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異無
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怪しいうちのメイド3


「な、なに、これは」

 

 テオドールの前にあるのはミリアが出かけている間に自慰の道具にしていたミリアのショートブーツだった。

 

 精液を脱ぐって綺麗に磨いたから、照明の灯りを受けて怪しい光沢を放っている。

 

 テオドール用の皿に鎮座するショートブーツ。

 

 主の皿に履き古したブーツを置くなどありえない。

 

 普通なら……。

 

「ミリア、なんの……つもりで……」

 

 まさか今日のことがばれているのか?

 

 テオドールがテーブルに鎮座しているブーツから目を話せずにいると背後からミリアがそっと近づき、耳元で、

 

「私のブーツの味はいかがでしたか?」

 

「そ、それは……」

 

 ばれていた!

 

 テオドールは今すぐ逃げたいと思ったが、ミリアが肩に手を置いていて逃げられない。

 

「ふふ、テオドール様があんな性癖をお持ちだとは気づきませんでしたわ。テオドール様のへ・ん・た・い」

 

 びくぅ!

 

 耳元で息を吹きかけられてテオドールの全身がゾクリと震える。

 

 妄想の中とそっくりの妖しい笑みを浮かべるミリアがいた。

 

「私と遊びましょう? テオドール様」

 

「はぃ……」

 

 ミリアの誘いは余りにも甘くて、テオドールは抵抗することもできずに彼女の雰囲気に呑まれてしまうのだった。

 

 

「ふふ、これは……これは……」

 

 ミリアは椅子に腰かけながらテオドールの姿を眺めて、笑っていた。

 

「……恥ずかしいよ」

 

 ミリアの視線に晒され、テオドールは顔を真っ赤にして俯く。

 

 それもそのはず。

 

 テオドールは今、全裸でミリアの前に立たされていたのだ。

 

『本来なら執事服でも着て、と思ったのですが、あのように靴を舐めるなど、奴隷の所業ですから。卑しい行為を謹んで貰うためにも、テオドール様には奴隷として1日過ごしていただきます』

 

『それは?』

 

 ミリアの手には大型の犬に嵌めるような黒く艶のある首輪が握られていた。

 

『野良奴隷などいないので、テオドール様には首輪を嵌めていただきます。これで、テオドール様が誰かの所有物だと誰が見ても明らかになりますから。構いませんよね?』

 

『う、うん』

 

 ミリアに強く言われてしまうと、気弱なテオドールは断ることができなかった。

 

 あの醜態を見られれば尚更だ。

 

 テオドールはミリアの側に寄り、首輪を嵌められる。

 

 カチリ、と音がして、冷たい首輪が肌に触れ、ミリアに支配されているのをテオドールは強く感じていた。

 

『うん、ではなく、はい、ですよ。奴隷は主に最上級の敬語で話すのが常ですから』

 

『はい』

 

 ミリアに奴隷と言われ、テオドールはひそかに興奮していた。

 

『ふふ、語尾には誰にたいして言葉を発したのかわかるようにしましょうか。そうですね……今日は私がテオドール様の主ですから、私のことはミリア様と呼んでみましょうか。私もテオドール様のことは奴隷としてテオと呼びますね』


 明らかに見下されるのをテオドールは感じながらと素直に従う。

 

 本来の主ならミリアを怒鳴りつけて、折檻したかもしれないが、テオドールはむしろこうして見下されていることで鼓動が高鳴り、反抗心など起きなかったのだ。

 

『わかりました、ミリア様』

 

『さすがテオは賢いですね』

 

 ミリアに髪を撫でられ、くすぐったくも気持ちよくて、テオドールはなすがままにされていた。

 

『では、次は服を脱いで下さい。奴隷が身に付けていいのは首輪だけですから』

 

『え?』

 

 いきなりのミリアの言葉に思わず聞き返してしまったテオドール。

 

 それにたいし、ミリアは若干不機嫌な表情になり、

 

『服を脱げ、と言ったんですよ? それとも、私の命令がテオは聞けないのですか? 奴隷の分際で?』

 

『ひぃ! すぐに!』

 

 ミリアの命令ならなんでも従うつもりだが、こんな屈辱的な格好をさせられるとは思っていなかった。

 

 でも、夢で光景に近い状況にテオドールのチ●コはすでに硬くなっていて、さらにミリアの冷たい口調が拍車をかけてテオドールの隷属心を刺激した。

 

 テオドールは焦りながら、ミリアの前で全裸になった。

 

 興奮していたのもあるが、羞恥心とスゴくてまともにミリアの顔を見ることはできなかったが。

 

「ふふ、いい子、いい子。そんなテオにはご褒美をあげましょうか」

 

 ガン!

