「ふがっ」
「ナオってさ、私の足の匂い嗅いで興奮してるよね?」
「……」
「変態なの? それともマゾヒストなの? どっちなのかしら?」
「ち、違います!」
「まぁ、どっちでもいいけどね。ナオが嫌でも好きでも私のすることは同じだから」
かぐやにとってナオは玩具に過ぎない。
だから、玩具がどう思おうが関係ないのだ。
「ほら、足を舐めなさい」
傲然と見下ろすかぐやは優越感を噛み締めながら命令した。
そして、今のナオには逆らう気力などあるはずもない。
「うぅ、わかりましたよ」
直人は泣きそうになりながらもゆっくりと舌を出し、かぐやの足指を舐め始めた。
「あっ、あああ、いいわよ。その調子」
かぐやは直人の頭を優しく撫でると、満足げな表情を浮かべた。
「もっと奥までよ。そうそう、いい感じだわ」
かぐやは舐めやすいよう、足を少し持ち上げた。
直人は屈辱に耐えながら、かぐやの足の親指を丁寧に舐め続けた。
「うん、なかなか上手いわ。これはご褒美をあげないとね」
そう言ってかぐやはもう片方の靴下を脱いだ。
そして、蒸れた臭いを放つ生足が直人の顔を踏みつける。
(うぶッ、臭い……)
「いいから舐めるのよ。私の足を綺麗にしなさい」
「はい……わかりました」
涙目になった直人は、言われるままに足の指をしゃぶり続ける。
汗の味が広がり、吐きそうになる。
「あら、もう終わり? しょうがないわね。じゃあ今度はこっちよ」
かぐやはもう片方の足を差し出した。
「え? まだやるんですか?」
「当たり前じゃない。奴隷なんだから主人の足を舐めないなんてありえないでしょ」
「うぅ……」
「ほら早く」
かぐやは足で直人の頬を挟み、グイグイと押し付けてくる。
「はい……わかりました」
再びかぐやの足を口に含む。
先ほどよりもさらに強烈な臭いが鼻を突き抜ける。
「うぶっ、ゲホッゴホォェ」
あまりの激臭に咳き込んでしまう。
「ちょっと、汚いわね。ちゃんと掃除しなさいよ」
かぐやは眉間にシワを寄せ、不機嫌そうな顔になる。
「すみまぜん」
「まったく、しょうがないわねぇ。ほら、口を開けなさい」
「はい……」
かぐやは直人の口に自分の足を押し込む。
(なんでこんなことに……)
屈辱的な状況に涙すら出そうだった。
あの地獄を抜けたと思ったら、それは偽りだった。
地獄はまた続いているのだ。
「噛んだりしたら承知しないわよ?」
「はい……」
直人はかぐやに足で口の中を弄ばれる。
舌にかぐやの足が擦れ、気持ち悪い。
かぐやは直人の口から足を抜くと、時計を見上げ、残念そうな顔になり、
「ふう、スッキリした。今日はこのくらいで許してあげる。来週もちゃんと来るのよ?」
そう言い残して直人の顔を蹴り飛ばすと笑いながら部屋から出ていくのだった。