「女児女装日記(仮)」 一日目
Added 2020-05-23 10:12:36 +0000 UTC一日目 まさか高校生にもなって日記をつけることになるなんて、思ってもいなかった。でも、罰なんだから仕方ない。まだ中学生のぼくが、18禁サイトの小説を読んでいた罰だ。 なぜか最初に自己紹介を書くように言われたので、大人しく従うことにする。なんだか告白手記みたいだけど、それがお母さんのオーダーだった。 鎌田ミツル。それがぼくの名前だ。近所の市立中学校に通う二年生で、友達からは「カマちゃん」と呼ばれている。 当たり前だけど、このあだ名はあまり好きではない。ただでさえ、背の順で並べば常にいちばん前に来るほど身長が低いし、顔も、髪型も女の子っぽくて、いまだに女子小学生に間違えられるくらいなんだから。でも、あんまり怒るとかえって揶揄われるだけなことに気付いてからは、なるべく冷静に対応している。 でも――いまから思えば、ぼくがその世界に惹かれたのは、「女の子みたい」と言われるコンプレックスと、その裏で、自分でも知らないうちに育っていた願望のせいだったのかもしれない。 女装――それも、小学生の女の子が着るような女児服での女装をテーマにした18禁小説サイトを閲覧してしまうなんて。 昨日のことだ。 いつも帰りが遅いお父さんより先に、ぼくとお母さんだけで夕飯を済ませたあと、話があるからリビングに残るようにと言われ、家族共用のノートパソコンの閲覧履歴を見せられた。 そこに並ぶ「女児女装小説」というサイト名に、ぼくは自分の失敗を悟った。 「これ、ミツルが見てたのよね?」 「う……うん」 見え透いた嘘を何よりも嫌うお母さんにはごまかすこともできず、ぼくは素直にうなずいた。 「女児女装小説」――その名の通り、中学生や高校生、時には大学生や社会人の男子が、女児服を着せられたり、女子小学生や幼稚園児の女の子になったりするというシチュエーションの小説を多く掲載しているサイトである。その性質上、ちょっぴりえっちなものも多い。 「だめでしょ、ミツル。これ、18禁サイトよ」 「ご、ごめんなさい」 素直に謝りながら、ぼくは違和感を覚えた。 文字に起こすと怒っているようなお母さんの言葉だけど、実際の口調はもっと柔らかい――おかしそうな、というよりも、どこか楽しそうな響きを帯びていたからだ。 「ミツル、ひょっとして女の子の服に、興味があるの?」 「それは……その……」 「……………………」 「う、うん……」 沈黙の圧力に耐えきれず、ぼくはしょうじきに肯く。 小学生の頃、「カマちゃん」と揶揄われていた時はあれほど嫌だった女装に、ぼくは確かに興味を持ってしまっていた。中学に上がって、「女の子みたい」と言われたり、揶揄われたりすることが減ったからかもしれない。少なくとも昔のように、「女の子みたい」と言われてもただただ反発するだけではなくなっていた。 いや、むしろ―― 「じゃあ――女の子の服、着てみる?」 お母さんの言葉に、すとんと何かが胸に落ちる。 ああ、ぼくはどうやらその一言を、秘かに望んですらいたらしい――と。 「……うん」 少しの沈黙の後、ぼくは素直にうなずいていた。 「ふふっ、じゃあ、明日ふたりで、買いに行きましょう。楽しみにしてなさいね」 「う、うん……」 「それと――ノートをあげるから、これから毎日、日記をつけること。どんな服を着たとか、どこに行ったとか、どんな風に感じたかとか――きちんと記録に残しておいてちょうだい」 「い、いいけど……なんで?」 「あとあと、役に立つと思うわよ? さぁ、まずは今日の分。あ、最初は自己紹介から始めなさいね。そのほうが、それっぽいから」 というわけで、こうして日記をつけているのだった。 本当に、女児服を着ることになるんだ―― 今こうして、さっきのことを思い出しながら書いていても、まだ信じられない気持ちでいっぱいだった。恥ずかしいのと、昂奮と、楽しみなので胸がはち切れそうだ。 明日いったい、どんな服を着せられるんだろう。 (続く)
Comments
コメントありがとうございます! 女児女装に秘かにあこがれていた少年が、ドキドキしながら目覚めていく感じで書きたいです💕
十月兔
2020-05-23 11:15:32 +0000 UTCなんかオラ、ワクワクするだっ‼️😃💕 えりの性癖にピンポイントで中りに来てくれますよーに🎵🥰
elli-kasuga
2020-05-23 11:07:29 +0000 UTC