 

 とミリアは床をヒールで鳴らし、爪先をあげた。

 

 美脚を守るように黒いブーツを履き、その靴底をテオドールの正面へと見せつけながら次の命令をミリアは微笑みながら下す。

 

「舐めなさい。私の足を舐めて綺麗にするのです。私のブーツを舐めていた浅ましい姿を見せてください」

 

「……はい」


 テオドールは躊躇することなく、ミリアの前にひざまずいた。

 

 夢に見たの関係。

 

 それはすごく惨めなのに、テオドールは胸の鼓動がおさまらなかった。

 

 ぴちゃ、れろ。

 

「ふふ、本当に舐めるなんて、変態ですね。しかも、屋敷の中を歩き回った靴底をなんて」

 

「……」


 テオドールはミリアの蔑む声を聞きながら、ミリアの右足を手にとり、舌で彼女のブーツを舐めた。

 

「ん……」

 

「ん……ん……」

 

 ピチャ……ペロ……。


 テオドールは丹念にミリアのブーツに付いた汚れを落としていく。

 

 テオドールの唾液でブーツは磨かれた様に光沢を帯び、妖しく光っている。

 

 憐れみと嘲笑の入り交じった顔でミリアはテオドールを見下ろしていた。

 

「ふふ、どうですか? 私の足は美味しいでしょう? あ、ブーツでしたね」

 

「はい」

 

「ふふ、ブーツなんかが美味しいなんて、テオは根っからの奴隷ですね。では、もっとしっかり舐めなさい。砂ぼこり一つないように」

 

「はい」


 ミリアに命じられるまま、テオドールはミリアのブーツの甲にキスをして、丁寧に隅々まで舐め取っていく。

 

 口にブーツの苦い味や埃や砂っぽいざらついた感触が広がり不快感もあったが、ミリアの命令だとこれも興奮する要因になってしまう。

 

「ふふ、ふふふ」


 ミリアはそんな従順なテオドールを見て、笑っていた。


 その笑みは夢で見たテオドールを虐げていた妄想の表情にそっくりで、妄想が現実となったことに、テオドールは喜びに震えていた。

 

 そして、ミリアは足を組み替えるとテオドールの前へまだ舐めさせていないブーツを履いた足を突き出し、

 

「ほら、こっちが残ってますよ? 舐められますよね?」

 

「はい……」


 テオドールは同じように左足のブーツへと奉仕しようとした瞬間、

 

 ミリアは左の足をそらし、テオドールの口へ押し込む。

 

「んぐっ!?んぅ~!!」


 いきなり喉の奥へ突っ込まれて息ができない。


 しかし、ミリアは気にせずテオドールの頭を掴んでグイグイと奥深くまで侵入させる。


 テオドールは涙目になりながらも、必死にミリアの足にしゃぶりつく。

 

 テオドールを苦しめるミリアの顔には赤みが注し、明らかに興奮しているのがわかった。

 

「ふふ、ほぉーら、ちゃんと掃除しないと駄目ですよ? 私は優しいから、許してあげますけど、他の人なら殺されても文句言えませんよ?」

 

「ん、ん、ん」


 テオドールはミリアの言うとおり、一生懸命にミリアの足を舐め続ける。

 

 あの夜に見せた残虐なミリアの表情に魅せられながら。

 

「うわぁ、凄いですね。テオのここ、もうガッチガチじゃないですか。私に踏まれて喜んでいるんですね。ドMの変態さんですね」

 

 グリッ。

 

「ふぐぅ!!」


 ミリアにチ●コを踏みつけられ、快感が走る。


 それは、テオドールが待ち望んでいた痛みだった。

 

「ふふ、あはは!まさか、私に足でされて喜ぶなんて。テオってば本当にマゾなんですね。この淫乱奴隷が!」


 グリリ、グリリッ。


 ミリアは容赦なく、テオドールを踏みつける。


 その度にテオドールの身体はビクビクと震えた。

 

(ああ、ミリア様……ミリア様……)


 テオドールはミリアの硬いブーツからの痛みと屈辱が快感にも感じられ、幸せな気分に浸っていた。

 

 

「ふふ、奴隷の奉仕は靴だけではありませんよ?」

 

 ミリアはテオドールの口からブーツを引き抜くと、涎で光るブーツを脱ぎ捨て、黒いニーソックスに包まれた爪先を揺らしながら、

 

「次はこのブーツの中で蒸れて汗まみれになった足の臭いを堪能してもらいましょうね?」

 

 目の前で揺れる爪先にテオドールはニンジンをぶらさげられた馬のようにフラフラと顔を寄せた。

 

 床スレスレにある爪先を嗅ぐために、テオドールは這いつくばる形でミリアの目の前に身体を晒し、まるで土下座するような格好になる。

 

「ふふ、いい格好ですね。貴族としての尊厳も欠片もない不様な姿です。ほら、早く私の足の臭いを嗅いで下さい。奴隷らしく主の命令に従いなさい。卑しい変態奴隷として」

 

