(7) 詩奈の部屋に撒き散らしてしまった精液をショーツで拭き取り、それを再び穿きなおす。一部の固まった粘液はコットン生地にも完全に吸収されることなく、表面にへばりつくように残っていて、それが肌に触れると耐えがたい気持ち悪さだった。 「お、終わりました……」 「ふふっ、お疲れ様、アキラちゃん」 叔母の労いの言葉も、アキラを辱めるばかりである。奥歯をかみしめていると、 「……うーん、アキラでも一応、女の子の名前であるけど、それでもまだちょっと男の子っぽいわね。どう思う、詩奈?」 「うん。せっかくだからちょっとひねって、女の子っぽい名前にした方が、女の子の振りをしやすいんじゃないかな」 さらに会話が不穏になり、アキラはハラハラしながらそれを見守る。 「そうよね。アキちゃん、アキコちゃん、アキナちゃん……? それとも下からとって、キラちゃんとか……?」 「あっ、だったら、キララちゃんなんてどうかな?」 「いいわね! キラキラしてて、女の子っぽくてかわいいじゃない。ね、アキラちゃん? この家にいる間は、キララちゃんってことにしましょう」 「き、キララ……?」 ある意味で究極のキラキラネームのような名前を付けられて、真っ赤になるアキラ。 「ええ。これからあなたの名前はキララちゃんよ。わかった、キララちゃん?」 「う……は、はい、わかりました……」 「それと、自分が主語の時は『キララは』って一人称をつけるように。いいわね?」 「い、一人称!? そこまでしなくても……」 「だめよ。ちゃんと女の子らしくしないと、ほんとうは男だってバレたら恥ずかしいでしょう? 自分のことを名前で呼んでいれば、バレる心配はなくなるわ。ね、詩奈?」 「うん! まさか高校生のお兄ちゃんが、自分のことを『キララは~』って言うだなんて、誰も思わないもの。絶対にバレっこないわ」 「う、うぐっ……わ、わかりました……じゃなくて、ええと、キララ、わかった……」 恥辱をかみしめるように口にするアキラ。サイズの合わない女児用シャツと、精液まみれの女児パンツだけというみっともない姿では、もはやどんな命令にも逆らう気が起きない。 「ふふっ、決まりね。それじゃあこれから、ご近所さんに挨拶しに回ってもらうんだけど――その前に、着替えた方が良いわね。青臭い匂いがしてたら、男の子だってバレちゃうもの」 「え……あ、挨拶回り!? そこまでしなくても……!」 「だめよ、キララちゃん。一週間ここで生活するんだし、来年からだってここで生活することになるかもしれないんでしょう? その時のためにご近所さんとは、いい関係を築いておかないと。あと、言葉遣い」 「うぅ……き、キララ、ご近所さんに、挨拶しないと、ダメ、なの……? それに、来年からもって……?」 「ふふっ、心配しないで。もし一週間、何事もなく過ごせたら、姉さんにはちゃんと口をきいてあげるから。その時は女子小学生の『キララちゃん』じゃなくて、男子大学生の『アキラくん』として部屋も用意するわ。だから――今はちゃんと女の子になりきって生活なさい」 「う……そういうことなら……」 最高の釣り餌をちらつかされ、不承不承うなずくアキラ。 詩奈はくすくす笑って、 「キララちゃん、そこはもっと嬉しそうに言わないと、女の子らしくないよ。あと、ちょっと舌足らずな感じにすると、もっといいかも」 「うぐっ……は、はぁい! キララ、わかった! 女の子として生活する!」 半ばヤケクソで言うアキラに、 「くすくすっ……でも、自分のことを一人称で呼んでると、まるでキララちゃんの方があたしより年下みたい。そうだ! キララちゃんはあたしより年下の、2年生ってことにしない?」 「あら、いいわね。小学2年生にしてはちょっと背が高いけど、その分はキララちゃんの演技で頑張ってもらいましょう。いいわよね、キララちゃん?」 「う、うぅ……う、うん……キララ、小学2年生の、女の子に、なる……」 「くすくすっ、恥ずかしがらずによく言えたわね、キララちゃん。ご褒美に、詩奈がなでなでしてあげる」 羞恥と屈辱に泣きそうになり、思わずうつむくアキラの頭を、詩奈が優しくなでる。その手の感触に、アキラはさらに涙がこぼれそうになる。 (うぅ、な、なに、これ……) (恥ずかしい思いをしてるのは、詩奈ちゃんのせいでもあるのに……頭では、そんなことは分かってるのに……) (なのに――頭を撫でられると、胸が、疼く……! 優しさと錯覚して、甘えそうになっちゃう……!) 「さ、詩奈がお洋服を選んであげるから、新しいお洋服にお着換えしようね、キララちゃん。まだ2年生だし、詩奈がもう着なくなった可愛いのを選んであげる!」 「し、詩奈ちゃんが……!?」 「こーら、詩奈の方が年上なんだから、詩奈お姉ちゃん、でしょ? それに可愛いのを選んでもらうんだから、ちゃんとお礼を言わなきゃ、ね?」 「は、はーい……あ、ありがとう、詩奈、お、お姉ちゃん……」 「うんうん、よく言えました」 またしても頭を撫でられ、ほだされそうになるアキラ。 しかし―― 「き、キララ、このお洋服で、ご挨拶に……!?」 用意された服に着替えた自分の体を見下ろして、アキラは言葉を失う。 「Angelic Baby」という有名女児服ブランドのロゴが大きくプリントされた、カラフルなパステルカラーのタンクトップと、ミニスカート。シャツやスカートの裾には細かなフリルが入っていて、特にスカートの方は、ラベンダー、ミントグリーン、イエローと、まるで虹のような色違いになっている。 さらに髪の毛まで、ボール付きのヘアゴムでひと房括られて、完全に女児の髪型だ。 「うん! 女の子っぽくてかわいいでしょ? これなら誰も、キララちゃんが本当は高校生のお兄ちゃんなんだってわからないわ!」 「そ、それは、そうかもしれないけど……でも……」 (オレ、この格好で、ご近所さんに挨拶を……!? ぜったいすぐに男だってバレちゃうだろ……!) こめかみに脂汗を流しつつ、アキラはスカートの前を見下ろす。 すでに萎えているとはいえ、股間に存在する少年の証――そのふくらみが作り出す微かな隆起と、不自然に刻まれたシワを。 立ち尽くすアキラに、 「ふふっ、やっぱりどうしても、おちんちんは目立っちゃうわね。でもキララちゃん、安心して。おちんちんが目立たないようにする秘策があるから」 「ひ、秘策って、なぁに……?」 「それはね――」 (続く) ※きりが悪かったので少し足しました。 ※挿絵に英語版を追加しました。Vardei様、ありがとうございます!
まんまちっち
2021-09-12 15:25:59 +0000 UTCVardei
2021-09-05 14:42:15 +0000 UTC