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「強制女児女装志願」(5)

  第1の命令 (4)  玄関のほうで鍵を開ける音がした直後、 「ただいまー」 「お、お母さんっ!?」  予想よりも早いお母さんの帰宅に、思わず声を裏返す。  どうしよう。いまから脱いでいては、間に合うか判らない。焦ったぼくは、女児用下着の上からシャツとズボンを着た。ベッドの上に置いてあったトランクスもタオルケットの下に突っ込んだその時、 「静、いるなら返事しなさい」  息子の部屋をノックするという習慣ををまったくもって身につける気がないお母さんが、ドアを開けて入ってくるところだった。まさに間一髪だ。 「ご、ごめん。おかえり、おかあさん」 「まったく……今日は暑かったから、アイス買ってきておいたわよ。出してあげるから、すぐにいらっしゃい」 「は、はーい」  ぼくの返事を聞いて、お母さんはあっさり出ていった。  うん、ほんとにいいお母さんなんだ。けど、息子に対する遠慮のなさはもうちょっとどうにかならないものかと思う。 「でも……どうしよう」  マキナさんからは、自撮りを取るように「命令」が来ている。でも今から服を脱いで自撮りをする時間はなさそうだし、なかなか来ないぼくにじれたお母さんが入ってこようものなら大変だ。優しいけど気は長いほうではないのだ、お母さんは。  とすると―― 「このまま、行くしかないか……」  ゴクッ、と喉を鳴らす。さいわい白のキャミソールで、シャツの下に着ていても透けることはないだろうけど、バレたらと思うと緊張する。 「だ、大丈夫――」  いちおう、姿見を出して確認する。部屋着にしているシャツとズボンの上からだと、そんなに目立つことはなさそうだった。  軽く気を落ち着けてから、リビングに行く。出してもらったアイスクリームは、確かに冷たかったけれど、どちらかというと下着のことがお母さんにバレないかという心配のほうで、肝が冷えっぱなしだった。  なのに――問題のショーツの中ではおちんちんがピクピクと痙攣し続けて、溢れ出した我慢汁のせいで、見なくてもわかるほどにじっとりと湿っていた。  10分ほどでアイスを食べ終わり、リビングから自室に戻ってきたぼくは、改めてメールを見る。 「下着姿で、自撮りを撮影する……」  命令自体はもちろん変わっているはずもない。しかし、難易度は先ほどまでとは段違いだ。いつ何時お母さんが入ってくるか判らない状況で、女児下着姿を撮影するのだから。 「ま、まぁ、向こうに確かめる手段はないんだから、すっとぼけてやりましたって言うことも、出来なくはないけど……」  深呼吸して、心を落ち着ける。 理性的に考えれば、リスクが高い行動は避けるべきだ。もしも女児下着をつけて自撮りしている現場をお母さんに見られたら、何を言われるか判ったものではないのだから。 「でも――」  なのに。 「『命令』なんだから……やらないと、だめ、だよね……」  ぼくの唇をついて出たのは、そんな冷静な「理性」とは真逆の結論だった。 「だ、大丈夫。昼間にお母さんが、用もないのに入ってくることは、あんまりないんだから――あれば、さっきリビングにいる間に伝えただろうし、うん、大丈夫……」  自分に言い聞かせて、ゆっくりと服を脱いでゆく。  改めて露わになる女児下着姿を、鏡に映す。華奢な体つきのおかげで、見苦しいというほどではなかったけれど、股間がもっこりと膨らんでいるのがみっともなかった。  でも――そんなところがまた変態的で、いっそうムラムラしてくる。 「み、見てる場合じゃなくて、早く、撮影しちゃわないと……」  急いで鏡にスマホのカメラを向け、全身が映るように撮影しては、うまくいったところで保存する。 これで命令は達成だ。自分の変態的な姿がスマホに残っていると考えると、それだけで叫びだしたくなるような恥ずかしさがこみあげてくる。 「え、ええと、あとは報告すれば、いいんだよね……」  下着姿のまま、再びマキナさんに連絡。画像を貼り付けるべきかどうか、ちょっと悩んだけど、 「……うん。下着も貰ったんだし、送るのがマナーだよね」  そもそもぼくなんかを脅しても何にもならないのだし、本当にぼくの弱みを握って強請る気なら、必ず写真を送るように指示しているだろう。むしろ今のところ、こうして下着をもらっている立場だ。ぼくから返せるものは、ちょっとくらい返さないと。  とはいえそのまま送るのはやっぱり怖くて、顔を顔文字で隠した画像とともに、マキナさんにメッセージを送る。 「遅れましたが、下着姿を自撮りしました。修正済みの写真も添付しておきます」 「では、今日の命令は以上だ。次回の命令を待ちなさい。  追伸:見込んだとおり、なかなか可愛い下着姿だね。次は服も用意するから、楽しみにしておいてちょうだい」 「か、可愛い……」  「命令」が終わったことにほっとしつつ、「可愛い」と言われたことに、妙に心が浮き立つ。そして次は、いよいよ女児服――いったい何を着せられるのか、楽しみに胸が高鳴るけど、 「とりあえず、着替えないと」  ぼくは大急ぎで女児用下着を脱いで着替えると、下着を再び袋の中にしまい直し、 「……えっと、どうやってこれを洗おう?」   (続く)

Comments

ありがとうございます~! 瞬発的な伸びは最初からガンガン女装・エッチシーンを入れたほうがありそうなのですが、じっくりと女装させる展開も好きなのでたまに書きたくなるんですよね。どちらでも読者さんの心を掴めるような作品を書けるよう、頑張っていきます!

十月兔

最初からがっつりと女児女装してくれたり、エッチなシーンに突入するパターンも好きですけど、この作品の様に手順を追ってじっくりと被虐感を高めていってくれる話も大好物ですね🎵🥰 徐々に女児女装の深~い沼に引き込まれていくドキドキ感は、たまらない快感です❤️ 読者のとらえ方は人それぞれでしょうけれど、エリとしては両方向のお話しを読める今の時間は至福の時でございます。🤗💕😍 是非二つの方向ともがんばれー🚩😃🚩と、無茶振りしておきましょう👍💖🎶

elli-kasuga


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