高層ビルと古びた下町がひしめき合う大都市。 ここでは自身を改造することが当たり前に行われている世界。 その郊外に主を失い廃墟となった工場に低い声が響く。 「あんたを生かしておくわけにはいかない」 犯人を追い詰めにらみつける探偵ギルドハンターのレン。 探偵ギルドとは本来の目的である迷宮入りになった事件や警察が手に負えなくなった事件を扱うのが主である。 が、増える犯罪に間に合わない警察がギルドに仕事を依頼することも 最近では珍しくない。 登録ハンターには特例で逮捕権が認められるのと同時に、ターゲットの犯罪者の殺害も黙認される。 今では若者に人気の職業となりハンターの数も増えるが・・・ 懸賞金の懸けられた犯罪者はどれも曲者ばかりで、その犯罪者に殺されるハンターも後を絶たない。 レンはそんな探偵ギルドに登録して2年。解決した事件はまだ30件。 大量殺人を犯した者や、爆弾魔等1等級のターゲットや、警察から降りた窃盗事件などをこなしているが逃げられたこともしばしばあり、 ギルドとしてはまだ序の口レベル。 だがレンは今回の犯人には特別な思いがあった。 快楽のために無差別に40人以上殺していた巨漢の土木作業員の男ガウマッド。 自身を薬による改造で一時的に肉体を巨大化させ、相手を撲殺していた。 その死体はどれも残忍な殺され方をしており、 その被害者の中には今回親友も含まれていた。 レンはガウマッドに罪状を読み上げゆっくりと近づく。 「・・・残念だったな小僧、お前もここで殺してやる」 ガウマッドは殺人を行う時に飲む薬を取り出し、大きな口に入れ、飲み込むと体が大きく膨らんでいく。筋肉が膨張し、身長が3m近く大きくなる。 大きな壁の様に大きくなったガウマッドは近くの立っている鉄製の柱をもぎ取ると、レンに向け振り上げた。 だがその鉄製を振り上げた直後ガウマッドは急に柱を持った感触が無くなったことに気づく。 レンガ瞬時に飛び上がり柱を拳で吹き飛ばすとガウマッドの遥か後の壁に突き刺さっていた。 「裁きの時間だ」 レンはガラ空きになっていた横腹に思いきり拳を突くと、 ゴボゴボと拳・・・いや腕が肉に埋まっていく。 拳圧により反対側の横腹が膨張し、肉体がゆがむ。 そして、その肉体は限界を迎え崩壊。 「ふげぇ!」 それがガウマッドの最期の言葉であった。 レンは小さな端末を取り出すと警察に報告。 1人の凶悪犯を排除し1つの事件が幕を下ろす。 レンは10分後に来た警察から執行証明書を端末で受け取りギルドに送信。 この街ではまたこの瞬間次々と新しい事件が生まれ、被害者が生まれる事への不満。 レンはため息を出しつつ新しいギルドの依頼を確認するのだった。 -続く・・・か?- ----------------------------------------------------- ということで簡単な話を書いてみました。 あ、肉体が巨大化するのに何で服も巨大化できるの? というのは気にしたらダメです。 Pixivには多分1枚目のみにするかな。 ただ前にも言っていたR-18Gについては、これとは別パターンでPixivにアップ予定。 この話とも関係ないものだったり。
虎杖 鷲
2019-10-26 17:31:05 +0000 UTC