「還る場所」3月1日
Added 2020-03-01 14:58:25 +0000 UTC3月1日(日) 2年間勤めた会社を辞めて、私は高校時代までを過ごした実家に帰ることになりました。 既に引っ越しの準備は済んでいて、後は明日、業者が来るのを待つだけです。 と言っても、その家に住んでいるのは両親ではありません。建てた両親は父の定年退職後、父の実家である長野に帰っていて、今は兄夫婦が暮らしているのです。 間もなく結婚三年目を迎える兄夫婦の家に転がり込むのも情けないとは思いましたが、今の私の精神状態はかなり限界でした。私が勤めていた会社は、詳しくは述べませんがいわゆるブラック企業で、これ以上は無理と判断し、逃げるように退職してきたのです。さいわい兄夫婦も温かく迎え入れてくれるとのことで、しばらく厄介になりながら、次の仕事を探したいと思っています。 ――ひとつ、気がかりなのは。 兄は私より1つ年上の25歳。しかし兄嫁は、私より2つ年下の22歳なのです。大学の先輩後輩で、兄は就職を決めたその日にプロポーズして、翌年度の6月に式を開くという、なかなかのスピード結婚でした。いえ、そのことが気がかりなのではありません。兄嫁が年下というのはほんのちょっぴりバツが悪いのですが、そうではなく。 妹の私から見ても仲睦まじい夫婦なのに、兄夫婦には、いまだに子供がいないのです。 もちろんこのことは、私が立ち入っていい問題ではありません。相談されれば別ですが、なにも気付かないふりをしておくのが賢明でしょう。とにかく迷惑をかけないようにして、次の仕事を見つけるつもりです。 それはそれとして、いまから、兄夫婦と会うのが楽しみです。兄嫁は女性の私から見ても可愛らしく、優しく、料理も上手で、気配りもできる良妻なのです。彼女の優しさに甘えすぎないように、気を付けないといけませんね。私のほうが、年上なのですから。 明日が、よい一日でありますように。
Comments
えっ
lll
2020-03-02 03:25:29 +0000 UTCありがとうございます! ちなみにこれも日記ではなく創作ですよ!
十月兔
2020-03-02 01:53:13 +0000 UTCお疲れさまでした。 会社と作品活動を兼ねるのは個人的には驚きました。 今からの活動も応援します。
lll
2020-03-01 15:45:23 +0000 UTC