死力を尽くした二人の少女はしばらく動けず、抱き合うように折り重なって倒れたまま静かに試合の余韻に浸っていた。
玲香は少し体を起こし、乱れた紗織の美しい黒髪を撫でつけながら優しく囁いた。
「紗織。。終わったよ。私の。。勝ちだよ」
「れい。。。ちゃん。闘ってくれて。。、ありがとう。、わたし。。わたし」
そこまで言うと紗織は泣き出してしまった。
玲香は会場に向けて勝ち名乗りをあげると、泣きじゃくる紗織を優しく抱き起こし、軽く抱擁を交わした。
紗織は、さっきまで闘っていた相手とは到底思えないほどか弱く、可憐な少女に戻っていた。
鳴り止まない大喝采を背に、紗織に肩を貸すようにしてリングを後にした。
試合があまりに激しかったこともあり、二人共医務室に連れて行かれたが、幸運にも怪我はなく、ところどころアザができた程度で済んだ。
医務室を出た二人の前に金田が立っていた。
「お前たち、よくやったな。正直、ここまで素晴らしい試合になるとは思っていなかったよ。それでだ。白石。」
緊張した面持ちで紗織が顔をあげた。
「よく頑張ったな。お前の希望通り、これからはシングルでの試合も組んでやろう。ただし、お前たちのタッグはしっかり続けること。」
「はいっありがとうございます!」
紗織は目に涙を浮かべて深々と頭を下げた。
勝ってしまって良かったのか、内心心配していた玲香も安心した。
「良かったね。紗織」
その夜。
玲香たちは、ホテルをとった。
シャワーを済ませ、ネグリジェ姿に着替えた玲香はベッドの上で紗織を見つめた。
「紗織、本当にいいの?」
「。。うん。れいちゃんとなら。。」
「イヤだったらそう言って。約束だからってのはやっばりわたしも嫌だから」
「違うよ。」
紗織は微笑み、玲香の両手を握りしめた。
「私も。。れいちゃんのこと。好きだから」
めんまる
2022-07-23 07:02:29 +0000 UTCサイコ
2022-07-23 06:03:00 +0000 UTCめんまる
2022-07-22 11:58:37 +0000 UTCめんまる
2022-07-22 11:57:57 +0000 UTCtaxas
2022-07-22 11:18:23 +0000 UTCあろーへっど
2022-07-22 10:47:58 +0000 UTCめんまる
2022-07-22 08:59:31 +0000 UTCanggimoddi
2022-07-22 08:57:48 +0000 UTC