ここは人ならざるもの達が人間社会の中で抑制している己の本能の力を解放する地下の拳闘場。 今宵も二匹の人外の獣がリングの上で対峙する。 「猫のくせに随分と勇ましい顔じゃん。その顔面を僕のグローブでボコボコにしてあげるよ。」 相手を挑発する狼獣人のハーフのボクサーの名はカムイ=ウルフ。この地下拳闘場で活躍するウルフ四姉妹の三女で、その圧倒的なパワーで相手をなぶるように徹底的に殴り壊す模様は「狩り」と称される。 「貴様のような躾のなっていない駄犬は、この百獣の王の力を拳で分からせてやる。」 カムイを睨みつけているのはライオン獣人のハーフ、嘉例川アイラ。地下拳闘場に潜入する公安だが、初戦でカムイにプライドごと打ち砕かれて負けて以降は彼女を打ち倒すことに固執している。 度々試合を重ねた二人の戦績は五分五分。今回の試合はより獣としての本能を解放するために試合着の上を着用しないスタイルで行われる。 リングという名の狩り場で行われるのは人間の力を超越した獣同士 のプライドをかけた死闘である。 狩られるのはオオカミか、ライオンか…。 今、ゴングが鳴る。
ジェネラルAA
2024-03-28 13:33:24 +0000 UTC尾瀬ヒカ
2024-03-28 13:27:03 +0000 UTCジェネラルAA
2024-03-28 12:29:32 +0000 UTC