SS「着替えのルール」(1)
Added 2021-03-22 11:17:17 +0000 UTC(1) お風呂から上がって脱衣所で体を拭き終え、バスタオルを洗濯機に入れたたところで、ノックもなしに廊下へと続くドアが開いた。 そこに立っていたのは、小学生の妹・千香だった。 長い黒髪をリボンのついたヘアゴムでツーサイドアップにくくり、お嬢様女子小学校の制服である長袖の丸襟ブラウスと臙脂のリボン、吊りスカートを着た千香は、 「うんうん、時間ぴったりね」 全裸のぼくを見ても動じるどころか、まだ幼さの残る顔立ちに似合わぬ嗜虐的な笑みを満面に浮かべてそう言うと、脱衣所に入って後ろ手にドアを閉めた。妹は小学4年生にしては背が高く、高校2年生としては小柄なぼくと10センチと違わない。そのため、妙な貫禄さえ感じてしまう。 「それじゃあいつもみたいに着替えよっか、お兄ちゃん」 「う……うん……」 むしろぼくの方が怯みながらも、いつものように「着替え」を開始した。 まずは妹のスカートの肩紐を左右にずらして落とすと、左脇のファスナーを下ろし、留め具を外す。そうして脱がせたスカートは、洗濯機ではなくバスケットに置いておく。 同様に襟元のリボン、ブラウスも脱がせてバスケットへ。 純白の下着姿になった妹を前に、理性が「なにをやっているんだ、ぼくは」と囁くが、手を止めている暇はない。 「さ、お兄ちゃん、早く」 「う、うぅ……」 ぼくは覚悟を決めて、妹の下着に手をかけた。 まずはキャミソールの裾から手を入れると、一日分の汗を吸ったコットン生地の、じっと湿った感触が手のひらに伝わって、背徳的な興奮に心臓が締め付けられる。その痛みを押し殺して、ぼくはめくりあげるように脱がせていった。 露わになる上半身。妹とはいえ小学4年生、まだ小さいものの徐々に色気づいている胸元や、肋骨の浮いた脇腹、淫らなほどのへそのくぼみに、 「っ……!」 ダメだとわかっていても、体が反応してしまう。とうぜんぼくは全裸のままのため、微かなこわばりさえも妹の目にさらされたままだ。 「くすくすっ、お兄ちゃんったら、もうエッチな気分になっちゃってるんだ」 「う、ご、ごめんっ……」 何も知らない人がこの場面だけ見れば、裸の兄が小学生の妹を脱がせて昂奮しているように見えるだろう。しかしいま主導権を握っているのは妹であり、ぼくの方が彼女に辱められているのだった。 キャミソールもバスケットに入れた後は、しゃがんでソックスを脱がせる。ソックスそのものよりも、ちょうど目の前にあるショーツが気になって仕方がなかった。 そう。最後に残ったショーツも、ぼくの手で脱がさなければいけないのだ。 「さ、お兄ちゃん。千香のパンツ、脱がせてちょうだいね」 「うんっ……」 ウエストゴムの間から左右の親指を差し入れて、ゆっくりと下ろしてゆく。下腹部、鼠径部、そしてくっきりとした陰部の割れ目が露わになり、 「――――――――」 ぼくは心を無にして、一気にショーツを足首までおろした。 「ほ、ほら、片足ずつ上げて」 「むー、千香のオマンコ、もうちょっとちゃんと見てよー」 素直に足をあげながらも、妹は不満そうに言う。 ぼくはショーツを手に立ち上がると、 「み、見ないからっ……!」 「ふーん。これからもっとヘンタイなことするくせに、変なの」 全裸の妹は恥部を隠す様子もなく腕組みをして、ニヤニヤ笑いながらぼくを見る。 「それは、そうだけど……でも、それと、これとは……」 「はいはい。それじゃあお兄ちゃん――『お着換え』してちょうだい」 「う……うん……」 ごくり、と喉を鳴らしてつばを飲み、両手に持ったままのショーツを見下ろす。 昨日からほぼ丸一日、妹の下半身を包んでいたショーツ。サイズは150で、クロッチ部分が微かに汚れている。どんなに気を付けていても、毎日はいていれば汚れはついてしまうものなのだ。こうして持って見下ろしているだけでも、立ち上ってくる匂いに胸が苦しくなってくる。 (これからぼくは、この、ショーツを――) 妹の口にしていた「着替え」は、ぼくが妹の服を脱がせることだけを指しているのではない。むしろそれはただの準備に過ぎず―― 「はーっ、はーっ……」 「くすくすっ、そんなに緊張しなくてもいいじゃない。いつもやってること、でしょ?」 「う、うん。でも……」 「早くしないと――服が、冷めちゃうわよ?」 何も知らない人からすれば、意味不明なフレーズ。 しかしぼくは、その一言で覚悟を決めて、 「っ!」 右足をあげて――たったいま妹から脱がせた純白のショーツの中に、爪先を滑り込ませた。 (続く)
Comments
ありがとうございます~! 短いお話にはなりますが楽しんでいただけると嬉しいです!
十月兔
2021-03-22 15:06:47 +0000 UTC