「は、はい……」


 テオドールはミリアの言われるがままに顔を近づけていく。


 鼻先が触れそうになるほど近くなると、ムワァっとした熱気が伝わってくる。


 それは、それだけで頭がクラクラするほど強烈な臭気を放っていた。

 

 ブーツで1日蒸れて汗をかいたミリアの爪先は汗で色が変わっている。


 そこから隠れて嗅いでいた時とは比べ物にならない濃密な臭いがしていた。

 

 しかし、その悪臭こそが、今のテオドールにとって極上の香りとなっていたのだ。

 

「ふふ、わかりますか? 今、テオの顔のすぐ前にブーツで湿った爪先があります。ふふ、すごい臭いでしょう? 特に爪先は私の足とブーツで密閉された空間になっていましたからね。この中では私の足の臭いや靴の臭い、さらには汗などの体液などが混ざりあって熟成され、凝縮されているのです。それが爪先にたっぷり染み込んでいるんですよ? それをこれからたっぷりと味あわせてあげましょう」

 

「はい……」


 ゴクリ……。


 テオドールは唾を飲み込んだ。

 

「では、いきますよ」


 ミリアはゆっくりと足を上げていき、ちょうどテオドールの顔の上へと動かした。


 そして、そのまま顔を押し潰すように足の裏をテオドールの顔へと密着させた。

 

 ぐり、ぐり!

 

「ふごぉぉぉぉぉぉおお!!」


 顔面をミリアの足で潰される。

 

「ふふ、どうですか? 私の足は? 臭いですか??」

 

「はいぃい!! 最高ですぅううう!!」


 ミリアの足裏の温もりと柔らかい感触、さらに濃厚な臭いにテオドールは興奮して叫ぶ。

 

「そうですか、嬉しいですね。それじゃあもっと気持ちよくさせてあげますね」


 グリグリグリグリグリィイイイッッ!!!

 

「ふぐぉぉぉぉぉぉおぉぉお!!!」


 ミリアは足指を器用に使い、テオドールの顔をグリグリと踏み躙った。

 

「ふぐっ、んぐっ、んぶうううううううううううう!!!!」


 ミリアの容赦ない踏みつけにテオドールは悶絶する。

 

「ほらほら、どうですか? 臭いですか?」


 グリグリグリグリグリグリグリィッ!!

 

「んぶっ、んぐぅ!んぐぅぅぅぅぅ!!!」

 

「ふふ、臭いんですね。でも、まだまだですよ」


 グリグリグリグリグリグリィッ!!

 

「んぐぅぅぅ!!んぐぅぅぅぅぅ!!!!」

 

「あはは、凄い声。そんなに臭いんですかぁ~? なら、もっともっといじめてあげないといけませんねぇ!」


 グリグリグリグリグリグリグリィッ!!!

 

 ミリアはさらに力を込めてテオドールの顔をグリグリと踏みつける。

 

 容赦なく、新たな主従関係を刻み込むようにテオドールの顔を押し潰していた。

 

「お、お許しくださいぃいい!」


 あまりの激しさに耐えきれず、テオドールは悲鳴を上げる。

 

「ふふ、許して欲しかったら、私に忠誠を誓って下さい。そうしたら、許してあげるかもしれませんよ?」

 

 グリグリグリ!!

 

「は、はいぃぃぃ!!」

 

 顔の皮膚が引きちぎれそうな痛みにテオドールは情けない悲鳴をあげていた。

 

「ふふ、では誓いの言葉を述べなさい」

 

 自ら敗北宣言をはっきりさせるため、ミリアは踏みにじるのをやめた。

 

 勿論、顔に足を乗せたままだが。

 

「は、はい……わ、私は……ミリア様の忠実な奴隷になります……だから、どうか……もうこれ以上は……」

 

「駄目です。ちゃんと言わなければ許しません。ほら、言いなさい」

 

「は、はい……そ、その、ぼ、僕はミリア様に絶対服従します。ミリア様にどんな命令をされても喜んで従います。ミリア様の言うことは全て受け入れます。ミリア様の奴隷として一生仕えることをここに誓います」

 

「ふふ、よく言えました」


 ミリアは満足げに微笑むと、テオドールの顔から足をどけた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」


 ようやく責め苦から解放されたテオドールは荒い息をつく。

 

 まだ踏みにじられた摩擦で顔が痛かった。

 

 そんなテオドールを観察しながら、ミリアはニンマリと笑っている。

 

 お気に入りの玩具を手に入れたかのように。

 

「さて、次は何をしてもらおうかしら……」


 ミリアは楽しげな笑みを浮かべながら、テオドールを見下ろして呟いたのだった。

 

怪しいうちのメイド3

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