前作

小人が存在する世界で、彼らは害虫として扱われていた。 人権はなく、労働力としても使えず、備蓄などを食べたり、漁るネズミやゴキブリの様な存在。 だが、彼らは生きている。 そして、彼らの祖先は元は縮小病と言う病によって縮んだ人間だったらしい。 実際、唐突に現れた小人は俺は人間だと錯乱している...
◆
雅は脚を曲げて足の裏についた汚れを見ながら、ニタニタと笑うと、
「あ~あ、虫けらの血でパンストが汚れたわ。どれが生きてるのかしら?」
そう言って俺達を閉じ込めてるブーツをひっくり返す。
「わぁ~!」
天地がひっくり返った俺達は宙に投げ出されたと思ったら、冷たいフローリングの床に叩きつけられた。
「ケホケホ!」
ボトボト、と耳障りな音がして、破裂した赤黒い肉片も降ってきた。
雅に踏み殺された仲間の成れの果てだった。
昨日まで普通に生きていた仲間の無惨な姿を見て、背筋が凍る。
だが、俺たちの支配者がそんな恐怖を感じる余裕すら与えなかった。
「点呼」
たった二言の言葉だけで俺達は見えない鞭で叩かれたかの様に身体が勝手に動く。
床に這いつくばり、額を擦りつけて大声で叫んだ。
俺達は今、5人飼育されている。
「1号です!」
「3号です!」
「4号です!」
「5号です!」
2号の返事はなかった。
「ふ~ん、そこのゴミは2号だったんだ。この私の足の裏を汚すなんて悪い虫けらね」
グチャ!
グリグリグリ!
床に広がった肉片を更に踏み躙った雅。
彼女が足を上げた後は、彼女の足の裏に引き裂かれ、摩擦ですり潰されたそれはパンストの生地と一体化させられ、床からも痕跡はなくなっていた。
「ふふ、この世から完全に消してやったわ♪ 役立ずの2号は私の足の裏と一体化しちゃったわね~」
そう言って汚れた足の裏を俺達に見せつける雅。
悲惨窮まる仲間の死を見せつけられても、抵抗できない俺達は嫌でも力の差を感じさせられた。
「あ~お前ら踏んで左足は楽しんだけど、右足はまだ踏み足りないのよね~」
あまりにもわざとらしい雅の言葉。
それは生贄選別のセリフ。
「4号」
「そ、そんな……どうか……お許しを……」
ガタガタ震える俺に対して、雅はそれはそれは楽しそうに笑っていた。
気まぐれに言い放たれた言葉。
雅は適当に選んだに過ぎないはずだが、選ばれた俺にとっては絶望の言葉だ。
良くて拷問。
悪ければ死刑。
それを与えるのが雅の足の裏だ。
◆
「4号、床」
私は足元に這い蹲る小人-虫けら-達を見下ろしながら短く言い放った。
ただそれだけで小人達は私の意のままに動く。
死ぬかもしれない命令すら、恐怖に顔を歪ませて従うのだ。
これが楽しくて仕方ない。
支配する快感。相手より遥か高みにいることを実感できる優越感。
小人ほどそれを感じさせれくれる相手はいない。
あ~こいつらは本当に最高の玩具だわ♡
補充も消費も私の気分次第。
一匹潰しちゃったけど、別に仕方ないわよね?
だって、ひ弱なコイツらがいけないんだから。
「は、はい。雅様」
死にそうな顔色で私の命令を受けた4号が大の字に床に寝転がった。
まだ踏んであげてもないのに、死にそうな顔して……。
今からが死ぬほど辛いのにね?
私はクスクスと笑うと、大の字に寝転がった4号を右足で無慈悲に踏み潰した。
「うぎぁぁぁぁあ!」
「キャハハ! いい声ね~。でも、4号は死なないでしょ? お前は縮小病で縮んだだけだものね~?」
「あぐぃぁぁぁ!」
元々が小人だった存在と縮小病で縮んだ小人には強度に差がある。
2号は元々小人だったからあっさり潰れたしまったけど、4号は違う。
私が全体重をかけても潰れないほど頑丈に出来ている。
だから、こうして踏みつけても潰れない。
……まぁ、死ぬほど苦しいんでしょうけど♡
「んふふ、ご主人様のくっさい足の裏と一体化できて幸せ? ほ~ら、こうしたら、全体重がかかるわよ!」
私は左足を浮かして4号を踏みつける足に全体重をかけていく。
ミシミシと床-4号-が悲鳴をあげ、4号の口からは悲痛な声が上がった。
「ギイヤァァァ!!」
「あはっ! あははっ!! いい声ねっ! 2号はこんなの耐えれなかったのになぁ? 縮小小人はいたぶり甲斐があるわね!」
足をどかして、力無く横たわる4号を見下ろすと、再度踏んづけた。
今度は足の裏全体でじゃなく、つま先やかかとだけでグニグニと押し潰したり、グリグリと踏み躙ったりして弄ぶ。
「キャハハ! こうして! たっぷり! 踏み躙ってあげる」
4号をつま先やかかとで押し潰し、グリグリと踏み込むと、4号は声にならない声で叫び声を上げる。
ゴリゴリ、コリコリ、グニグニと色んな感触が足の裏を刺激して疲れがとれていく。
「あがぁ……うぎぁぁ……」
「あははっ! ほら、どう? 2号が踏まれた時はどうだったの?」
私は2号のことを持ち出してさらに4号を責める。
2号の死に様を語らせれば、小人達はより苦しむだろう。
そして、その苦しむ姿を見られるのは私だけなのだ。
「ひぐぅ……2号様はとても苦しがっておられました……あうぅ……」
「ふ~ん、お前はどうだったのよ? あははっ! お前たちは生き残って2号は死んじゃったわね~? きっとお前と2号が踏まれる位置が逆なら生き残れたかもしれないのにね~?」
私は4号を笑いながらグリグリと踏み躙った。
つま先やかかとで押し潰してやると小人-虫けら-は呻き声をあげながら身を捩らせる。
「あぐぁぁ! 申し訳ございませ……うぎぁ!」
4号は必死で言葉を絞り出して、私に謝罪しようとした。
しかし、その途中でつま先で踏み躙ってやれば4号は悶絶する。
あ~!
さいっこう!
2号は死んだ後も、私の愉悦のための道具になって、4号は私の足の裏で踏み潰されて、他の小人達は這いつくばったまま踏み潰される4号の姿を見て恐怖ですんじゃって!!
うんうん、雑魚たちが何匹いても私には逆らえないって心身に刻まれていってるのがわかるわ!
ふふ、でもずっと踏んでるだけじゃつまらない。
今日の生贄の4号にはたっぷりと楽しませて貰わないといけないわ。
まだまだ夜は長いもの♡