短編「妹の花嫁になった日」(5)
Added 2020-11-04 02:10:40 +0000 UTC(5) ショーツとデニムスカート、さらに真里の爪先と三重に押さえつけられていたモノが、それらを押しのけるように大きく膨らんで立ち上がる。次の瞬間、 どくっ、 大量にあふれだした白濁液が、ショーツどころかデニムスカートすらも貫通して、その表面に浮かび上がり――ふたりの声が、重なり合う。 「んっ……!?」 「わっ!?」 慌てて足を引いた真里の前で、真佑は射精の快感に低くうめいた。 なにしろ脱衣所でのオナニー未遂から、裸土下座、そして妹の体臭が染みついた服を着せられて、途中から触ってもいないのに限界まで勃起していたのだ。妹の足先でこねくり回されたあげく、羞恥に満ちた状況を想像させられては、我慢できるはずもない。あまりにも強烈な快感の反動で、立っているのさえやっとのありさまだ。 「はっ、はぁーっ……!」 一方の真里は自分の爪先を見ながら、 「あーあ、あたしの足、汚れちゃった」 口では怒ったようなことを言いながら、その顔は、どこか愉しげに笑っていた。 「ほら、兄貴が汚したんだから、兄貴がきれいにしてよ」 「う、うん、ごめん……」 とっさにティッシュを探す真佑。 しかし妹はさらに意地悪く笑って、 「ちょっと、何してるの。こういう時の定番は、舐めて綺麗にするもんでしょ」 「な、舐めっ……!?」 「さ、早くあたしの足を舐めて、綺麗にしてちょうだい。そうしないと、射精したこともママにチクっちゃうよ?」 「うぅっ、はい……」 真佑はおとなしく妹の前にひざまずいて、彼女のの爪先に舌を這わせた。 滑らかに潤った指先。きれいな形の爪。そこから漂う、湯上りの少女の匂い――妹の足を舐めるという屈辱的な行為のはずなのに、射精したばかりのペニスがまたも疼き始める。 (妹の足先を、舐めてるっ……!) 精液はつかなかったのか、部屋にうっすらと漂い始めた青臭い匂いは、妹の足からはしていない。しかしそれでも、真佑は妹の親指を口に含み、音を立ててすすった。 「ククッ、クククククッ……」 その様子を、妹はおかしそうに眺めていたが―― 「うん。決めたわ。やっぱりさっきの、これで許してあげるって言ってたのは、なし」 「……っ、え……?」 青ざめた顔で、思わず妹の指先から口を離す真佑。何か気に触ったことをしてしまったかと思ったが、妹は妙に上機嫌で、 「兄貴にはあたしのパンツでオナニーした罰として、これから、あたしの妹として生活してもらうことにする」 「ま、真里の、妹……?」 「うん。あたしのおさがりから選んであげるから、それを着て生活するように。学校に行くときだけは、まぁ仕方ないから許してあげるけど。もちろん、お姉ちゃんであるあたしの命令には絶対服従。いい?」 「う――うん、わかった……」 どのみち、射精までしてしまっては妹に逆らうことはできない。 「わかったじゃなくて、わかりました、真里お姉ちゃん――でしょ」 「うぅ……はい、わかりました、真里、お姉ちゃん……」 「よろしい。ククッ、兄貴が――じゃなくて、マユちゃんが妹だなんて、変な気分」 真里は嬉しそうに笑って、 「さ、まずは着替えね。服も汚れてるし、バタバタしてたからお風呂もまだだよね? パジャマと下着を用意してあげるから、お風呂に入ってきなさい」 「は、はい、真里お姉ちゃん、ありがとう……」 二転三転、思わぬ展開に戸惑いつつも、真佑は素直にうなずいて、改めてお風呂に入る。 いったいどんなパジャマを着せられるのだろうと思っていたところ――妹が去年まで着ていたピンクのプリンセスネグリジェが置かれていた。 (真里のやつ、いったいどういうつもりなんだ――) ぼやきながらも、妹の体臭が染みついたそれを着る。 明日から、いったいどんな服を着せられ、どんな命令をされるのか――真佑は不安で胸がいっぱいになるのだった。 (続く)