連載小説「失禁改善合宿(仮)」(17)
Added 2020-07-21 10:17:36 +0000 UTC1-2.邂逅 (3) しかし、改めて女児服売り場を見渡したところで、そのデザインの豊富さに改めて気づく。 (それにしても、女児服って言っても色々あるなぁ……) (単に色やデザインがどうってだけじゃなくて、個性やテイストっていうんだろうか。ストリート系や小悪魔系、スポーツ系……カジュアル系に、カントリー系、可愛い系まで……) (うーん、服を選ぶ前に、自分がどんな「女子小学生」を演じるのか、考えておいたほうがよかったかもしれないな……) 女児服売り場でかごを持ったまま、真面目な面持ちで考え込む歩実。 その姿を、他のお客が「あの子は何をしているんだろう」と見つめていることにも気づかない。 (身長や体格を考えると、大人っぽくてボーイッシュな感じにしたほうが、違和感はないんだろうけど……でも、演じるのは難しそうだなぁ。運動も苦手だし、ボーイッシュなしゃべり方なんて、どうすればいいのか……) (むしろ――) 買い物カゴに入っている服を見下ろす。 (うん、さっきも考えたように、体型をカバーするためにはフリル多めの服のほうがよさそうだし、こういう可愛い服を着てる女の子を目指したほうがいいかも。男子高校生なのに、ちょっと恥ずかしいけど……) (具体的には少女漫画やアニメを見て、イメージしやすい女の子を選んでなりきる練習をするとして――いまは、可愛い系の女児服を中心に、選ぶことにしよう) (とするとやっぱり、パステル系フリル系かな) (うう、恥ずかしくて、チンコがむずむずしてきた……なんて、可愛い女児服を選びながら、考えることじゃないけど……) とはいえ、方針は決まった。 歩実は熟慮を重ねつつ、「これは」と思ったものを一つ一つ買い物カゴに入れてゆく。 (基本はフリル多めの、パステルカラー中心で) (トップスは、なるべく肩のラインを隠して、胸元に視点を向けるようなデザインのもの。色は寒色系の、水色とかライムのほうがいいかな) 歩実はトップスから選んでゆく。 水色のセーラー襟が涼しげなチュニック。結ばれた黄色いリボンがアクセントになり、フレンチ袖が肩を隠してくれる。 胸元にフリルがついたピンクのキャミソールと、パフスリーブシャツのセット。平らな胸にボリュームがあれば、女の子らしく見えることだろう。 パフスリーブのブラウス。こちらは前立ての左右に大きなフリルがついている。色柄はサックスのストライプ柄を洗濯した。 フリルスリーブのシャツも、色や柄違いで何枚か購入する。こちらも大きなリボンのプリントや、ポップなロゴ、可愛い女児向けキャラクターと言った、女の子らしいデザインのものが中心だ。 (うん、とりあえずこんなものでいいかな) (ボトムスは、下に紙おむつを穿くし、体型を隠すことを考えても、ぴったりしたスパッツやスキニーやショーパンはダメと。なるべくフリルがいっぱいついたスカートやスカパン、スカッツ、あるいはカボチャブルマーあたりがいいかも) (色は――あんまりパステルカラーばっかりだとあれだし、勃起を見られるのも怖いから、ちょっと落ち着いた色も織り交ぜようか) などといろいろ考えながら、すでに目星をつけていたものを買い物カゴに入れてゆく。 裾にレースがあしらわれたフリルスカパン。パステルカラーとも相性の良さそうなベージュを選択する。 デニムの三段ティアードフリルスカート。色はインディゴで、裾に入ったステッチと、サクランボのアップリケがいいアクセントになっていた。これもパステル系と組み合わせれば、女児らしくなるだろう。 シャガード生地の、チュチュ風スカッツ。サイズ展開からして低学年用かとも思ったが、とりあえずオフホワイトとピンクを入れておく。 さらに、ふわふわしたフリルがたっぷりとついたチュチュスカートをカゴにいれつつ、 (これ、スカートの中に重ねばきすると、ボリュームが出て良さそう) そう考えると、スカートの選択肢が広がった。ノーマルスカートやプリーツスカートも候補に入る。 ピンクチェックのボックスプリーツスカート。 肩紐の付いたノーマルスカートとTシャツのセット。 さらに―― (こ、これも、行く……?) 目を向けた先は、ちょっとお上品なお嬢様風のコーナー。ブラウスやジャンパースカート、カーディガンやワンピースのコーディネートは、歩実がイメージする「可愛い女の子」が着るにふさわしい。 レースの大きな丸襟と共布のリボン、ピンタックがついたブラウスをハンガーラックから取り出してじっと眺める。 (うーん……ワンピースはもう買ったから、充分と言えば充分なんだけど……でも――) そこまで考えた歩実は、続きを心の中で飲みこんで、 (ま、まぁ、体格的に着られるかどうかわからないし、ブラウスやジャンパースカートはやめておこうかな。こういう伸縮性のない服は特に、ね) (それに――) 見ていると、どうにも危険な一線を越えてしまいそうな気がして、歩実はそっとブラウスをハンガーラックに戻そうとする――が。 「お客様、商品のことでお悩みですか?」 彼の逡巡を見透かしたように話しかけてきた若い女性店員の声に、歩実はびくっと背筋を震わせて振り返った。 (続く)
Comments
合宿のためと言いつつウキウキですね…私もこんな可愛くなって女児服売り場を見て回りたい…
十月兔
2020-07-21 10:59:06 +0000 UTC歩実ちゃん、ホントに楽しそうでいいな~🥰💕 えりもこんな風に女児服を着て、可愛いお洋服を選ぶショッピングをしてみたい‼️💕
elli-kasuga
2020-07-21 10:47:36 +0000 UTC