どうも、ご無沙汰しております…。
今回は現在制作中のコミッション作品の制作過程などを公開したいと思います。
ネットで絵描きとして活動を始めて以来、ありがたいことに度々イラスト制作の依頼を頂くことがありまして、過去にも何度かお引き受けして描かせていただいてきたのですが、そういった作品を公開するのは今回が初めてになります。
一応、とある作品の世界観やキャラクターを基にした二次創作的な作品なのですが、
依頼者様の要望により元ネタについては伏せさせていただきます。
作品のシチュエーションとしては、旅人が狐や狸に化かされる昔話のようなイメージで、
二人の男が化かされて精を搾取されていたところ、一方が性的に強かったため狐と狸に気に入られてしまい、もう一方は放置されている…というような感じです。
基本の絵と、色々な変化を加えた複数の差分からなる作品でして、完成品の一部もFANBOXやpixivで公開する予定です。製作中のラフなどについても依頼者様に許可を頂きまして、一部をこちらで公開させていただくことにしました。
ひとまず現時点で公開できるところまで、複数回に分けて投稿します。
内容的に文章中心になるので、支援者様向けのコンテンツとしてふさわしいのか不安がありますが、
しばしお付き合いいただけたら…と思います。
最初に描いたラフ。右三人の右側が狸、左側が狐です。
事前に依頼者様からおおまかな構図や人物の配置について指定した図を頂きまして、それを元に描いたものになります。依頼内容にもよりますが、大体最初はこんな感じのラフのやりとりから始まります。
おおまかな内容は事前に相談して決め、細かい部分は一畳厠の判断で描き、ある程度まで描いたら依頼者様に確認してもらい、修正点があればそのつど相談しつつ修正を加えていく、という形で進めていきます。
事前に決めていなかった部分、わかりにくいと思われる部分などはこんな感じで注釈を入れたりします。
可能であれば右側は三人とも頭は枕に乗せている形で、との要望により修正。
ついでに、枕は周りに配置したほうが乱れた感じが出せて良いのでは、という考えからいくつかパターンを作り、依頼者様に提案してみることにしました。
作ったパターンの一つ。
最初のラフでは枕自体についてはあまり深く考えずに描いていたのですが、一応、基となる作品の時代設定が江戸後期ということから、当時の枕ってどんなんだったんだろうと調べてみたところ、当時は武家から農民までら箱枕という木箱付きの枕が一般的だったと判明。
というわけで枕を箱枕に変えました。昔そういう枕が使われていた事はぼんやり知ってはいたのですが、詳しい形状や成り立ちなどは知らなかったので少し得した気分に。
絵を描いていると必然的にこういった雑学的な知識が増えていくんですよね…個人的にはこういうのも絵を描く楽しみの一つだと思っています。
別のパターン。他にもいくつか作りました。
江戸初期~中期は括り枕という箱の無い枕が一般的だったそうなので、そっちのパターンも描いてみたり。
上の箱枕版に肌蹴た布団を追加したもの。
差分の一つで、基本の状態で布団を被せたもの。
基本は全員枕に頭を乗せている状態で、差分では枕が乱れた状態にしたらどうか、などいろいろと相談させていただいた結果、顔の向き的に枕があった方が安定感があること、また枕を有り無しにすると、それに合わせて顔の向きも変えないといけなくなる、などの理由から、やはり全員枕に頭を乗せている状態で統一することにしました。
次に続きます。