだぜアースレッド」
背後に姿を見せた男はアースレッドの首へ腕を回すと身体を無理やり引き寄せた。
「はっ・・・放せっ!」
「こういうのはどうだ?」
男はアースレッドの口を塞ぎ、ゆっくりと首への締め付けを強めていく。
「んっ・・・・・んんんっ・・・・!!!」
怪力で首を絞め上げる腕を振りほどくことが出来ない。
謎の男は、アースレッドを締め落とさないように明らかに絞める力に強弱を付けていた。
「そう簡単に落ちられたらつまらないからな。もっと楽しましてもらうぜ!」
「んっ・・・・・・んぐっ・・・・」
首筋全体が男の腕で圧迫されて気道も塞がれて脳へ血流も止まり、何度も意識を失いそうになる。
酸素を自由に吸い込むことも出来ず、苦痛に耐えるしかないアースレッド。
謎の男にひらすら弄ばれるアースレッド。
苦痛に歪む表情を覗き込みアースレッドを品定めするように身体のラインを見つめる。髪の毛の匂いを嗅いだ。
「お前を殺す気なら簡単に殺せた。お前が苦しみながら命乞いをする様子も見ものだが・・・もっと楽しいことに付き合ってもらうぞ・・・」
次の瞬間、先ほどまで強弱を付けていた首筋への圧迫するを最大のパワーで圧迫した。
気道を完全に塞がれてしまったアースレッドは、視線が上を向き一瞬で意識を失った。
「さぁ、これからお前には俺様の相手をたくさんしてもらう・・・」
気絶したアースレッドを抱えて謎の男は、洞窟の奥へ姿を消した。
Saikuzu
2023-05-14 11:42:33 +0000 UTC