「ふっ!」
ぴぎぃ!
茂みで息を殺しながら放った矢が、一角ウサギを仕留める。
普通のウサギより大柄な角の生えた魔物で村人でも倒せる程度の強さだが今の俺には経験値稼ぎになる。
(リリス様に経験値を捧げないと)
リリス様の奴隷となった俺は定期的にリリス様に経験値を吸われていた。
サキュバスであるリリス様は奴隷の俺の経験値を吸収して強くなられるのだ。
なので、こうして魔物を倒して 経験値を得れば、リリス様の役に立てる。
リリス様のお役に立てるぞ!
俺は調教してもらえる喜びを想像しながら、さらに魔物を狩って経験値を稼いでいく。
日が傾くくらいになり、レベルは多少はあがっていた。
(リリス様の元へ帰るか? だが、夜は夜型の魔物が出る。強い分経験値は多い)
より経験値を稼げればリリス様はさらに喜ぶはずだ。
だが、報告もなく遅くまで戻らなければ、また逃げようもしたのではないかと疑われないだろうか?
もしまた金蹴りのお仕置きを受けたらと思うと……。
俺の股間が思わず縮こまった。
どうしようか……。
・経験値は得れたし戻るか
・より経験値を稼ぐため森に残るか